◆ 松崎泰賢先生が我が家へ!
本日の夕方頃に東北福祉大学吹奏楽部音楽監督&指揮者の松崎泰賢先生が千葉県市川市にある我が家を訪れました。仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者という顔をも持つ松崎先生はここ数日間オケの仕事の関係で千葉に滞在されているとのこと。先日、レコーディングを終えた東北福祉大のCD仮編集を聴ける環境がそんなことで無いとのことなので、確認に時間が限られていることもあり臨時に我が家にてCDを確認しながらのミーティングを行うことに。お互い指揮をした当人なのでちょっとしたことでも気になるもの。しかも松崎先生はトロンボーンのソロも演奏していますし、私は全ての作品の作曲者でもあります。当然ながらお互い多くのコダワリがあります。ですが一般に販売させるCDなので“自己満足”になってしまってはいけないと「客観的にざっと1回通して聴きましょう!」という予定でした…が、結局は4時間近くもミーティングが続きました…。何度も同じ場所を聴いて「八木澤さんここの音程がどうしても…」「松崎先生、ここの発音がちょっと…どうですかねぇ」といったお互い感じることを列挙。しかしながら「八木澤さん、ここはレコーディング4日目で体力の限界を超えた状況でよく学生は頑張っていますよ、このままのライヴ感がむしろ良いですよ」「松崎先生、ここは先生らしい表現ですし、学生さんの想いが音を通して伝わってきますよ、このままのテイクで行きましょう!」など 互いマイナス面だけでは無く、学生さんたちの集中力の限界を超えたレコーディングへの頑張りを讃える話題が多くなり最終チェックを無事に終えました。一方、電話にて実際にレコーディングエンジニアを務めたワコーレコードの西村和幸さんは「八木澤さんの音楽に合ったサウンドを持ったバンドですね、多くの八木澤ファンに親しまれるCDになりますよ」、レコーディングディレクターを務めたウインドアート出版代表の神長一康さんは「全体的に音楽が感じられるライヴ感のある演奏でスゴイよ、選曲も今回は特に良かったんじゃないの、ウインドアートの契約曲は少ないけど…」と、それぞれGOサインが出ました。又、現場にも応援に駆けつけてくださったクラリネット奏者の三浦幸二さんにもあえてスコアを見ずに仮編集CDをチェックして頂きました。「ウエスト・シンフォニーの録音が何よりも凄い!体力のいる30分以上かかる大曲をよくここまで吹けますねぇ、八木澤さんの作曲した若き時代の勢いがそのまま感じられますよ!」と大絶賛!細かいところはもう少しチェックし修正は加える必要があるものの、大まかな方向性が本日、確定することが無事に出来ました。ご協力頂いた皆様に頃より感謝します。
終了後、松崎先生と共にCD完成の前祝いということで私のお薦めする沖縄料理「たから」(JR総武線・本八幡駅下車)にて生オリオンビールで乾杯!今日は4年間の中で最も松崎先生の笑顔を見たような気がします。グルメな松崎先生に料理にもご満足頂けたようで良かったです!先生も私も「頑張った学生に早く完成品を見せたい、聴かせたい!」という話題に尽きます。今回のCDレコーディングは長い日程を共に過ごしただけあって、より松崎先生のお考えや音楽性の素晴らしさを再確認させて頂きました。それにしてもプロのオケマンとしての精神と音への集中力をこれだけ近くで感じると、まだまだ自分は勉強不足だと思います。11月下旬の東北福祉大の福岡遠征でも多くのことを学ばせて頂きたいと思います。今年はシカゴのミッドウエスト・クリニックと重なってしまい定期演奏会にはお伺いすることが残念ながら出来ません。先約でオランダのデ・ハスケ社の社長とのミーティングや委嘱を頂いているニューヨークの大学バンドとの打合せなど多々ありアメリカに9日間滞在する必要があります。結果として東北福祉大の皆さんとは福岡公演にてお別れとなってしまいます…。しかしながら4年間の節目を飾るものになるよう福岡公演も全力で頑張りたいと思います!【福岡工業大学吹奏楽団&東北福祉大学吹奏楽部のジョイントコンサート(11/27)に関してはこちらをクリック!】