やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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☆ 第29回吹奏楽ゼミナール(JBA)

12月 30, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

溝の口のホテルで目を覚ます。本日は日本吹奏楽指導者クリニック(JBA)の「若手作曲家の自作の作品について」という講座を担当するため洗足学園音楽大学の校舎へ向かいました。会場に到着しウインドアート出版のブースを訪ねCDを何枚か借用。ウインドアート出版代表の神長一康さんは武蔵野音楽大学作曲学科の同期。15年ぐらいのお付き合いになります。従って八木澤作品を語るには同出版社のCDは必需品。会場でマイクテスト、CDがきちんと再生できるかチェックし開始午前9時まで待機。

今回私が講義をさせて頂くきっかけを頂いたのは吹奏楽指導者の秋山紀夫先生のご紹介。5月に台湾で開催された「第4回台湾クリニック」で台湾空軍音楽隊をモデルバンドに私が指揮をしながら【ヘリングの朝】の情景や展開、そして作曲への姿勢を話して行くレクチャーをご覧になられた秋山先生より、その当日の打上げの席で本日のJBAレクチャーのお話を頂きました。台湾では文化違いからくる時間の流れの違い、日本人が常識と考えているものとの食い違いもありトラブルも多く慣れない私には苦労もありましたが、その中で現地で資料を制作したり、聴衆が求める内容を臨機応変で行っていく姿が、逆に秋山先生の目に止まったと嬉しいお話を頂きました。本日の講習では“人と人とのつながりで生まれた作品”をテーマにデビューのきっかけであった【輝きの海へ】と田川伸一郎先生、市川市立新浜小学校吹奏楽部の子供たちとのエピソード、バンドディレクターである佐藤正人先生との衝撃的な出会い、関西から広がった輪について作曲家としてデビューした10年間についてお話させて頂きました。又、「協奏曲シリーズ」や合唱と吹奏楽のための作品【あすという日が】などタイプの違う作品の紹介、東北福祉大学吹奏楽部とのコラボレーションで生まれた作品についてもお話しピッタリ60分で終了。終了後も先生方からの質問やバンドの現状に対する悩みのお話を聞かせて頂いていると既にお昼。閉校式にも臨時出席し受講生を見送ってから帰らせて頂きました。自宅に帰る途中で乗換える錦糸町駅でラーメンを食べて帰宅。本日は作曲を一時中断し「24ファイナルシーズン」を一気に見ることを決意。明日の今頃には完結しているでしょう。

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