やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

■ 中華料理…

3月 25, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は明日の愛知県立春日井西高等学校吹奏楽部の定期演奏会のための前日名古屋入り、移動日です。疲れを少しでも緩和するために新幹線グリーン車を利用。何しろシンガポールから戻ってまだ1日も休んでいない。身体もお腹も本当ならば休めなくてはなりません…。でも、今日は夜に会食&打合せがあるのみ。休みみたいなものか!

今回お会いしたのはNPO法人吹奏楽振興ネットワークの劉さん、クラリネット奏者の三浦幸二さん、三重県の若手サクソフォーン奏者の伊藤海津音さんの3人。劉さんのお薦めの中華料理へ!三浦さんとの無事帰国祝いも兼ねているのでシンガポールの中華料理との食べ比べには好都合!このお店は静岡大学吹奏楽団の指揮者である三田村健先生も劉さんと共にいらしたことがあるお店。劉さんの話では日本有数の美味のお店とのこと。私は今回で3回目となります。

そして、たまたま食べ放題の日であったため…。劉さんは恐ろしい量を注文。正に食べ地獄!ちなみに写真はほんの一部。これがまた美味しいから食べてしまう。三浦さんも、伊藤さんも、私もビールをガンガン呑みます。明日、本番だというのに…。制限時間と共にお開き。もう、食べれない…。ホテル付近に戻り三浦さんとワインが呑みたくなり2次会、そして閉店となり別のお店で3次会。またまた良いBARを見つけてしまいました。しかもスペイン料理専門であったために、お酒の勢いでまたまたフードを注文…。本当にもう、食べれない…。。。。

▲ 鎌ヶ谷高校

3月 24, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日も休みではありません!今日は千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部の客演指揮の練習のため学校へ!14:30〜16:30の2時間で【ヘリングの朝】【サクソフォーン小協奏曲】の2曲を終え、あとは本番当日の簡単な確認のみといった厳しいスケジュールですが、、、、独奏はヴィーヴ!の浅利真さん。武蔵野音大の同期ということもあり以外にもスムーズに練習を終えることができました。実を言うと浅利さんとは現場ではよく一緒になりますが、こういった“共演”というのは初めて。卒業して10年目の節目の年にこういった形でご一緒できるのは楽しみでしたし、どんなアプローチにするのかお互い全く相談無しでの合わせでしたが。無駄な会話をしなくても、お互いの気持ちが判り自然に形になって行く不思議な体験をしました。生徒さんもしっかりと練習されていて、浅利さんの吹き方にすぐにニュアンスを揃えるなど見事な反応。あとは当日、ホールでバランスの確認だけという感じです。最初に練習した【ヘリングの朝】も難曲ではありますが、とても良い雰囲気になっていたのでラストスパートに期待したい!

終了後は浅利さんと2人で鎌ヶ谷駅で打合せを兼ねた前祝い。その後、船橋経由で帰るとのことだったので何と本八幡で途中下車してラーメンを。写真はラーメンを食べる前の浅利さん、そしてあまりの量の多さにダウンした浅利さん。ラーメンで終止した感がよく伝わります。写真のみで気持ちを確実に表現するとは、さすがプロ!

◇ 東京理科大学

3月 23, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

池袋のホテルで目を覚ます。報告が遅れましたが実は昨日はラーメン終止をしていました。帰国後どうしても食べたくて…。ですが胃がもたれて…。お酒とラーメンは次の日に後悔することが多いですが何故か止められないですねぇ。今日は池袋付近で一日仕事。お昼は教育芸術社営業マンであり武蔵野音大同期の小野慎也くんと久しぶりの再会。そしてランチのため椎名町のとあるお店へ。大学時代に作曲を習っていた田中均先生のご自宅がすぐ付近ということもあり大学時代から時々伺ったお店。ここの量がまた多い。まずは小野くんとマグロ&納豆定食を撮影!続いて私が食べたカロリーの高そうな生姜焼き定食。なかなかの味で椎名町に行った時は必ずここに行くことにしています。

