やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

■ 中学の先輩!

12月 26, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は中学校時代の吹奏楽部の先輩である、たまちゃん先輩の出演されるクラリネットアンサンブル“Grow”の演奏会で【カプリッチョ】を演奏してくれるというので東京オペラシティリサイタルホールへ向かいました。同じく中学の同期である親友の風間学くんも今回も一緒。そして、お馴染みの名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さんも“アマチュアのクラリネット合奏団はとても興味深い”ということで名古屋からわざわざ駆けつけてくれました。三浦さんの謙虚な姿勢と意欲にはいつも頭が下がります。開演の1時間前くらいに三浦さんと待合せし“さぼてん”のトンカツ、カキフライ、エビといったミックス定食を注文。三浦さんはご飯を3膳も食べましたがまだまだ食べれる様子。さすがシカゴ帰り!大学時代はピアニストの織茂学さん、ウインドアート出版の神長さんと3人でよく“和幸”のカツを食べに行き、全員ご飯5膳くらい当たり前のように食べて店主に厄介がられていましたが(一度追い返されたことあり)…今では2膳が限界になってしまいました…。歳を感じます。

さて、演奏はとても興味深いものでした。クラリネット専門の三浦さんも驚いていましたが、響きがとても美しく、指揮をされた山本繁先生の音楽性に団員さんはしっかりと呼吸を合わせて表情豊かな音楽を奏でていました。クラリネット合奏への可能性を垣間見ることのできた内容の濃い演奏会で、会場が満席になるほどの人気ぶりが良く判りました。

演奏会終了後は三浦さん、風間くんと共にオペラシティの展望レストラン53階で0次会ということでエビスビールにて帰国祝い!クレジットカードを紛失中であるにも関わらず、未だにカード会社に連絡もしていないという三浦さんの勇気を讃えて記念撮影。私ならばすぐにカード会社に連絡するのですが…。やはり三浦さんの度胸は別格です。風間くんも三浦さんのシカゴでのサバイバル体験を聴いて“このストーリーは本にできる”と感心していました。

Growの皆さんの打上げにもお声をかけて頂き3人で参加し団員さんともたくさんお話しましたぁ。【稜線の風】など吹奏楽作品も他に所属している楽団で演奏してくれている方がたくさんいらっしゃって光栄でした。上記写真は、受付を手伝われた、わかちゃん(左)と、たまちゃん先輩(右)です。ちなみに、わかちゃんはかなりの八木澤作品通で特に初期の作品は全てメロディーが歌える感じでした!

2次会は、たまちゃん先輩を中心にごくごく親しい方のみで行われたのですが、三浦さんは遂にシカゴの緊張感が解けたのか酔いが回ってきました。以前、飯田で見られたヤンチャモードに次第に変わってゆき…。もちろん、ほとんどの方は三浦さんと初対面でしたが、彼の気取らない姿勢とこの変貌ぶりによって人気急上昇!さすがはMr.三浦!3次会はまたどうしてもワインが呑みたくなって風間くんと地元のバーに。ラーメン終止で長い1日を終えました。中学の吹奏楽部で出会った縁が今でも続くというのは嬉しいですね。今日は改めてそう思いました。私も想い出の“絆”になる作品を生み出していきたいと思いました。

◇「ヘリングの朝」レンタル開始&講習会!

12月 25, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日はクリスマスカードが届いていた!と思ったらオランダのデ・ハスケ社からCD付きのクリスマスカード!恐らく非売品だと思いますがオシャレな演出です!詳しくジャケットを見てみるとP.スパーク氏、J.カーナウ氏、ヤン・デハーン氏など豪華なメンバーによる作曲とアレンジ。これらは全て吹奏楽やアンサンブルで22曲も収録されていました。シカゴで会ったばかりの作曲家たちが手掛けていると思うと一層興味が沸きます。

さて、お問い合わせの多かった【「ヘリングの朝」〜そして暗闇は光に満ちた…】ウインドアート出版の新譜として遂にレンタル開始されました。先日発売されたライヴCD【全日本吹奏楽コンクール2009 Vol.12 大学編II】にも松崎泰賢先生の指揮、東北福祉大学吹奏楽部の全国大会での熱演が収録されているのでぜひご拝聴ください!

