◆ SHOBI WINTER BAND FESTA ! 2011
本日は桜木町のホテルからダイレクトに尚美の授業へ!学校に着いて何となくポケットを触ると“自宅の鍵が無い”。ホテルの部屋に置いてきてしまったのでは…。急いでフロントに電話するとやはり鍵はホテルに。そして更にその後、作曲スケジュールなどを書いた“極秘スケジュール一覧のファイルも無い”。。。きっと同じくホテルだと思い電話すると「鍵以外はありませんでした…」と何と取り合ってくれません。。。「だって鍵しか探していないでしょう?ファイルは絶対に部屋にあるので探してください」「ありません!」の繰返し。。。そんな時にホテルにはまだチェックアウトをしていないクラリネット奏者の三浦幸二さんが奇跡的にいることを想い出し電話。三浦さんも「ファイルはありません」と言われたようですが、さすがは三浦さん!再度捜索をするように手配してくれ鍵もファイルも無事に救出。私はこんなミスをしたことは一度もありませんでしたが、やはりここ最近疲れきっているのでしょう。。。三浦さんに助けられました。
さて授業の合間に佐藤正人先生の授業に行き、バリオホールにて本日開催される『SHOBI WINTER BAND FESTA! 2011「合同ウインドコンサート」』の練習に立会いました。三浦さんも佐藤先生のレッスンを見学したいということで同行。この場で忘れ物の受け渡しも完了!本日はデビューが同期の作曲家・坂井貴祐さんの作品も学生指揮者によって演奏される関係でお会い出来ました。三浦さんと共に記念撮影。本番直前まで学生指揮者の樫野哲也くんは楽屋で佐藤先生にレッスンを受ける。彼が指揮するのは【ひと夏の恋】。本日が関東初演となります。数回の合奏しかできなかったことから彼も色々心配があったようですが、最後の最後まで良い音楽を創ろうという純粋な姿勢で挑みます。
演奏会の開演。佐藤先生の指揮で【ヘリングの朝】が演奏されるということでウインドアート出版の神長一康さんも来場。又、同じく大学同期であり教育芸術社営業マンの小野慎也くんも来場。そして偶然にも三浦さんと同期で三鷹市立第一中学校吹奏楽部顧問の野澤俊夫さんも偶然にもお会いすることができました(写真)。佐藤先生の【ヘリングの朝】はいつもの如くエネルギーに満ちた熱演(写真提供:企画制作課)。とても素晴らしかったです。
後半は佐藤先生の指導する「学生指揮による吹奏楽指導法研究発表会」。樫野くんの【ひと夏の恋】は奇跡的な熱演となりました。実は本日のリハーサルは約20分は短時間ということもあり彼自身納得のいくものではありませんでした。佐藤先生からの愛情のある厳しい指導もあり彼は不安との戦いだったはずです。ですが、最後の最後まで楽譜を読み研究したことが最大限に発揮されたのでしょう。佐藤先生が最後にアドバイスしたことは「指揮の形だけ良くしようとしても駄目だ、君がどんな音楽にしたいのか伝える棒でなくては…」ということ。彼にとって何よりの良い経験になったことでしょう。一方、本日の演奏会の大トリを飾ったのは横倉究くんの指揮する【ペルセウス】。彼も音楽性豊かなドラマティックな音楽創り。単に音を並べる演奏ではなく、コラールの方向性が聴衆に伝わる演奏となっていました。その他の学生指揮者たちもそれぞれの作品をよく研究し「自分の音楽」として堂々とした演奏に仕上げていました。私も学生時代にこんな授業を受けたかったです。。。