やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

◎ ヴォカリーズ発売開始!

12月 08, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

大阪交響楽団のトロンボーン奏者である矢巻正輝さんのために書いた【トロンボーン協奏曲】は既にヨーロッパ最高峰の出版社デ・ハスケ(オランダ)より楽譜&CDが出版され好評を頂いていますが、その第2楽章である【ヴォカリーズ】のピアノ伴奏版が遂に発売となりました(吹奏楽版も近々リリース予定)。もちろん同じくデ・ハスケ。同社はアメリカ最大級の出版社であるハル・レオナードの傘下になったことで今や全世界で楽譜の入手ができるようになりました。とは言え日本においては吹奏楽譜でないばかりかコンクール用の作品ではないので、恐らく在庫を常に補充していることは皆無ではないかと予想されます。デ・ハスケのホームページからも購入可能ですが、日本語対応ではないのできっと不安があられるでしょう…。そんな時こそテーヌ商会(09-3667-2688)に注文することをお薦めします。直接デ・ハスケと取引があるので確実に入手可能となります。こう考えると日本は情報も多いし楽譜やCDも入手可能だし本当に便利な国だと思います。

○ 東京理科大学吹奏楽部!

12月 06, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

神戸の豪華なホテルで目を覚ます。予約式のビュッフェスタイル朝食ということで絶対に食べなくてはならない!と思いレストランへ。多くの品数…。これはディナーなのでは?と思うほどの鮮やかな料理に驚きながらも、、、たくさん食べてしまいました…。その後、伊丹空港へバスで向かいましたが、まだ出発までに時間が…。 健康に気を遣って?魚料理をと思い海鮮丼を…。シアトルから帰ってからお腹が空くのがども早いようです…。残りの時間ほラウンジで過ごし出発!自宅へ帰らずダイレクトに東京理科大学吹奏楽部の委嘱作品【吹奏楽のための譚詩「追憶の波状」】の練習立ち会い。

羽田空港に到着してバスで柏へ向かい同大学指揮者を務める金田耕一先生と合流。そして大学へ向かい練習開始!金田先生の判りやすい説明もあり学生さんたちはすぐに演奏へ反映させます。参考音源の存在しない手探りの楽譜をどんどん形にしていきます。他のパートが指摘されている時もスコアを各自でチェックして2度同じことを指摘されないように「考える練習」を日頃からしていることが伺えます。練習時間が限られていたこともあり私はポイントのみのお話のみにさせて頂きましたが、あと1ヶ月弱で金田先生の手際の良いご指導のもと、みるみる音楽として仕上がっていくことが感じられる時間となりました。終了後は金田先生と学生さんの何名かでディナー。金田先生の人柄は学生さんたちに大人気のようです。信頼関係から生まれる世界初演は12月26日(日)。詳細はこちら。私ももちろん会場へ伺います!

◆ 六甲ヴェルデ吹奏楽団!

12月 05, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

大阪・天王寺のホテルで目を覚ます。まるでアメリカでステーキをたくさん食べた翌日のような胃へり負担が…。深夜4時にカツ丼はさすがに身体に良くありませんだした…。きっと他のメンバーも同じでしょう。聞くまでもありません。。。今日は現在、新作のご依頼を頂いている兵庫県の六甲ヴェルデ吹奏楽団の練習に伺う日。私は基本的に委嘱作品を書く時はバンドの音を聴いてからイメージを膨らませることにしているので今日はその日にあたります。同じく兵庫県の三田市吹奏楽団の指導をされている堀証範先生は昨日の祝賀会からご一緒していることもあり“荷物もあって大変でしょうから”とお気遣い頂き車で一緒に神戸まで向かってくださいました。本来は大阪でランチの予定でしたがあまりにも食欲が無かったので現地に到着してからホテルにてランチ。私は軽食に。写真は堀先生。

港の方面からどうもバリ・チューバのアンサンブルの音が聴こえてきます。ランチを食べる前から聴こえていたのですが一体どこから?六甲ヴェルデの皆さんは合奏をしているはずだし…。でも明らかに練習している様子。気になることにどこかで聴いたことのあるフレージング。どこから聴こえるのだろうと思いながら六甲ヴェルデ事務局長の玉置久展さんと待合せ。そして練習会場に入る直前にバリ・チューバのメンバーを発見。玉置さんに“六甲ヴェルデのメンバーですか?”と聞くと“いいえ、違いますが朝から熱心に練習しています”と。そう、野外で練習をされているのです。よくよく聴いてみると私の曲を練習しています。メンバーが3人のため完全な状態ではありませんが明らかに【アマゾネス】を練習しています。しかも上手い。六甲ヴェルデの指揮者である深田哲也先生もいらっしゃったので、ちょっとそのアンサンブルチームに話かけてみることに。“どちらのバンドの方ですか?”“神戸ウインドアンサンブルですが…”“これ私の曲なんですが…”“……?”といった出会い。偶然の出会いを記念してCD【ひと夏の恋】をプレゼント。そして記念写真!

