やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

☆ Venchi !

8月 26, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

私の一番好きなチョコレートは【Venchi】というイタリアのブランド。一昨日の帰国の際に空港でしっかりと購入!ですが時間が無くお目当ての品を見つけることができませんでしたが、何種類か購入して新しい味を試すことにしました。写真の他いくつか入手しましたが本当に美味しい!ちょっと高めですが、もっと買っておけば良かった!と思うほどの味。チョコ好きの私にはたまらないですね。

今日は帰国後は徹夜で仕事をしていたので仮眠を取る前にちょっとBarでワインを呑むことに!おつまみに宮崎産の“冷やして食べる唐揚げ”というのを出して頂きました。こちらも美味しい!しかしながら自宅に帰って一時間ほど仮眠を取ったら仕事を開始しなくては。気持ちはいつも休むことはできません!

● ローマ6日目→ 帰国…。

8月 24, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

遂に日本に帰らなくてはならない日となりました…。もう少しイタリアに滞在していたい。毎回、名残惜しい国です。ですが飛行機の出発は20:45のJAL便。ホテルのチエックアウトが11時なので手荷物をフロントに預けて、最後にもう一度テルミニ駅近郊を散策。何度も何度もホテルからテルミニ駅付近を行ったり来たりしたので既に土地勘はバッチリ。地図は必要ありません。写真はテルミニ駅内にあるショッピング街。安くて可愛らしいグッツや感動的な美味しさを持つアイスも売っている素晴らしいところです。ですがスリには油断してはいけません!

昼食は三越ローマ店のある近くのレストランにて。この辺りは日本のツアーは必ず訪れる場所なので多くの日本人を見かけます。姪っ子の“かなちゃん”に最後にローマで食べたいものを聞くと、やはり“リゾット”とのこと。リゾットもそうですがピザやパスタにしても日本で食べるイタリア料理と素材も味付けも違うのでハマる人はとことんハマってしまう。もちろん私もその一人。

16時過ぎにホテルで手荷物を受取り余裕を持って空港へ。安全を考えてホテルのフロントにタクシーを呼んでもらい50ユーロと割と格安で空港に行ってもらえることに。150キロも飛ばすエキサイティングな運転のお陰で25分で空港へ到着。しかも早く着いたので40ユーロで良いとのこと。安すぎる!しかし、このスピードと心意気に敬意を表して当初の予定通りチップを含め50ユーロを支払い搭乗カウンターにてチェックイン。 かなり混んでいたので早めに到着できてラッキーでした。写真は空港の様子。とにかく再び、早いうちにイタリアへ訪れたいと思う旅でした。来月は台湾に遠征!台湾はクラリネット奏者の三浦幸二さん、ウインドアート出版の神長一康さんとのいつものコラボレーション。現地ではまた多くの人たちに会えるのが楽しみです。その前に再び北海道や仙台も訪れます!まだまだ暑い夏は続きそうです!

▽ ローマ5日目!

8月 23, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

ローマのホテルで目を覚ます。だいぶこのホテルに慣れて来ました。午前中は部屋にて作曲のスケッチを。その他、帰国後の予定を調整するなど事務仕事を。午後からは姉と姪を連れてタクシーにて有名な「真実の口」へ。私は前回見ているし列に並ぶのは嫌だったので近くを散歩。ちょっと周りを一周するだけで美しい風景が広がります。

再びタクシーで2日前にも訪れたスペイン広場にてショッピング。ランチもBAR(バール)にて。ビールと共に肉料理を楽しみました。そして夜はホテル付近のレストランにて今回のローマ最後のディナーを。本当にイタリアは何度来ても良いところ。日本に戻るのがとても嫌になるほどです。中学生の頃にG・ガブリエリの作品に魅了され作曲家を志して以来、イタリア、特にヴェネツィアは憧れの土地でした。 あまり意識していませんでしたが中学時代に他にも好きだったヴィヴァルディやコレルリ、パレストリーナ、そしてレスピーギも偶然にもイタリアの作曲家。またできれば時間を作って半年後あたりに訪れてみたい、そう強く想い一日を終えました。

☆ ローマ4日目→ ナポリ&ポンペイ遺跡へ!

