○ ニューヨーク第2日目:マンハッタンへ!
ピーター・L・ボンシャフト博士と昨日のリハーサルの録音を聴いた上での最終ミーティング。昨日お伝えしていない新たなアイディアをお伝えすると早速来週の練習で実行されるとのこと。益々演奏が楽しみです。【ポンペイ】はイタリアの世界遺産。ヴェスヴィオ火山の噴火によって2千年前に埋もれた大都市で、私は昨年の夏に現地へ取材旅行に行きました。クラリネット奏者の三浦幸二さんは「本来ならば日本で八木澤作品の代表作としてすぐに演奏されるべき曲ですけど…あまりに描写が鮮明過ぎて今の日本の状況だと…」私も同感です。ポンペイは火山が噴火する17年前に大地震に襲われます。そして復興を終える前に火山の噴火により大都市は消滅するのです。現在は世界遺産・観光地として世界中の多くの人たちに夢と希望を与える存在になっているポンペイ。その夢のある「今」で幕は閉じているものの…。いくら2千年前の遠い国の話とは言え日本では疑似感が生まれるでしょう。ホフストラ大学の素晴らしい演奏を聴いただけに悔やまれます。
博士の車でニューヨークの中心街であるマンハッタンへ移動。中心地は新宿の高層ビルと銀座の雰囲気を合わせた印象。車の渋滞もあり日本と意外にもイメージは近く驚きました。マクドナルドやスターバックスなど見覚えのある風景ばかりで海外のような気がしません。明日以降はホフストラ大学とは離れ美術館などで取材を出来ればと思っているのでホテルもお手頃なところへ!三浦さんが探し出したフラットーテルというホテル。1泊16.000円程度でこの時期のニューヨークにしては安い方。部屋も広くとても快適かつ中心地でどこに行くにも便利。ちなみに1万円を切るホテルもありますがトイレと風呂が共同であったり微妙なホテルも多いのでセキュリティを気にされる方は備考欄を確認した上で予約してくださいね!又、ニューヨークは都会なだけに英語のスピードが早いです。略語を使うこともあり日本で真面目に英語を勉強された方は文法通りで無いので聴き取れない場合があると思います。逆に私のように英文法などの勉強を怠った人は「こんなんでいいんだ!」と安心できるかもしれません。
夜はフェリーに乗って遠目に自由の女神を見たり夜景を見たり楽しみました。ちなみに日本ではあまり見かけない「ステーキ・ハウス」というステーキの専門店がとても多かったです。今回2回ほど行きましたが目が飛び出るほどの量なので注意が必要です。それにしてもニューヨーク。危険、危険とよく日本で耳にしましたが全然危険な感じがしません。。。深夜に女性1人でも歩いていますし、どう考えても治安が悪いように思えません。。。今のところ危機を感じたのはステーキの量だけです。。。