やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 2月, 2012

◆ 明日よりロサンゼルス〜シアトル!

2月 24, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

まもなく「第2回けやき楽曲研究会」が開催(3/4)されますが、その前に再び今日からアメリカへ行ってきます(2/24-3/1)。今回はシアトルでワシントン大学ウィンドアンサンブルの委嘱作品【「グラティチュード・ジャーニー」~ 永遠なる陸奥への想い】(原題:JOURNEY OF GRATITUDE- Caring Together for The Tohoku Region of Japan)のリハーサルが目的で、この作品は同大学が3月11日(日)に開催する東日本大震災チャリティーコンサートのオープニング作品として東北の美しい映像と共に世界初演される予定です。このコンサートには私の他にもジャズトランペッターのエリック宮城さんやシアトル交響楽団首席トロンボン奏者の山本浩一郎さんなどの日本人も協力し東北地方への義援金を募ります。追悼曲のような雰囲気ではなく明るく前向きな応援歌として作曲しています。シアトルに行くにあたって残念なことにJALは直行便が無くロサンゼルスを経由することに。せっかくの機会なのでロサンゼルスでも見聞を広めてこようと思います。シアトルではワシントン大学の他にも現地のバンドディレクターとのディスカッションなども予定されていて色々楽しみです。

一方、3月11日(日)は日本で21世紀の吹奏楽第15回“響宴”が開催されます。吹奏楽界へのデビューのきっかけともなった響宴から今回は新作【タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」】の委嘱を頂きました。この曲は響宴のの趣旨の一つでもある“小編成作品の提案”も意識し、極力少人数で演奏できるかつグレード(音域・リズム・アーテュキレーションなど)も下げるように工夫して作曲しました。今まで私の作品に手の出せなかったバンドにも演奏できるのではないかと思います。20人弱でも充分演奏できてしまうこの作品は東海大学附属高輪台高等学校吹奏楽部によって世界初演されます。響宴が終わると初めてのバルセロナに行ってきます。ようやく生のサグラダファミリアを見ることができます。やはりJALには直行便が無く経由地であるパリにも数日滞在し見聞を広めようと思っています。

◆ ワイキキから帰国!

2月 16, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

先日、数年ぶりにヤマハ銀座店に行ってきました。中学生、高校生時代はレッスンの帰りに立ち寄り楽譜やCDを買ったり、吹奏楽譜のような高額の楽譜は立ち読みをしたのを今でも覚えています。当時、日本ではオランダのデ・ハスケ社から出版されているヤン・ヴァン・デル・ロースト氏の作品がどんどん輸入されてきていて、このヤマハ銀座店ではそれが“立ち読み”できたのです(迷惑だったかもしれませんが…)。そんな想い出のあるここで【作曲家・八木澤教司特集コーナー】が設けられていました。こんな嬉しいことはありません。当時、憧れていたデ・ハスケ社からは気づけば20作品の楽譜が出版され、作品集としても【シンフォニック・エピソードI】【モーセとラメセス】と2枚のCDや多数のコンビネーションCDがリリースされていました。それらの出版譜に加えてブレーン・ミュージックで出版されているシンガポール吹奏楽コンクール課題曲【メモリーズ・オブ・フレンドシップ】【シンガポール・フライヤー】や教育芸術社、ウインズスコア【あすという日が】に渡り私の「出版譜」が集められたコーナーがあるというのはとても感慨深いものです。心より嬉しく思っています。

さて、ハワイ(ワイキキ)から帰国しました。取材旅行とミーティングということで基本的にリラックスできる滞在になりました。昨年10月に訪れた時には行けなかった場所にもたくさん行くことができました。ハワイの気候はこの時期でも温かく海水浴も普通にできる状況です。今回はクアロア牧場でたくさんの動物たちと出会いました。又、映画「ジュラシック・パーク」のロケ地なども見ることができて刺激になりました。

ハワイ線のJALエグゼクティブクラス(ビジネスクラス)はアメリカ大陸、ヨーロッパ路線に比べ若干お手頃。自分一人ならば初心に返り迷わずエコノミークラスを選択しますが今回も両親を連れて行ったのでエグゼクティブクラスにしました。ダイヤモンド会員のステイタスと併せると更に効力は高く快適でした。食事がとても美味しくワインもたくさん呑んでしまいました。。。しかしながらホノルルのサクララウンジはやや狭くお酒の種類も少なく食べ物も少ない。。。やはりラウンジは羽田空港(ファーストクラスラウンジ)が一番良い気がします。JAL国際線の機内では夏川りみさんの【あすという日が】が流れていました。飛行機で自分の曲が聴けるというのも不思議な気分です。来週末からはロサンゼルス経由でシアトルに向かいワシントン大学ウインドアンサンブルのリハーサルに立会います。

◆ 再びハワイへ!

2月 09, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

徹夜明けです。本日(2/9)から2/14までハワイに滞在しますので、しばらくメールの確認ができなくなります。又、帰国後、月末はロサンゼルス〜シアトルに出発します。ここ最近はご依頼を頂いていた「千葉市立おゆみ野南中学校」校歌の作曲の最終稿が完成したり「陸前高田市民歌」のオーケストラ版のアレンジが完成するなど、今、住んでいる千葉県と出身地である岩手県に縁のある仕事をしていました。又、本日、完成したのはこれまでご要望の多かった合唱曲「光を抱こう」《吹奏楽版》です。この作品は「あすという日が」でお馴染みの山本瓔子先生に書きおろしで詩を書いて2010年に作曲したもので「あすという日が」と関連付けられた内容になっている作品。今回の《吹奏楽版》はピアノを使用せず少人数で演奏できるようにするかつドラムセットを加えてポップに仕上げました。このヴァージョンの世界初演は3月4日(日)に仙台で開催される「第2回けやき楽曲研究会」で東北福祉大学吹奏楽部によって行われます。ちなみにこの「第2回けやき楽曲研究会」では2012年度吹奏楽コンクール課題曲のいち早い演奏、ポイント解説やミッドウエストクリニック(シカゴ)からの最新情報や新譜の紹介、邦人作品の紹介など盛り沢山の内容になっています。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください!詳細はイヴェント名をクリックしてくださいね!