8月 22, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

私はこれまでヴェネツィアのみの旅、そして今年の1月には両親と共にミラノ〜ヴェネツィア〜フィレンツェ〜ローマと2回のイタリアの滞在をしましたが南イタリアには行ったことがありません。今回は3回目となるので、やはり新しい都市にも行き“イタリア・シリーズ”の取材をしなくてはなりません。そこで今日も現地オプショナルツアーで「ナポリ&ポンペイ遺跡」一日観光に参加。今回の参加者は日本人は5人のみで他は外国人。長距離バスを何となく心細い思いで…。車中よりアッピア街道を発見!スピーギの「ローマの松」のアッピア街道です。一瞬でしたが撮影に成功(写真左)!そしてナポリへ到着し海岸より撮影(写真右)!またローマとは違った雰囲気です。

ポンペイ遺跡の近くのレストランにて昼食休憩。ツアーに附属するもので既にメニューが決まっていました。とてもホリュームがあってドルチェ(デザート)まで付いていて大満足。大好きなイタリアのビールを呑みたいところでしたが2時間これから遺跡を散策することを考え惜しくも控えました…。

ポンペイ遺跡は想像以上にスゴイものでした。壮大な遺跡にも言葉を失うものはありますが何よりも2千年も前に現代顔負けの大都市が存在していたことに恐怖を感じるほどです。ヴェスヴィオ火山噴火によって滅亡したこの大都市の痕跡は現代に何を伝えようとしているのか、眩しい太陽と遺跡から吹き込まれる風だけがこの歴史を見ているのです。気づくと写真をかなりの枚数を撮っていました。日焼けも悪化して痛いです…。

夜は姉と姪が「トレヴィの泉」を見たいとうことでタクシーにて現地へ。20時過ぎでしたがローマはまだ明るく泉もまだライトアップされていません。前回訪れた時はライトアップ後だったからなのか恐ろしく混んでいましたが、今回は幸いにも空いていてスリなどの危険度も低そうで良かったです。夕食はホテルの隣にある初めて入るレストランへ。姪っ子の“かなちゃん”がペンネとリゾットが大好きなので毎日のように食べています。かなちゃんは今回もウェイターの人たちに大人気!明日は一日本当のフリータイム。午前中はゆっくり部屋で休もう。

▼ ローマ3日目→ バチカンへ!

8月 21, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日もローマのホテルで目を覚ます。本日も現地オプショナルツアーにて「バチカン美術館」を訪れます。バチカン市国はローマ市内にある世界最小の主権国家です。システィーナ礼拝堂の「最後の審判」が有名であるため予約しなくては長蛇の列に並ばなくてはいけなく入館は困難。よって並ばなくても入館できるツアー参加にしました。しかしながなガイドは2時間のみ。その後は美術館に残り自由行動かホテルまでの送迎の2択を選ぶことになります。もちろん2時間でホテルに戻ってしまうなんて勿体ない。ガイドさんに“ここに残ります!”と伝え、ゆっくりと鑑賞。1月の時も父がとてもバチカンに興味を持っていたので訪れたので私は今回で2回目。やはり1回目よりも深く理解し感じることができました。時間に追われず鑑賞できるというのは良いですね。

バチカン市国から歩いて現地の風土を感じながらホテルに向かうことに。色々なお店がたくさんあることから姉も姪も一つ一つ店に入り念入りにお土産品などをチェック。民芸品などは似ているようで、その店にしかないものが多く、ちょっと見逃すと勿体ない気分になります。イタリアで3番目に長いテヴェレ川を渡るとスペイン広場(写真左)につながるブランド・ショップが多く並ぶ通りがあります。スペイン広場を抜けたところにあるBARでジェラートを食べて休憩!BARは“バール”と読み、軽食からお酒まで食べれてしまう便利な飲食店。日本のBAR(バー)のような高級感のある酒場ではなく家族でふらっと訪れることのできる飲食店です。ジェラートのあまりの大きさに姉も姪もビックリ!私は写真を撮らせて頂きました(左)。ホテルには迷いながら帰りましたが親切に色々な方が道を教えてくれたので助かりました。とにかく暑い!日焼けが進み更に肌が痛い…。

夜は初日に訪れたレストランへ再び!店の前を通りかかるとウェイターがニコニコと握手を求め、とてもご機嫌な様子!どうやらチップを多めに渡したのが良かったらしい?とても親切にしてくれました。姪っ子の“かなちゃん”も慣れてきて積極的に会話をして一緒に記念撮影まで!写真はかなちゃんとウェイターのアンドレアさん。料理もお薦めを教えてくれて大満足な夕食でした!

