やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

◆ 箱根合唱セミナー!

8月 27, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

8月20日は名古屋から箱根へ大移動!新幹線で三島まで行きタクシーで一時間かけて第12回目となる箱根合唱セミナーの開催されるホテル「ザ・プリンス箱根」へ向かいました!3日間全国各地から集まられた合唱指導者の先生方とこのリゾートホテルで合宿となります。大交流会もあり吹奏楽界で言う浜松クリニック以前の「合歓の郷バンドクリニック」のような雰囲気。合唱指導者としてご高名な渡瀬昌治先生を中心として橋本祥路先生、松井孝夫先生、山﨑朋子先生といった小・中学校のクラス授業で必ず歌われる名曲を残している作曲家の先生方から、前田美子先生、真鍋淳一先生、丸山久代先生ほか多数の豪華な講師陣の講座を全て聴かせて頂き目から鱗の毎日でした。ホテルの目の前は芦ノ湖が広がり最後は湖畔で大合唱をして終えると行った合唱尽くし!毎夜、宴会の後は橋本祥路先生の部屋で遅くまで2次会が行われ貴重なお話を伺うことも出来ました。吹奏楽とはまた違う世界でとても新鮮です!今回の一番の収穫は合唱も吹奏楽も音楽という面では何も変わらないということ。指導方法も先生方のお話を伺っていると全く同じです。ただ吹奏楽の方が部活動であり音楽好きな生徒さんたちが集まっていることから使用する音楽用語や指導スタイルが専門的。一方、合唱はクラス授業で一般の生徒さんを共通して分かりやすく指導しなくてはならないので、より判りやすい言葉を選ぶ必要があり、例え話やアイテムなどボキャブラリーが豊富でなくてはなりません。「こういう言い方があるんだ!」と発見が多々ありました。このような素晴らしいセミナーにゲストとして出演させて頂きましたことは本当に勉強になりました。渡瀬昌治先生の詩による中学生向けの「歌の力」(教育芸術社)の初演も無事終わり、リリースされたばかりの「GOOD LUCK〜希望のひかり」も好評を頂けました。多くの先生方に温かく迎えて頂き楽しい3日間でした!このような機会にお声をかけて頂きました渡瀬先生に心より感謝しています!

◆ 名古屋NHK児童劇団公演「青い鳥」に感動!

8月 26, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

この夏は海外遠征を一時中断して国内の吹奏楽をじっくりと聴かせて頂きました。やはり日本の吹奏楽の技術はとても高いと痛感する日々を送りました。一方、8月中旬には歴史あるNHK名古屋児童劇団ミュージカル公演「青い鳥」を2日間3公演のゲストを務めました。多くの俳優を生み出した劇団だけあって開演4時間前からお客様の列が出来るなど3公演とも満席。今回の音楽は全て私の吹奏楽曲が演出家によって上手に使用されていました。演奏は竹内雅一先生指揮、名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ!私はカーテンコールの「あすという日が」のみの客演指揮を務めました!演技も演奏も本当に素晴らしく大盛況で全ての公演の幕を閉じました!厳しい稽古を乗り越えて観客を見事に魅力した役者の皆さん、舞台を最大限に引き立てる感動的な演奏をした名古屋芸術大学の皆さんに拍手!そして脚本•演出、音響、照明、美術、振付など陰なるサポートで関わった多くの関係者の皆様に感謝します!こんな素晴らしい大きな企画に関われたことを光栄に思います!

 

◆ 尚美ミュージックカレッジ体験入学!

8月 17, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年の夏も尚美ミュージックカレッジ専門学校では体験入学[8/26(日)]を担当します。高校生、高校卒業生以上を対象!指導者の先生方も見学可能!尚美にご興味を持っている、八木澤作品にご興味を持っている、など、お気軽にご参加してください!今回は「未知への飛翔」「グラティチュード・ジャーニー」「ラン・パーン」といった新作を取上げます。詳細はこちら

★ 母校・市川市立第二中学校!

7月 15, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は母校である千葉県市川市立第二中学校に吹奏楽部の激励に訪れました。久しぶりに見た校舎は何も変わらず懐かしい。ここから私の音楽家としての歴史がスタートしたと想うと感慨深いものがありました。私の時代は部員は少なかったですが今は70名を越える大編成。明るい笑顔のある素敵な生徒さんたちでした!簡単に当時の吹奏楽部の様子をお話した後で質問タイム。生徒さんたちから「海外の話が聴きたいです!特にヨーロッパの!」と積極的な発言も。フランスやイタリアに行ったことのある生徒さんも数名いたので趣向を変えてスペインの観光名所や美味しい料理、吹奏楽事情などをお話させて頂きました。現顧問の忠地美幸先生(男性です)の穏やかな人柄が生徒さんにも影響しているようで、とても素直な表情で聴いてくれていました。尚、忠地先生はサクソフォーン奏者の彦坂眞一郎さんの恩師でもあります。その後、基礎合奏用に練習されているコラールを聴かせて頂いたのでワンポイントアドバイスと共に日本ではまだ導入されていない最新の基礎合奏法をご紹介したりしました。又、将来どんな道に進んだとしても人の縁やコミュニケーションを大切にすることをお話して羽田空港へ向かいました。市川市に住んでいながら市川市に普段いることが無く、疎遠になっていた母校。心よりご発展をお祈りします。

★ 武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル!

