やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

▲ 三浦さん再び本八幡へ!

3月 14, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

旅が終わり遅れていた作品を誠意を持って進め一段落着いた本日、何とクラリネット奏者であり、大学の先輩でもある三浦幸二さんが再び東京にいらっしゃるという情報をキャッチ。しかも前回の本八幡のBARを気に入ったご様子で再び本八幡にいらっしゃる雰囲気。これはご接待をしなくては!三浦さんの本八幡到着に合わせて事務作業を終わらせ駅にお迎えに!そして食事をされていないとのこと!時々利用している生のオリオンビールが呑める本当に美味しい沖縄料理店をすぐに予約。今日は珍しく地元のメニューを写真に収めてみました。写真は三浦さんとポークチャーハン。下記の写真群はパパイヤのサラダ、とうふよう、海ぶどう&ゴーヤチャンプル、そしてソーキソバ!他にもたくさん三浦さんに食べて頂き彼はとてもご機嫌!特に、海ぶどうが好きだったようで、こんなに新鮮なのをたくさん食べれて幸せとのこと!又、珍しい“ハブ酒”を呑んで頂いたり泡盛などお薦めして呑んで頂きました。三浦さんはかなり酔ったご様子でドイツ語しか話さなくなっていました…。

次に二次会として前回ご案内したBARに再び。今回はスコッチ系ではなくグラスワインで乾杯した後に、写真のUボートというカクテルを呑んで頂きました。グラスの中の小さな小瓶にはハーブのリキュールが入っているようで、爽やかな味わいだったようです。そして仕上げはやはりラーメン終止。日曜日かつ深夜2時過ぎということもあり行きたかった店は閉まっていたのですが、何とか1軒開いていたので良かったです。三浦さんはチャーシューメンを汁まで全て飲んでいましたが、私は写真の味噌わかめラーメンに止めました。大した違いはありませんが…。三浦さんは何と急遽シンガポールにまでご一緒される計画になり益々現地での活動が盛り上がりそうです。ほとんどドイツ語で話されていたこともあり理解できなかった部分も多かったですが何よりもご機嫌で良かったです。

■ 茅ヶ崎へ!

3月 10, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年になって一番初めに完成した作品は北陵ウインドアンサンブルの委嘱作品【パンドーラの箱】。そうギリシャ神話でお馴染みの有名なお話です。団体名が一見、一般バンドのように感じますが茅ヶ崎北陵高等学校の部活名称で演奏するのは高校生です。顧問であり指揮者の丸山透先生とは年末の忘年会以来の再会となります。本日は引き続きクラリネット奏者の三浦幸二さんも行動を共にします。忘年会で丸山先生に出会って以来、そのお話に興味を持ち一度練習を訪れてみたかったとのこと。プロの奏者なのにこの謙虚でフットワークの軽い姿勢は本当に尊敬できます。その姿勢に敬意を表して松本〜新宿までの乗車券&特急券をプレゼント!記念に写真撮影!三浦さんは社内でおにぎりを2つミックスサンド、カツサンドなどかなり食べていました。仕上げにアイスも食でてフルコースです。恐るべし!

茅ヶ崎駅まではるばると。そして最寄りの香川駅へ。生徒さん2人が迎えに来てくれていて一緒に学校までテクテク歩いて行きました。“中学校の時から八木澤さんの曲をたくさん演奏していました”“お会いできて嬉しいです!”という笑顔に長旅の疲れが飛んでゆきました。今日でこの長いツアーも終わり。最後まで気合いを入れよう!練習時間はたっぷり。曲のイメージや歌い回しなど八木澤コラールのツボをお伝えすると、みるみる良い演奏になっていきます。試験明けで久しぶりの合奏とのことでしたが、それを感じさせない集中力の高い演奏。そして何度演奏しても一切疲れの見えないサウンド感には三浦さんも脱帽。この一週間はあらゆる場所で、あらゆる世代の演奏を聴いてきましたが、本当にどこも個性豊かで熱意のある演奏。本当に幸せな一週間です。練習が終わるとサイン会場が設置されていて、三浦さんと共にサインを行い既に19時。丸山先生と三浦さんと3人で宴会。丸山先生の行きつけのBARでビール、ワインを楽しみながらピザとチーズを食べました。丸山先生のお話には三浦さんも私も大変刺激を受けました。又、三浦さんは今使用している楽器は中学の時にご両親から買って頂いたものだという新事実を聞きました。新しい楽器を購入するのも良いことだけどこの楽器に代るものは無いという感動的なお話まで聞かせくれました。シカゴでクレジットカードを盗まれても、楽器だけは離さなかったのはそういう理由があったのか、と改めて三浦さんのこの心意気に惚れ込みました。気づくと22時過ぎ。急いで帰らないと。

