| ■作品名 (Title) | 
| 邯鄲の夢 Ephemeral Dream of Prosperity  | 
| ■委嘱団体 (Commissioned organization) | 
| 浜松交響吹奏楽団 | 
| ■作品No (Work No) | 
| 081 | 
| ■作曲年 (Composition year) | 
| 2009 | 
| ■グレード (Grade) | 
| 4 | 
| ■演奏時間 (Duration) | 
| 約7分00秒 | 
| ■演奏可能最低人数 (musician) | 
| 40人 | 
| ■参考音源 (Audio Sample) | 
| 未出版 | 
| ■出版社 (Publisher) | 
| 未出版 ※委嘱団体がしばらく演奏権利を独占します | 
| ■解説 (Commentary) | 
| 浜松交響吹奏楽団の皆さんと出会ったのは2004年に開催された21世紀の吹奏楽第7回“響宴”でした。当時の私はまだデビューしたばかりの新人で、浅田先生をはじめ団の皆さんには励ましの言葉を頂いたり、ご助言を頂いたりと本当に良くして頂きました。当時“響宴”の事務局が私の出品曲であった《「稜線の風」―北アルプスの印象》を浜響吹にプログラミングして頂かなかったら、この貴重な出会いはなかったかもしれません。改めて運命に感謝している次第です。
 さて、今回のテーマは「邯鄲の夢」。自分の人生に不満を持つ若者、盧生はやがては地位も名誉も財産も持ち、美しい妻や5人の子供にも囲まれるといった50年にも及ぶ波瀾万丈の人生を歩むのですが、実はこの人生は邯鄲(地名)の茶店で一休みした、ほんの僅かな時間に盧生が見た一瞬の夢だったのです。これは中国の唐代の作家、沈既済の小説「枕中記」のあらすじで、栄枯盛衰のはかなさを説いたものです。この教訓を題材に私はポエティックなタッチで全体的に緩やかな間奏曲を書きました。派手な作品ではありませんが、浜響吹の繊細な響きと温かいサウンドでお楽しみ頂けましたら幸いです。  | 
| ■編成 (Instrumentation) | 