その後、約2時間に渡る深田先生の熱いレッスンを見学させて頂き、想像以上の技術力と表現力であまり難易度の手加減をせずに全力で作曲出来ることが判明。何よりもイントネーションが明確なバンドかつ歌心があるので久しぶりに4声で絡む初期の八木澤コラールが書けそうです。又、一般バンドとは思えぬくらい細かな練習をされていて深田先生の追求心を垣間見ることが出来ました。何よりも合奏の雰囲気が明るい。深田先生は今日は特別モードで優しく指導しています、とはおっしゃっていましたが普段の練習が充実するかつ信頼関係が無ければメンバーから笑顔の溢れる和やかなムードにはならない。手堅く厳しいご指導の中にもお互いの信頼関係を大切にされている素晴らしいバンドだということがよく判り嬉しい気持ちになりました。その後、ホテルにチェックイン!予約してくださったホテルが豪華で驚きました。夜景も美しく疲れが取れるような時間を10分過ごし、すぐに宴会へ!

バンドのメンバーは私より若い方々が多くとても元気。各パートから積極的な作品への要望もありメンバーはとても明るく良い雰囲気。よく考えると兵庫県の一般バンドの宴会に出席するのは初めてかもしれません。大阪や奈良、京都とは同じ関西でも雰囲気が違うのが面白い。2次会を経由して本日はラーメン終止。なんだかんだ言っても今日もたくさん食べてしまいました…。来週からシカゴなので、そろそろ体調を整えなくてはなりません。その前に山形へも行くので風邪には気をつけなくてはなりません!

☆ デビュー10周年記念祝賀会!

12月 04, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は私が作曲家としてデビュー10周年を迎える2010年の忘年会も兼ねて、デビュー当時の拠点・発祥の地でもある関西の先生方の企画により「八木澤教司デビュー10周年記念祝賀会」が大阪・天王寺地区にて開催されまます。実行委員は八木澤作品関西指導者連合会会長を務める大阪市立高津中学校吹奏楽部顧問の田中雅朗先生と合唱曲【あすという日が】の初演指揮を務められた大阪市立文の里中学校吹奏楽部顧問の安藤寛先生を中心とする大阪府の先生方。そしてウインドアート出版代表の神長一康さんもこの企画に大きく貢献してくださっているようです。実は私は祝賀会の内容をほとんど知らず出席者も一部しか知らない感じです。田中先生より“今日くらいは八木澤先生は一切何も気を遣わず開宴ギリギリにいらしてください。主賓なのですから何も心配はありません”とのこと。期待とも言うべきドキドキ感を胸に市川駅よりリムジンバスで羽田空港へ向かいます。市川駅が新しくなり過ぎて驚きました(写真)。

ホテルにチェックインして会場に向かおうとしたら【ペルセウス】を委嘱初演された京都府立桃山高等学校吹奏楽部顧問の安原敏夫先生と偶然バッタリ。何となく1人で会場に行くのは恥ずかしさがあったのでラッキー!会場に着く直前には東京から駆けつけてくださったサクソフォンの浅利真くんともバッタリ。主賓ということで開宴まで待機することになり、いよいよ会場へ入場。本当に多くの方が私だけのためにお集りくださり大きな拍手でお迎えくださいました。

オランダのデ・ハスケ・グループ社長のGarmt van der Veen氏や作曲家の広瀬勇人さんの祝電披露に始まり、武蔵野音楽大学の同期でもあるピアニストの織茂学さんのサプライズスピーチ、トロンボーン奏者の矢巻正輝さんと織茂さんとの夢の共演【ヴォカリーズ】では会場も2人の美しい音色にうっとり。