◆ ローマ2日目!

8月 20, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

ローマのホテルで目が覚める。少しばかり部屋で仕事をした後に高校生である姪っ子の安全を第一に考えるためホテル付近の治安が悪くないかどうか1人で散策。さすがイタリアです。ちょっと歩くとすぐに教会や古風な建築物が目にとまります。ホテルから5分ほど歩いたところにテルミニ駅というローマの大きい駅がありました。駅はスリが多く治安が悪いと聞く場所ですが、ジプシーの方々の姿はあまりなく他国の観光客の方が多い印象。駅ビルには有名ブランドよりもイタリア人が生活の中で利用していると思われる店や軽食などの飲食店が並びます。“理想のローマ”というよりも“現実のローマ”を知るには最適な場所で、明るく陽気なイタリア人の生活に溶け込んだ感覚になれる場所でした。再びホテルへ戻り姉と姪と共に朝食を食べて3人でホテル周辺を散策。マクドナルドにて昼食を。

午後は現地オプショナルツアー「ローマ半日観光」に参加。1月に観光したコロッセオなど重複してしまうこともありましたが、もちろん姉と姪は初めてですし、コロッセオの中に入れるツアーということで(前回は外観のみ)違った視点を期待しての参加。フタを開けてみると、このツアー日本人は10名ばかりで他は外国人が大多数…。何となく心細い…。まずは教会やフォロ・ロマーノという古代ローマ時代の有名な遺跡を見学。教会はステンドグラスや壁画が美しいですね。そして、あまりガイドは触れませんがパイプオルガンは音楽に関係する人ならば目にとまります。

フォロ・ロマーノも次回はもっとじっくり時間をかけて見たいところです(写真左)。現代からタイムスリップしてしまうのではないかと思えるくらいインパクトのある空間です。そしてメインのコロッセオへの入場は単純に“迫力のあるところ”という感じです(写真右)。文字で読む歴史というよりも例え何の知識も無くても、その世界に吸い込まれるような壮大な空間でした。しかしながら、とにかく暑い!東京のような湿気は無いし気持ちの良い風があるので助かりますが紫外線は強く日焼けで肌が痛い。今日一日で顔と腕が真っ赤になってしまいました…。

夜はホテル付近の違うレストランで食事。写真は姪っ子の“かなちゃん”です。音楽はやっていませんが絶対音感があります。そして姪が食べたジェラート。

そしてメインはコロッセオへの入場。

△ ローマ出発!with 姪っ子

8月 19, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日はイタリア、ローマに出発する日。もちろん、いつも通り徹夜での出発となります。今回も数年前から計画している“イタリア・シリーズ”の取材旅行としての滞在となりますが、いつもと違うのは高校生である姪も一緒に連れて行くということ。そして、危険がいっぱいのローマで姪が心配ということで、母親であり私の実の姉も同行することになったことです。基本的にローマで同じホテルに連泊を考えていたので慣れれば大丈夫だと思い、ツアーではなく自由行動たっぷりの航空券とホテルのみのプランを旅行会社に頼み出発となりました。

いつも通りの手続きを終えて飛行機に搭乗し、ローマのフィウミチーノ国際空港に到着したのは18時頃。JALにしたので日本語も通じて安心の旅でした。空港からホテルまではタクシーか特急という手段がポピュラーとのことでしたが、前者はドライバーがイタリア語のみしか話せない可能性があるかつ、割と高額を請求されることが多い、メーターが壊れている場合が多いなどの事前情報があったので避け、後者も何となく荷物のことなど心配だったので、結論として国内にいる時にインターネット上で予約、事前に決済できるマイクロバスにてホテルに向かうことに。しかし、予約した時間になっても音沙汰無し…。受付の人に聞いても“待て”というだけ…。ようやく20分ほど遅れてドライバーが現れ、外国人の皆様と共に乗り合いで各ホテルへ。恐ろしく運転が荒い上に、シートベルトも壊れて無い状況、なかなかスリルのある旅がスタートしました。しかしながら、30分ほどでローマのテルミニ駅付近のホテルに到着!私は姉と姪の部屋の前にあるシングルルームにしてもらいました。三ツ星ホテルなので1月に両親と滞在した時よりも快適さは落ちますが、割と部屋は奇麗でフロントの皆さんもアットホームで親切な方ばかりでした。

荷物を整理してホテル近くのレストランにて食事。飛行機の中で3回も食事をしているので食べなくても良かったのですが、時計を見ると現地の20時過ぎだし、なんとなく損をした気分になるので軽く?ピザとパスタを食べることに!とても美味しく大満足!やはりイタリアのビールは美味しいですね!

