やぎりん日記

先日もお知らせしましたが、ウインドアート出版設立10周年記念事業の一環として来月に発売となる【ウインドアート出版・八木澤教司吹奏楽作品集ＣＤ「太陽への讃歌—大地の鼓動」】に収録される作品の中からいくつかを20名程度で演奏できるよう“小編成版”として改作することになりました。既に完成している【「ひまわり、１５本」〜ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに寄せて】【「公慶の悲願」〜 東大寺大仏殿、再建への道】に加えて今回は【眩い星座になるために…】の小編成改作版が完成しました！（レンタル開始は他２曲と共に12月3日より）この作品は最近、小学生の演奏でも聴く機会に恵まれています。小学生に演奏して頂くと私がデビュー当時にお世話になった田川伸一郎先生と市川市立新浜小学校吹奏楽部との【輝きの海へ】【はてしなき大空への讃歌】の誕生を想い出します。この“小編成改作版”によって益々幅広い世代に親しまれれば幸いです。

先日、東北福祉大学吹奏楽部の東北大会を応援しに盛岡の会場へ行った時、偶然にも岩手県代表の宮古市立千徳小学校吹奏楽部の演奏する【「ひまわり、１５本」〜ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに寄せて】を聴かせて頂きました。昨年も【眩い星座になるために…】を演奏し東日本学校吹奏楽大会で名演を残された噂を聴いていた小学校です。今回は演奏も聴くことが出来ましたし、指揮者の北田智和先生と子供たちにもお会いすることが出来て良かったです。会ったことも、話したこともなかった人たちが一生懸命に自分の作品を演奏して頂けているという感覚は喜びでもあり、責任もあります。海外はもちろん、日本でも私の作品を演奏し続けているにも関わらず、まだ一度もお会い出来ていないバンドがたくさんあります。こういった機会にお会い出来ることは本当に嬉しいですね。“数ある名曲が世の中にはたくさんあるのに、私の作品を選曲してくれてありがとう！”と御礼を言いたいです！

◆ 宮古市立千徳小学校吹奏楽部（指揮：北田智和先生）「眩い星座になるために…」You Tubeで発見しました！

本年度の吹奏楽コンクールでも多数演奏され東日本学校吹奏楽大会でも演奏された【「ひまわり、１５本」〜ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに寄せて】【「公慶の悲願」〜 東大寺大仏殿、再建への道】の編成や必要最低人数に関するお問い合わせが最近多くなりました。実質的に原曲は３５名を想定して作曲しています。しかしながら現場からの声はやはり「もっと少ない人数で工夫して演奏出来ないか」「初心者もいるので30人メンバーがいても実際は20名くらいしか戦力がいなく…」というもの。ウインドアート出版代表の神長一康さんと協議の結果、ウインドアート八木澤教司吹奏楽作品集ＣＤ【太陽への讃歌—大地の鼓動】のリリースを記念して、このＣＤに収録されているいくつかの作品の《小編成改作版》を新しく制作しようという展開になりました。先駆けて【「ひまわり、１５本」〜ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに寄せて】【「公慶の悲願」〜 東大寺大仏殿、再建への道】が完成し2012年12月3日レンタル開始となります。これらはサンプルスコアの通り２０名程度でも演奏できますので、皆様の現場でのご苦労が軽減されるのではないかと願っています。続けて【眩い星座になるために…】【「ザ・リング・オブ・ブロッガー」—太古の聖なる祭壇】の《小編成改作版》がレンタル開始予定ですのでご期待ください！

下記でお知らせしたウインドアート企画の八木澤教司吹奏楽作品集ＣＤ【太陽への讃歌—大地の鼓動】とは別に11月初旬に東北福祉大学吹奏楽部と共に八木澤教司アンサンブル作品集ＣＤ【パフェ・パラダイス！】のレコーディングを行いました。もちろん前回のＣＤ【ひと夏の恋】と同じく今回もワコーレコード。松崎泰賢先生と学生さんたちは全国大会を終えてすぐのこの時期にシビアなレコーディングだったので精神的にも肉体的にもお疲れになったことでしょう。しかしながらディレクターの神長一康さん（ウインドアート出版代表）やワコーレコードの西村和幸さん、そしてアドバイザーとしていらしてくださったクラリネット奏者の三浦幸二さんのお陰もあり無事に録音を終えることが出来ました。今回のＣＤには【トリプルあいす】に続くフルート三重奏曲【パフェ・パラダイス！】（演奏者は左写真）や【お団子ヘアの女の子】に続くクラリネット三重奏曲【ツインテールの女の子】などのユーモア溢れる作品もたくさん。ジャケットのデザインはネオ・クリエイトの村田努さんに可愛らしいものを依頼しています。モデルとなる３人組は右写真。