そして、新年早々には【ヘリングの朝】を含めたウインドアート出版の新譜を中心とした楽曲研究会(吹奏楽の新レパートリーを探る in 名古屋、モデルバンド:名古屋市立汐路中学校吹奏楽部・名古屋市立東港中学校吹奏楽部・愛知県立名古屋南高等学校吹奏楽部)が早々に現地との共同企画で開催されます(名古屋市中川文化小劇場)。ウインドアート出版の代表である神長一康さんと共に私もレクチャーと公開レッスンを予定していますので、お時間のあります方はぜひいらしてください!又、作品に関する質問や相談などもウインドアート出版スタッフが丁寧に説明してくれますし、私も会場にいますので直接お気軽にご質問ください!久しぶりの名古屋、私も今から楽しみにしています!詳細は下記です!

2009年度 楽曲研究会【吹奏楽の新レパートリーを探る in 名古屋】

☆ SDHクリスマス!

12月 24, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は東京の江東区文化センターで開催されるSDH昭和第一高等学校の第20回合同(合唱&吹奏楽)演奏会に行ってきました。母校である当校はもともと男子校でしたが、今は共学になっていてだいぶ雰囲気が違います。そんなこともあり新入部員も増えつつあるようで今後の活躍を期待したいものです。もちろん今後は私も時々学校を訪れて後輩たちにアドバイスをするつもりです。さて,今回はファンファーレ【若雉子は大空高く舞いて】を顧問の早川信一先生の指揮で演奏してくれましたが、とても明るくフレッシュな演奏を聴かせてくれました。又,お母さんコーラスや卒業生、講師でいらしている先生方を交えての演奏はとてもアットホームで温かい雰囲気が常に漂っていました。板井行雄先生の熱い指揮は誰もが印象に残ったのではないでしょうか。また特別プログラムでクリスマス特集などもありサンタクロースの帽子をかぶるといった演出もありました。男子校の頃では当然ながら想像できない演出だったので新鮮な気持ちで楽しませて頂きました。シカゴで緊張感の続く日々を送っていたこともあり、ホッとする時間を過ごさせて頂きました。こんなクリスマスも良いですね!

さて、終了後は臨時に講師の先生方7名くらいで軽く打上げ。武蔵野音大の同世代の方々も偶然出演していたので“名古屋のサバイバラー”とも呼べる名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さんの話題で盛り上がりました。色々と私の知らない三浦さんの過去ネタを教えて頂いたので次回お会いするのが楽しみです。ちなみに三浦さんとは今週の土曜日に演奏会でお会いする予定になっています。その日は無事に帰国できたお祝いもしなくてはなりません。

地元に着くと深夜12時くらい。どうしても赤ワインが呑みたくなったのでBARに行きましたぁ。店の様子がクリスマスヴァージョンになっていました!その後、日本にいる証としてどうしてもラーメンが食べたくなったのでラーメン終止を実行。酔いのせいか前回の失敗を忘れ、間違って無料大盛りサービスにしてしまい、、、全部食べきれませんでした。。。従ってラーメン偽終止となりました。。。やはり日本の料理が一番美味しい!

▼ Mr.三浦!

12月 23, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴでの恩人でもあるMr.ミウラこと名古屋ウィンドシンフォニー団長であり、武蔵野音大の先輩でもあるクラリネット奏者の三浦幸二さん。今やこの【やぎりん日記】を愛読されている方ならば誰でも知っている存在。そんな三浦さんはようやく本日帰国し成田空港から連絡がありましたのでご報告したい。何度もご紹介したように彼は究極のサバイバラー。今回の旅では様々なトラブルに巻き込まれたことを私は知っていますが、彼のブログを読む限りでは帰りは更に大変だったようです。。。様々な都市を転々としたあげく、空港を間違え、クレジットカードを紛失。スペシャルコースしか言いようがありません!そんな状況を三浦さんはケロッと笑い話にしているからスゴい!このドラマチックな生き様をぜひ彼のブログでご覧ください。写真はまだ絶好調だった時期の三浦さんと作曲家のP.スパーク氏。

Mehr Luft !! ~ クラリネット奏者 三浦幸二のBLOG ~

さて、本日は地元市川西部地区の第19回ジョイントコンサートの練習に午前中少しだけ立ち寄りました。千葉県立船橋西高等学校吹奏楽部顧問である平川忠一郎先生が高校一年生合同バンドで【モーセとセメセス】を演奏されるということで楽しみに聴かせて頂きました。 一年生でしかも合同バンドなのにとてもクォリティが高く音楽性にも幅があり素敵でした。 八木澤作品のベテランでもある平川先生ならではの解釈に生徒さんがしっかりついてきていて本番は熱演になること間違い無し!お昼は関係されている学校の先生方と蕎麦屋で昼食。“山吹”というカツ丼と蕎麦のセットを食べましたぁ。久しぶりの日本食、やはり心が温まりますねぇ。普段はスープは飲みませんが全て飲んでしまいました。普段、千葉県に住んでながらも千葉県にいない私は久しぶりに地元の先生方にお会いできて嬉しかったです。

☆ シカゴ(第5日目)日本へ出発!