7月 13, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は母校でもある武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブルの演奏会が東京オペラシティコンサートホールがありました。なかなか演奏される機会の少ない《ザ・ウエスト・シンフォニー》(2006年)の第4楽章がメインプログラムを飾りましたが、シンフォニックなサウンドでとても素晴らしかったです。吹奏楽コンクールの課題曲も演奏されましたがアメリカの指揮者が味付けすると全く違った響きで新鮮でした。リチャード・ハンセン博士は主にアメリカで活躍していますが【教育=吹奏楽】の本場の国の先生だけあって技術的な音楽だけではなく、学生を育てることも大切にされていたのが印象的でした。東京オペラシティコンサートホールにいっぱいのお客様。学生さんも気持ち良く演奏出来たと思います。終演後は「あすという日が」の作詞家としても知られる山本瓔子先生やフランスを代表とするサクソフォーン奏者のジェローム・ララン氏、作曲家の戸田顕先生、川辺真先生をはじめ、ピアニストの織茂学、クラリネットの三浦幸二、サクソフォーンの浅利真、ウインドアート出版代表の神長一康といった大学時代から続く仕事仲間たちを中心に大宴会となりました!もちろん終電を逃しタクシーで帰ることになりました。

後日、演奏会の打上げ&帰国直前のハンセン先生のお別れ会を学生さんたちと共に行いました。この日もハンセン先生は「心を一つにする音楽」が大切であることを話されていました。そして学生さん1人1人に「夢を持ち可能性のある自分を信じる」よう言葉をかけていました。アメリカで著名な「博士」が音楽のみならず、ここまで関わりを持った人たちを大切にされている教育者であることに改めて感動しました。又、同時に私が海外で客演指揮をする時にまだまだやるべきことがあると痛感しました。「演奏会の成功」のみならず「関わった人たちに夢や希望」をもっと与えることができるよう「音」だけではなく「人」を感じることが大切だと戒めになった一日でした。私自身とても勉強になる良い機会でした!

 

◆ 合唱曲「GOOD LUCK」レコーディング!

7月 12, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日はビクタースタジオで合唱曲「GOOD LUCK〜希望のひかり」(里乃塚玲央 詞)のレコーディングをしました!藤井宏樹先生指揮、クーネル・コエンデンの皆さん、ピアニストの前田勝則さんの素晴らしいコンビネーションに感激しました!この楽譜とCDは8月に教育芸術社から発売されることになっています。クラス合唱の定番になるよう心を込めて作曲しました。発売をご期待ください!

◆ 新譜《吹奏楽のための音詩「我ら鷲の如く空を舞う》

7月 10, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

オランダのde haskeから新譜《吹奏楽のための音詩「我ら鷲の如く空を舞う》(Like The Eagle, We Soar and Rise-A Tone Poem for Wind Orchestra)の出版された報告とサンプルが到着しました!この曲はシンガポールのスティーヴン・プゥア氏のご紹介でYuying Secondary School Concert Band(育英中学校)とその同窓会の委嘱で2010年の学校創立100周年記念のための委嘱作品として書いたものです。バンドディレクターとしてシンガポールで活躍するファイザル・ビィン・オスマン氏の指揮で世界初演されていますが、実はまだ日本ではコンサートでは演奏されていません。出版の方が早かった関係もあり真っ先に楽譜を入手し国内で演奏した団体が結果的に日本初演をすることになります。ぜひ演奏される際はご一報ください!私も日本初演がどこで行われるか知りたいです!尚、CDレコーディングはデ・ハスケの企画で既に名古屋芸術大学が行いました。現在、CDリリースに向けてオランダで準備中です。楽譜はすぐに日本でも取り寄せできますがCDは秋頃になる見込みです!

〈曲調〉

曲の場面は大きく3つに分かれ、第一場面は“学校創設に関わった人々の情熱”を、第二場面は“戦争をはじめとする困難”を、第三場面は“未来へ”といったテーマで様々な困難を乗り越えてゆく強い意志が描写されている。そして希望に満ちた未来に向けて更なる発展を願うファンファーレで集結の時を迎える。(スコアより)

[グレード:3 演奏時間:約8分]

◆「ポンペイ」が米国テキサス州の課題曲に!