三浦さんはまだホテルを決めていないようなのでとりあえず東京方面の電車へ。東京に着いても丸山先生との話題や名古屋、松本での話が尽きない。私は〆切やメールチエックなどで今日中にどうしても本八幡まで帰らなくてはならないことを伝えると最終的に三浦さんは本八幡まで行きます!との気合いぶり!私は申し訳ないと思いながらBARとラーメン屋で接待するので本八幡で語りましょう!という意外な展開へ…。東京から本八幡は近い。すぐにラーメン屋で味噌ラーメンの大盛りを食べて頂き、その後ゆっくりとBARにて深夜2時まで語り合いました。この歳になっても大学時代のノリで生活できているのは幸せです。明日からはまた徹夜で作曲開始!シンガポール遠征まであと僅か。現地でのスケジュールがようやく届くと、演奏会には日本大使館からの来賓、ラジオ、新聞の取材、ワークショップなど国内以上にハードな様子。現在、シンガポールに滞在中である作曲家の伊藤康英先生からもメールを頂き、現地では私が訪れることを本当に楽しみにしてくださっているご様子。シンガポールは36度の気温が続いているとのこと。語学の壁以上に体力も心配なところです。

△ 松本へ!

3月 09, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は名古屋から松本へ。このツアー7日目となります。仙台〜札幌〜名古屋〜松本となかなかハードです。松本駅に到着すると音楽社へ向かい信州のミヤサカで知られるヤリ手営業マンの宮坂さんにご挨拶と共に注文していた指揮棒の選定。なかなか地元で楽器店に行く機会が無いので、こういった機会に購入するのが一番。宮坂さんは指揮棒に関しても知識が豊富で本当に凄い。来週のシンカボール遠征用に宮坂さんに相談しながら3本ほど購入させて頂きました。視野新は指揮棒を吟味する宮坂さん。さて、松本は現在、数年ぶりの大雪、こんな季節外れに異常気象です。実は今日の夜は昨日も一緒だったクラリネット奏者の三浦幸二さんが松本にいらっしゃいます。宮坂さんに言わせると三浦さんがシカゴから雪を呼んだ!とのこと。

夜は松本市民吹奏楽団の定期演奏会の練習。そして終了後は三浦さんをゲストに招いての懇親会。三浦さんはこの“やぎりん日記”を愛読していることから松本名物の山賊焼き、馬刺を食べるのが夢だったとのこと。遂にその夢が叶います。写真は生姜焼き丼を食べる前の三浦さん。大雪にも関わらずクラリネットパートを中心としたメンバーが懇親会に参加。三浦さんと色々な話で盛り上がっていたようで良い機会となりました。

12時を過ぎた頃で雪が危ないため解散。三浦さんと私はラーメン終止を行った後に以前、宮坂さんと行ったBARに行きました。三浦さんはハイランドパークが初だったようでとても喜んでいました。それにしても三浦さんは松本市吹の演奏をずっと大絶賛していました。三浦さんに評価して頂けるのはとても嬉しいです!明日は三浦さんと共に神奈川へ向かいます。この旅も明日で終了。頑張ります!

ちなみに前回、松本市民吹奏楽団の練習後に開催された宴会にゲストにいらしたのはトランペット奏者の依田泰幸さん。依田さんと、三浦さんは偶然にも武蔵野音大の同期で共に私の一つ上の先輩となります。上記は前回の懇親会の様子。

◎ 春日井西高校!

