やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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★ ミッドウエスト・クリニック会場にて!

12月 17, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴでは毎年12月に世界中の吹奏楽関係者が集うミッドウエスト・クリニックが開催されます。私は今回は3度目ということもあり、だいぶ慣れましたが初回ならば誰もがあまりの規模の大きさに気後れしてしまう雰囲気。世界中の作曲家にも容易にお会い出来ますし、世界中の出版社がこのクリニックに合わせて新譜の楽譜とCDをリリースし紹介していきます。私の作品もこれまで【マチュピチュ】【ペルセウス】と海外のバンドが2回選曲し演奏されていますが今回は初めて日本のバンドに自作品が取上げられました。今回演奏されたのはバリ・テューバ四重奏曲【アマゾネス】。ゲストで出演された陸上自衛隊中央音楽隊のメンバーによって満席の聴衆の中で海外初披露、とてもクオリティの高い演奏で感激しました。海外の指導者の方々は私がアンサンブルの作品を書いている、出版している情報が無かったようでとても良い機会になりました。又、今回に併せてブレーンミュージックが【「ポンペイ」— 古代遺跡が語る大都市の繁栄と終焉(ニューヨーク・ホフストラ大学委嘱作品)】の楽譜を発売しましたがクリニック初日の段階で完売となる勢いでした(日本では来年に向けてレンタル開始予定)。その他、デ・ハスケも私の6枚目の作品集になるCD【モーセとラメセス】をクリニックに併せて発売(日本でもまもなく入手可能)するなど出版社もとても活気がありました。

さて今年も多くの作曲家たちと再会がありました。アメリカの作曲家では特にジェームズ・スウェアリンジェン氏(左)とデビット・ホルジンガー氏(右)とゆっくりお話しすることが出来ました。両氏より今年の吹奏楽曲の新譜をご紹介して頂いたり吹奏楽以外の分野の作品についての話題など丁寧に教えて頂きました。スウェアリンジェン氏は私自身が中学時代の吹奏楽部で何曲も作品を演奏させて頂いていますし、ホルジンガー氏のエネルギッシュに作品は高校生時代にとてもお気に入りでしたので両氏が私のことを覚えてくださって歓迎して頂けることに改めて感激でした。

ヨーロッパ方面でも多くの作曲家たちが一同にデ・ハスケのブースに集まり指導者の皆様の問合せに対応していました。写真左は左からフィリップ・スパーク氏、私、フランコ・チェザリーニ氏、ヤコブ・デ・ハーン氏、ベルト・アッペルモント氏(撮影:デ・ハスケ)。この他にもヤン・ヴァン・デル・ロースト氏やヨハン・デ・メイ氏など多数がいらっしゃいました。又、夜は一次会、二次会の宴会を終えヒルトンホテルのBARに行ったところ偶然、作曲家のトーマス・ドス氏とオットー・シャヴァルツ氏、シンガポール吹奏楽コンクールで審査をご一緒したWASBE役員のベルト・アルダース氏にバッタリ、臨時に三次会となりました。毎年5月に浜松で開催される日本バンドクリニックも朝方まで交流会、バッタリ再会というのが多いですが、規模が何十倍のミッドウエストクリニックは更にそのような“バッタリ再会!”が多く本当に楽しい充実した時間を過ごしました。来年は2012年12月19日(水)〜12月22日(土)と今年より一週間遅い開催のようです。ご興味のある方はぜひ今から予定を調整されると良いでしょう。

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