■ 国内での活動!
バルセロナ&パリから帰ってすぐ数年ぶりに大分県に行きました!大分南高等学校吹奏楽部の定期演奏会に客演指揮者としてお招き頂きました。顧問の野村浩之先生とは転任前の佐伯豊南高等学校吹奏楽部時代からのお付き合い。野村先生の熱いハートは健在でした。この大分南高に転任されて3年目。当日、コンクールで銅賞クラスであったこのバンドを赴任一年目で【輝きの海へ】を演奏し金賞を受賞。その当時の卒業生もこの演奏会には大勢駆けつけてくれました。卒業生が「野村先生と出会えて良かった」「野村先生のお陰で頑張れば夢が叶うことを知った」と涙を流しながら想い出話をしている様子に感動しました。彼らの想い出の一部に私の作品が大きく関われたことは誇りです。演奏会自体も現役生が一生懸命に音楽創りに励み素晴らしいものになりました。会場も立見が出るほどの予想を超える集客。関係者にとって感動の一日であったと私も気持ちの良い時間を過ごさせて頂きました。これからも益々、頑張って頂きたいです。写真は大分やぎりん会の皆さん!
大分から直行したのは東京都。合唱指導者としても著名な渡瀬昌治先生主宰の「春の合唱セミナー」の講師にお招き頂きました。今回はこの講習会のための委嘱作品である【コスモスの花の高さ(同声)】【朝の花がひらくように(混声)】の2曲に加え【光を抱こう(混声)】【あすという日が(同声版のみ)】を小金井市立緑中学校、府中市立本宿小学校の皆さんをモデルとして公開レッスン形式で指導。同時に秋に向けてリリースされるDVDの撮影も兼ねて行われました。この4作は全て山本瓔子先生の詩によるもの。山本先生もゲスととしていらっしゃり朗読や詩を書かれた想いなどを語って頂きました。特に【あすという日が】に込められた想いを聴かれた聴衆は涙を流し、最後は心の底からの歌声がホール全体に響き渡りました。写真は同じくゲストに招かれた合唱界の人気作曲家、大田桜子先生を囲んで。
翌日は千葉県立市川昴高等学校吹奏楽部の定期演奏会。本年より統合されましたが昨年までの市川西高等学校にはデビュー当時からお世話になっています。昨年の委嘱作品である【華麗なる終焉へのオマージュ】が新たな一歩として再演されました。昨年は地震の関係もあり練習も出来ずホールも計画停電のため予定していた時間が使えず、やむを得ず平日の昼間に演奏会を開きました。条件の悪い中、昨年も素敵な演奏をして頂きましたが、本年は渾身の想いの込められた説得力のある音楽創り。心より感動しました。今後、益々レベルアップされるであろうサウンドを垣間見ることが出来ました。