◎ 東北福祉大(第2日目)
ホテルでちょっと2日酔いで目を覚ましたがコーヒーをたくさん飲むとベストコンデションに戻りました。親友の風間学くんはまだ2日酔いが続いている様子。今日の会場は多賀城市民会館のため移動が大変。しかしながら、いつも東北福祉大に訪れる時に現れる教育芸術社営業マン額賀さんと同僚である中山さんが一緒に演奏会を聴きに行ってくださることになり、中山さんの車にて会場へ移動。ちなみに額賀さんは今回二日間欠席となりましたが、宴会では額賀さんの話題で盛り上がるなどかなりの人気ぶりを見せていました。
本日の定期演奏会第2日目において4年生は引退となります。今年の4年生は【散歩、日傘をさす女性】【優位な曲線】【ヘリンクの朝】の3曲を通して、練習、コンクール、定期演奏会など3年間何度もお会いしたりしたので親しく話すようになっていました。ようやくほとんどの学生さんの名前を覚えたと思ったら引退…。私としても少し寂しいですね…。演奏会は昨日よりも第1部からクォリティが高く、学生さんの指揮も想いの伝わる演奏、コンチェルトも素晴らしい名演。そして本日のゲストである東北吹奏楽連盟理事長、三塚尚可先生の指揮による「タンホイザー」序曲では深い持続力のある新しい福祉大のカラーを垣間見ることのできる熱演となりました。
第2部の音楽監督の松崎先生の指揮による委嘱作品【ヘリングの朝】はコンクールメンバーだけではなく、全ての部員での演奏。全国大会の時とは違った新たなるアプローチの加わった渾身の音楽創り。過去最大級の松崎先生の熱い指揮は学生さんたちだけではなく聴衆も釘付けになりました。風間くんも“聴きに来て良かった”と、涙を浮かべながら聴いていました。 松崎先生とはこの3年間で人間関係が深まったことで、良い意味で遠慮なく音楽について話せるようになりました。松崎先生も私にはっきりご意見をおっしゃてくれますし、私も仙台フィルハーモニー管弦楽団といったプロの音楽家である松崎先生と知りながらも、失礼で生意気ながら、特に解釈や表現方法では、はっきり気持ちをお伝えできるような関係になりました。楽譜上のみのお付き合いに止まらず、私の気持ちをご理解頂いて音楽創りをされたからなのでしょうか。特に今回は楽譜に書ききれない、微妙なニュァンスまで読み取ってくださる熱演でした。私以上に作品を理解してくださっていると強く思いました。恐らく私が指揮をしても、ああいった演奏はできないでしょう。松崎先生、学生の皆さん、心温まる演奏をありがとうございました。
終了後は松崎先生と引退する4年生のみの0次会。その後、100名近くのメンバーによる1次会。三塚先生や教育芸術社の中山さん、風間くんも出席。その後は3年生を中心としたメンバーで2次会が深夜12時過ぎまで続きました。 最後は昨日果たせなかったラーメン終止を無事に行いました。さすがにシカゴではこの終止はできないので、悔いの残らないラストとなりました。明日は帰ってシカゴ出発の準備をしなくては。