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8月, 2009
8月 31, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
昨日は急に予定がキャンセルになったこともあり、親友の風間学くんと共にコンクールへ。といっても“吹奏楽”ではありません!【カクテルコンペティション&カクテルパーティー】といったバーテンダーのためのコンクール。このようなコンクールは私にとって未開分野でしたが地元である本八幡の時々行くBARの方が出場するということでせっかくなので行ってみました。コンクールの審査基準は作品名、技術、色、味などといった総合的評価のようで、我々お客様の投票も審査に影響を与えるようです。音楽の世界でも国際コンクールは聴衆の評価も反映されることが多いです。吹奏楽コンクールも聴衆票が加算されたら個人的には面白いと思うのですが。。。
さて、私が興味を持ったのはコンクール自体よりもブース。吹奏楽の世界でも各種講習会などの会場で見かける出版社、録音業者のようなブースを見かけますが、こちらの世界でもやはり!大手メーカーや代理店のブースが十数店並び、新作のリキュールやこれからプロモーションされていくであろうワインやシャンパン、そしてビールやウイスキーなどあらゆるお酒類が多数展示。しかも全て無料で飲めてしまうのです!!カタログを片手に昼間から永遠に吞んでしまいましたぁ。今年一番吞んだ日になるでしょう。実際にコンクールを観戦したのは数人程度。あとはずっとブースにいた感じでした。。。しかしながら、こちらの審査員も大変そうでした。何しろ出場者全員分のカクテルを少量とは言え飲んで厳選していくのですから。
コンクール終了後は懇親パーティー。ここではコンクールに出場した方々が出品作を一般の方々に提供したり、過去の入賞者がカクテルを作ったりと様々な企画がありましたが、後半はあまりにも飲み過ぎて中座。恐ろしく身体に良くない日です。今週は北海道に行くので、また暴飲暴食になるはず。体調管理には気をつけなくてはなりません。
☆ コンクール はコメントを受け付けていません
8月 26, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
今回は私にとって、とても嬉しいニュース。何とオランダの世界的大手出版社のデ・ハスケ社より急展開で私の作品集CDが来月にリリースされることになりました。第2弾CD【ペルセウス】が5月に国内でリリースされて、まだ4ヶ月目の時期ですが海外では【ペルセウス】はもちろん、第1弾CD【死者の支配する国】も国内向けリリースであったため入手することは困難。ですから今回はオランダより全世界に向けて作品集を発信して頂けることは本当に夢のような展開です。何よりも私はデ・ハスケからリリースされたヤン・ヴァンデルロースト作品集CDを高校生の時に聴いて“吹奏楽の作曲家になりたい!”と夢を抱いたので、今回のデ・ハスケからの作品集は私にとって本当に重要な意味を持つものになります。
さて、この私にとって第3弾になる作品集のタイトルは【シンフォニック・エピソードI】。この作品は静岡県磐田吹奏楽連盟の委嘱で2008年5月に作曲したもので、デビュー当時からお世話になっている山縣敦男先生(現・静岡県立二俣高等学校吹奏楽部顧問)とのつながりで生まれた作品。既に楽譜はデ・ハスケから出ていましたが音源としては初めての公開となります。この他、ノルベール・ノジー指揮によるオランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊の演奏する、深い感動に満ちた【はてしなき大空への讃歌】や、何と作曲家ヤン・ヴァンデルロースト氏に指揮して頂いた【カンティレーナ】(初録音)などデ・ハスケと契約している全12作品が全て収録しれました。私が委嘱団体との交流や人間関係で新作が誕生していることをよくご理解頂いて、ジャケットには委嘱団体や指揮者、初演団体など、そして作品が生まれた経緯も全て載せて頂きました。その結果、英文と日本語を含め23ページにもなる分量になりましたが。。。