12月 19, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

多くの刺激を受け様々な経験を積んだシカゴ生活も本日で終了。朝6時に起きて8時に三浦さんと待合せ。雪のためキャンセルや遅延が増えている様子もあり、更に行きに成田で問題となったペーパーチケットということもあり本日フリータイムである三浦さんをボデイガードとして空港まで同行して頂くことになりました。出発の3時間半に空港へ到着したものの…。恐ろしい混雑ぶり。空港が広すぎて迷いチェックインカウンターに着いたのが3時間前。国際線は2時間前までにチエックインしなければならないとのこと。この長蛇の列では一時間でカウンターに辿り着くかは未知数。20分前になっても前に約50名はいます…。かなり焦りましたね…。三浦さんに通訳を頼み何とかペーパーチケットということを理由に自動チエックイン列とは異なる列を奇跡的に臨時に設けてもらう。これまでは自動も手動も永遠に並び、ギリギリの段階でそれぞれのカウンターに振り分けられていましたが、運良く“ペーパーチケツト専用の列”が誕生したのです!すると私は待ち人数3番目と繰り上り、何とか無事にチエックイン。飛行機もキャンセルになっていなく無事に到着するとのこと。そんなこんなで出発の1時間半前。三浦さんとセキュリティチェック前で別れ再び1人旅に。しかしながら三浦さんがいなければ飛行機に乗ることはほぼ不可能でした。今回の旅で一番危機を感じました。

P1000759無事にセキュリティチェックをクリアすると恐竜の化石らしきものが!空港に大胆なオブジェ。スケールが違いますねぇ。もう一時間前なので念には念を入れて出発のゲートを確認しに現地へ向かう。日本の空港のように丁寧な表示がなく、本当にここなのか…。待っている人の持つ航空券をチラっと見ると成田行になっているので、とりあえずは安心。アメリカ最終日の記念としてマクドナルドでハンバーガーを。私は日本ではマクドナルドにここ15年近く行っていません。なので細かなサイズは比較できませんが、やはり大きい。しかし前回と同じくちょっと冷め気味。出発30分前になり出発ゲートへ。多くの人は待っているが、未だに表示が何もない。念のために全ての航空便の案内の載っているモニターで確認すると、何と直前で出発ゲートが変更になっている!かなりマズい!航空券に記載されている本来のゲートがB16。ですが変更になったゲートはC18。B→Cということは建物が違うのです…。20分前が搭乗のリミット。かなり焦り、急いでゲートを探して辿り着く。 C18ゲートに到着しましたが、やはりここも表示がありません。かなりの列になっていますが、本当にここで良いのだろうか。日本人は誰も見当たらないし…。そんな不安の中、どうやら当たっていたようで搭乗できました。

無事に出国!

しかし、飛行機は雪のため1時間座席で出発を待ちます。全ての任務を終えて、ビールとワインを楽しみながら機内を楽しみました。現実の世界までのカウントダウン。13時間はすぐに過ぎていきました。日付変更線を越えて成田空港に20日の16時に到着。やはり私は全く時差ボケが起きていません。親友の風間くんに電話すると臨時に帰国祝いとなりました。脂っこい料理が続いていたので沖縄料理とオリオンビールで。オヘア空港でのハンバーガー、機内での3食、沖縄料理、そして我が国でのラーメン終止。知らずのうちに1日にかなりの量を食べてしまいました。ちなみにシカゴでのカロリーオーバーの生活により、体重計で確認すると何と6キロ太っていました…。これまでのラーメン終止がどんなに健康であったか、ということですね。三浦さんはもっと、のはず…。かなりの精神的、肉体的な疲れはありますが、楽しく貴重な時間と経験を積ませて頂きました。お陰様で無事に帰国できました。ご心配頂きました皆様、ありがとうございました。

