やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
Subscribe

Archive for the ‘日記’

★ ペルー滞在5日目:クスコ〜再びリマへ!

9月 19, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨夜はマチュピチュからインカ帝国のかつての首都クスコに宿泊。クスコの中心地はまるで銀座のようなお洒落な雰囲気。もっと古めかしいイメージを持っていただけに驚きました。又、ヨーロッパ風な雰囲気と教会も目に止まります。
国内線で再びリマに向かうためクスコの空港に到着すると飛行機が欠航。機材のトラブルとのことで南米では当たり前とのこと。午後の便に振り返られたので有名なコリカンチャに行くことが出来ました。ここは私の作品「マチュピチュ」のワンシーンとしても描いた舞台。インカ帝国を制圧したスペイン軍は崇拝する聖なるコリカンチャの大部分を破壊し、その残骸の上に見せしめとして教会を建ててしまいます。その後、8.7の地震によってスペイン軍の建てた教会は一瞬で崩れてしまいますが、インカのコリカンチャは全く崩れず不思議と姿を表したのです。カミソリの刃が一枚も入らないというインカ建築の石組み。色々な仕掛けがたくさんあります!
後からスペイン軍の建てた教会の残骸もありますがインカの緻密な建築技術には全く歯が立ちません。ちなみに現在、世界中に広がっている金はもともとこのコリカンチャにあったものと言われています。この写真はスペインの教会部分の残骸。明らかにインカの緻密な石組みとは異なります。。。これはこれで味はありますが比べると確かに雑な印象を受けます。。。
写真はトウモロコシ!市場を経由してタクシーにて再び空港へ!5ソーレス(約150円)と安いですがボロボロで汚いです。。。ドアは自分で開くことはできませんでした。。。このタクシーはまだ良い方とのこと。中には足下から地面が見える大きな穴が空いているものや、ドアが壊れて取れそうだから押さえながら乗るよう指示されることもあるようです。中心地以外のクスコはやはり近代的ではありませんでした…。何とか飛行機に乗ってリマへ!

★ ペルー滞在3日目:マチュピチュ!

9月 18, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

いよいよ憧れの地マチュピチュ(Machu Picchu)に向かって出発!マチュピチュ鉄道を使用してマチュピチュ駅へ!何と駅のトイレがとても奇麗で観光地としての力の入れ方にも驚き!鉄道の車内では食事や飲物のサービスの他、ファッションショーや民族舞踏などのアトラクションも充実!
又、鉄道からの景色が凄過ぎてマチュピチュに着く前にお腹いっぱいになります!見たことの無いような迫力のあるアンデスの山々や、川には大きな石がたくさんあって映画を見ているような世界です。そしてマチュピチュ駅からバスで一気にマチュピチュの入口へ!
何とマチュピチュにはパスポートが無いと入れません!さて、誰もが知るこのマチュピチュのスポット写真ですが後にそびえ立つ印象的な山はマチュピチュ(老いた峰)ではありません。この山はワイナピチュ(若い峰)で私が写した側がマチュピチュです。この写真が何故マチュピチュなのかというと下方にある壮大な遺跡がマチュピチュ側にあるからです。従ってこの写真を正確に言うと「ワイナピチュとマチュピチュ遺跡」となります。こんな山の上にどうやって創ったのかもちろん未だに解明されていません。遺跡の入口も立派です。
安全のためのガードするものがほとんど無く足を滑らせたら2000メートル下に落ち確実に死に至ります。階段も普通より高く、しかも石もガタガタなので私のように山登りに慣れていないと結構大変です。。。しかしながら初めての本格的な山登りが「マチュピチュ」というのは光栄なこと。又、ここはパワースポットとしても有名なため祈りを捧げている人も多く見かけます。実際に行ってみて益々魅力を感じるところです。世界各国の観光スポットの多くは実際に行くとガッカリするところが多いと言いますが、マチュピチュだけは絶対に期待を裏切らないと言うのは本当でした。ご興味のある方はぜひ体力のある若いうちに行くことをお勧めします。

★ ペルー滞在2日目:リマ〜クスコ〜ウルバンバ!