さて、このCD【シンフォニック・エピソードI】は既に国内でも予約がスタートされています。musicstore.jpでは9月30日の17時までの予約はスペシャルプライスとのこと。ホームページを見ると驚きの低価格。若い世代にも手の届きやすい金額なで本当に良心的です。現段階では私のホームページでは取り扱う予定はないので、ご興味のある方は、ぜひお安く求められるmusicstore.jpでお早めにお申し込みください。収録曲や詳細はこちらをクリック!ぜひ多くの皆様にお聴き頂きたいですね!ちなみにジャケットの画像は尚美バリオホールで企画広報課の米原さんに大至急撮って頂いたもの。。。
※ 今回のデ・ハスケ作品集は今回のための初録音のものと、既に他のCDに含まれているものとのカップリングとなっています(デ・ハスケはこういうのが多いです)。予め収録曲をご確認の上、お申し込みください。
☆ オランダより作品集リリース! はコメントを受け付けていません
8月 23, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
高知県に滞在して2日目の朝を迎えます。まず昨日は郷土料理をたくさん食べた話題をしましたが、お決まりのラーメン終止も行いました。既に深夜12時過ぎていましたが有名な屋台があるということで。。。今回ラーメンをご一緒したのは初対面ですが親しくして頂いたサクソフォン奏者の野原武伸先生(ラーメンと共に写真)。ピアニストの奥様と組んでいる〈野原デュオ〉で以前から存じていましたが、とても親切な方で国際的にご活躍されている経験豊富なお話をたくさん聴かせて頂きました。実は翌日の東京行きの飛行機も偶然ご一緒になり、そこでも色々とお話を伺うことができました。音楽以外での知識も本当に豊富で勉強になることばかりでした。
もう1人写真を撮らせて頂いたのは大阪市音楽団トロンボーン奏者の松下浩之先生。松下先生とも初対面でしたが、関西だけに大阪シンフォニカー交響楽団トロンボーン奏者の矢巻正輝さんと親しいようで、その関係から私の【トロンボーン協奏曲】(矢巻さんのために書いた協奏曲)をご存知でその話題から話が膨らみました。松下先生の驚くへきところはトナカイに乗ったことがある、というところです。しかも正式名称を忘れましたがトナカイに乗るための免許も海外で取得されていたということ。それにも関わらずトナカイを食べた経験もあるといった経験豊富なお話を聴かせて頂きました。近くにいた見知らぬ高校生の何人かに「この先生はトナカイに乗ったことあるんだょ〜!」と言ったら「えっ、本当ですか???」とか「トナカイって本当にいるんですか???」とか、かなり驚いていました。ので、最終的には“トナカイ先生”と呼ばれ尊敬されるようになっていました(もちろん命名は私です)。
又、今回は他にも新しい出会いがたくさん。“やぎりん双葉のポーズ”をしているのは岡松加奈子先生。中学校の先生でクラリネットも演奏されます。何と岡松先生の妹さんは高知大学が全日本アンサンブルコンテストで私の【パーテル・ノステル】を演奏した時のメンバーとのこと。岡松先生には高知の郷土料理のお話や高知独特の宴会での習慣などを教えて頂きましたぁ。岡松先生のお父様にもとても親切にして頂き貴重なお話を伺うことができました。そんなことで高知の二日目は深夜2時にホテルへ到着。とても充実した楽しい時間を過ごさせて頂きました。
◎ 高知2日目! はコメントを受け付けていません
8月 22, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
◎ 高知グルメ! はコメントを受け付けていません
8月 21, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
今日は東京ミュージック&メディアアーツ尚美の体験入学。恒例となっている〈八木澤教司先生と尚美ウインドを体験しよう!〉の講座を担当しました。今回は「未来への緑風」 「聖徳太子の地球儀」「ピリ・レイスの地図」といった小品から小編成レパートリーのものを選曲して練習してみました。この講座は尚美ウインドの学生さんに体験入学に参加されている高校生の皆さんが加わって、皆で初見合奏をしながら作品の経緯やポイントをお話していく内容となります。平日ということもあり参加者が少ないかなかなぁ、という予想もあり小編成ものを選んだのですが、なんと高校生だけでも40名弱も集まって頂き、尚美の学生さんを含めると大編成バンド!こんなにお集り頂けるなら超大編成の作品を選曲すれば良かった。。。ご参加して頂いた高校生の皆さん、ありがとうございました。ちなみに次回の私が担当するこの体験入学は2010年2月28日(日)です。ぜひ、またお会いしましょう!