★ ひと夏の恋!

8月 18, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

△ 長期留守のお知らせ

明日、8月19日(木)〜8月25日(水)の7日間はイタリア遠征のため留守にします。この期間はパソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

ここ数日間はかなり切迫した〆切があり自宅にこもってずっと集中作曲していました。よく「北海道から九州まで毎日行ったり来たりして体力持ちますね」と言われることがありますが、実は旅に出ている時の方が私に取っては幸せ!旅先では作風を考えたりはするものの、よほどでない限り作曲はしないように最近はしています。ですから飛び回って一見体力的には大変そうに見えますが、自宅で過酷な精神状態で集中力を費やすことに比べれば、本当に幸せなのです。しかも、色々な人に出会えたり、美味しいものも食べれるので、その楽しみは何倍にもなります。とは言え、ラーメン終止など実際の健康的にはどうかと思いますが…。

さて、明日からイタリアに再び旅立ちますが、その前日である今日完成したのは東北福祉大学吹奏楽部全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念献呈作品【「ひと夏の恋」〜けやきの気に抱かれて…】。これまで【散歩、日傘をさす女性】【優位な曲線】【ヘリングの朝】と3年連続で委嘱作品を国大会で初演して頂いたこともあり、今回は「委嘱作品」というお話をお断りして「献呈作品」という形で作品をプレゼントさせて頂くことにさせて頂きました。「夏」は吹奏楽をする人にとって一番想い出の深いシーズン。音楽に「恋」をして仲間たちを「大切」にする、「感謝」する。そういった意味も込めて学生さんたちト共にこのテーマに決定しました。又、「けやき」は仙台を象徴する木であること、大学校舎にも演奏会を開催する時に必ず使用する「けやきホール」があり、「けやき」には現役生と卒業生の「絆」を示す言葉とのこと。作風はメロディクでセンチメンタルな6分強の作品。9月に開催される吹奏楽コンクール東北大会の同大学招待演奏にて世界初演されることになっています。

明日のイタリア出発までにまだまだやらなくてはならないことが山ほど。いつもながら徹夜の出発になりそうです…。今回のイタリアも取材旅行を兼ねたものでローマのホテルのみに滞在することになっています。ツアーは拘束力が強く疲れそうなので止め、完全なフリープランで行きます。なので、どんなトラブルが待ち受けているか。しかしながら今年のコンクールでは不思議とレスピーギの【ローマ三部作】を聴く機会が多かったので、精神的な準備は万全です。何よりもまだ一度も行っていないナポリ方面にも行き、ポンペイ遺跡も視察してみたいと思います。写真はコロッセオ、今年の1月に撮影。

☆ 市川市立第二中学校吹奏楽部!

8月 13, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

茨城、神奈川を経由して本日ようやく自宅に到着。明日よりローマに旅立つ直前まで集中作曲となります。この一ヶ月、小学校から一般までのコンクールを各地で聴かせて頂きとても刺激になる日々を過ごさせて頂きました。その一方で電話やメールにて「初めて代表になれました!」「金賞でしたが…」といったご報告も多々頂きました。私自身、指揮も演奏もしていませんが、作品を通して良くも悪くも多くの先生や生徒さんたちの人生に触れているのだという責任感を再確認する時期でもありました。そんな生活の中で自宅に帰ったら真っ先にしたいこと、というのが頭にありました。今まで毎年このような夏を過ごしていましたが今回初めてのこと。それは私自身の中学時代の吹奏楽部のビデオ(←まだDVDの無い時代です)を見るということでした。自宅に帰ってもすぐ見つかるか判らないし、そんな時間の余裕も無いのですが、コンクールを通して中学生や高校生の熱い想いのこもった演奏をたくさん聴いてしまったからでしょうか。どうしても見てみたかった、そしてどんな様子なのか、今の自分自身の厳しい目で見てみたかったのです。