9月 17, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

早朝にスターペルー航空で現在のペルー首都リマを出発してかつてのインカ帝国の首都クスコに到着!翼の位置が微妙な飛行機でした。。。空港から壮大な山々に囲まれ大満足なインパクト!クスコの街並は赤レンガ色で美しいです。
最初に行くことになったのはサクサイワマン遺跡で既に標高3700メートル!高山病が心配でしたが何とか大丈夫!サクサイワマンとは「満たされた鷹」という意味があるようで、この場所にも色々と謎があります。クスコやマチュピチュに関係するといった意味合いから地下への入り口があるという説までまだまだ解明できていないことばかり。こんな大きな石をどうやって運んだのか、どうやって組み立てたのかも判っていない。ペルー文化研究家の阪根博さんの「謎を解こうと発掘を続けると更に謎が深まる発見がある…」という言葉が印象的でした。
夜は聖なる谷と呼ばれるウルバンバに宿泊!壮大な山々に囲まれた素敵なホテルに宿泊!高山病の対策と一つであるコカの葉を使用したコカ茶を飲みました!とっても美味しいのですがコカイン(麻薬)の原料となるため日本には持ち帰ることが出来ません…。

★ ペルー滞在1日目:リマ!

9月 16, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

約24時間の飛行を続け昨夜は無事にリマに到着!しかし空港を出たのは既に深夜になっていたので本日が実質ペルー第1日目となります。リマの空港よりツアーに参加。昨年出会った写真家の野村哲也さんの主宰するツアーでペルー文化研究家として著名な阪根博さんをガイドとしてお招きする贅沢な企画。日本人でマチュピチュやナスカに関する最先端の情報をお持ちの阪根さんに直接お話を伺いながら旅が出来るのは本当に夢のようです。午前中はホテルの周辺を散歩。スーパーマーケットは日本よりお洒落。野菜や果物の原産国ならではの豊富な料と余裕のある展示。もちろん価格も安い。

午後は阪根さんが事務局長を務められる天野博物館でじっくりとお話を伺えました。この博物館はチャンカイ文化(ペルー中部海岸地方1000〜1200年頃)の遺跡が中心に展示されることで有名です。オーパーツを生で見れたり、現在定説となっている文明を覆す5000年前のピラミッドがペルーで発見された話題など興味深いものばかりでした。又、本日はペルー料理を早速食べましたが本当に美味しい!スペイン料理やイタリア料理のように日本人の口に合います!そして何とコインを見ると5ソーレス(約150円)はナスカの地上絵がデザインされています!これが実際に使われているのだから凄い。その他、紙幣にはマチュピチュが描かれていたりペルーならではの出来事に驚きが絶えません!

◆ ペルーの首都リマに到着!

9月 15, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

ボストンのホテルからタクシーで空港へ向かい、いよいよアメリカン航空でフロリダ州のマイアミへ。フロリダにはブレーンミュージックの支社があったりマイアミは作曲家アレフレッド・リード氏にも縁のある土地。ボストンでもマイアミでもワンワールドのラウンジを使用出来たので快適でした。又、座席をファーストクラスに変更して頂くことが出来ました。追加料金を聞くと「私は請求の担当では無いから判らない…」と微妙な雰囲気ですが、なかなかアメリカン航空の、しかも国内線のファーストクラスに乗る機会はそう無いので授業料と思い喜んで使用することにしました。JALの国内線ファーストクラスよりも好印象!座席が完全にフラットになるので疲れが取れます!食事も美味しかったです!

マイアミでは何とトラブルが!マイアミからペルーのリマに行く飛行機に乗ろうとした瞬間!私の航空券が機械に反応せず…出発時刻ギリギリなのに…「お客様は予約が重複していています、この便に乗ることは確定されていません」と。意味が分からず聞き返すと「JAL経由で購入しているから、ここでは判らないけど、もうこの飛行機は満席だから…」と。しかし私はボストンの時点で【ボストン〜マイアミ】【マイアミ〜リマ】をアメリカン航空のカウンターでチェックインして手荷物もダイレクトでリマへ運んで頂くことにもなっていました。更にはラウンジでも航空券を提示して問題無く特典を受けていたので、そんなはずはありません。しかし私の座る予定の席は既に他の人のものになっていると言うのです。。。今回、私はこの飛行機に絶対に乗らなくてはなりません。なぜならば現地リマの空港で待合せのツアーに参加するからです。さすがに英語の通じないペルーで一人旅は危険!この飛行機に乗らなくては…という思いで何とか交渉を続け無事に乗ることが出来ました。しかし通路の席にはならず真ん中に挟まれた席になってしまいました。。。。しかも隣の席のペルー人にずっと話かけられたまま眠れず…。機内はマチュピチュの話題が色々なところから聴こえてきました。多くの人たちが自分のカメラの自慢をしながらマチュピチュに行く意気込みを話していました。各国の人々がここまでマチュピチュを訪れる憧れを持っていることを肌で感じ楽しみが倍増しました!何とかリマに到着してペルーのビール「クスケーニャ」で乾杯!