田中先生と安藤先生は細かな気配りで会場を盛り上げてくださり、出席者全員による1時間以上軽く越える1分間の祝辞も。ご多忙の中、関西を中心に東海地区、北陸地区、四国地区と幅広く出席してくださり、東京からは武蔵野音楽大学時代から苦楽を共にした仲間たちが集まるといった私の想像を超えた大イヴェント。それぞれ面識の無い方も当然多いですが【やぎりん日記】を通して、そして作品スコアの解説を通してお互い一度は見たことのあるお名前ということもあり新たなる交流にも繋がったようでした。私としては何よりの喜びです。

又、記念品として出席者へブレーンミュージックから【トリプルあいす】【アメージング・グレース】の楽譜進呈、教育芸術社より【あすという日が】の楽譜進呈、ウインドアート出版、ワコーレコードからCDの進呈などもあり、私からもCD【ひと夏の恋】を出席者全員にプレゼントさせて頂きました。盛り上がった祝賀会の最後は【輝きの海へ】を共に生んだ元・千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部顧問である田川伸一郎先生からの感動的なメッセージが新浜小の演奏と共に披露され会場の雰囲気がより温まりました。直後、私の感謝の挨拶としてお話させて頂きましたが、本当に感慨無量の想いでした。初めて10年前に21世紀の吹奏楽第4回《響宴》で作品が採用され、それを聴いた奈良の先生方が私をゲストとしてお迎えくださったのが吹奏楽界への第1歩。初めて1人で乗る新幹線に不安と期待を込めながら現地へ向かった気持ちは今でも昨日のように覚えています。それをきっかけに関東よりも早く関西各地で八木澤作品がレパートリー化するのですが、まだ大学を卒業して間もない経験不足の私に対して温かく迎えてくださったことが何よりも励みになったことは言うまでもありません。その後、この10年間は多くの試練もありましたが国内外で奇跡的なチャンスを掴むことができたのも私が1人で頑張ったからではなく、常に応援してくださる現場の皆様や仲間たち、そして出版社の皆様のお力添えのお陰だと改めて初心に返る一時となりました。この場をお借りして皆様に心より御礼申し上げます。写真は長野のアンサンブル・ファンファール娘“たまご”。

2次会は半数以上の方々がご出席くださる他、仕事を終えて駆けつけてくださる方までいらっしゃり深夜12時近くまで。その後、BARにて3次会、再び居酒屋にて4次会。そして何とラーメン屋が既に閉まる深夜4時には定食屋にて5次会。さすがにここまで残ったのは実行委員の田中先生、浅利さん、クラリネット奏者の三浦幸二さん、富山のバンドディレクターの湯浅幸嗣さん、武者修行中のかっしー。皆さん、呑んでばかりいたので普通に定食を。翌日というか起きた直後から胃もたれしたことは当たり前のようでした…。ご多忙のにも関わらず事前準備をはじめ気配りのある温かい祝賀会を企画してくださった田中先生、安藤先生、メッセージを頂きました多くの皆様、各方面より駆けつけてくださった皆様、応援してくださる多くの皆様に心より感謝致します。今後共、宜しくお願いします!

◇ 合唱曲「あすという日が」

12月 01, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

最近になって何名かの吹奏楽部の顧問の先生方から「八木澤先生の《あすという日が》を合奏の時の基礎練習で時々歌ってハーモニーやフレージングを整える練習に使っているですよ」と聞きました。だいぶ前に書いた合唱曲ですが、個人的に“合唱のみの分野”の壁を越えて、吹奏楽の畑でもこの曲を使用して頂けることはとても嬉しいです。作曲当時も吹奏楽で八木澤作品を取り上げてくださっているバンドにメロディーの歌い回しを統一する練習やチームワークを築く上でも歌って頂きたいという想いで書いたので尚更です。ただ出版元である教育芸術社の教科書を使用している中学校では比較的入手しやすい楽譜ではありますが、吹奏楽部顧問の先生が必ずしも音楽科の教諭である訳ではないし、吹奏楽業界の出版社ではないのでなかなか注文の仕方が判らないというご意見もあったので今回は少しご紹介させて頂きます。

基本的に楽譜は【ピアノ伴奏版】【吹奏楽伴奏版】の2つに分けられ両者共、出版譜として購入可能です。前者の音源はYou Tubeで発見しましたのでご紹介します〈こちら〉。後者はこの日記をご覧になられている方はご存知のように東北福祉大学吹奏楽部の演奏する作品集CDVol.4【ひと夏の恋】に収録されています〈サンプル〉。

【ピアノ伴奏版】の楽譜の入手は〈こちら〉。他の作曲家の作品も2作品掲載されています!何と630円(税込)!

