トロンボーン協奏曲 / Trombone Concerto

■作品名 (Title)
トロンボーン協奏曲
Trombone Concerto
■委嘱団体 (Commissioned organization)
向陽台高等学校ウィンドバンド 委嘱
■作品No (Work No)
061
■作曲年 (Composition year)
2008
■グレード (Grade)
4
■演奏時間 (Duration)
約13分00秒
■演奏可能最低人数 (musician)
35人
■参考音源 (Audio Sample)
■出版社 (Publisher)
デ・ハスケ
■解説 (Commentary)
 大阪府に位置する高等学校である向陽台ウィンドバンド委嘱で、大阪シンフォニカー交響楽団トロンボーン奏者、矢巻正輝氏と同バンドが共演するために書いた作品です。初演の指揮は日本を代表する吹奏楽指導者である井上学氏が務めました。
この作品は急―緩―急の途切れることのない三つの楽章から構成されています。序奏に始まりカデンツァを経て急速な変拍子で流れる第一楽章、矢巻氏の温かく柔らい音色を最大限に発揮させるコラール風のタッチで仕上げた第二楽章、マーチ風なスタイルをとった第三楽章と、トロンボーンだけが主役ではなく、バンドと協演しながら音楽が次々と展開されていきます。
初演直後より第二楽章の反響が特に強かったこともあり、単独曲としても演奏できるように“ヴォカリーズ”と名付け別曲として位置付けました。この“ヴォカリーズ”はトロンボーンだけではなく、ユーフォニァムやテナーサックスでの独奏でも親しまれています。出版を機会に今後は更に多くの方々に楽しんで頂けましたら幸いです。
■編成 (Instrumentation)

関連記事

  1. 「サグラダファミリアの鐘」― ガウディの継がれゆく意志【2019年改訂版】 / The Bells of Sagrada Familia – An everlasting will of Antoni Gaudi (2019 Version)

  2. 行進曲「平和の鐘」/ March “Bell of Peace”

  3. 「ラビリントス」~ クレタ島の伝説 / THE LABIRINTOS – The Myth of Crete

  4. フランボワイアン - 大地に広がる炎の花 / Flamboyant―Red Flames on the ground

  5. 眩い星座になるために… 【小編成改作版】 / To Be Vivid Stars

  6. 「ヴォヤージュ」― 夢と冒険の翼 / Voyage – Flight To A Hopeful Future

  7. マリンバ協奏曲 / Marimba Concerto

  8. 湖岸にめぐる桜

  9. 「コンチェルティーノ」― ソロ・パーカッションとウインドオーケストラのための ― / Concertino for Solo Percussion and Wind Orchestra

  10. メモリーズ・オブ・フレンドシップ / MEMORIES OF FRIENDSHIP

  11. Celebres Overture

  12. パルパの地上絵 / Ground paintings of Palpa

  13. モンセラット  /  MONTSERRAT

  14. 「アルルカンの謝肉祭」― ジョアン・ミロに寄せて / Harlequin’s Carnival – An Artwork of Joan Miro

  15. 「もののふ」~ 幕末をかけた熱き誠の魂 / The Life of a Samurai-The Japanese sprit of Toshizou Hijikata