6月 30, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

ニューヨークのホフストラ大学シンフォニックバンドの委嘱によって2011年1月に完成した《「ポンペイ」- 古代遺跡が語る大都市の繁栄と終焉》(Pompeii – The Ruins know the Long and Magnificent History)が名誉ある米国テキサス州吹奏楽指導者協会(Texas Bandmasters Association)主催のコンクール課題曲(グレード5カテゴリー)に選出されました。テキサス州は広いアメリカの中で最も吹奏楽な盛んな地域でもあり、お陰様で更なる海外展開へ繋がるものと確信しています。

この曲は私自身が実際に2010年の夏に南イタリアのポンペイ遺跡を訪れインスピレーションを得たものを《マチュピチュ》《ナスカ》に続く世界遺産&古代遺跡シリーズ第8作目としてドラマチックに描いたものです。今から約2千年前に想像を超えた文明を持つ大都市が存在した夢とロマンを特に若い吹奏楽ファンの皆様に知って頂きたいと願いを込めて作曲しています。既に国内でもブレーンミュージックよりレンタルが開始されていますので今後はアメリカだけでなく日本でも演奏されることを願っています。

◆ 作品詳細&参考音源はこちら

 

 

★ タイで「ラン・パーン」を客演指揮!

6月 27, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

本年も嬉しいことにタイに客演指揮で伺うことが出来ました。タイの吹奏楽は元・天理高等学校吹奏楽部指揮者であった新子菊雄先生が基礎を作られましたが、先生の弟子たちが本当に素晴らしい音楽創りをされています。今回はクラリネット奏者の三浦幸二さん、サクソフォーン奏者の浅利真さんにも私の協奏曲シリーズを演奏して頂くためにゲストとして同行して頂きました。カセサート大学ウインドアンサンブルの指揮者でありNontri Orchestra windの音楽監督でもあるスロポーン先生は私の知る限りアジア諸国で最も深い音楽創りをされる方だと思います。新子先生から子供の頃に習った音楽創りを更に発展させて特殊な基礎合奏も見学させて頂きましたが本当に驚きました。「こんな基礎合奏があるんだ、確かに必要な練習かもしれない、でも日本の生徒たちは果たしてできるか…」と、三浦さん、浅利さんも絶句していました。私が指揮をさせて頂いたのはNontri Orchestra windと今回の演奏会のために選抜された15歳〜20歳までのユースバンド。響宴の委嘱作品として作曲した【タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」】も現地で演奏させて頂きました。海外の作曲家が日本の民謡をモティーフにして作曲した時に何となく違和感がある場合が多いように、私の行った行為は現地の人に違和感があるのではないかと心配していましたが「タイの民謡をよく選んでくれました、そしてタイの民謡が八木澤さんらしいタッチでコラールにまでなっている、日本とタイの友好の証です」と予想以上に喜んで頂けホッとしました。

今回の演奏会のために私達のグッツまで制作されていました。演奏会終了後にはテレビ局の取材(下記に現地テレビニュースを載せました)や何百人という人々に一生懸命サインをしたり休む間も無く活動を行いましたが、毎夜3人で遅くまでホテルのBARで反省会をしながら「翌日はもっと良いものにしよう、もっとタイの人々に喜んでもらおう」と目標を考えて行くのも武蔵野音楽大学出身の仲間たちとの長い付き合いだからこそできること。日本とは異なり本番前に充実したリハーサル室がある訳でない、しかも音出しも満足にする時間もない中で、一緒に聴衆に笑顔でサービスをする2人は本当に素晴らしい仲間だと思いました。演奏も素晴らしかったですが「人気」とは技術や表現を超えた人間性にあるのだと改めて学んだ旅となりました。さて、これからは日本はコンクールのシーズン。私もしばらく海外遠征はお休みして国内のバンドの熱い演奏を聴かせて頂きたいと思います!

【タイのテレビニュース】

○ 北海道へ!

6月 19, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

武蔵野音楽大学同期であった現在、北海道で中学校の先生をしている成戸幸輔くんに頼まれて北見吹奏楽団の創立30周年記念委嘱作品を手がけることになりました。今回は打合せと団の雰囲気を感じるために北見まで遠征!久しぶりに成戸くんとお会い出来たのも良かったですが、音楽監督の松田彰光先生のご指導は素晴らしく大変勉強になりました。松田先生とは何度もお会いしたことがあって貴重なお話を伺う機会はありましたが、実際に指揮をされてご指導されているのを拝見出来て本当に良かったです。「吹奏楽指導」というよりも「音楽指導」といった内容の濃いレッスンでした。何と松田先生は成戸くんの師匠だったようです。練習終了後は懇親会!刺身はやはり美味しかったです!

せっかくなので翌日は鉄道で札幌へ4時間半かけて大移動!香港や台湾に行けてしまう時間を費やすのはどうかとは思いましたが…せっかくなので。札幌ではスープカリーを食べたり信玄のラーメンを食べるなどリラックスをしたり友人に会ったりしました。タイに行くまでに美味しいものをたくさん食べなくてはという想いでした。。。