やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

□ ロンドンへ!

6月 12, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

アムステルダムからロンドンへ飛行機にて移動!ロンドンはあくまでも日本に帰る飛行機の中継地としての滞在。今までなかなかお会い出来なかった方に会ったり、作品の題材になり得る観光など若干の休暇も含めての数日間。飛行機の窓か見た景色はとても美しかったです!

飛行機が遅れフランスのサクソフォーン奏者のジェローム・ララン氏、そして氏と先日結婚したばかりの武蔵野音楽大学同期の保井理恵さんとのディナーに間に合うか微妙な時間。入国審査もオリンピック前だからか質問も多く長蛇の列。ヒースロー・エクスプレスという便利な電車とタクシーを利用して何とかホテルに到着!ホテルの隣には図書館やセント・パンクラス駅やハリーポッターでお馴染みのキングス・クロス駅があります。

保井さんのお薦めのJamie’s ITALIANというイタリア料理店へ!予約しないと入れないようなレベルの人気ぶり。ロンドンは食事が美味しくないと多くの人に言われましたが決してそんなことはありません。きちんとした料金を支払えば美味しい料理には出会えます。結婚のお祝いデイナーとなりました!尚、ララン氏は夏にシンガポールで開催される吹奏楽フェスティバルで台湾のバンドと私の「サクソフォーン小協奏曲」を演奏してくれるようです。

翌日もララン氏ご夫妻と共にバッキンガム宮殿にて衛兵交替とおもちゃの兵隊さんパレードを見ました!なんと馬に乗ってのマーチングバンドも登場し、その豪華さに圧倒されました。

ロンドンでは他に行きたいところも無いので、やはりストーンヘンジへ!ウインザー城、バースを回ってストーンヘンジへ行く日本語ツアーがあったので参加して一日旅行。日本語ツアーと言ってもツアー参加するまでのピックアップ時点では英語のみの対応。日本人のバスはどこで待つか、集合時間なども英語で言われてしまうので知らずに日本人ツアーと思って参加すると大変な感じです。あくまでも日本語対応のツアーという意味だったようで多国籍バスでした。予想通り日本人は待ち合せ場所が分からず遅れて到着していました…。しかしながらストーンヘンジはとても刺激になりました。ただ観光地になり過ぎて入場料も取るし、お土産店もあるし、遺跡の周りにロープもあるし…太古の神秘性までは感じることはできず…。こういった遺跡は作品を書く時に歴史的な題材にしないとダメだと痛感する瞬間でもあります。「八木澤さんは世界遺産シリーズを書く時に現地に行って影響を受けて書いたのですか?」と多くの質問を受けますが、あのシリーズは歴史的な題材で書いていて実際には行かずに書いています。書いた後に行ったところも多々ありますが、観光地としての現実を見たらドラマチックな楽想にはならないと今では確信しています。

最終日は飛行機が夜だったので大英博物館へ!とても大きく体力勝負ではありましたがエジプトやギリシャの展示物の迫力は他では味わえないです。無料というのにも驚きました。

今回、ロンドン滞在で最も感動したのはヒースロー空港のブリティッシュ・エアラインズのファーストクラスラウンジ!JALと同じワンワールドグループなのでエメラルド会員の特権で入室できました!噂には聴いていましたが凄い規模で食事、ワインの種類も多い。サービスもとても良くリラックスできる最高の空間でした。今後、ヨーロッパ遠征ではロンドンに滞在しなくても乗換えでラウンジを使用することに決めました。

◆ デ・ハスケの本社を訪れました!