又、アンサンブルコンテスト向きでは無いかもしれませんがホルン八重奏曲【ふぁんふぁーれ！】や混合アンサンブルとして生まれ変わった【イントラーダII】や【パーテル・ノステルIII】なども収録します。そしてボーナストラックには本年の全国大会で披露した自由曲【「リヤン・エテルネル」〜浄められた天使たちの愛】（全曲版）や合唱と吹奏楽のための【光を抱こう】から仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者でもある松崎先生のソロなど盛り沢山。その他も多数レコーディングしているのでＣＤ収録制限時間に納まるのかがちょっと不安です。。。このＣＤの発売は来年になってしまいますがご期待ください！

２週間に渡るペルー旅行から帰ると福岡〜佐賀で仕事。その後、ガムラン音楽の取材も兼ねてインドネシアのバリ島へ。今回は両親を連れて行ったので究極のリゾートとして知られるアヤナ・リゾート・アンド・スパのオーシャンビュー・クリフ・ヴィラに宿泊。一部屋の敷地が500㎡というだけあって広くプライベートプール付き。リゾート内はレストランも充実して全ての対応が細やかで天国のようなところでした。ガムラン音楽は残念ながら刺激的なものに出会えませんでしたが、、、象に乗ったりと良き気分転換の日々を送りました。とにかく呑んで食べたという感じです。もちろん仕事もしましたが。。。。

バリ島から帰ると札幌創成高等学校吹奏楽部の定期演奏会のゲスト＆委嘱作品【エスポワール〜希望への道】の世界初演に立会いました。素敵な演奏、素晴らしい人たちとの出会いばかり、そしてラーメンやスープカレーなど食にも恵まれた滞在。。。東京に戻るとすぐに全日本吹奏楽コンクールの大学部門を聴きに行きました。松崎泰賢先生の指揮する東北福祉大学吹奏楽部は委嘱作品【「リヤン・エテルネル」〜浄められた天使たちの愛】を熱演してくれ、打上も大変盛り上がりました！宇都宮といえば餃子です！

そして同時進行で頑張って制作しているのはウインドアート出版の管理曲のみを集めた吹奏楽作品集ＣＤ【太陽への讃歌—大地の鼓動】。通算７枚目となるこの作品集は新譜から過去の名演を集めたものでウインドアートの今後の海外展開を占うものとなります。また改めて収録曲をお知らせしますが全１０曲で2000円という低価格に抑えたもの。12月上旬にリリースしシカゴで開催されるミッドウエストクリニックで大活躍してもらう予定です！

リマの空港ラウンジで仮眠した後にワンワールド系列のアメリカン航空でフロリダ州のマイアミへ。今回は２回連続で乗継ぎをするので一つでも遅れると大変なことに。幸いに一回目は無事にクリア！しかしマイアミ〜ロサンゼルス便が飛行機に乗り込んだ後に機材故障のアナウンスが！早口で解読不能な説明だったので隣人に尋ねるとしばらく動かないとのこと。。。ロサンゼルス〜成田はＪＡＬ便になりますが一日に１便しかなく、これを逃すと帰国は早くても１日遅くなります。もちろん満席の場合はいつ帰れるか判らないですし、場合によっては違う場所を経由させられたり面倒なことも。。。体調もまだ微妙。。。困ったことになってしまった。。。２時間経過してようやく出発…。

ロサンゼルスにはギリギリですが出発の１時間ちょっと前に到着。。。国際線を１時間前でチェックインできるのか不安なままカウンターに行くとダイヤモンド会員の特典でご丁寧に座席がアップグレードされて待っていてくれました。手荷物検査場なども混み合っていましたが特典効果で最優先でラウンジに到着！体調もだいぶ良くなったのでビールと軽食を！しかしながらステイタスを持っていなければ確実に乗継ぎに失敗していました。。。機内では何と吉野家の牛丼が！底が深いので箸で食べにくいかつ味もだいぶ違う印象。。。まずは無事に帰国に成功しました！

パラカスからボートに乗ってバジェスタス島へ！向かう途中に地上絵が…。一体ペルーはどうなっているのでしょうか…。バジェスタス島には降りること無くボートで周遊しながらペンギンや鳥などの多くの動物たちを見るツアーでした。しかし悪臭と寒さが厳しい空間…。

ボートが異様に寒かったせいか寒気が…。ボートを降りてすぐにホテルのBARでアイリッシュコーヒーを！半分以上が生クリーム。。。コーヒーに辿り着いた時には冷たくなっていました。。。そしてランチの後は聖なるインカの果物と呼ばれるルクマのアイスを食べました！濃厚な甘みで日本人好みの美味しさ！しかし南米でした食べれないようです。。。

リマに到着するとツアーから離脱して一人でタクシーにて空港へ！他の日本へ帰る方々とは飛行機が違うので私が一番早いフライト。そんな移動中に微熱が…。さすがに慣れない土地での長期滞在は身体に負担があったのか…。海産物ばかり食べてお腹を壊さなかっただけでもラッキーかもしれません。風邪薬を飲みながら移動し空港に早めに到着すると３時間前までチェックイン出来ないとのこと…。しかしながらエメラルド会員証を見せると、すんなりチェックインに成功！すぐにラウンジに行くとホテルのレストランのような雰囲気！ベットもあり仮眠もできるので助かりました！

