やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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☆ 東北大会の応援

9月 13, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日は委嘱作品【「ヘリングの朝」〜そして暗闇は光に満ちた…】にて東北大会に出場する東北福祉大学吹奏楽部の応援のため山形に向かいました。今回はいつもお世話になっている福島を拠点に吹奏楽指導をされている二階堂卓さんと共に現地へ行くことになっていたので福島で途中下車。東京駅で新幹線に乗ろうとすると“八木澤さん、どうしたのですか!”と作曲家の清水大輔くんが同じ“つばさ”を待っているではありませんか!何たる偶然!車両は隣だったのでそこで別れ私は二階堂さんの待つ福島で降りました。清水くんは山形で別件の仕事とのこと。

2009091212390000二階堂さんにお会いして彼の車で山形へ。“八木澤さん今日は山形の肉蕎麦を食べましょう!”と、さすが美食家でもある二階堂さんらしきお言葉!どうやら朝起きてすぐにインターネットでリサーチしていたようで既にカーナビの目的地は蕎麦屋に。かなり美味しかったですね!先週の北海道とはまた違った食感!それぞれの地域に名物はあるんですね。一緒に頼んだ卵飯も新食感!感動的な昼食を済ませ東北大会の会場である山形県民会館へ向かいました。このホールは山形北高等学校吹奏楽部の定期演奏会の客演指揮に伺ったことや、陸上自衛隊第6音楽隊の委嘱作品【「天童風犬伝」〜民話“べんべこ太郎”に寄せて】が初演された会場であったので懐かしい。久しぶりに訪れました。会場は混み合い空気が悪くインフル予防のマスクをしている方ばかり。まだまだ時間が早かったので外へ出て喫茶店で待機。大学部門の前に高校生小編成部門があり、青森県立弘前工業高等学校吹奏楽部が【輝きの海へ】を偶然演奏してくれていたので、その演奏時間に合わせ会場へ戻り聴かせて頂きました。西村智道先生の指揮する同校は今回が東北大会初出場のようでしたが、とても堂々とした演奏で特に後半のコラールの歌い込みに語りかけるような熱いものを感じました。今後、益々楽しみなバンドという印象を持ちました。同校とは全く面識がありませんでしたが、せっかくなので先生と生徒さんにご挨拶をしにて激励を。舞台から伝わった通りとても良い雰囲気のバンドでした。

2009091301360000さて、大学部門は16時半よりスタート。各県1団体ずつの代表が集まり6団体が演奏されました。昨年も東北大会は聴かせて頂きましたが、今年の方がどのバンドも主張のあるハートを感じる演奏だったように感じます。東北福祉大の一つ前に演奏した山形大学が武蔵野音大時代の1つ下の後輩である樽屋雅徳くんの作品を演奏していて、私は大学時代の作品試験を想い出しながら聴いてしまいました。大学の作品試験でも私の前に樽屋くんの曲が演奏される機会が何度かあったのです。懐かしい!東北福祉大は3年間、私の作品でコンクールに出場してくれましたが、今回は絵画シリーズではなく、エイズに感染しながらも多くの人々に勇気と夢を与えたキース・ヘリングをテーマにした作品。ヘリングは福祉活動やボランティア活動にも力を注いだことから、学生さんたちと共感することも多いということで昨年の定期演奏会の時に相談してこのテーマに決めました。 しかしながら、絵画シリーズのうに技術先攻型の曲ではなく、ハートフル型の曲のため例年と傾向が違い、指揮者の松崎泰賢先生も学生さんも音楽創りに前日まで悩んでいたようでしたが、感動的な素晴らしい演奏をしてくれました。二階堂さんは一週間前に大学を訪れていたようでしたが“今日の演奏は別バンドのようだ!”と大絶賛。課題曲も自由曲もまたまだ延びそうな可能性のある演奏。全国大会ではどんな演奏をしてくれるのか益々期待が膨らみます。※写真は学生さんと二階堂さん

20090727213300002009091301430000 東北福祉大の拠点地である仙台へ戻り大宴会。2次会を経て今回もラーメン終止。 2009091311590000翌日は二階堂さんと共に再び福島へ。お勧めの“カツ丼”を食べて東京へ。このカツ丼も美味し過ぎ。とにかくお腹も心も満たされた2日間。ちなみに昨日は山形に縁のある【天童風犬伝】を演奏した横浜南陵高等学校吹奏楽部が東関東大会で代表に選出され東日本大会(札幌)に出場することになったと指揮者の秋裕一郎さんから連絡がありました。おめでとうございます!昨年の東日本大会を想い出します。※ラーメンと一緒に写っているのは松崎先生。

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