6月 09, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

アムステルダムに滞在する4日間の短い時間に1日だけ今回の旅の最大の目的でもあったヘーレンフェーンにあるヨーロッパ最大級の大手出版社であるデ・ハスケの本社に訪れました。前日にお会いした楽譜事業担当のロナルド・スラーハー氏よりアムステルダムからヘーレンフェーンまでの往復乗車券は受取ったものの自力で乗換えをしながら2時間かけて現地に向かうのはオランダ入門者には緊張感のあるものでした。ヨーロッパの電車はストライキを起こしたり遅れたりすることが頻繁なので果たしてオランダは…。そんな心配もしながらアムステルダム中央駅に。噂よりも駅の治安は確実に良い。しかも電車の案内が駅に表示されている(すべての駅が明確に表示されていました)かつ、駅員も電車が出発する前後にはホームに必ず現れ不安な旅行者へ案内もしてくれる環境。またオランダ人はとても親切でちょっと尋ねると本当に理解しているかどうか何度も気にかけてくれます。アムステルダムのような大都市はもちろん、どんなところでも英語が通じます。又、英語も日本人に聴き取りやすいスローで明瞭な発音なのでアメリカ以上に安心感があります。さてデ・ハスケのご用意してくださったチケットはファーストクラス。チューリップ色に染まった素敵な車両で冒険を開始!

ヘーレンフェーンに到着してロナルド氏と再会。本社まで車で20分程度。ヴァン・デル・ヴィーン社長 が早速お出迎えをしてくださり作品の出版スケジュールなどデスカッションを行いました。ここまでは問題無くいきましたがその後、様々なニュアンスで細かな質問をされると私の語学能力では厳しい…。英語の全く話せない4年前にハロー!しか言えない状態でシカゴで初対面した時に比べれば、今日ここまで辿り着いたことや出版計画を打合せできるだけ進歩かもしれませんが、この4年間の海外遠征では慣れたとは言え旅行で使用する英語のレベルとビジネスレベルは雲泥の差があると痛感。悔しい思いをしながらも会社内の案内をされることに。正面はあまり大きいイメージは無かったですが実際に中に入ってみると想像を絶する広大な面積。

大きな間取りで数名が配置されるたくさんのオフィス。デ・ハスケのロゴの入ったシャツを着た社員の皆様は活気に満ちて仕事をしています。今まで何となく想像していた会社像とは規模が違い過ぎました。

実際に楽譜を印刷する工場や保管庫の広さも想像を絶するもの。大きなショッピングモールのような空間で圧倒されます。

その他、レコーディングスタジオ、商品の展示、サポートデスク、カフェなど充実し約一時間かけて回り切ったという感じです。こんな大企業と仕事をしていたことに改めて驚きました。日本人の感覚では信じられない規模なので想像しようがありませんでしたが、本当に凄い出版社だと思いました。日本では「吹奏楽の出版社」として知られていますが、実際は吹奏楽はほんの一部という雰囲気…。百聞は一見にしかず、とはこのことでした。。。語学能力で悔しい思いをした気持ちよりも、この語学能力でこの会社と仕事の出来ている奇跡に幸せを感じて社内ツアー終了!

デ・ハスケはゴールデン・チューリップホテルという素敵なホテルもご用意してくれました。ホテル内のレストランで社長とディナーミーティング!ウインドアート出版についてたくさんの質問を受けました。どうやらウインドアート出版の管理曲である「太陽への讃歌—大地の鼓動」が間違ってデ・ハスケに問合せが来ることもあるようで…。日本は一人の作曲家がいくつもの出版社と契約し単曲レベルでレンタル(出版)されますが、アメリカ、ヨーロッパは一人の作曲家が一つの出版社と専属契約を結ぶことが一般的。よってデ・ハスケがヨーロッパから私を売り出していることもあり、消費者は「太陽への讃歌」もデ・ハスケから出版されていると先入観で思うようです。ウインドアート出版が今の勢いでアジアだけでなくヨーロッパ進出していくと、そういった問題も出てくることになるので代表の神長一康さんとは早い段階で方針と対策を練らなくてはなりません。多くの発見と刺激を受けた成長のある一日でした!翌日は社長自らデ・ハスケ車でホテルから駅まで送迎してくださいました!

 

★ アムステルダムへ!