3月 08, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は愛知県立春日井西高等学校吹奏楽部定期演奏会の客演指揮の練習日。飛び回る生活のため今日しかタイミングが合わず、あとは本番の練習のみとなります。同高校の顧問である橋本毅先生はデビュー当時から応援してくださっていて、5月のバンドクリニックの時に今回の20回年記念定期演奏会の客演指揮のお話を頂きました。ただこれまで学校には一度も訪れたことがなかったので今回は楽しみです。お昼はクラリネット奏者の三浦幸二さんとお会いして昼食を。名古屋名物の味噌カツ…。またまたカロリー高め。というか高過ぎです。ここ最近、お腹が空かない状態で食べることが多く、確実に身体は食物を求めていない。でも、名物なので食べてしまう…。三浦さんも今日はオフなのでせっかくなので春日井までご一緒してくださるとのこと。昨日出会ったばかりの若手サクソフォーン奏者の伊藤海津音さんも“吹奏楽の指導にも興味あります”と、いらっしゃることになる他、CD【ペルセウス】のレコーディングでお世話になった名古屋ウィンドシンフォニークラリネット奏者の深尾早苗さんも母校ということもあり練習にいらしてくれました。春日井西高の生徒さんは実に反応が早い。練習曲は【モーセとラメセス】でしたが、ちょっとしたポイントを話すとすぐに対応出来ます。三浦さん、深尾さん、伊藤さんにも楽器に関するワンポイントアドバイスを頂き、更に良い雰囲気に!まだまだ練習の余地はありますが本番はきっと良い演奏をしてくれると思います。私の方がもっともっと勉強をして本番にのぞみたいと思います!

夜は名古屋駅付近で八木澤作品に縁のある方々を集めた三浦さんの主宰による懇親会。ですが、私たちは練習の関係で遅れての参加となってしまいました。三浦さんに代って宴会を仕切ってくださったのはNPO法人吹奏楽振興ネットワークの劉昌彦さん、参加者は蟹江中学校の辻井直行先生、暁中学校の佐藤貴子先生、左京山中学校の吉田祐介先生といった八木澤作品の演奏に関してベテランの先生方、そして名古屋ウィンドシンフォニーのコントラバス奏者である丹治清貴さん青山小枝さん、昨日もお会いしたサックス奏者の藤原愛子さん、先程までご一緒だったクラリネット奏者の深尾さん、オーボエ奏者の石田正さん、フルート奏者の日置智美さんといった豪華なプロのメンバー。そしてナゴヤ・サックス・フェスタで昨日お世話になった遠藤宏幸先生、先程まで一緒だったサックスの伊藤さん、【太陽への讃歌】の誕生には欠かすことのできない東海市吹奏楽団の原健治さんをはじめとするメンバー、作曲家の林愛子さんといった多くの方々が参加されました。プロ、アマ、先生、学生を超えた大交流会となり楽しかったです。作品を通して人と人との交流や縁が生まれることが私は何よりも嬉しいです。終了後は三浦さんと共に二次会をしてお互い身体が疲れたということでマッサージに行きました。足つぼマッサージ。もの凄い痛さですっかり酔いが冷めました…。明らかに身体が悪くなっている証拠でしょう…。

● 名古屋へ!

3月 07, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

早朝よりタクシーで札幌駅へ。今日は新千歳空港から中部国際空港を経由して名古屋へ向かいます。今日は名古屋でナゴヤ・サックス・フェスタというイヴェントの練習が午後からあり、それに間合せての始発飛行機での出発。私の指揮で委嘱作品【フェスティーヴォ!】【輝きの海へ】をやるので遅れたら大変…。ちなみに今回は吹奏楽団ではないのです。両方ともサックスのみの合奏で演奏するのです。小学生から一般まで幅広く公募された100人のサックス吹きが集まり演奏するといった面白い企画。そのためのオリジナルで書いた【フェスティーヴォ!】はもちろんのこと、【輝きの海へ】のサックス・オーケストラ版も初の試み。【輝きの海へ】をこの編成に編曲したのは今回私にお声をかけてくださった大垣女子短期大学ウインドアンサンブル講師の遠藤宏幸先生。どんな人たちが集まるのか興味津々。そんな気持ちの中、新千歳空港で蟹飯し弁当を朝ご飯に!確実にこのツアーはカロリー・オーバーです。身体が重い。どうしよう。昼食は抜きかな…。

名古屋に到着し練習会場へ。到着すると遠藤先生の他、この企画の役員である堀江裕介さん、小森伸二さんと再会。彼らは【アリオンの琴歌】の委嘱団体であるアリオンサクソフォーンカルテットのメンバーでもあります。遠藤先生はイタリア料理食べに行きましょう!と。やはり食べることに。この写真のパスタ1人分だったのですが量多過ぎ。こんな時に限って…。会場に戻るとオーケストラのメンバーが既に集まっていて練習開始。とても反応が早く、どんどん形になっていきました。次回は打楽器も加えての練習。どんな演奏になっていくのか期待が膨らみます。終了後はプロののみのサックス・オーケストラの練習を遠藤先生の指揮で練習とのこと(写真)。懇親会までホテルで休んでいてください、と気を遣って頂きましたが、せっかくなので見学をさせて頂くことにしました。メンバーにはCD【ペルセウス】のレコーディングでお世話になった佐野功枝さん、藤原愛子さん、真室香代さん、そして尾矢幸枝さんをはじめとする実行委員のプロの奏者たちに加え、将来有望な音大の学生さんたちもいました。こういったプロ、アマを超えた皆で一緒に音楽を楽しむ企画は私はとても大好きです。遠藤先生は的確な指示で短時間集中の練習を見事にされていて大変勉強になりました。

