やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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▽ 尚美→シンガポール打合せ!

12月 22, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

日付変更線を越えたために昨日、シカゴより帰国。そして本日は早朝より尚美の授業。マイナス19度までの気温に慣れてしまったからか、日本が暑く感じます。特に総武線の湿気の多いラッシュにはウンザリ…。今日は私の直接の授業ではありませんが佐藤正人先生の指導する「バンドディレクターを目指す学生が佐藤先生の指導のもとで合奏の練習を進めて行く」といった尚美の独特の授業に顔を出しました。基本的には学生が指揮をしながら合奏を進めて行きますが、自動車の教習所の教官のように学生の指摘が曖昧な場合や、困った場合に佐藤先生がアドバイスするといったハイレベルな内容。毎回、この授業では私の作品が取り上げられていますが今回も2曲ほど選曲されています。ちょうど会場に行くと将来バンドディレクターを目指し頑張っている樫野哲也くんの指揮する出番。彼は東北福祉大のCDを聴いて真っ先に【ひと夏の恋】を選曲。本番は2月なので恐らく関東初演は彼の手によって行われることになります。佐藤先生のアドバイスは一言一言が的確なので、樫野くんも演奏する学生さんたちもすぐに理解し演奏に反映されていきます。また技術的なアドバイスだけではなく“八木澤先生の作品はこう書かれていたら〜こうすると〜”と八木澤作品の傾向と対策を熟知した上でのポイントもお話しされるので、見学をしている学生さんたちにとっても勉強になるもの。あと数回の授業で本番、樫野くんが最終的にどういった音楽を聴かせてくれるのか楽しみです。

授業終了後はちょうど来日されているシンガポール教育庁のシャオ・ローレンス氏とディナー。1月のシンガポール課題曲クリニックにはウインドアート出版の神長一康さんも同行することになったのでご紹介しました。課題曲クリニックは陸軍軍楽隊をモデルバンドにして私が直接、指揮をしながら進めていくことになりました。恐らく日本の課題曲クリニックとは求められることが違ってくると思います。現場の状況に応じてご来場されるバンドディレクターの皆さんの求めるものを今回も臨機応変に行う必要がありそうです。またありえない偶然でシンガポール留学から帰国された鶴田灯さんにバッタリ再会。3次会から合流し、せっかくなので通訳もして頂きました。それにしても1月のシンガポール行きは尚美の授業終了後に羽田空港を利用してダイレクトで現地に向かい、到着と同時にリハーサルとまたまたハードスケジュールになりました…。来年も海外には多くいくことになりそうです。

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