本日は年に一度は落ちるというナスカのセスナに！もちろん墜落したら即死…。ちなみに先日、このセスナはハイジャックも起きたとのこと…。セスナの近くにある消火器も気になるところ…。よく燃えるのでしょうか。。。しかしながら地上絵を見るため命を賭けて乗ってきました！約40分で様々な奇跡的な図形や動物などの絵を見て無事に生還！写真はとても揺れるしi-phoneてせは上手く写せませんでした。。。一応、右側はの中央には有名なハチドリ。肉眼でははっきりと見えるのですが。。。

午後はまだ発掘途中のカワチ遺跡へ！今後はたくさんのピラミッドが姿を現すようです。ここに行くまでの道のりは小型バスでは限界でした。。。天井や座席がどんどん壊れてタイヤもパンク。。。再びこのバスでリマまで帰れるのか不安な旅でした。。。

さて、ナスカは地上絵とチキンだけではありません！海鮮料理もたくさん食べれます！カレーライスに見えるのはウニ。かなりの多さに驚きます。又、大きな魚をたくさん食べることが出来ました！言うまでもなく美味しいです。セスナに乗る時に体重を測るのですがペルーに滞在して既に５キロ太りました…。

砂漠地帯ではサボテンもたくさん見ることができます。又、猫はペルーでは食べてしまうので見かけることは出来ませんが犬はたくさん出会えます。こちらは飼われている犬ですが上手に自転車に乗っています。足下がとても上品です。日本の犬もこんなことが出来るのでしょうか？

夜はパチャマンカ（大地の鍋）というペルーの伝統的な料理を食べることが出来ました！最近は現地でも簡略化された料理法が使用されているようで、石と土のみで蒸す手間のかかる本格的なパチャマンカはめったに出会えないようです。レストランで働いていたノリの良いナスカ娘にポストカードをプレゼント！物凄く喜んでくれて嬉しかったです！ちなみにマチュピチュは入場料が高過ぎてペルー人は行けない人が多いようです。皮肉なものです。。。

リマからナスカへ車で約６時間かけて砂漠の中を大移動！今日も美味しいペルー料理と昨日出会った美味しい黒ビールでランチ！生きている川海老を見せられて待っていると！

生まれ変わった海老くんに出会いました！こんな姿になって、、、美味しい！一見、ポテトフライに見えるのはタピオカのフライ。これも毎日食べていますが明らかにポテトフライよりも美味しい！

イカという地名まで海鮮の雰囲気がある土地のホテルで休憩。ミニ動物園がありラクダ科のヴィクーニャくんにご挨拶が出来ました！とってもキュート！超高級毛皮としても有名でマフラーで約10万円、布団で約800万するとのこと！ヴィクーニャくんは夕日を見ていました。。。

そしてナスカよりも古い「パルパの地上絵」を経由してようやくナスカのホテルに到着！ホテル名は正に「ナスカの地上絵」Nazca Linesです。ホテルには地上絵の立体地図がありました。有名なハチドリなどの動物の他にも写真のように不思議な幾何学模様がたくさん書かれています！又、ナスカは地上絵だけではありません！究極のチキンを食べました！写真のチキン一皿（一羽）＆大盛りポテトで約1300円の安さ！あまりの美味しさに一羽食べてしまいました…。軽々と何皿も持ち上げるお団子娘にも驚き！

本日は通常のツアーでは絶対に行かないチャンカイの砂漠に行きました。ここはリマの天野博物館が最も専門的に扱っている地、文化で、もちろん今回ガイドを務めてくださっているペルー文化研究家の阪根博さんの研究地でもあります。このチャンカイでは5000年前のピラミッドが４年前に発見され現在、調査が進んでいるそうです。なぜペルーには不思議なものが集まっているのか…。一体が砂漠です。。。生まれて初めて砂漠を歩きました。せっかくなので手形も残しました！

そして何と砂漠の真ん中に不思議と花畑と緑が広がる一帯がありるのです。。。信じられない光景です。しかもこの時期だけらしく、すぐに砂漠に戻ってしまうそうです。

さてペルー料理の写真も少しばかりご紹介します。前にも書かせて頂いたようにイタリア料理やスペイン料理と共に日本人に合う味です。特にシーフードが豊富で素晴らしい！かなり食べ過ぎて大変な毎日です。。。特に右下のバジル風のパスタに牛肉！これは私がこれまで生きて来た中で世界ベスト３に入るであろう料理です！その名もタヤリン・ベルデというペルー料理で何と約150円のＢ級グルメとのこと。まだまだ知らないことがたくさんあります。

又、本日は黒ビールの限界を超える美味しさを体験しました。ベネズエラ産でリマでも多く入手できるポラールというビールで、私の最もお気に入りになり毎日、昼と夜と必ず飲むことになりました！更にはプリン！チーズケーキのような弾力のある感触でとにかく甘い！日本にこんなプリンがあったら！奇跡的なプリンでした！