練習終了後はプロのメンバーで懇親会。海鮮酒場といった感じの居酒屋でした。若手メンバーの一人、伊藤海津音さんから興味深い質問を受けました。私が学生時代に考えていたことに通じるものがあり、明日のクラリネット奏者の三浦幸二さんが主宰する懇親会にもお誘いするなど、新しい縁があった懇親会となりました。2次会は遠藤先生とラーメン終止。連続5日目。思えば遠藤先生と初めて出会ったのは岐阜のラーメン屋。本当に縁を感じます(笑)。このツアーでかなり体重増えているだろうなぁ。

☆ すべての生命を讃えて

3月 06, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

札幌のホテルで目が覚める。あっ、もうホールに行く時間だ!今日は札幌コンサートホールkitaraにて陸上自衛隊北部方面音楽隊の定期演奏会があり、そこで創隊50周年記念委嘱作品【交響詩「母なる北方の大地 — すべての生命を讃えて」】が世界初演となります。午前中のリハーサル(写真)では体力をセーブした状態での演奏。スタミナの温存のため断片的なバランス確認のみとなりました。お客さんが満席になるようなので、今とはまた違った音に聴こえるだろう。どんな演奏になるのか正直現段階では判らない。先週の練習で作品に対する想いは隊長である澤野展之さん、音楽班長である山下顕さん、そして演奏する隊員の皆さんにはお伝えしたので、あとは私はその結果を見届けるのみとなりました。

会場となり次第にお客さんが入場。東海大学第四高等学校吹奏楽部顧問の井田重芳先生をはじめとする先生方や多くの中学・高校生の姿も多くみかけました。又、日本吹奏楽指導者協会副会長の野中図洋和さん、陸上自衛隊中央音楽隊隊長の武田晃さん、元・陸上自衛隊東部方面音楽隊隊長として【モアイ】【ラス・ボラス・グランデス】を委嘱してくださり初演して頂いた古荘浩四郎さん、元・陸上自衛隊第2音楽隊隊長として【コロポックルの棲む渓谷「神居古潭」】を委嘱初演してくださった加藤良幸さんといった豪華な面々。創隊50周年記念ということもあり全国各地から多くの方々がいらしていました。そして今回は母が北海道出身ということもあって、良い機会と思い両親で聴きに来てもらいました。小さな頃から祖父母のいた歌志内市へ何度も私は行く機会がありましたが、こういった形で両親と北海道にいることは初めてのこと。作曲生活10周年になる私にとって、そういった意味もあり気合いの入る本番となります。

作品は演奏会のトリとして演奏されました。約15分間、北海道の夏から春に向ける四季をドラマチックに描く作品。あえて最近使用していなかった【輝きの海へ】はてしなき大空への讃歌】【稜線の風】といった初期の作風を基にした楽曲。それは単に音を並べるだけでは全く音楽にならない、指揮者の“こうしたい”という意志がダイレクトに出る作風で以前、【マチュピチュ】でエネルギッシュな指揮で感動的な演奏に導いてくださった澤野さんとの信頼関係で作曲しています。今回の演奏も素晴らしかった。リハーサルが体力温存のためにセーブしていたというレベルではなく、それとはまた別次元の世界観のある音楽創り。澤野さんも隊員さんも、心から躍動する音を生み出している。これまで生徒さんの演奏する込み上げてくるような演奏には何度も出会いましたが、それと同じように大人が本気で音楽をしている姿に想わず涙ぐんでしまいました。ここまで作品に気持ちを入れて演奏して頂き幸せです。客席の鳴り止まぬ割れんばかりの拍手に包まれて世界初演は成功に終わりました。