【吹奏楽伴奏版】は何とスコアとパート譜が別売となっていています。スコア〈こちら〉とパート譜〈こちら〉。スコアとパート譜はそれぞれ別に注文するオンラインショップですが両方合わせても合計3.255円(税込み)と吹奏楽業界ではあり得ない破格で私も今調べてビックリ!

東北福祉大学吹奏楽部の皆さんはリコーディングの時に全員暗譜で熱唱してくれました!ぜひぜひ皆さん歌ってみてくださいね!ちなみに吹奏楽版の楽器奏者の人数は15名程度(CDレコーディングもその程度の人数で行いました)で演奏できてしまいます!作品の解説はこちら

● 松崎泰賢先生が東京へ!

11月 30, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は東北福祉大学吹奏楽部音楽監督兼指揮者である松崎泰賢先生が東京都江戸川区にいらしているとのことでお会いすることに。グルメな松崎先生をどこにお連れするか、なかなか難しい選択でしたが地元の懐石料理と共に日本酒を楽しんで頂くことにしました。福岡で数日前まで一緒であったにも関わらず話は尽きず既に3時間経過。

場所を変えて本八幡NO,1のBARに行くことに。あっと言う間に深夜12時近く。東北福祉大学との今年一年を振り返ると、CDレコーディングや福岡工業大学吹奏楽団とのジョイントコンサートなどコンクールとして関わってきた3年間以上に濃い年であったと感じます。ですが過去の3年間の交流があったからこそ実現できた充実した1年。この4年間、松崎先生や卒業生を含めた学生さんたちには本当にお世話になりました。心より感謝します。写真はご機嫌な松崎先生。

☆東北福祉大学吹奏楽部全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念・八木澤教司吹奏楽作品集CD「ひと夏の恋」はぜひ多くの皆さんにお聴き頂きたいです。

☆ 福工大&東北福祉大ジョイント!

11月 27, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日はいよいよ福岡工業大学吹奏楽団と東北福祉大学吹奏楽部の全日本吹奏楽コンクール3年連続出場を記念したジョイントコンサート当日です。昨夜は深夜3時まで呑んでしまいましたが何とか目覚め会場に到着。東北福祉大の松崎泰賢先生も笑顔でインタビューの練習!2日間の懇親会の成果もありメンバー全員は仲良し!無事にゲネプロ終了!

開場前にはウインドアート出版の神長一康さんの指導のもとCD【ひと夏の恋】の先行販売ブースを福祉大の学生さんたちが設置。受付やお客様の誘導は福工大の学生さんたちの手慣れた素早い対応で行われ、開場40分前には駅の付近まで待つ人々が長蛇の列!

本番はもちろん大成功!両バンドの単独ステージでは個性豊かな選曲とサウンドが楽しめ、合同150人のステージでは迫力満点のサウンドで聴衆を魅了しました!私が客演指揮を務めた【マヤの紋章】も学生さんたちの集中力の高い演奏のお陰で無事に九州初演を終えることができました。ネオクリエイトの村田努さんご夫婦、大分のユーフォニァム奏者の野口薫さんご夫婦、クラリネット奏者の三浦幸二さんをはじめ2000人の会場にたくさんのお客様がいらっしゃって関係者一度喜びの表情がこぼれていました。

演奏会終了後、関係者全員でレセプション。パートごとに座っていたのをあえて席替えタイムを創りシャッフル。先生方も各テーブルにお招きして益々の交流が深まります。シアトルでスウェアリンジェン氏から学んだことが早速生かされます。九州エリア、東北エリアを代表する両バンドは本来、話す機会も写真を撮る機会もなかったかもしれません。たまたま福工大の柴田裕二先生が武蔵野音楽大学の先輩ということもあり「今年コンクールに出場できない東北福祉大が何か想い出になることが出来ないでしょうか」と相談したところ「松崎先生は全国大会の舞台裏でお話したことがありますし、ウチの学生にとっても励みになることだからぜひ」と今回の企画が生まれました。コンクールの目標が単に全国大会に出場することだけ止まらず、遠い地域で頑張っている仲間たちに再会したいと想って練習に励んでくれれば嬉しいですね。

