やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 12月, 2010

◆ 六甲ヴェルデ吹奏楽団!

12月 05, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

大阪・天王寺のホテルで目を覚ます。まるでアメリカでステーキをたくさん食べた翌日のような胃へり負担が…。深夜4時にカツ丼はさすがに身体に良くありませんだした…。きっと他のメンバーも同じでしょう。聞くまでもありません。。。今日は現在、新作のご依頼を頂いている兵庫県の六甲ヴェルデ吹奏楽団の練習に伺う日。私は基本的に委嘱作品を書く時はバンドの音を聴いてからイメージを膨らませることにしているので今日はその日にあたります。同じく兵庫県の三田市吹奏楽団の指導をされている堀証範先生は昨日の祝賀会からご一緒していることもあり“荷物もあって大変でしょうから”とお気遣い頂き車で一緒に神戸まで向かってくださいました。本来は大阪でランチの予定でしたがあまりにも食欲が無かったので現地に到着してからホテルにてランチ。私は軽食に。写真は堀先生。

港の方面からどうもバリ・チューバのアンサンブルの音が聴こえてきます。ランチを食べる前から聴こえていたのですが一体どこから?六甲ヴェルデの皆さんは合奏をしているはずだし…。でも明らかに練習している様子。気になることにどこかで聴いたことのあるフレージング。どこから聴こえるのだろうと思いながら六甲ヴェルデ事務局長の玉置久展さんと待合せ。そして練習会場に入る直前にバリ・チューバのメンバーを発見。玉置さんに“六甲ヴェルデのメンバーですか?”と聞くと“いいえ、違いますが朝から熱心に練習しています”と。そう、野外で練習をされているのです。よくよく聴いてみると私の曲を練習しています。メンバーが3人のため完全な状態ではありませんが明らかに【アマゾネス】を練習しています。しかも上手い。六甲ヴェルデの指揮者である深田哲也先生もいらっしゃったので、ちょっとそのアンサンブルチームに話かけてみることに。“どちらのバンドの方ですか?”“神戸ウインドアンサンブルですが…”“これ私の曲なんですが…”“……?”といった出会い。偶然の出会いを記念してCD【ひと夏の恋】をプレゼント。そして記念写真!

その後、約2時間に渡る深田先生の熱いレッスンを見学させて頂き、想像以上の技術力と表現力であまり難易度の手加減をせずに全力で作曲出来ることが判明。何よりもイントネーションが明確なバンドかつ歌心があるので久しぶりに4声で絡む初期の八木澤コラールが書けそうです。又、一般バンドとは思えぬくらい細かな練習をされていて深田先生の追求心を垣間見ることが出来ました。何よりも合奏の雰囲気が明るい。深田先生は今日は特別モードで優しく指導しています、とはおっしゃっていましたが普段の練習が充実するかつ信頼関係が無ければメンバーから笑顔の溢れる和やかなムードにはならない。手堅く厳しいご指導の中にもお互いの信頼関係を大切にされている素晴らしいバンドだということがよく判り嬉しい気持ちになりました。その後、ホテルにチェックイン!予約してくださったホテルが豪華で驚きました。夜景も美しく疲れが取れるような時間を10分過ごし、すぐに宴会へ!

バンドのメンバーは私より若い方々が多くとても元気。各パートから積極的な作品への要望もありメンバーはとても明るく良い雰囲気。よく考えると兵庫県の一般バンドの宴会に出席するのは初めてかもしれません。大阪や奈良、京都とは同じ関西でも雰囲気が違うのが面白い。2次会を経由して本日はラーメン終止。なんだかんだ言っても今日もたくさん食べてしまいました…。来週からシカゴなので、そろそろ体調を整えなくてはなりません。その前に山形へも行くので風邪には気をつけなくてはなりません!

☆ デビュー10周年記念祝賀会!

12月 04, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は私が作曲家としてデビュー10周年を迎える2010年の忘年会も兼ねて、デビュー当時の拠点・発祥の地でもある関西の先生方の企画により「八木澤教司デビュー10周年記念祝賀会」が大阪・天王寺地区にて開催されまます。実行委員は八木澤作品関西指導者連合会会長を務める大阪市立高津中学校吹奏楽部顧問の田中雅朗先生と合唱曲【あすという日が】の初演指揮を務められた大阪市立文の里中学校吹奏楽部顧問の安藤寛先生を中心とする大阪府の先生方。そしてウインドアート出版代表の神長一康さんもこの企画に大きく貢献してくださっているようです。実は私は祝賀会の内容をほとんど知らず出席者も一部しか知らない感じです。田中先生より“今日くらいは八木澤先生は一切何も気を遣わず開宴ギリギリにいらしてください。主賓なのですから何も心配はありません”とのこと。期待とも言うべきドキドキ感を胸に市川駅よりリムジンバスで羽田空港へ向かいます。市川駅が新しくなり過ぎて驚きました(写真)。

ホテルにチェックインして会場に向かおうとしたら【ペルセウス】を委嘱初演された京都府立桃山高等学校吹奏楽部顧問の安原敏夫先生と偶然バッタリ。何となく1人で会場に行くのは恥ずかしさがあったのでラッキー!会場に着く直前には東京から駆けつけてくださったサクソフォンの浅利真くんともバッタリ。主賓ということで開宴まで待機することになり、いよいよ会場へ入場。本当に多くの方が私だけのためにお集りくださり大きな拍手でお迎えくださいました。