仕事を終えるとすぐに東京理科大学吹奏楽部の練習会場である野田キャンパスへ。現在、同大学より12月の定期演奏会に向けての委嘱を頂いていることもあり、どんなバンドなのか実際に練習にお邪魔させて頂き指揮者と演奏者の雰囲気を肌で味あわせて頂きました。指揮者はデビュー当時よりお世話になっているユーフォニァム奏者の金田耕一先生。金田先生とはコンクールの審査は何度もご一緒させて頂いたことはありますが、こういった現場でお会いするのは初めて。ちょうど【プリマヴェーラ】を練習されているとのこと。どんな指揮なのか?どんなアプローチなのか!そして学生さんの反応は?全てを楽しみに伺いました。シンガポールから戻り全く休む間も無かったので正直疲れを伴っての会場入りでしたが、、、、演奏を聴いて元気100%!以上!!!ハートフルフルな演奏で感激でした。何よりも指揮者と演奏者が会話をするように自然に音楽を創っていくタイプのバンドというのに驚き、更には八木澤作品で最も重要とされる音の方向性や密度、イントネートョンが的確に指示されている形跡があり大満足!正直、一つの方向性、表現として確立されていたので特に私が注意すべくことは無かったのですが、一応、作曲時のエピソードや私ならば、という視点でのコメントをさせて頂きました。そこからがまた驚き。学生さんたちはお互いに他のパートの動きをスコアで確認したり自分が指摘されていないことでも吸収、理解しようという意欲。そしてさすがは金田先生。私が一度指摘したことは二度を言わせない。“このフレーズはさっき八木澤先生が言われたのと同じでしょ。ここもそう直して”と先手を打ってきます。しかも更に例え話などを加えてよりバンドにとって良い解釈として指示を出されます。また金田先生と学生さんの雰囲気が笑顔の絶えることの無い温かな雰囲気。指導者として着任し数年でここまで出来るものなんですね、恐れ入りました!最後に“演奏を聴いて安心しました!思い切り書かせて頂きます!”とお伝えし 練習終了。終了後は金田先生のお薦めの焼肉屋さんへ!あっ!昼も肉だった…。けど、いいゃ!金田先生と幹部の学生さんたちと委嘱作品に関する打合せを兼ねた宴会。今日も心もお腹も大満足!!!

● 響宴

3月 22, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は東京芸術劇場大ホールにて21世紀の吹奏楽“響宴”の開催日。今回は絵画シリーズである【優位な曲線】が演奏されます。委嘱団体でもある東北福祉大学吹奏楽部は昨日、埼玉で本番があった関係で音楽監督の松崎泰賢先生と共に響宴も聴きにいらっしゃるとのこと。私もどんな演奏になのか楽しみです。さて【優位な曲線】を本日演奏してくださるのは川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団。ゲネプロの開始時間に合わせて会場に到着。写真はゲネプロの様子。

本番はゲネプロ以上にスケール感のある音楽創りでとても感動しました。福本信太郎先生の的確なタクトと緻密なアプローチ、そしてコラールでは雄大な表現で聴かせるといった本当に素晴らしい演奏でした。福本先生と団員の皆様に心より感謝します。また今回演奏された他の作曲家の作品もとても興味深いものばかりでした。新しく出演された若手作曲家の皆さんともお話できましたし、久しぶりにたくさんの作曲家にお会いできて刺激を頂いた一日となりました。写真は松崎先生(右)と龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督の指揮者である若林義人先生(レセプションにて)。松崎先生もリベルテの演奏に大満足なご様子!

レセプション終了後は打上げ会場にて色々な方々と1年ぶりに再会。写真(左)は左から作曲家の清水大輔くん、酒井格さん、やぎりん、写真(右)は左から東京正人吹奏楽団常任指揮者の鈴木正人氏、ヴィーヴ!のバリトンの浅利真氏、バンドディレクターの甘粕宏和氏。そして下の写真は私の大好きな作曲家である阿部勇一先生のご夫人(左)、ハセジュン(神長夫人・中央)、松崎先生(右)となります。さすがにシンガポールの疲れがあり打上は早めに失礼し、明日も池袋で仕事のためホテルを取り身体を休めることに。今日もハードな一日でした!