2次会は柴田先生と福祉大の関係者のみで博多で行われました。ウインドアート出版の神長一康さんも自作が福祉大の単独ステージで熱演された喜びから酔いが早く誰も見ていないのに指揮を降っていました。

3次会は再び長浜ラーメンの屋台へ。柴田先生お薦めの店に行き今日で3日間ラーメン終止、そして替え玉3連覇を達成しました。明日はラーメンも3出休みしなくてはなりません!学生さんばかりでなく先生方、そして私自身にとって本当に貴重な楽しい経験をさせて頂きました。4年間お付き合いした福祉大の4年生とはお会いするのは今日が最後。シカゴに行く関係で定期演奏会には残念ながら伺えませんが、再びどこかで再会できる日を楽しみにしています!柴田先生、福工大の皆さん本当にお世話になりました。ありがとうございました!

△ 福岡にて!

11月 26, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

博多のホテルで目を覚ます。昨夜は2時頃までラーメン屋にいたこともあり、ぐっすり眠りたいところですが朝早く起きて雑務をこなし9時には東北福祉大学の松崎泰賢先生や学生さんたちと待合せをしてCD【ひと夏の恋】を演奏した学生さんたち全員分を贈呈。そして今回お世話になる福岡工業大学吹奏楽団の学生さんたち全員にもお土産として贈呈することにしました。又、明日の本番会場で先行販売するものも含め約300枚近くのCDを何名かで手分けして現地に運ぶことに。写真はCDを出そうとする松崎先生。その後、私はツアーからいったんはずれ昨夜お世話になった出口貴浩先生の務める福岡大学附属若葉高等学校吹奏楽部(元・九州女子高等学校で学校名変更)の校舎に訪れ生徒さんの何名かとトーキング。そして教育芸術社の営業マンである永井篤さんと3人でランチタイム。出口先生のお薦めする究極の寿司屋にて奇跡を体験することに!入口が写真のように小さい。知らないと入いづらい雰囲気…。カウンターのみ5席ほどで高級感が漂います。全ては紹介できませんが本当に感動的な味。思わずクラシック好きというマスターにCD【ひと夏の恋】をプレゼント。本当に驚きました。

夕方からは本番のホールにてリハーサル。今回も合同ステージは3名の指揮者で30分程度の割合で練習することに。さすが両バンドは全国大会出場レベル。昨日指摘した点は全て克服して本日を迎えています。私の練習前には福祉大から福工大の学生さんにCDを手渡しでプレゼント!合奏の雰囲気も和やかになりました。昨日の懇親会もきっと影響しているはず。福工大の単独ステージでは指揮者である柴田裕二先生自らのトランペットによるソロも披露。松崎先生もCDにトロンボーンのソロを収録していますが、現役のプロの奏者が指揮者を務める両バンドは本当に説得力のあるサウンドをしています。

練習終了後にCD【ひと夏の恋】のジャケットのデザインをして頂いたネオクリエイトの村田努さんが久留米より駆けつけてくれました。福祉大の学生は初対面なのでジャケットの御礼も兼ねて全員でご挨拶。又、CDのディレクターを務めたウインドアート出版の神長一康さんも駆けつけてくれました。学生代表の“はるぴょん”と共に記念撮影。

その後、校舎近くの居酒屋にて先生方と両バンドの幹部による懇親会。そして偶然同じお店でフルート&オーボエパート、クラリネットパートの懇親会も別席で開催!座席を移動して写真撮影も含めたコミュニケーションを!松崎先生もいつもとは違うノリで学生さんたちを和ませました!福祉大の学生さんたちは柴田先生から多くのアドバイスを頂くなどでとても貴重な機会に!

博多に戻ると長浜ラーメンの屋台へ!写真右は松崎先生と副部長の本間雅人先生。写真右は“私達は芸能人です!”とノリノリでラーメン屋の主人と冗談トークを楽しむ福祉大生。松崎先生は遠い目をされています…。ホテルに到着したのは深夜3時…。明日は午前中からゲネプロ。はたして上手くいくか!

■ 福岡へ!