◆ 乗継ぎのためボストンヘ!

9月 14, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

マチュピチュやナスカの地上絵を生で見るためにペルー行きを決意!私はJALのダイヤモンド会員、ワンワールドとしてはエメラルド会員なので、やはりマイルの溜まり方や特典やサービスを視野に入れるとJALを使用したいところ。しかしペルーのある南米にはJALをはじめ日本の航空会社では行くことができません。。。よってJALを窓口にワンワールドグループであるアメリカン航空を使用してペルー共和国の首都リマへ行くことにしました。JALで成田〜ボストン(約13時間)、アメリカン航空でボストン〜マイアミ(約4時間)、マイアミ〜リマ(約6時間)と丸一日かかる移動。これではリマに到着するまでにクタクタになると思いボストンで一日観光しながら休むことにしました。アメリカへは何度も行っていますがボストンは初めて。お昼頃に到着したので午後は散歩をしたりボストン美術館へ行ったりしました。しかし、さすが13時間の飛行は疲れ夜はホテルでぐったり。。。明日の移動も考えてゆっくりと休みました。ボストンはヨーロッパ風な建物と近代的な雰囲気を持った素敵な場所でした。

★ マチュピチュとナスカへ!

9月 14, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日より世界遺産&古代遺跡シリーズのテーマにもなった「マチュピチュ」や「ナスカの地上絵」をはじめとする古代の遺跡群を訪れるため南米ペルーへ出発します。行きたくても行けなかった謎の都市を歴史的な見地と想像を膨らませて作曲しましたが実際に現地を訪れるのは初めて。なかなか仕事も休めなかったですし行く勇気もありませんでしたが、これまでの海外遠征のお陰もありようやく行く決意が出来ました。リマやクスコなどの都市は一体どんなところなのか。何度も写真や映像で見て憧れた「マチュピチュ」や「ナスカの地上絵」を肉眼で見たらどんな気持ちなんだろうか。期待は膨らみますが、やはり高山病や治安の心配などもあります。本日はまず成田からボストンへ(約13時間)。せっかくなのでボストン美術館を見て明日、マイアミ経由でペルーのリマへ一日かけて行きます。帰国は9月26日の予定。帰りはリマ〜マイアミ〜ロサンゼルス〜成田という乗換えを使います。海外遠征としても二週間は初めての試み。インターネットが使用で来たらFace Book上で近況をご報告します!

◆ 吹奏楽コンクール東北大会!