▼ 帰国!

3月 21, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

ほとんど寝ずに出発の朝5:45を迎えました。ホテルロビーに行くと既にユーフォニァムの三浦徹先生、ウインドアート出版の神長一康さんはお待ちかね。3人でタクシーに乗り空港へ三浦先生はANAなのでターミナルが違い、私は株で大損したにも関わらず懲りずにJALを使用。神長さんもその結果JALとなりました。三浦先生と一時お別れのご挨拶。“一時”というのは三浦先生は明日、日本で開催される21世紀の吹奏楽“響宴”にもいらっしゃるとのことだからです。ちなみにクラリネットの三浦幸二さんはサバイバルを楽しむためにもう1泊シンガポールに残るという決断。彼にどんな運命が待っているのか!写真は空港内。

お土産売り場を覗くと、すっごく大きなものばかりレインスティックやマラカスに出来そう。何とかお店の方に写真を撮らせて頂く許可を取り撮影。もちろん英語の苦手な私は“ピクチャ〜ピクチャ〜”とニコニコ言いながら、更に“マル?サークル?OK?”とヤギ語にての交渉。無事に目的を果たせました。

飛行機の中ではさすがに疲れが出てぐったり。運良く隣の席が空席だったので、ゆったりでしたぁ。今日は日本では東広島ウインドアンサンブルが広島交響楽団のクラリネット奏者である橋本眞介氏を招いての【クラリネット協奏曲】の世界初演、東北福祉大学吹奏楽部が【ザ・ウエスト・シンフォニー】を埼玉公演で演奏してくださっている日。聴けず残念な気持ちの中ご成功をお祈りしながらの帰国。

成田空港から疲れがあったのでタクシーで自宅まで。東北福祉大より埼玉での打上げにお声がかかっていましたが、宴会終了時刻に明らかに間に合わないことが発覚。諦めて親友の風間学くんと地元で先日クラリネットの三浦さんが絶賛した沖縄料理店で両バンドへの祝杯をこっそりあげました。体力を付けるためハブ酒を呑み、タコライスも食べましたぁ。ちなみにシンガポールで5キロ太って帰ってきました…。ラーメン終止をしていないのに!なぜ?

☆ シンガポール第3日目【本番】

3月 20, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は12時に待合せをして昼食を取ってからいよいよ今回のメインである【Satoshi Yagisawa “LIVE”】のコンサート本番。既にチケットは完売し満席になるという話とVIP来賓用のサインをしながらのランチ。大きくてパクッと食べれないハンバーガーほ食べましたぁ。会場はVictria Concert Hallという歴史のあるホール。練習開始まで時間があったので客席で休憩。写真はホールの音響に関して語るNTU Symphonic Band(大学)の指揮者である大浦武洋先生とクラリネット奏者の三浦幸二さん。後ろに見えるのは本番で1曲自作自演をするため必死に譜読みを行うウインドアートの神長一康さん。体調は今日も微妙とのこと。薬を飲んでの参戦とのこと。

リハーサルの時間は限られていました。楽器の配置や音響が違うため多少戸惑いもありましたが“本番は音楽で会話をしましょう!”と呼びかけ、約束事の確認のみとして、後はお互いの呼吸を感じてライヴを楽しむことにしました。写真はリハーサル。