自宅に帰ると中学校生活最後となる3年生の3月に行われた卒業演奏会のビデオが不思議と簡単に見つかり早速、拝見。千葉県市川市立第二中学校吹奏楽部。もう20年前のもの。画質も荒くなりとても見にくいですが音質はまぁまぁ良く普通に聴けます。一番の想い出はやはり3年生の時のコンクールですが、今回は何故かコンクールのビデオではなく演奏会のビデオが見たくなったのです。 当時は東関東と西関東にまだ分かれていなく「関東大会」という名称の支部大会でした。今のように代表数が多くなく千葉県から関東大会に出場出来るのは4校のみ。別格の加養浩幸先生率いる土気中学校吹奏楽部がいたので実質的には3枠を他の学校が競う時代でした。私が入学する前は予選で銀賞の普通の中学校でしたが、1年生の時に初の金賞、千葉県大会でも何故か代表、関東大会にノーマークにも関わらず出場し全国大会には進めなかったものの金賞を獲得。翌年は全国大会へ!と意気込んだものの、まさかの予選落ち…。だから2年生の時が凄く辛い時期でした。結果が出なかったことではなく、コンクールがきっかけで先輩や後輩の色々な食い違いが生じ多くの部員が退部。人間関係がとても複雑だったように記憶しています。3年生になった時にベテランであった顧問先生から「吹奏楽は初めて」というピアノ専門の女性の先生が転任されてきました。中学生だった私達は音楽の先生は誰でも吹奏楽を知っているものと思い込んでいたかつ顧問になってくれて当然と思っていたので、その先生には今考えれば恐ろしく負担をかけてしまったに違いありません…。 ですが、ベテランの先生でなかったから良かったのかもしれません。自ら勉強し知識を得ようと、考える練習をするようになっていきましたし、新体制になったという危機感もあってチームワークも再び芽生えてきました。新しい先生と気持ちを新たに音楽をすることができたのです。吹奏楽部はコンクールで金賞を得るためだけではなく、音楽を通して仲間を想いやる心、相手に感謝する心といった小さな社会を学ぶ場所だと自分自身の経験から思っています。悔しい想い、辛い想い、それも全て将来に生きる財産です。全国各地の中学・高校生たちには、それを分かち合う仲間がいることに感謝して、新たな目標に向かって頑張って欲しいと、ビデオ見ながらしみじみ思いました。10年後、20年後に自慢できるような濃い想い出を創ってください。心より応援しています!写真は中学校3年生の時の千葉県大会(本選)のもの。トランペット1stが私。

課題曲:ランドスケープ(池辺晋一郎)、自由曲:セント・アンソニー・ヴァリエーション(ヒル)。

△札幌→北見→茨城!

8月 09, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

金曜日は大変でした。札幌の仕事が終わったのが17時半頃。既に電車、飛行機の終便は無い。しかし本日中に北見に行かなくては明日の仕事に間に合わない。悩んだ末に選んだのは長距離バス…。私の最も嫌う交通手段。何しろ今回は5時間近くバスに乗るのですから…。ですが無事に到着し北見での任務も終え、昨日は北見地区の先生と懇親会でした。始めて訪れる北見は北海道にも関わらずとても暑い。しかも湿気まで…。30度を軽く越えているなど、ほぼ関東とかわらない状況…。2次会では尚美の同窓会会長である八木先生、そして河合先生と共にお話する機会も得ました(写真)。又、武蔵野音大の同期でもある津別町立津別中学校吹奏楽部顧問の成戸幸輔先生にも再会。成戸先生の指揮は今回始めて拝見させて頂きましたが実に音楽的で素晴らしい。バンドのサウンドもシンフォニックで素敵でした。旭川でも同期で陸上自衛隊第2音楽隊サクソフォーン奏者の本間将大くんもお会い出来ましたが、こうやって昔の仲間たちが活躍する姿を見ることができるのは本当に嬉しいですね。実はこのあと茨城でも大学の同期に2人も会うことができました。

こちらの写真は左より北見地区吹奏楽連盟理事長である古川幸宏先生、成戸先生、副理事長である細木雅彦先生(成戸くんの恩師だそうです)、東京佼成ウインドオーケストラのクラリネット奏者である松生知子さん。写真右は羽田空港で水戸行きのバスを待っている間に食べたカツサンド。これは意外にもボリュームがありました…。本当に不健康な毎日が続いています…。