★ ひと夏の恋!
△ 長期留守のお知らせ
明日、8月19日(木)〜8月25日(水)の7日間はイタリア遠征のため留守にします。この期間はパソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。
ここ数日間はかなり切迫した〆切があり自宅にこもってずっと集中作曲していました。よく「北海道から九州まで毎日行ったり来たりして体力持ちますね」と言われることがありますが、実は旅に出ている時の方が私に取っては幸せ!旅先では作風を考えたりはするものの、よほどでない限り作曲はしないように最近はしています。ですから飛び回って一見体力的には大変そうに見えますが、自宅で過酷な精神状態で集中力を費やすことに比べれば、本当に幸せなのです。しかも、色々な人に出会えたり、美味しいものも食べれるので、その楽しみは何倍にもなります。とは言え、ラーメン終止など実際の健康的にはどうかと思いますが…。
さて、明日からイタリアに再び旅立ちますが、その前日である今日完成したのは東北福祉大学吹奏楽部全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念献呈作品【「ひと夏の恋」〜けやきの気に抱かれて…】。これまで【散歩、日傘をさす女性】【優位な曲線】【ヘリングの朝】と3年連続で委嘱作品を国大会で初演して頂いたこともあり、今回は「委嘱作品」というお話をお断りして「献呈作品」という形で作品をプレゼントさせて頂くことにさせて頂きました。「夏」は吹奏楽をする人にとって一番想い出の深いシーズン。音楽に「恋」をして仲間たちを「大切」にする、「感謝」する。そういった意味も込めて学生さんたちト共にこのテーマに決定しました。又、「けやき」は仙台を象徴する木であること、大学校舎にも演奏会を開催する時に必ず使用する「けやきホール」があり、「けやき」には現役生と卒業生の「絆」を示す言葉とのこと。作風はメロディクでセンチメンタルな6分強の作品。9月に開催される吹奏楽コンクール東北大会の同大学招待演奏にて世界初演されることになっています。
明日のイタリア出発までにまだまだやらなくてはならないことが山ほど。いつもながら徹夜の出発になりそうです…。今回のイタリアも取材旅行を兼ねたものでローマのホテルのみに滞在することになっています。ツアーは拘束力が強く疲れそうなので止め、完全なフリープランで行きます。なので、どんなトラブルが待ち受けているか。しかしながら今年のコンクールでは不思議とレスピーギの【ローマ三部作】を聴く機会が多かったので、精神的な準備は万全です。何よりもまだ一度も行っていないナポリ方面にも行き、ポンペイ遺跡も視察してみたいと思います。写真はコロッセオ、今年の1月に撮影。