リハーサルを終えると何かとバタバタ忙しい。お弁当(日本のカツ弁当)を数分で食べて、新聞社の取材などを受ける。そうしているとNTU Symphonic Bandの学生さんたちが遂に話しかけてきてくれました。写真を撮ったりサインをしたり40分をコミュニケーションの時間として本番ギリギリまで過ごしました。学生さんの中の数人は昨年の精華女子高等学校吹奏楽部のクラリネット指導の時に見学に来ていた方と偶然な縁まで発覚。そう、あの時に一緒に藤重先生と共に“お休みのポーズ”で写真を撮ったメンバーなのです。又、学生さんたちは私のCDを以前から持っていたようで片手に持ちながら話しかけてくれる。しかも“写真とってください”“サインください”と日本語まで覚えて来てくれているのです。更にはパーカッションパートには交換留学生として、たまたま今回の本番に乗ることになったという秋田の大学に通う学生さん(後にハルナぴょんと命名)とも出会い、彼女は東北福祉大に先輩や友人がいるといった不思議な縁まであり、更には尚美卒業で現在シンガポールに留学中の鶴田灯さんまで舞メンバーに加わったのです。この時間はリハーサルよりも重要な濃い時間となりました。写真は在シンガポール大使館・特命全権大使を務められる山中誠氏ご夫妻と共に。今回は山中氏をお招きしてのコンサートということでとても注目される公演となりました。

本番にはユーフォニァムの三浦徹先生も駆けつけてくださり興奮状態の満席の聴衆に囲まれて無事に終えることができました。ライヴならではのキズも少々ありましたが、集中力の高い演奏とエネルギッシュな音楽が客席に響き渡りました。今の語学の問題を抱える私にとってはベストを尽くせたのではないかと思います。演奏者の熱意はもちろんですが大浦先生のサポート、三浦徹先生のアドバイス、そして三浦幸二さんや神長さんがいなくては成功は無かったと思います。関係者の皆様に心より感謝しています。演奏終了後はお客様へのサイン会と写真撮影をホール使用時間限界まで行い、今回の任務を無事に終えることが出来ました。終了後は関係者で打上げ。シンガポールでは学生さんを含めた打上はやらないとのこと。せっかく意志が伝わり出したのに残念!でも、舞台上でたくさん音で会話できたので良かったです!改めて音楽は“ハート”だと感じた旅となりました。最終的に昨日同様に三浦さんと2人で2次会を行い、さすがに疲労がありホテルで休むことに。でも明日は5:45にホテルを出発。2時間くらいしか眠れない…。とにかく楽しかった!

● シンガポール第2日目

3月 19, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨夜はあまり寝付けなかった。やはり英語が思うように話せない悔しさからです。私の実力の限界値まで出して上手く行かないならば諦められますが、上手く言葉(英語)で指示が出せない、コミュニケーションが取れないために良い演奏が出来ないことは悔しい、以前に演奏者にとっても失礼。物理的に限界があったとしても精一杯の想いは伝えて明日は彼らにとって良い舞台にしたい。そんな想いのみで辞書を引いて少しでも直接自分の言葉で伝えられるようにできる準備を午前中いっぱい行いました。

11時に三浦さんとホテルのロビーで待合せ。昨日の状況など話すと「八木澤さんならば大丈夫ですよ」と私が自信を失わないように気遣いをしてくれる。Steven Phua氏とNTU Symphonic Band(大学)の指揮者である大浦武洋先生を三浦さんとお引き合わせ昼食。

昨日とは異なる中華料理店。美味しい料理を食べながら午後から行う、明日のゲストバンドとして参加するRaffles Girl’s School(中学校)の練習が気がかり。運良くこのバンドの指揮者も大浦先生。昨日の反省を生かし、それを再びある夜の大学の練習で生かさなくてはなりません。