11月 25, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

徹夜で出発準備をして福岡へ!土曜日に開催される福岡工業大学吹奏楽団と東北福祉大学吹奏楽部の全日本吹奏楽コンクール3年連続出場を記念したジョイントコンサートのためです。さすがにシアトルでの疲れがピークに…。ですが私が両団体をお引き合わせした経緯もあり客演とは言えお客様モードでは絶対に行けません。むしろ私自身がノリノリで学生さんたちの交流のお手伝いをしなくては!空港から練習会場である福工大の校舎までタクシー移動。ちょうど両バンドの合同150人ステージの練習が始まる時間。福工大の指揮者である柴田裕二先生(写真左)と福祉大の指揮者である松崎泰賢先生(写真右)と軽く打合わせをして本番の曲順通り松崎先生、私、柴田先生で約30分ずつ練習していくことに。さすが両バンド全国大会に出場するレベル。150人で演奏しているとは思えないクォリティの高い一体感と音圧。お互いで練習してきたものを始めて一緒に合わせる緊張感も漂います。聴いている柴田先生も私も「初合わせにしては、なかなか良いんじゃなぁい〜」と話していたら松崎先生が「全然タイミング合ってない!バランスも考えて!」と第一声!イヴェントのようなノリではなく本気で向かい合う松崎先生の姿勢に学生さんたちの集中力は急激に高まりました。そのお陰もあって順調に練習終了!福祉大副部長である本間雅人先生や何人かの学生さんから「八木澤先生の今日の指揮はレコーディングの時より大人しめでしたょ」と。ダメ出し?!言いませんでしたが、疲れで身体中痛くて…。でも本番は大丈夫です!ちょうど福祉大のCD【ひと夏の恋】が完成したので制作に貢献した実行委員の学生さんたちに手渡し。他の学生さんたちは明日配布予定!

練習終了後は先生方と大人だけで懇親会をすることになっていたので学生さんたちにはパートごちに交流するよう軽くアドバイス。こういったイヴェントは最終日にようやく話せるようになり、仲良くなった途端にお別れの時間ということが多いです。だからはじめの一歩が大切なのです。私達はイカや刺身など美味しいものをたくさん食べてしまいましたが…。

宿泊ホテルのある博多に電車で向かうため駅に行くと懇親会を終えた学生さんたちと偶然の合流。博多に到着すると福岡大学附属若葉高等学校吹奏楽部(元・九州女子高等学校で学校名変更)顧問である出口貴浩先生の案内により博多ラーメンにて3次会を。福祉大の学生さんたちは初めて食べる博多ラーメンに感動!もちろん私は替え玉も忘れずに!たくさん食べて呑んだので明日は完璧です!

▽ シアトル5日目→帰国…。

11月 22, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

シアトルのホテルで目が覚める。とても達成感のある目覚め。多くの人と出会って発見があったシアトル滞在。緊張感の中で全力で向かい合った経験は自分自身の成長に必ず生きてくるはず、そしてこの経験を日本で生かしていかなければ勿体ない。夢のような現実の中で帰国準備。サクソフォーン奏者の浅利真くんとロビーで待合せの時間となりエレベータに乗ると「マチュピチュ素晴らしかった、あなたの指揮で聴けて良かった」とお声をかけて頂きました。そしてロビーで通りすがる全ての方々から笑顔でお声をかけて頂き、昨日のステージは夢ではなかったのだと再確認。浅利さんと出会いチェックアウトする頃には数十人といった人々にお声をかけて頂きました。素直に嬉しい。浅利くんも同様な気持ちで共にシャトルバスで空港へ向かいます。この時期シアトルでは珍しいと言われる雪が降っていました。

空港では意外にもスムーズにチェックイン出来てショッピンクをしてシアトル最後のランチタイム。このリアルな感動が落ち着く前に、なぜ今回は多くの皆さんに喜んで頂けたのか、そしてどうすればもっと喜んで頂くことが出来たのかをお互い確認し合い、今後の反省点と目標を明確に話し合いました。今回ご講評を頂いた中で印象的だった言葉。「アメリカで学びこちらの音楽の影響を受けた作品を書く人は多いですが、あなたは自身の感性と経験を音楽として世界に発信しています」。それが正しいのか、そうでないのかは判りませんが、私には私のスタイルでやるしかないですし、それしかできません。まだまだ浅利くんも私も新参者。今回の短くも濃い5日間は普段の1年分の経験と言っても過言ではないと浅利くんと結論を出し飛行機に搭乗。飛行機が凍り2時間遅れで出発。何とか無事に帰国出来ました。日付変更線を超えたため明日は尚美、頑張らないと。写真は浅利くんとビール。