さて、今までこのように私が担当していた体験入学は【管弦打楽器学科】の企画するものでしたが、何と【作曲学科】の企画で来る9月27日(日)に〈八木澤教司先生による吹奏楽経験者のための作曲基礎講座〉が緊急開催されることになりました。これは中学や高校の吹奏楽部で活動して来た皆さんが、吹奏楽やアンサンブルの作品を書いてみたい、作曲家や編曲家の道を目指したい、どんな勉強をすれば良いのか判らない、といった方を対象にしたもので、全くの作曲知識が無くてもご参加頂けます。ぜひご興味がある方はお気軽にご参加ください!
話は戻りますが、今日は体験入学が終わった後に明日からの高知県での仕事に向かわなくてはなりませんでした。15時に終了して、飛行機の時間が18時過ぎだったので時間がとても余ってしまいました…。なので尚美の学生さんと〈やぎりん、ドルチェの会〉を臨時開催!ピザなども食べましたぁ。。。高知のホテル到着21時前。今日は久しぶりにゆっくりと寝れそうです。
■ 尚美!体験入学! はコメントを受け付けていません
8月 18, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
今日は生まれて初めて“めまい”というのを経験しました…。疲れなのかなぁ…。さて、2009年のアンサンブル新譜がブレーンより9/20発売予定として準備されています。私はアンサンブル曲を既に36曲制作していて、そのほとんどが既に出版されていますが、今回は未出版である今年の新譜6作品が発売となります。今回出版されるのはCD【ペルセウス】にも収録され既にお聴きになられている方も多い混合8重奏曲【タランテラII】。これは既に出版されている金管6重奏曲【タランテラ】をマジカル・サウンズの委嘱により改編したものです。その他、バロックとポップスをフィーチャーさせたサクソフォーン四重奏曲【アリオンの琴歌】、クラリネット八重奏曲【アルテミスの嘆き】、バリ・テューバ四重奏曲【アマゾネス】、4人のマリンバ奏者のための【マリンバカンス】、そして伊奈学園高校が演奏して依頼お問い合わせが最も多かった打楽器八重奏曲【ディテュランボス】。これまでの作品と併せてお楽しみ頂けましたら幸いです。
さて、先日フルート奏者の栗田昌英さんよりご連絡を頂きYou Tubeでご自身がお弟子さんと演奏するフルート四重奏曲【フィオリトゥーラ】[映像]、【風の戯れ】[映像]で配信されていることを教えて頂きました。とても素敵な演奏だったのでこの場でご紹介させて頂きます!
● 2009アンサンブル新譜! はコメントを受け付けていません
8月 15, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
本日はまず病院へ。熱は無いものの喉の痛みと咳などまだ風邪の症状があるのでインフルだと困るので念のために。来週からは四国へ行くなど再び旅が始まるし、尚美の授業も始まります。尚美は何と8月下旬から始まるのです!ちなみに8月21日(金)には尚美にて恒例の【尚美体験入学】八木澤教司先生と尚美ウインドを体験しよう!が開催されますので、尚美にご興味のある高校生の皆さん、八木澤作品を演奏している、興味がある高校生の皆さんはぜひ遊びにいらしてください。と、話題がそれましたが病院では大きな問題は無いとのこと。休養を取れば自然に治るとのこと。でも休養がなかなか取れないですからねぇ。とりあえず喉の痛みは我慢できますが、咳は困るし、周りの人々にも警戒される気がするので止めて頂ける薬を頂きました。
夜は小学校、中学校、高校と同級生だった親友の風間学くんと宴会。いつも地元か上野あたりだったので場所を変えようと屋形舟に乗りました。風邪気味だったので、ずっとお酒を我慢してきたので今日は少し。昨日のコンクールのお祝いも兼ねて吞みましたぁ。さて、今回の屋形舟は以前、作曲家の清水大輔くんたちと一緒に乗ったものと同じでしたが2名での参加というのは今回が初めて。夏休みということ、お台場にガンダムがあるということもありかなり混んでいました。ということもあり、2人組の人たちは6人テーブルに割り振られるという感じで、ペライベート空間は全く無い感じでした。ですが、お隣の方がとても良い方だったので楽しい時間を過ごさせて頂きました。せっかくなので記念に写真。左が親友の風間くん、中央が今回出会ったヨシミさん(何とモデルさん)、右が同じく今回出会ったノギさん(何と学芸員さん)です。 音楽をやらない人と話すことはほとんど無い生活なので新鮮で良かったです!