学校へ到着し明日演奏して頂く【ペルセウス】の演奏を大浦先生の指揮で演奏して頂く。とても勢いのある演奏で可能性の秘めたバンド。このバンドも私の指揮で明日の本番を迎えるので本日のリハーサルがとても重要。この今しか練習のチャンスはない。早速、私の指揮で練習開始。 前日ということ中学生ということ、そして何よりも言葉(英語)の問題があるため練習の仕方をストーリーに合わせて流れを重視したものに考えました。実は昨日の大学の練習では数小節で止め“5小節目の3拍目のイントネーションをクリアに、そして4拍目のmpの音色が〜”と、かなり細かい指示を通訳して頂いていました。実際、指摘した場所は良くなっていきますが、多くの時間を費やさなくてはならなく、直接私が説明できないため全体の流れを踏まえた話をすることができなかったという反省点があるからです。ギリシャ神話の情景を上手く大浦先生は通訳してくださり、次第に私も本当に伝えたい内容を集約して通訳して頂くコツを掴むことができてきました。生徒さんたちも私の指揮に良くついてきてくれる。微妙なタメや音の方向性も見えて来て手応えの感じる内容のあるリハーサルが出来ました。三浦さんも“いつもの八木澤さんらしい音楽が出ていますよ。生徒さんたちも実力の限界値まで着いて来ているのが判りますよ”とのこと。厳しい神長さんも“まだ細かいところは問題あるが充分なレベルだ”とのこと。何とか無事に午後は乗り切ることが出来ました。生徒さんたちと写真撮影。そしてサイン会をしていると。。。急に三浦さんがクラリネットパートのレッスンに入りました。生徒さんたちはCD【ペルセウス】を聴いて練習していたので、その演奏をしている名古屋ウィンドシンフォニーの三浦さんが楽器を吹き出すと感激の歓声。後半部のコラールを生徒さんの楽器を使用して美しく奏で終えると割れんばかりの拍手。一瞬で生徒さんたちを魅了してしまった。そして三浦さんもサインの群れに囲まれました。写真はクラリネットパートと三浦さん。

大浦先生と共に最後の NTU Symphonic Band(大学)のリハーサル会場へ向かいました。早く着いたので学生さんと共に学食(ファースト・フード)で夕食。練習は午後の練習の要領を生かして【サグラダファミリアの鐘】【邯鄲の夢】を無事に終え、昨日一番課題の多かった【ヘリングの朝】1曲を残すのみとなりました。この曲は同じ大学生である東北福祉大学の委嘱作品ということもあってメインに持って来ていました。シンガポールのバンドは日本のように部活動として練習が行えず、中学生も高校生も大学生も週に2回授業として行うのみ。そういった事情を知らずに私は難しい【ヘリングの朝】を選曲してしまっていました。しかも試験などもありなかなか大変な事情だったようだ。昨日はポイントをお伝えした後に“同じ大学生の委嘱作品であること、こういった縁がきっかけで将来はNTUと東北福祉大が交流できるきっかけになれば”という言葉を残して練習を終えていました。1日で演奏が大幅に変わるはずがない、、と覚悟して指揮を降り出すと昨日とまるで別バンドの演奏。細かく指摘したことを100%に近い状態で理解し練習してきてくれている。軽く通した後、感謝の言葉を大浦先生に伝えて頂き練習をすぐに終えることにしました。そして“私は英語は上手く話せないけど遠慮なく話しかけてほしい、明日の本番は細かいことよりもライヴを楽しもう!”と呼び掛けました。あとは私自信の問題だ。彼らは私以上に努力してくれた。私があとはコミュニケーションが取れれば上手く行くはずだ。いずれにしても良い雰囲気で明日の本番を迎えることがてきそうです。

夜はユーフォニァムの三浦徹先生、指揮者のDouglas Bostock氏も含めて皆でホテルのBARで前夜祭。色々な言語が混ざる話題に包まれ深夜12時過ぎに解散。神長さんは相変わらず体調が良くないということなので(ちなみに日本でも調子が良い、という返事を聞くことは年に2〜3回程度なので口癖なのかもしれません)三浦さんと2人で2次会。そして3次会と深夜3時まで行いました。シンガポールは日本よりも街が美しいし治安も良く安心した生活が出来ました。三浦さんに本番に向けてのアドバイスを頂き最終チェックの時間となりました。ちなみに三浦さんは英語ペラペラで店員の女の子と仲良しになっていました(笑)。