6月 08, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

6月3日()に地元である千葉県市川市で開催された中学生を対象とした講習会の講師を担当した後、翌日からヨーロッパ(オランダ〜イギリス)へ向かいました。初めて行く2国に加え、慣れぬ国内での電車による一人での大移動もあり多くの経験を積むことのできた10日間でした。今回の旅の最大の目的はオランダのヘーレンフェーンにあるヨーロッパ最大級の大手出版社であるデ・ハスケ本社に行くこと。今回も様々な出会いと発見のある旅となりました。

お馴染みJALを使用しパリ経由でアムステルダムに。パリまで約12時間近くかかりますがビジネスクラスだったので疲れずに行けました。ヨーロッパ線でのビジネスクラスは初めて使用しましたが本当に快適でした。シートも平面になりますし食事も好きなタイミングで何度でも注文できたりと既に「旅」を楽しむことができました。パリからアムステルダムは乗換えの飛行機に乗ってしまえば一瞬で着いてしまう感じ。今回はバタバタして宿泊ホテルへの行き方など調べずに日本を発ったため飛行機内では買ったばかりのガイドブックを読みながら学習。初日は移動日だったのでビール好きの私ならではのハイネケン・エクスペリエンス(ビール博物館)へ!入場料17ユーロを支払えばハイネケンの生ビールが無料で呑める他、様々なアトラクションに参加できて楽しめます。出荷されるまでのビールの気持ちが分かる楽しい博物館でした!夜はネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を有名なコンセルトヘボウへ聴きに行きました。本番前はお客様がステージに乗ったり奏者が聴衆と共にウェルカムドリンクを飲んでいたりとアットホームな雰囲気。壁が無いだけに客席は満席!終演は22時を過ぎましたが、ここはヨーロッパ。まだ明るく安心、治安も東京よりも良いのでは?と思うほど。

朝になり散歩してアンネフランクの家を見たりクルーズで運河めぐりをしてアムステルダムを満喫。おとぎ話に出てくるような絵のような風景ばかりで素敵です。交通の一日券を購入するとトラム、バス、地下鉄も乗り放題。東京駅がアムステルダム中央駅をモデルにしたと言われるだけあって交通機関も日本と全く同じ感覚で乗れてしまい海外だと忘れてしまうほど。又、オランダはミッフィーちゃんの故郷なので専門店も多数!その他、風車やチューリップなどお馴染みのアイテムが街に広がります。

午後からはオランダ料理レストランでデ・ハスケの楽譜事業担当のロナルド・スラーハー氏と初対面。いつもメールのみで仕事していましたが、はやり顔を合わせるのは重要だと痛感しました。メインディッシュはラム肉のステーキとアスパラガス。本当に美味しかったです!そしてロナルド氏が常任指揮者を務める一般バンドの本番二週間前リハーサルを見学させて頂きました。指揮も素晴らしかったですが歌心のある演奏も素敵!国によって演奏スタイルが違うので勉強になりました!又、既に昨年は「はてしなき大空への讃歌」を演奏して頂いたようで団の皆様も私を知ってくださっていたのが嬉しかったですね!ヨーロッパでの私の作品の演奏頻度が増えていることは各国の団体からのメッセージやYou Tubeを通して把握してはいましたが生で反応があるのは本当に意欲に繋がります。

その他、アムステルダムでは「ひまわり」を見るためにゴッホ美術館を訪れました。とても判りやすい展示の仕方で楽しめました。又、最終滞在日までオールドタイプの風車を見ていないことに気付き、ちょっと外れまで探しに行きようやく発見!ちなみにニュータイプは鉄の骨組みで味気が全くありません…。これは外国人が日本の新しい建物より古い建物が好きなのと同じ感覚なのかもしれませんね…。アムステルダムハ本当に素敵なところでした!ヴェネツィア(イタリア)、バルセロナ(スペイン)と共に何度でも訪れたいところです!

◆ 関西へ!