お台場からタクシーで田町へ出て、電車にて地元の本八幡へ。再び風間くんとBARに行きましたが体調管理のため健全に日付を越えないうちに帰宅。明日より溜まっている事務作業ほしなくてはなりません!
◎ 唯一の休暇! はコメントを受け付けていません
8月 14, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
本日は第49回東京都高等学校吹奏楽コンクール予選第4日目最終日。昨日の日記にも書きましたが堀越高等学校吹奏楽団が委嘱作品【「サグラダファミリアの鐘」—ガウディの継がれゆく意志】を世界初演する日でもあります。審査員としてではなく一般聴衆として応援に行くコンクール。昨年の東日本学校吹奏楽大会の客演指揮以来の新鮮さのある1日になりそうです。ホテルで昨日から今日のために東京入りしている新潟明訓高等学校吹奏楽部顧問の桝口和義先生と待ち合わせをしてゆっくりと府中の森芸術劇場へ。せっかくなので午前最後の方の団体を少し聴かせて頂いたり、意外と知っている人が観戦に来ていてご挨拶したりしていました。吉澤隆先生率いる堀越高もちょうど到着した頃で交流。卒業生の皆さんもたくさん応援に来ていましたぁ。桝口先生と吉澤先生は久しぶりの再会。桝口先生の激励が吉澤先生を益々熱くさせました。せっかくなので3人で記念撮影。すぐにチューニング室へ向かわれるようだったので、桝口先生と共に再び客席へ。尚美の生徒たちが補助員をやったり、聴きに来ていたりと熱心な姿も目にすることができました。しばらくすると午後の部が始まります。堀越高は午後の2番目。審査員席のあたりが一番同じ聴こえ方をするだろうと想い、審査員の先生方に見つからぬように少し避ける形で着席。審査員の先生方には何とか発見されませんでしたが隣に座っていた高校生には「八木澤さんですか?」と正体がバレてしまいましたぁ(笑)。
堀越高のセッテイング。最終列打楽器中央にそびえたつ本物の“サグラダファミリアの鐘”が聴衆の目を引きつける。80キロもあるこの鐘はガウディが生前想定したサグラダファミリアの本物の鐘。とあるプロジェクトのためにガウディの意志を忠実に再現した鐘を富山県高岡市の老舗製作所の元井秀治さんが制作されたことをテレビで知った吉澤先生は直接お電話にて頼み込んで借用したのです。日本でたった1つしか存在しない鐘。そして将来バルセロナの教会「サグラダファミリア」が完成した時にはこの鐘が無数に配置されるのです(このサイズでも一番小さいという)。作曲前に吉澤先生は“既に鐘は入手しています!この鐘を使用した作品を!”という熱い言葉での依頼。改めてその記憶が蘇ります。演奏が始まった!課題曲はノリノリの演奏。惜しいミスはあるもののシャープで上品なサウンドと各声部のラインが明確に聴こえるバランス感覚。とても良い雰囲気だ。自由曲は冒頭から美しくピアノの音色が聴こえだす。前日の練習でフタを全開にしてもらって正解!表情豊かにキリストの誕生が描かれました。テンポUPしてキリストの受難のシーン。課題曲もそうでしたが本当にクラリネット5人とは思えぬサウンド感。50名弱でしかも管楽器を演奏しているのは40名弱(パーカッションが10人なので)。吉澤先生から作曲前に“戦力だった3年生が抜けてしまったので今回は苦労しそうです”と伺い、初心者パートを補うことも想定して作曲しましたが、今日の演奏はそんな必要なかったのでは?と思わせるほど一人一人が集中し吉澤先生の棒にしっかりと付いていっている。決して派手に鳴らして圧倒するようなスタイルではありませんが、想いが込み上げてくるような呼吸が間近で感じられる音楽創り。“コンクールを忘れて、演奏会のつもりで世界初演します”とおっしゃっていた吉澤先生の言葉の意味が良く判りました。確かにコンクールでの演奏というスタイルではなく、何か温かい聴衆を引き込む演奏。そう、コンクールでこんな演奏が聴けるのは田川伸一郎先生率いる市川市立新浜小学校吹奏楽部が【輝きの海へ】の時以来かもしれません。ピッチが、とか、ラインがズレた、というようなコンクール的な聴き方をしていた私自身が恥ずかしくなるような浄化されるような演奏。サグラダファミリアの鐘が鳴り響き、ガウディとその意志を継ぐ者たちへの讃歌が開始されると思わず涙ぐんでしまいました。吉澤先生は関東地域で真っ先に【輝きの海へ】を取り上げてくださり、デビュー当時であった私に激励のメールをくださった先生。これまでの7年間の想いと共にコラールが歌い込まれていくようで感激でした。コンクールの結果云々ではなく、この世界初演が素晴らしい演奏で会場に響き渡っている現状に私は大満足。吉澤先生と生徒さんに心より感謝です!