終了後は記念祝賀会。私もお話する機会を頂いたので、まずは私事ながら両親に良い親孝行が出来た御礼を言わせて頂きました。そして、今回の委嘱を頂くきっかけとなった音楽班長の山下顕さんとの出会い、人と人との縁のお陰で今回の作品が誕生したことへの感謝の気持ちをお話させて頂きました。澤野さん隊員さんをはじめ関係者の皆さんが本当に喜んでくださっていて本当に良かったです。私にとっても想い出に残る一日となり心より感謝しています。写真は左より山下さん、澤野さん、私、そして福岡から駆けつけてくださった九州女子高等学校吹奏楽部の出口貴浩先生。明日の朝は始発の飛行機で名古屋に向かうため名残惜しくも二次会は失礼させて頂きました。

ホテルに向かう途中、本日演奏会に聴きにいらしてくださった札幌山の手高等学校吹奏楽部顧問であり、大学の後輩でもある西澤先生に結婚のお祝いを渡していなかったことを想い出し電話。結婚式に先約の関係で伺えなかったのをずっと残念に思っていました。電話が繫がると、ちょうど奥様とショッピングとのこと。3人で軽くお祝い会をしてラーメン終止をしてホテルへ戻りました。西澤先生と奥様は今日の世界初演に立ち会えたことを本当に喜んでくださっていて「15分という長さを全く感じなかった」「春の場面では想わず泣いてしまった」と何度も熱く語ってくださり、嬉しい気持ちで札幌の最後の夜を終えることができました。関係者の皆様、ご来場の皆様ありがとうございました!

◇ 札幌!

3月 05, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

先週に引き続き札幌へ!仙台空港からの出発です。ここ最近、北海道に行く機会が多くて嬉しいです。美味しいものがたくさんあるし!ラーメンもあるし!でも昨日も仙台で牛タンやラーメンを食べたので確実に不健康な生活となっています。今日は一日移動日ということで特別拘束されることはなかったので雪の降る札幌の街をブラブラしました。遅れている作品の構想を練るには良い環境ですが寒いですね。ウインドアート出版の神長一康さんも札幌に向かっているようですが大雪のため飛行機に数時間閉じ込められたとか…。その結果、体調不良となりフラフラと歩いている神長さんを偶然にも札幌の街で発見。もの凄い確率です。さて、こういった音楽関係者の皆さんが札幌へ順次いらっしゃっているのは明日の陸上自衛隊北部方面音楽隊の創隊50周年記念演奏会のためです。いよいよ委嘱作品【母なる北方の大地】が世界初演となります。本日の夜は明日ご来場頂ける先生方や関係者が集まる懇親会。郷土料理をたくさん食べました。写真は北海道苫小牧総合経済高等学校吹奏楽部顧問の佐藤健先生。北海道吹奏楽コンクールに伺ったことをきっかけに出会った先生で、その際、八木澤作品を演奏してくださっていたのでお声をかけて頂きました。とても温和な素敵な先生です!

二次会からは大学生も参加されるなどで色々な方とお会いすることができました。又、先日、帯広でご一緒した東海大学札幌校舎吹奏楽部指揮者である平井直輝先生にも再会。そして、なんと武蔵野音大の同期である声楽家の板垣恵さんとも再会(写真)。板垣さんは大学時代の神長さんや私の話を色々な方に暴露していて、ちょっと恥ずかしかったです…。彼女は現在、演奏や合唱指導で大忙しとのこと。ご活躍を嬉しく思います。12時過ぎた頃に解散。そして、今回幹事をしてくださった大学の後輩であり、札幌山の手高等学校吹奏楽部顧問の西澤先生と2人で3次会となりラーメン終止をしたのは何と朝の4時。ツアー3日目にしてまだまだハードです。

● 仙台滞在中!

3月 04, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日より仙台に来ています。今回のツアーは国内一週間の大移動。〆切を再び抱えているのに心苦しい気持ちもありながらの旅。今日のお昼は東北福祉大学吹奏楽部の音楽監督である松崎泰賢先生と待合せをして、松崎先生が昔から通っているというお寿司屋さんへ!物凄い勢いでお寿司が登場してきましたが、美味しさのあまり一瞬で無くなって行きました。順番に出てくることから写真でも撮りきれない状況。ネタの大きさと美味を堪能しお腹いっぱい。そして、喫茶店へ行ってティータイム。その後は福祉大の校舎へ向かいました。松崎先生は喫茶店で何とケーキを全種類購入!学生さんたちへのお土産とのこと。松崎先生は本当に優しい方です。学生さんに人気があるのは音楽性の素晴らしさと共にこういった気配りもあったのですね!