● シンガポール第1日目

3月 18, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日は疲れていたこともあり早く寝てしまいましたが、いつも睡眠時間が少ないためか、すぐに目が覚めてしまう。時差は1時間しかないので疲れがある訳ではないので、とりあえず起きよう。部屋の窓から外を眺めるとプールが出現!今日は早速、明後日の演奏会に向けての練習があります。国内ではこれまでに多くのバンドを指揮させて頂く機会に恵まれましたが海外での客演指揮は初めて。何よりも英語の苦手な私にとっては言葉の心配があります…。通訳がいるとのことですがドキドキですね…。とりあえず朝食を神長さんと共に。

午前10時にSteven Phua氏の車で現在、吹奏楽曲の委嘱を頂いているYuying Secondary School(中学校)へ訪問することになりました。学校長や顧問の先生方にご挨拶をした後に生徒さんたちにもお会いしました。最初はとても大人しかったのですが後半は心を開いてくれて笑顔になっていたので良かった。“やぎりんオリジナル・ステッカー”もブレゼントしたら、とても喜んでくれました。写真撮影やサイン会を終えると、もう次の予定の時間!急がないと!

昼食は元・東京佼成ウインドオーケストラで指揮をされていたDouglas Bostock氏と共に。氏とは2003年の京佼成ウインドオーケストラの演奏する【ザ・ウエスト・シンフォニー】のDVD収録以来の再会。私のことを覚えていてくださり、アジア各地で作品が頻繁に演奏されていることを喜んでくださっていました。氏は日本での生活が長かったこともあり日本語もかなりお話になります。

午後からは現在、4月に開催される吹奏楽コンクールに向けて【輝きの海へ】を練習されているYishun Primary School(小学校)へ激励に。指揮は昨日インドネシア料理をご一緒したMohd Faizal氏。顧問の先生も含めて記念撮影。

さて、いよいよ演奏を聴かせて頂くことに。ですが何と通訳の方がいない…。そんな…。写真は必死になって“ヤギ語”で情景を説明している私…。しかしながら演奏は想像をしていたよりもとても素晴らしい!小学生とは思えないレベルで、特に表情豊かな表現とFaizal氏の指揮が深くて良かったです。練習終了後は写真撮影とサイン会。午前中も感じましたがサインを求める姿勢が日本とは違います。日本の場合は列になって順番を待つパターンが多いですが、こちらは私の周りを囲い我先にと色紙や楽譜などを手を伸ばして渡してくる形式。日本では芸能人でない限りこのようなサインの求められ方はしないでしょう。。。今回も“やぎりんオリジナル・ステッカー”をブレゼント!

いよいよ夜は今回ゲストとしてお招き頂いたNTU Symphonic Band(大学)の練習。ですが、その前に夕食とのこと。日本では練習後に宴会のパターンが多い生活なので、何となく慣れない夕食。何よりも練習前なのでお酒が呑めない!夕食は中華料理となりお薦めのラーメンを。但しラーメン終止ではなく開始という感じ。そして、ここで通訳をしてくださるVicky Yuenさんの登場。写真はPhua氏と共に。練習会場に到着すると同大学の指揮者である大浦武洋先生と再会。大浦先生は2005年にシンガポールで開催されたWASBEで【輝きの海へ】を指揮してくださった方で、アジアで八木澤作品が演奏されるようになったきっかけを作ってくださった恩人でもあります。練習は神長さんの指揮をする曲と私の4曲を2時間程度で終えなくてはならないという限られた時間。言葉の問題があって、日本語のように、いつものようにスピーディーな指示が出せない…。何よりも本当に通じているのかの確認も微妙。大浦先生に通訳をお願いして対応するが、当然ながらやはり時間のロスはあります…。合奏にはテンションとコミュニケーションが大切なはずなのに、それが上手くできない。良くトレーニングされているバンドなので私が英語さえ的確に話せればスムーズな練習ができるのにとても歯痒い。時間も限られていたので曲のイメージやアプローチの仕方、テンポの変化などの最低限の約束ごとを中心に大浦先生に伝えて頂き、明日の最後の練習に賭けることとなりました…。