5月 28, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

マカオから帰ると打楽器奏者として活躍される小川佳津子先生の委嘱で書いた《コンチェルティーノ〜ソロ・パーカッションとウインドオーケストラのための(Concertino for Solo Percussion and Wind Orchestra)》がオランダのデ・ハスケから出版されたようで楽譜のサンプルが届いていました。国内でも春日部共栄中学高等学校吹奏楽部のCDに収録されているのでご存知の方もいらっしゃると思いますがデ・ハスケの方でも改めてレコーディングをしたようです。ソリストの名前はまだ伺っていませんが、何と指揮者は人気作曲家のトーマス・ドス氏が担当したことは昨年のシカゴで本人から聞きました。日本にもまもなく輸入されてくると思います。デ・ハスケからは続けて《吹奏楽のための音詩「我ら鷲の如く空を舞う」》(Like the Eagle, We Soar and Rise)が出版予定です。もちろんレンタル譜では無く出版譜ですので現場には喜ばれると思います。

さて、毎年恒例になってる「関西八木澤教司作品吹奏楽指導者連合会」に行くため大阪へ!今回も会長であり八木澤作品に精通している田中雅朗先生と「あすという日が」の世界初演の指揮を担当された安藤寛先生が中心となりご多忙な中、盛大な懇親会を開催してくださいました。この会は私や私の曲を演奏した、指導したというバンドディレクター、プロの奏者、学校の先生方、出版社、楽器店の皆さんが垣根を越えて集まり親睦を深める会です。特別に参加の制限がある訳では無く興味のある方ならば誰でも参加できるため会員は既に数百名になっています。又、関西を中心にという意味合いがあるだけで遠方からの参加者もたくさんいます。今回は東北福祉大学吹奏楽部音楽監督の松崎泰賢先生や元・天理高等学校吹奏楽部指揮者であった新子菊雄先生も参加されることもあり特に若手の参加者は楽しみにされていました。二次会にもほぼ全員出席され、三次会のラーメン終止まで新子先生はお付き合いくださいました。右写真は新子先生と「テューバ協奏曲」のご依頼を頂いている大阪交響楽団の潮見裕章先生。

翌日は滋賀県に移動し松崎先生と共に大津シンフォニックバンドの定期演奏会に伺いました。デビュー当時にお世話になった澤正徳先生(初代音楽監督)が今回の演奏会では客演指揮をされるということで、こんなチャンスは無いと思い駆けつけました。一度しか澤先生の指揮は見たことがありませんでしたが音楽的でとても印象に残っていました。今回も素晴らしい指揮で松崎先生も心より感銘を受けていたご様子です。そして澤先生による指揮でアンコールで「あすという日が」が演奏されたのは感激でした。又、客席では龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督の若林義人先生と偶然お会いし、打上まで時間があるからということで松崎先生と共に龍谷大学の練習室を見に行くことになりました。素晴らしく環境の整った練習室に驚き、更に学生さんたちの熱心な姿勢にも驚きました。笑顔の素敵な学生さんたちばかりでした!

やはり関西では京都料理。そして夜は第一旭のラーメンを。デビュー当時から何度も行っている京都はかなり詳しいので松崎先生をご案内しました。ただ観光地に関しては中学校の修学旅行以来行っていないので全くの素人です。。。

 

◆ マカオへ!

5月 21, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

浜松から帰ってすぐに中国のマカオへ!空港の国際線ラウンジは食事も飲み物も全て無料なのでいつも食べ過ぎてしまいます。今回も朝だというのにビールと共に食事を!マカオは今回で2回目。前回は両親を連れて観光に行きましたが今回は現地の吹奏楽関係者とのミーティングや取材旅行。フリータイムが多かったので小学校時代からの友人も休暇も兼ねて同行したので、いつもとはまた違った楽しみ方が出来ました。

ホテルは前回も宿泊したヴェネツィアン。全室がスィートルームであまりの規模の大きさに数日ではホテル内を見ることができない究極のリゾート。ホテルの中にイタリアのヴェネツィアを再現することを売りにしていることもありゴンドラや街並が本物そっくり。ちょうどヴェネツィアのサンマルコ広場からブランドショップ街に行く雰囲気に似ています。又、マカオはラスベガスを超えると言っていいほどカジノが発展しています。本当に楽しい!お金もつい使ってしまいますが。。。

歴史的にポルトガルと深い関係にある地域だけに建築物にも興味がそそられます。バンジージャンプで有名なマカオタワーも有名ですね!

