吹奏楽のための交響的詩曲「モーセとラメセス」 / Moses and Ramses – symphonic poem for wind orchestra

■作品名 (Title)
吹奏楽のための交響的詩曲「モーセとラメセス」
Moses and Ramses – symphonic poem for wind orchestra
■委嘱団体 (Commissioned organization)
松戸市民吹奏楽団第30回記念定期演奏会委嘱
■作品No (Work No)
085
■作曲年 (Composition year)
2009
■グレード (Grade)
4
■演奏時間 (Duration)
約10分00秒
■演奏可能最低人数 (musician)
40人
■参考音源 (Audio Sample)
■出版社 (Publisher)
   
■解説 (Commentary)
吹奏楽のための交響的詩曲「モーセとラメセス」
Moses and Ramses – symphonic poem for wind orchestra
Commissioned by Matsudo Citizen Wind Orchestra松戸市民吹奏楽団第30回記念定期演奏会委嘱作品として蓮沼研一郎氏の指揮、同団によって2009年7月に世界初演となったスペクタクルな情景を描写した八木澤教司氏らしい作品である。舞台は古代エジプト。王家で裕福に育ったモーセはある日、自分が奴隷生活を強いられているヘブライの出身であることを知る。一方でラメセスはファラオの直系の王子であるがモーセの強さ、人望に嫉妬心を持っていた。モーセは自問自答した結果、ヘブライの民たちをファラオの圧政から救出することを決意し共にエジプトを脱出する…といった有名な映画「十戒」(1956年、セシル・B・デミル監督)のストーリーに基づいて作曲されている。
華やかな王宮のファンファーレ、壮大な建築物の描写、重労働を強いられるヘブライの民、ファラオの圧政から逃れる奴隷と音楽は展開していく。そしてクライマックスでは海が広がり絶対絶命の状況で、モーセが杖を振りかざすと奇跡が起こり、海が二つに割れてヘブライの民は脱出に成功するといった物語。先駆けて発表されている《「ペルセウス」―大空を駆る英雄の戦い》に続く、情景が目に浮かぶような八木澤氏ならではのドラマチックな作風で描かれている。
■編成 (Instrumentation)

関連記事

  1. アダージョ ~ ソロ・クラリネットとウインドアンサンブルのための / Adagio -for solo clarinet and wind ensemble

  2. 「桜桃の実る季節 」~ 大地に輝く紅い宝石 / The Time of the Cherries – Red jewels coming up from the ground

  3. 「神秘の花」- ギユスターヴ・モローに寄せて / The Mystical Flower – An Artwork of Gustave Moreau

  4. ファンファーレ・エグズベランテ / THE FANFARE EXUBERANT

  5. アルファモニック序曲 / Alphamonic Overture

  6. MISSION – Robert Morrison

  7. セレナーデ(小夜曲) / Serenade

  8. クラリネット協奏曲 / Clarinet Concerto

  9. 勇往の嚆矢 / Towards a New Horizon – The Fearless Pursuit

  10. 「ひと夏の恋」~ けやきの気に抱かれて… / Summer Camaraderie – Cherished by the KEYAKI Spirit

  11. 愁陽の路 / Sentimentale

  12. 吹奏楽のための音詩「輝きの海へ」【中編成対応改作版】 / And Then the Ocean Glows

  13. 曙光の波をきって / 第一楽章:街のいしずえ BEYOND THE HORIZON/1 Mov. KURE – Core City of the East

  14. フランボワイアン - 大地に広がる炎の花 / Flamboyant―Red Flames on the ground

  15. 「エディソンの光」~ メンロパークの魔術師 / The Inventions of Thomas Alva Edison – The Wizard of Menlo Park –