夜の反省会では生徒さんを励まし指導をされた卒業生の皆さんにも初めてお会いできました。竹田雄彦先生ももちろんそうですが、吉澤先生を支える顧問の先生方、保護者の皆様、そして卒業生の皆さんの熱い想いが、あの演奏を導いたのだと改めて感動しました。全ての団体を聴いた訳ではありませんがコンクールではどこのバンドも素晴らしい演奏をしていました。激戦のなかで堀越高等学校吹奏楽団が金賞を受賞し代表として都大会に出場できることは本当に奇跡なのかもしれません。ですが私には縦横、ピッチなどの西洋楽器での技術を超えた、一番根源的で人間として大切な“語りかける音楽”が堀越高にはあったからだと思えてならないのです。ハートフルフルの演奏をありがとう!吉澤先生と生徒さんにはこれからも生き生きとした純粋な音楽を続けて頂きたいと願っています!
★ サグラダファミリアの鐘 はコメントを受け付けていません
8月 13, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
一昨日に水戸での2日目を終えた夕方に急に喉の痛みが…。満席のため空気の悪いホールで1日過ごす生活が続いていたので当然と言えば当然ですが…。次第に寒気と身体の痛みが出てきてピンチ。確実に嫌な予感です。その夜は宴会の誘いを失礼ながらもお断りしてホテルですぐに休むことを決断。私は必ず宴会に顔を出す主義でしたが、今回は身の危険を感じ翌日のこともあるので欠席させて頂きました。予感は的中で夜には高熱が発生!しかし薬局で購入した薬と水分補給をかなりしたこと12時間近く寝たことで、何とか翌朝は熱が下がりました!奇跡です!しかし喉の痛みと咳はまだ残っています…。
さて、ようやく昨日は自宅へ帰り本日は明日開催される東京都高等学校吹奏楽コンクール(予選)に出場する堀越高等学校吹奏楽団の激励に伺う日です。同高校は委嘱作品【「サグラダファミリアの鐘」—ガウディの継がれゆく意志】を明日のコンクールで世界初演します。が、楽曲が完成したのは7月前半とかなり遅かったです…。顧問の吉澤隆先生は“納得できる作品ができるまで待ちます。焦らなくて結構です”とおっしゃって頂いたお言葉に甘えてしまったのですが実質、テストや野球応援を考えると本番まで1ヶ月弱という環境、先生と生徒さんにはご迷惑をおかけしました…。しかも、予定が合わず7/10の完成時の確認練習以来、今日まで練習に伺えないという状況でした…。私が練習予定と合わなかったので信頼のおける尊敬すべく竹田雄彦先生を吉澤先生にご紹介し竹田先生はご多忙のなか何度かレッスンをして頂いくことができました。竹田先生のご指導の素晴らしさは松本市民吹奏楽団を通じて良く存じていますし、何よりも昨年のヴェネツィア旅行をご一緒させて頂き先生のお人柄と音楽に対する考え方に触れ、この【サグラダファミリアの鐘】は竹田先生ならば私以上に熱いメッセージを込めて指導して頂けると確信していました。吉澤先生は竹田先生のレッスンを受けられた後、予想通り“忘れかけていた想いを私も生徒も再確認させて頂きました”と感激されていました。私は現場には伺えなかったので2〜3日には一度、吉澤先生と電話での打合せや録音した音源を聴かせて頂いたりして昨日までは対応していました。そして、いよいよ本日前日ではありますが、ようやく生で聴かせ頂けるのです。