本場の中華料理でマカオの皆さんとディナーミーティング!マカオではブレーンミュージックもウインドアート出版も残念ながら知られていません(今回で知ることになりましたが!)。ただやはりオランダのデ・ハスケのことは知っていますし、私の作品集CD「モーセとラメセス」や楽譜「サクソフォーン協奏曲」なども既に購入されていました。ただ日本のように簡単に楽譜やCDを購入する場所が無いようで、入手方法に関してとても困っていたのが印象的でした。香港と近いこともあり吹奏楽も団体は少ないながらも盛んなようです。また再びマカオに行く機会がありそうなので流通方法などウインドアート出版代表の神長一康さんと吟味して行きたいと思います。それにしてもペキンダッグや小龍包の味は本当に感動的でした!こちらは日本ではなかなか食べれない味。

■ 日本吹奏楽指導者クリニック in 浜松

5月 13, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年も恒例の日本吹奏楽指導者クリニックのため浜松に行ってきました。レセプションの会場にもなるホテルオークラに宿泊しましたがシングルルームで予約したのに、ツインルームに無料でアップグレードしてもらうことが出来てとてもラッキー。眺めもとても良く最高の部屋を手に入れましたが、この3日間はほとんどホテルの部屋にいることはありません。朝早くからクリニックは開始されていますし夜は深夜の3〜4時くらいまでは永遠と懇親会は続くため体力勝負となります。

会場には吹奏楽関係の国内全ての出版社ブースがあり参加者は今年の新譜を見たり聴いたりすることができます。シカゴのミッドウエストクリニックに比べれば数百分の1くらいのスペースではありますが各ブースでの親切な対応や斬新なアイディアはさすが日本人の素晴らしさを感じます。アジア諸国で人気急上昇をしているウインドアート出版のブースも多くの指導者やプロの奏者が集っていました。又、昨年に引き続きヤマハブースでは「あすという日が」の専門コーナーも配置されていて改めて様々なアレンジによる楽譜が出版されていることに気づきます。

もちろん昼は浜松ならではの鰻を食べたり、夜は居酒屋が閉まると部屋で懇親会をしたりと食べて呑んでと全国各地から集まった数百名の皆様と交流をすることが出来ました。毎年、欠かせないイヴェントの一つです。

☆ デ・ハスケのスコア無料閲覧!

4月 28, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

まもなくゴールデンウィーク。私は5月中旬までは日本に滞在していますが、相変わらず国内を行ったり来たりする予定です。5月にはマカオ、6月にはオランダ、イギリス、そして一度帰りタイに行くといったスケジュールになっています。さて、オランダのデ・ハスケ社と契約している作品の、スコア全ページを無料で閲覧出来るようになりました(もちろんコピー防止の対策はされていますが!)。

代表的なものをご紹介するとギリシャ神話を題材にした【「ペルセウス」~大空を翔ける英雄の戦い】。既に海外だけでなく日本でも多く演奏されているのでご存知の方も多いと思います。又、同じく神話シリーズとして昨年リリースされたばかりの【吹奏楽のための交響的詩曲「モーセとラメセス」】。こちらはまだ日本では普及されていませんが昨年の日本吹奏楽指導者クリニックで推薦曲としても紹介されたのでタイトルはご存知な方もいると思います。

又、デ・ハスケのデビュー曲ともなった【吹奏楽のための詩曲「はてしなき大空への讃歌」】【輝きの海へ】に続く田川伸一郎先生と千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部の委嘱作品。九州地方を題材にした新譜【西風に揺られて~熱き心の鼓動が鳴り響く】や静岡県磐田吹奏楽連盟委嘱作品【シンフォニック・エピソードI】など全てのデ・ハスケ契約曲のスコアが閲覧出来ます。この他も公式ホームページで閲覧したり音源を視聴したり出来ますが日本語は一切対応していません。。。。尚、今月に発売されたばかりの新譜【ファンファーレ「未知への飛翔」】は福岡県立嘉穂高等学校吹奏楽部の委嘱作品、これら全ての楽譜&CDはテーヌ商会、ミュージック・ストア・ジェー・ピー、ヤマハなど国内の代理店で購入することが可能です。

◆小編成新作「ラン・パーン」レンタル開始!

