タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」 / Rhapsody on Northern Thai folk song “Lum Pang”
■作品名 (Title)
タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」
Rhapsody on Northern Thai folk song “Lum Pang”
■委嘱団体 (Commissioned organization)
21世紀の吹奏楽“響宴”実行委員会 委嘱
■作品No (Work No)
123
■作曲年 (Composition year)
2011
■グレード (Grade)
2+
■演奏時間 (Duration)
約6分20秒
■演奏可能最低人数 (musician)
20人
■参考音源 (Audio Sample)
■出版社 (Publisher)
■解説 (Commentary)
タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」/八木澤教司 作曲
Rhapsody on Northern Thai folk song “Lum Pang”■ 曲目解説
記念すべき第15回目を迎える21世紀の吹奏楽“響宴”委嘱作品。第4回でデビューした当時はまだ大学院生でしたが、本当に早くも充実した10年間を過ごさせて頂きました。もちろん多くの苦労もありましたが皆様の温かいご支援のお陰で今では海外での活動も広がり、苦手であった英語と戦いながらも新しい夢に向かって日々精進しています。
さて、2011年6月にタイで行われた演奏会の客演指揮に招かれた時に、幸いにもタイ民謡を生で聴く機会に恵まれました。不思議な響きのする楽器や独特なニュアンスによる演奏を肌で感じたことで私は強く興味を持ちました。何よりも現地の人々の温かい人柄に触れたことが、今回タイ民謡を使用するきっかけとなりました。「ラン・パーン」とはラオスに近いタイの北部地方にある町のことで、同じくゲストに招かれたクラリネット奏者の三浦幸二さんにも民謡の取材と選定のご協力頂きました。
響宴の趣旨の一つでもある“小編成作品の提案”も意識し、極力少人数で演奏できるかつグレード(音域・リズム・アーテュキレーションなど)も下げるよう工夫しました。今まで私の作品に手の出せなかったバンドにもぜひ演奏して頂きたく思っています(初演プログラムノートより)。