☆ 信州大学!
本日は昨日宴会をご一緒して頂いたトロンボーン奏者の大内邦靖さんが私の【トロンボーン協奏曲】全曲を東海初演してくださる信州大学吹奏楽団第26回定期演奏会(松本公演)の日。開演が15時ということで、ゆっくりできるため普段行きたくても行けないドコモショップへ!ちなみに第2位で行きたい場所は床屋さん。自宅にいる時は集中して作曲しているし、地方滞在中は基本的に自由時間が無いため(どこに行っても音楽室、ホール、宴会場以外はほとんど行けないので…)、こんなチャンスは大変貴重。今回のドコモショップはかなり重要。12/15〜12/20にかけて行くシカゴ(ミッドウエスト・クリニック)の唯一の命綱。各種設定やメンテナンスで約1時間半かかりました(昼食の時間が無く駅でお弁当を買って食べましたぁ)。シカゴ行きの前日まで東北福祉大学の演奏会の関係で仙台にいるので、なかなかゆっくりと準備ができない状況が続いています。初のアメリカ。日本語がどこまで通じるのか!シカゴから帰ると年末年始はイタリア。シカゴでパスポートを紛失するとかなりマズい状況となります。スリが多いそうなので気をつけなくてはなりません。
さて、信州大学の定期演奏会はとても活気があって良かったです。学生指揮者中心での演奏が続き、トレーナーを務める荒井弘太先生が指揮をされたのはメインのみ。学生が全て企画運営をされているとは信じられないほどステージマナーも良く、演奏もどの曲も細かに練習されている様子が伺えました。明るく華やかで音色の良いサウンドでこれだけの曲をこのクォリティーで演奏できる。なぜこんなバンドが全国大会に出れないのか!と思えるほど素晴らしい演奏が続きました。良く考えると東海ブロックには三田村健先生率いる静岡大学吹奏楽団がいたのですね。実は今回の信州大学で【トロンボーン協奏曲】が演奏されることになったことを真っ先に教えてくださったのは三田村先生。 荒井先生も大内さんも三田村先生とはとても仲良しなのです。そういった意味で三田村先生もしばしば信州大学へ訪れ指導されるといった同じ部門、同じブロックにも関わらず良い関係が続いているようです。学生さんも良い意味で意識できるバンドがあり交流できることは幸せですね。ちなみに東北福祉大学の音楽監督である松崎賢泰先生と荒井先生とは同郷の先輩、後輩といった関係とのこと。今回も縁を感じる機会が多かったです。
最後になりましたが【トロンボーン協奏曲】の演奏ですが、学生指揮者での演奏とは思えぬほどの音楽性豊かなものでした。大内さんのソロは昨日触れた人柄そのもので深く優しさに満ちたアプローチでした。会場に駆けつけてくれた松本市吹メンバーもすっかり大内さんのファンになっていました。矢巻さんの素晴らしさとはまた違う、新たな解釈で新鮮に聴かせて頂きました。既に大内さんと矢巻さんはメールでの交流が始まっているようです。私の作品がきっかけでこういった人間関係が繋がっていくことは幸せです。既にデ・ハスケから出版されているので今後も新しいアプローチでの演奏を色々なところで聴けることでしょう!今からとても楽しみです!