9月 09, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

盛岡に吹奏楽コンクール東北大会を聴きに行きました。委嘱作品シリーズ第6作目となる【「リヤン・エテルネル」〜浄められた天使たちの愛】を演奏する東北福祉大学を応援するためです。岩手県民会館の周りはとても風情があります。美しい川もあり散歩にも最適!たまたま会場に早く到着すると小学生部門が開催されていました。ちょうど客席に入ると宮古市立千徳小学校の【ひまわり、15本】を聴くことが出来ました。朝から聴いていた訳では無いので全体の「レベル」がどのくらいか判りませんでしたが、とても想いの伝わる演奏で最後のコラールでは胸いっぱいになりました。一緒に聴いていたクラリネット奏者の三浦幸二さんも「小学生が八木澤コラールをここまで歌い上げるとは!」と驚いていました。又、しばらくすると会津若松市立一箕小学校の【太陽への讃歌】も聴くことが出来ました。大人でも難しいこの曲を小学生が演奏するとは、それだけで驚き。演奏もエネルギーに満ちた感動的なものでした。プログラムを見ると他にも私の作品をたくさん演奏して頂いていましたが既に演奏が終わってしまっていて聴けずに残念でした。事前にプログラムが判らないので会場に行かないと自分の曲が演奏されているかも判らないのです…。偶然聴かせて頂いた宮古市立千徳小学校、会津若松市立一箕小学校の両校は金賞を受賞し3枠しかない代表となり東日本学校吹奏楽大会への出場が決まりました。おめでとうございます。
お昼は三浦さんと「わんこそば」。有名な東家が会場の近くにあり便利です!生まれて初めての挑戦でしたがリズム感が大切であると2人ともすぐに理解。店員さんにも「初めてとは思えないスピード…」とお褒めの言葉を頂きながら80杯目を超えると私はお腹が…。数時間前にカレーを食べたという三浦さんは全くテンポを落としていません。。。100杯を超えると木で出来た正式な手形を頂けるというので私は意地で100杯をクリア。三浦さんは知らずのうちに120杯を余裕で超えて151杯の表彰を受けました!やはり三浦さんは凄いです。
さて大学部門ですが東北福祉大学は実習や行事が多くコンクールで初めて全員揃っての演奏。何とか全国大会出場は決まりましたが音楽監督の松崎泰賢先生は演奏に全く納得がいかなかったご様子…。学生さんたちも結果は良かったですが自分たちの演奏が出来なかったことに悔しい想いがあったようです。私は作品は書きましたがコンクールに関しては一切指導していなかったので今回の演奏しか知りません。宇都宮で開催される全国大会ではより素晴らしいものになるとは思いますが、何よりも松崎先生と学生さんたちが納得した演奏を聴きたいと思っています。翌日は東北福祉大の本拠地である仙台へ戻り、牛タンを食べたり卒業生バンドであるKEYAKI WIND ORCHESTRAの打上げに参加!久しぶりに懐かしいメンバーとお会い出来て楽しかったです!

◆ 久しぶりの台湾!

9月 02, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

いくつかのミーティングもあって久しぶりに台湾に行ってきました(8/30〜9/3)。今回はフリータイムがたくさん取れそうだったので両親も連れて豪華なホテルに泊まってきました。台北にある圓山大飯店は映画「千と千尋の神隠し」となったと言われる異文化の雰囲気が漂うホテル。初日は海老釣りや小龍包などを食べたりゆっくり観光。

翌日からはウインドアート出版とも取引のあるキャノン・アートとの打合せ。空き時間には故宮博物館などの観光名所を訪れたり美味しいものを食べたりと。毎夜は台湾の皆さんと宴会が続きました。

桃園に移動すると予定外でしたが『桃園シンフォニックバンドが「はてしなき大空への讃歌」を練習しているので指導をして欲しい』と頼み込まれ午前中に伺って参りました。とても歌心のあるバンドで素敵でした。英語が伝わりにくかったですが、これまでの経験を生かして伝えたいことは伝えると、バンドも集中力があって音楽がどんどん変わっていきました。終了後はまたまた美味しいものを食べるといった常に満腹な日々でした。また今後も台湾にはいく機会が増えそうです!

◆ アルファモニック序曲がオランダより発売!

8月 28, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

千葉県船橋市を拠点として活動するアルファモニック吹奏楽団の委嘱作品【アルファモニック序曲】の楽譜がオランダのデ・ハスケ社から発売となりました。CDは既にリリースされているので既に聴かれた方もいらっしゃると思います。日本の吹奏楽コンクールで全国大会に出場する団体が決まりつつあるこのシーズンは、世界中の出版社が12月にシカゴで開催されるミッドウエストクリニックに向けて新譜のカタログや楽譜&CDのリリースを開始します。最近は日本のバンドも毎年のようにミッドウエストクリニックに出演していることもあり、このクリニックにご興味を持たれている方も多いようです。私は今から4年前に全く英語の話せない赤子のような状態で行きましたが、その時点でも多くの刺激を受けましたし、今では毎年このクリニックで多くのミーティングや情報交換をするのが楽しみになっています。世界中の作曲家が集まり一般の方でも普通に話しかけたり写真を撮ったりすることの出来る環境があるので仕事でなくても楽しいと思います。本年は洗足学園音楽大学も出演されると伺っています。今年の日程は12/19(水)〜12/22(土)の4日間。もちろん私も行きます。「行きたいけど情報が無くて…」「言葉に自身が無くて不安…」という方はご相談ください。お気持ちはよく判りますので意気込みのある方はご遠慮なくメールください。申込方法から適切なホテルの場所などお知らせします。クリニックの詳細(英語)はこちら。一方、教育芸術社からは小学生向けの同声合唱「あすという日が」「ちょっぴり勇気」が含まれた曲集がリリースされました!