4月 15, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

お問い合わせの多かった【タイ北部民謡による狂詩曲「ラン・パーン」】の音源がようやく入手出来ました。響宴のCD発売を待てないという声に快くご協力を頂いたのが松崎泰賢先生率いる東北福祉大学吹奏楽部の皆さん。早速、音源を公開しましたのでぜひお聴きください!又、タイを含むアジア諸国の吹奏楽関係者に人気を得ているウインドアート出版より楽譜のレンタルが開始されました。代表の神長氏自らタイやフィリピン、シンガポール、台湾、香港と様々なアジア諸国に行き、吹奏楽指導者とコミュニケーションを取っていることもあり「ウインドアートは我々のような小さな国でも親身になってくれている」と信頼が厚いです。当作品は6月にゲストで招かれているタイ、現地でも演奏させて頂くことが決まっています。響宴の趣旨の一つでもある“小編成作品の提案”も意識し、極力少人数で演奏できるかつグレード(音域・リズム・アーテュキレーションなど)も下げるよう工夫しました。今まで私の作品に手の出せなかったバンドにもぜひ演奏して頂きたく思っています。

■ 参考演奏

◆ フィリピン国際吹奏楽フェスティバル!

4月 14, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

名古屋からフィリピンのマニラへ直行!と言ってもセントレア空港から成田経由でマニラといったスケジュール。JALを使用するためにはどうしても成田を経由するしか手段がありませんでした。。。今回は政府のご招待ということもありマニラの空港に到着した瞬間にお迎えがセキュリティエリアにまでいらしてくださり安全に移動が出来ました。マニラには5泊6日滞在しましたが本当に恐いところでした。こんな治安の悪い雰囲気はなかなか体験出来ません。。。私は無傷で帰国出来ましたがウインドアート出版の神長一康さんはかなり絡まれたようで大変そうでした。街中は正に「地獄絵巻」のような雰囲気。空港からして他の国とは全然違い雰囲気悪いです。しかしながら吹奏楽のレベルはとても高い。今回は一般バンドの客演指揮と講習会の講師として招かれましたが、とても素晴らしかったです。指導者の指揮のレベルも高いですし恐れ入りました。特に大学バンドは日本の全国大会でも金賞を受賞できるレベルです。フィリピン・フィルハーモニック管弦楽団のリハーサルではめったに生で聴けないストラヴィンスキーの「春の祭典」も聴くことが出来ました。基本的にホールとホテル室内は安全。フリータイムもたくさんありましたが観光は一切せずに音楽を存分に楽しみました。またフィリピンはスペインの影響か一日5食が普通のようです。休憩の度に写真のような食事を出され食べるのも大変でした。まだまだ未熟さを痛感します。。。帰りの飛行機はご褒美かビジネスクラスに無料でアップグレード。ワインをたくさん呑みながら帰国出来ました。危険な目にあった神長さんも苦労のかいがあって今回で主要アジアを全てウインドアートは網羅。ヨーロッパでも注目を集めつつあるウインドアート。今後も期待出来そうです!

★ 三重&名古屋!

4月 05, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

シンガポールから帰国するとすぐに三重県立津西高等学校吹奏楽部の定期演奏会!今回はNPO法人吹奏楽振興ネットワークの委嘱作品として手がけた【「伊賀伝承譜」〜悠久なる忍びの掟】私の指揮によって世界初演するというプロジェクト!顧問の仲尾弘文先生は武蔵野音楽大学の先輩にあたります。以前に一度お会いしただけでしたが、今回の初演のお陰で数年ぶりの再会することができました!本当に穏やかかつ音楽を深く探求される先生です。私のリハーサルは前日と本番だけでしたが、生徒さんたちがとても素直で想像以上の演奏になりました!演奏会の翌日はフィリピンに行くため名古屋宿泊。手羽先にターザン焼き、味噌カツなど名古屋名物をたくさん食べましたぁ!