オランダのデ・ハスケ・グループ社長のGarmt van der Veen氏や作曲家の広瀬勇人さんの祝電披露に始まり、武蔵野音楽大学の同期でもあるピアニストの織茂学さんのサプライズスピーチ、トロンボーン奏者の矢巻正輝さんと織茂さんとの夢の共演【ヴォカリーズ】では会場も2人の美しい音色にうっとり。

田中先生と安藤先生は細かな気配りで会場を盛り上げてくださり、出席者全員による1時間以上軽く越える1分間の祝辞も。ご多忙の中、関西を中心に東海地区、北陸地区、四国地区と幅広く出席してくださり、東京からは武蔵野音楽大学時代から苦楽を共にした仲間たちが集まるといった私の想像を超えた大イヴェント。それぞれ面識の無い方も当然多いですが【やぎりん日記】を通して、そして作品スコアの解説を通してお互い一度は見たことのあるお名前ということもあり新たなる交流にも繋がったようでした。私としては何よりの喜びです。

又、記念品として出席者へブレーンミュージックから【トリプルあいす】【アメージング・グレース】の楽譜進呈、教育芸術社より【あすという日が】の楽譜進呈、ウインドアート出版、ワコーレコードからCDの進呈などもあり、私からもCD【ひと夏の恋】を出席者全員にプレゼントさせて頂きました。盛り上がった祝賀会の最後は【輝きの海へ】を共に生んだ元・千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部顧問である田川伸一郎先生からの感動的なメッセージが新浜小の演奏と共に披露され会場の雰囲気がより温まりました。直後、私の感謝の挨拶としてお話させて頂きましたが、本当に感慨無量の想いでした。初めて10年前に21世紀の吹奏楽第4回《響宴》で作品が採用され、それを聴いた奈良の先生方が私をゲストとしてお迎えくださったのが吹奏楽界への第1歩。初めて1人で乗る新幹線に不安と期待を込めながら現地へ向かった気持ちは今でも昨日のように覚えています。それをきっかけに関東よりも早く関西各地で八木澤作品がレパートリー化するのですが、まだ大学を卒業して間もない経験不足の私に対して温かく迎えてくださったことが何よりも励みになったことは言うまでもありません。その後、この10年間は多くの試練もありましたが国内外で奇跡的なチャンスを掴むことができたのも私が1人で頑張ったからではなく、常に応援してくださる現場の皆様や仲間たち、そして出版社の皆様のお力添えのお陰だと改めて初心に返る一時となりました。この場をお借りして皆様に心より御礼申し上げます。写真は長野のアンサンブル・ファンファール娘“たまご”。

2次会は半数以上の方々がご出席くださる他、仕事を終えて駆けつけてくださる方までいらっしゃり深夜12時近くまで。その後、BARにて3次会、再び居酒屋にて4次会。そして何とラーメン屋が既に閉まる深夜4時には定食屋にて5次会。さすがにここまで残ったのは実行委員の田中先生、浅利さん、クラリネット奏者の三浦幸二さん、富山のバンドディレクターの湯浅幸嗣さん、武者修行中のかっしー。皆さん、呑んでばかりいたので普通に定食を。翌日というか起きた直後から胃もたれしたことは当たり前のようでした…。ご多忙のにも関わらず事前準備をはじめ気配りのある温かい祝賀会を企画してくださった田中先生、安藤先生、メッセージを頂きました多くの皆様、各方面より駆けつけてくださった皆様、応援してくださる多くの皆様に心より感謝致します。今後共、宜しくお願いします!

◇ 合唱曲「あすという日が」

12月 01, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

最近になって何名かの吹奏楽部の顧問の先生方から「八木澤先生の《あすという日が》を合奏の時の基礎練習で時々歌ってハーモニーやフレージングを整える練習に使っているですよ」と聞きました。だいぶ前に書いた合唱曲ですが、個人的に“合唱のみの分野”の壁を越えて、吹奏楽の畑でもこの曲を使用して頂けることはとても嬉しいです。作曲当時も吹奏楽で八木澤作品を取り上げてくださっているバンドにメロディーの歌い回しを統一する練習やチームワークを築く上でも歌って頂きたいという想いで書いたので尚更です。ただ出版元である教育芸術社の教科書を使用している中学校では比較的入手しやすい楽譜ではありますが、吹奏楽部顧問の先生が必ずしも音楽科の教諭である訳ではないし、吹奏楽業界の出版社ではないのでなかなか注文の仕方が判らないというご意見もあったので今回は少しご紹介させて頂きます。

基本的に楽譜は【ピアノ伴奏版】【吹奏楽伴奏版】の2つに分けられ両者共、出版譜として購入可能です。前者の音源はYou Tubeで発見しましたのでご紹介します〈こちら〉。後者はこの日記をご覧になられている方はご存知のように東北福祉大学吹奏楽部の演奏する作品集CDVol.4【ひと夏の恋】に収録されています〈サンプル〉。

【ピアノ伴奏版】の楽譜の入手は〈こちら〉。他の作曲家の作品も2作品掲載されています!何と630円(税込)!

【吹奏楽伴奏版】は何とスコアとパート譜が別売となっていています。スコア〈こちら〉とパート譜〈こちら〉。スコアとパート譜はそれぞれ別に注文するオンラインショップですが両方合わせても合計3.255円(税込み)と吹奏楽業界ではあり得ない破格で私も今調べてビックリ!

東北福祉大学吹奏楽部の皆さんはリコーディングの時に全員暗譜で熱唱してくれました!ぜひぜひ皆さん歌ってみてくださいね!ちなみに吹奏楽版の楽器奏者の人数は15名程度(CDレコーディングもその程度の人数で行いました)で演奏できてしまいます!作品の解説はこちら