練習を終えた後は学生さんたちと共に大宴会!なんと50名近くの参加者でとてもにぎやかな会となりました。福祉大の学生さんは気配りのあって優しいです。やはり松崎先生の生き方を普段から見ているからでしょうか。又、仙台市立五橋中学校吹奏楽部顧問の小野寺淳先生、仙台向山高等学校吹奏楽部顧問の保科雅己先生、石巻商業高等学校吹奏楽部顧問の清水学先生、福島県の吹奏楽指導者である二階堂卓さん、教育芸術社営業マンの中山さんがご多忙の中駆けつけてくださり、福祉大の学生さんとの懇親会に発展しました。二次会を経て最後はラーメン終止!昨日もラーメン終止だったので連続2日となります。写真は左より中山さん、二階堂さん、小野寺先生です。今回も輪が広がる会となって楽しかったです。明日は札幌へ向かいます!

■ 尚美体験入学!

2月 28, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は津波が来るとか、来ないとかニュース報道のあるなか尚美の体験入学。恒例の“八木澤教司先生の指揮で尚美ウィンドを体験しよう!”のコーナーでした。今回は新譜の【モーセとラメセス】【故郷の想い出】を中心とした3曲を練習。作曲時のエピソードを語りながらの合奏でした。体験入学にいらしていた高校生たちともトーキングしましたし、今日の合奏で卒業となる学生さんともお話ししました。卒業する学生さんとは謝恩会でお会いするのが最後となります。謝恩会はシンガポール行きの前日となりますが、見届けに行かなくてはなりません!!!

さて、終了後は夜の予定まで時間があったので第2回〈やぎりん、ドルチェの会〉を卒業する学生さんと臨時開催。“ドルチェ”とは名ばかりで、しっかりピザやハンバーガーなども皆に食べて頂いた。最後はドルチェ終止という感じで写真の通りカロリー満点の“おやつ”となりました。ちなみにこのイタリアンレストランは本当に美味しい。夜も食べなければならないのにどうしよう…。来週の旅もカロリー高そう、というか高いものばかりだろうし…。健康管理が本当に難しい。

● 千葉〜埼玉

2月 27, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は午後は千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部において3月30日に行われる定期演奏会の客演指揮の練習へ伺いました。演奏するのは【サクソフォーン小協奏曲】【ヘリングの朝】の2曲。サックスのソリストにはヴィーヴ!サクソフォーン・クヮルテットの浅利真さんがゲストに招かれています。同高校の顧問である小林武巳先生は武蔵野音大の先輩でもあり、デビュー時期からお世話になった先生。こういった形でご一緒させて頂けるのは嬉しいですね。さて、浅利さんは本日の練習は他の先約のため不在。そこで初演ソリストの中村圴一先生のお弟子さんであり、初演に向けて中村先生のアシスタントを務めた尚美1年生の藤井一弥くんに急遽、代役をお願いして練習にお付き合い頂きました。当曲はレコーディングさせていなく高校生たちはこれまで音源無しで練習していました。よってソロのサックスの加わった演奏は今日初めて聴くことに。よくこれまで音源が無いのにイメージできたなぁと感心するほど熱心に練習してくれていました。藤井くんも熱意のあるソロを披露してくれて世代近い高校生にはとても刺激的だったことが雰囲気ですぐに判りました。藤井くんにとっても高校生にとっても良い機会と鳴ったようで本当に良かったです。

終了後は3月22日に東京芸術劇場で開催される響宴の練習のため、川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団の練習に立ち会いました。今回演奏される曲は何曲【優位な曲線】。福本信太郎先生の的確な指示と指揮のもと、どんどん音楽が変化して行き、私の思いつかなかったようなアプローチまで研究してくださっていて本当に勉強になる時間でした。本番はどんな演奏になるのか期待いっぱいで練習が終了となりました。

22時頃から仕事を終えリベルテの練習に駆けつけてくれた浅利さんと、同じくヴィーヴ!の鶴飼奈民さん、そしてリベルテのサックスパートを中心とする団員さんたちで宴会!盛り上がり過ぎて終電が無くなってしまいましたが、鶴飼号でなんとか送って頂き無事に帰還。その前に浅利さん、鶴飼さんと3人でラーメン終止。彼らとは大学時代からの仲。卒業してもこういった関係が繋がっているのは幸せです。