◆ 六甲ヴェルデ吹奏楽団!
大阪・天王寺のホテルで目を覚ます。まるでアメリカでステーキをたくさん食べた翌日のような胃へり負担が…。深夜4時にカツ丼はさすがに身体に良くありませんだした…。きっと他のメンバーも同じでしょう。聞くまでもありません。。。今日は現在、新作のご依頼を頂いている兵庫県の六甲ヴェルデ吹奏楽団の練習に伺う日。私は基本的に委嘱作品を書く時はバンドの音を聴いてからイメージを膨らませることにしているので今日はその日にあたります。同じく兵庫県の三田市吹奏楽団の指導をされている堀証範先生は昨日の祝賀会からご一緒していることもあり“荷物もあって大変でしょうから”とお気遣い頂き車で一緒に神戸まで向かってくださいました。本来は大阪でランチの予定でしたがあまりにも食欲が無かったので現地に到着してからホテルにてランチ。私は軽食に。写真は堀先生。
港の方面からどうもバリ・チューバのアンサンブルの音が聴こえてきます。ランチを食べる前から聴こえていたのですが一体どこから?六甲ヴェルデの皆さんは合奏をしているはずだし…。でも明らかに練習している様子。気になることにどこかで聴いたことのあるフレージング。どこから聴こえるのだろうと思いながら六甲ヴェルデ事務局長の玉置久展さんと待合せ。そして練習会場に入る直前にバリ・チューバのメンバーを発見。玉置さんに“六甲ヴェルデのメンバーですか?”と聞くと“いいえ、違いますが朝から熱心に練習しています”と。そう、野外で練習をされているのです。よくよく聴いてみると私の曲を練習しています。メンバーが3人のため完全な状態ではありませんが明らかに【アマゾネス】を練習しています。しかも上手い。六甲ヴェルデの指揮者である深田哲也先生もいらっしゃったので、ちょっとそのアンサンブルチームに話かけてみることに。“どちらのバンドの方ですか?”“神戸ウインドアンサンブルですが…”“これ私の曲なんですが…”“……?”といった出会い。偶然の出会いを記念してCD【ひと夏の恋】をプレゼント。そして記念写真!
その後、約2時間に渡る深田先生の熱いレッスンを見学させて頂き、想像以上の技術力と表現力であまり難易度の手加減をせずに全力で作曲出来ることが判明。何よりもイントネーションが明確なバンドかつ歌心があるので久しぶりに4声で絡む初期の八木澤コラールが書けそうです。又、一般バンドとは思えぬくらい細かな練習をされていて深田先生の追求心を垣間見ることが出来ました。何よりも合奏の雰囲気が明るい。深田先生は今日は特別モードで優しく指導しています、とはおっしゃっていましたが普段の練習が充実するかつ信頼関係が無ければメンバーから笑顔の溢れる和やかなムードにはならない。手堅く厳しいご指導の中にもお互いの信頼関係を大切にされている素晴らしいバンドだということがよく判り嬉しい気持ちになりました。その後、ホテルにチェックイン!予約してくださったホテルが豪華で驚きました。夜景も美しく疲れが取れるような時間を10分過ごし、すぐに宴会へ!
バンドのメンバーは私より若い方々が多くとても元気。各パートから積極的な作品への要望もありメンバーはとても明るく良い雰囲気。よく考えると兵庫県の一般バンドの宴会に出席するのは初めてかもしれません。大阪や奈良、京都とは同じ関西でも雰囲気が違うのが面白い。2次会を経由して本日はラーメン終止。なんだかんだ言っても今日もたくさん食べてしまいました…。来週からシカゴなので、そろそろ体調を整えなくてはなりません。その前に山形へも行くので風邪には気をつけなくてはなりません!