練習終了後はPhua氏と共にホテルのBARでビールを呑みながら打合せ。明日の午前中は観光を予定してくださっていましたが、神長さんの体調も微妙でしたし、何よりも私自身が英語の話せない悔しい気持ちで観光どころではありません…。先程の大浦先生の英語での指示を聞いて、何となく方向性が見えていたので明日の午前中は練習へ向けての予習時間とさせて頂きました。気づくともう深夜の1時過ぎ。すると何とクラリネット奏者の三浦幸二さんがシンガポールに今、到着したとのこと。見聞を広めるために来た、とのことでしたが恐らく彼は私を心配してくださっている気持ちもあったと思います。明日から三浦さんにサポートをしてくださるとのこと、とても勇気が出てきました。当日を楽しみにしてくださっているお客さんのために、そして演奏者の皆さんに楽しんでもらいたい。私が一番頑張らないといけません!

☆ シンガポールへ出発!

3月 17, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

なんとなくお酒が抜けぬ状態ですが、いよいよシンガポールへ出発する日。国内の大移動が続きバタバタした状態での出発となってしまいましたが日本人として恥のないよう頑張ってこなくては!とりあえずは飛行機で7時間休めるので仮眠を取って挑もう。成田空港でウインドアート出版の神長一康さんと待合せ。神長さんも何かと忙しかったようでスッキリしない症状…。神長さんの心配は現地で食中毒などにかからないかどうか、というものが強いようです。

結局、飛行機では映画「2012」や「ドラえもん」を見てしまい、お酒をたくさん呑んだにも関わらず、あまり寝れずに現地へ到着。空港では今回コーディネートをしてくださったSteven Phua氏と何と我が国を誇るユーフォニァム奏者の三浦徹先生がお迎えにいらしてくださっていて、ホテルチェックイン前にウェルカムディナーということになりました。レストランにはシンガポールのバンドディレクターであるMohd Faizal氏もいらしてくださり5人で食事。何と早速、インドネシア料理のお出まし!不思議な味でした。。。とにかく量が多く食べきれませんでしたが貴重な体験をさせて頂きました。そして不思議なデザートも頂き、その後、ホテルへチェックイン。まだ21時頃だったので三浦先生と神長さんと3人で軽くBARで乾杯!インドネシア料理屋にはアルコールが無かったのです!三浦先生にはアジアの吹奏楽事情に関する情報を教えて頂いたり、アドバイスを頂いたりして明日からの不安が少し軽くなり本当に助かりました。ただ、三浦先生とは明日から別行動…。果たして神長さんと2人で乗り切れるのか!

☆ 尚美の謝恩会!

3月 16, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

明日はいよいよシンガポールへ旅立つ日。ですが今日は東京ミュージック&メディアアーツ尚美の謝恩会のために東京プリンスホテルまで行きました。明日の準備がまだ完全ではないので不安を持ちながらの参加でしたが、師匠である佐藤正人先生がいらしていたので結局遅くまで呑んでしまいました(笑)。 写真は佐藤先生と!

今日は先輩作曲家でもある高橋伸哉先生や大学時代より仲良しの作曲家・広瀬勇人さんとも久しぶりの再会!写真(左)は広瀬さん(右)と高橋先生(右)。そしてもう一枚の写真(右)は左から広瀬さん、やぎりん、そしてデビューが一緒の作曲家・坂井貴祐さん。こういった業界人が多数当たり前のようにいるのが尚美の面白いところかもしれません。そして本日、卒業式を終えて謝恩会に出席した主役である学生さんたち。これから厳しい社会に仲間入りしつつも夢を追う姿はとても素敵ですね!エキスパートな先生方から学んだ知識を生かして大いに活躍することを心よりお祈りしています。最後に学生さんたちも記念撮影!今日はビール、ワイン、カクテル、ウイスキー、カルヴァドスなどかなり呑んで酔ってしまいましたぁ…。明日の準備をしなくては…。シンガポールでの任務は無事に遂行できるのか!とりあえず明日も7時間乗る飛行機で思いっきり呑みます!

△ 長期留守のお知らせ

3月17日(水)〜3月21日(日)の5日間はシンガポール滞在中のため留守にします。この期間はパソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。