まだ体調が完治していないので 地元の午前中に念のため病院へ。1時間以上待っても混んでいて診て頂けなかったので、受付でキャンセルし、すぐに練習会場へ。課題曲と自由曲を通して聴かせて頂くと、とても雰囲気で良く演奏しているので安心!吉澤先生と生徒さんたちの熱い想いと頑張りが伝わってきます。しかも驚くべきことにクラリネットはたったの5人。課題曲も自由曲もクラリネット5人とは感じさせないサウンド創り。本当に見事です。課題曲の気になるポイントをお伝えした後にすぐに【サグラダファミリアの鐘】の細かな練習に入りました。音は美しく並んでいるし、表情もあって歌い込みも良い。てすが、美しく流れ過ぎていたコラールを更に“どこに想いを置くか”“音楽はどこに向かっているか”という方向性や重心に関してイメージを統一して頂きました。今回のコラールはバッハのオルガン曲を感じさせるタイプで、引力のポイントがいつもの八木澤コラールとは違う。休符の感じ方一つで印象が変わってしまうので細かなイントネーションの確認が大切です。練習終了後、吉澤先生は“今日、先生がおっしゃられたことは明日までに必ず修正します”と熱い言葉。また同じく顧問の山田祥乃先生はサグラダファミリアの模型(紙で制作)をこれまでずっと制作してきて昨日完成させたとのこと。生徒さんの応援を込めて制作された“サグラダファミリア”と共に記念撮影!とにかく皆んな熱い。この堀越高等学校吹奏楽団の面白いところは全くコンクールの結果を意識していないこと。金賞を取ることよりも 【サグラダファミリアの鐘】を自分たちでしかてきない最高の世界初演をすることにエネルギーを費やしているのです。作曲者としてはこの上ない喜びですが、生徒さんのことを想うと納得の行く演奏をして頂いて、それが客席に届き何とか金賞が取れれば良いなぁと私は思ってしまいます。はたして明日はどんな演奏になるのか!久々にドキドキしています。
本日の夜は新潟明訓高等学校吹奏楽部顧問の桝口和義先生が世界初演を生で聴くという想いと、八木澤作品が縁で交流している堀越高等学校吹奏楽団の応援も兼ねて東京へいらしているので宴会。まだ喉が痛いので私はお酒は呑まないようにして、盛り上げ役に中央大学杉並高等学校吹奏楽部指揮者の石川徹先生を招き3人で新宿で高級鯨料理専門店で会食。桝口先生と石川先生は初対面でしたが写真の通り大盛り上がりで仲良しに!(この後、石川先生は吞み過ぎで記憶を失う結果に…)吉澤先生も参加したい、とのことでしたが前日なので控えて頂き3人で前夜祭となりました。桝口先生と新宿のホテルに宿泊し明日はコンクールの応援です! 倒れかける石川先生をタクシーに乗せた後で桝口先生とラーメン終止!
▽ 遂に風邪!しかし応援! はコメントを受け付けていません
8月 10, 2009
By: S.Yagisawa
Category: 日記
昨日は千葉から茨城県の水戸市へ深夜に移動。さすがに身体に疲労も溜まってきていますが、あと数日は気が抜くことができない任務。しっかりと頑張らなくてはなりません。本日は水戸の仕事先で偶然、武蔵野音大の同期の友人と出会い、現在ドイツ連邦警察音楽隊テューバ奏者として活躍している同期も日本に帰っているということで3人で久々に呑むことになりました。呑みながら同期の友人たちに電話したりでとても盛り上がりましたぁ。
実は9月に武蔵野音大卒業10周年を記念した同窓会パーティーが行われるようなのですが、私たち吹奏楽関係の仕事をしている人たちや学校の先生方は東関東大会、西関東大会、北海道大会など主要コンクールと重なっているため誰も参加できぬ状況なのです…。参加できないのは残念ですが、活躍している同期が多いことは嬉しいですね。水戸に行く前に食べた上野の“一蘭”のラーメンと千葉でサッスクの小串俊寿先生と深夜に食べたラーメンモ掲載!
▲茨城で! はコメントを受け付けていません