☆ シカゴ(第4日目)

12月 18, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 3rd day”

いよいよ私がミッドウエスト・クリニックの会場を訪れる最後の日となりました。明日も演奏会のみあるようですが、私は明日の飛行機で東京へ出発しなければなりません。行きは1日時間が早くなった分、帰りは1日延びるので1日損をした感じになります。日本に帰るとすぐに遅れている作品の制作に取りかからなくては…。憧れの作曲家たちと共に時間を過ごす竜宮城のような現実と掛け離れた生活が続きましたが、タイムリミットが近づいています。

P1000777P1000785午前中はデ・ハスケ社とのミーティング。松戸市民吹奏楽団のために書いた【モーセとラメセス】、東京の青稜中学・高等学校吹奏楽部のために書いた【ヴォヤージュ】、小川佳津子先生のために書いたソロ打楽器と吹奏楽のための【コンチェルティーノ】の3曲が新たにデ・ハスケの新譜として出版されることが決定しました。その後は再びブースで作曲家の皆さんにお別れのご挨拶。ブースは本日の16時に終了となります。上記写真は作曲家のJ.カーナウ氏(左)とF.チェザリーニ氏(右)。

P1000783P1000775そして上記左は21世紀の吹奏楽第10回“響宴”において客演指揮者としていらっしゃり、私の【コロポックルの棲む渓谷「神居古潭」】を演奏してくださったリンダ・ムーアハウス女史(中央)、右はミッドウエスト・クリニック会長であり、母校の武蔵野音楽大学客員教授でもあるレイ・クレーマー氏。 

P1000772今日の夜は場違いな恐れ多い空間を体験してしまいました。デ・ハスケ社のパーティーとしてフランス料理のフルコースにご招待頂き(とても高いビルでセキュリティーチェックまでありました)、P.スパーク氏、T.ドス氏、O.シュヴァルツ氏、F.チェザリーニ氏といった超有名な作曲家の皆さん、ハル・レオナード社、デ・ハスケ社の関係者の方々16名のディナー。本当に英語が話せず申し訳ない状態でした…。近くに座られたシュヴァルツ氏ご夫婦とドス氏、テーヌ商会の伊東さんの優しいフォローがあり何とか無事に最後のデザートまで辿り着きました。英語が話せればどんなに楽しいか!しかしながら会食では英語だけでなくドイツ語など違う言語も飛び交っていました。壁は厚いです。このミッドウエスト・クリニックに訪れた日本人にも何名もお会いしましたが、専属の通訳を連れて来られている方を多く見かけました。海外との交流はやはり語学能力が必要だと身に染みて思いました。今の語学能力でこの環境を体験できたことは奇跡としか思えません。

P1000761帰る頃、神長さんご夫婦と三浦さんは同じホテル内の作曲家、戸田顕先生の部屋で呑んでいるという連絡が。どうやら昨日と同じホテル付近のパブから帰り2次会のご様子。三浦さんと打合せもあったので合流することに。しかしながら私は明日の朝は空港に出発するし、慣れない環境が続き精神的にも肉体的にも疲労が…。ソフトドリンクでの参加とさせて頂きました。戸田顕先生と神長さんご夫妻はあと1泊するので明日は観光とのことです。私もあと1泊余裕を持つべきでした…。とりあえず今回の目的がここで終了。深夜1時頃まで打上げが続きました。写真は戸田先生と神長さん。

☆ シカゴ(第3日目)

12月 17, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 2nd day”

P1000800P1000780今日はミッドウエスト・クリニックの2日となります。昼、夜と物理的に恐ろしく量の多い食事を食べているし油もの中心のためか身体が重い。たぶん一日4000〜5000カロリーは食べているはず。三浦さんは持ち帰った料理を一人で全部食べていることから5000カロリー以上になっているはず。会場が広いため一日2万歩以上は軽く歩いていますが、それでも消費できるカロリーではありません。。。しかしながら今日のお昼もハンバーガー。とても大きいです…。会場の2Fで作曲家の戸田顕先生と三浦さんとで3人で食べました。私と一緒に写っているのは台湾娘のアイビィーさん。アメリカに留学中ということで台湾クリニックのブースを手伝っていました。とてもノリが良く私が英語が話せないにも関わらず、もの凄い勢いで話しかけてくれましたぁ。アイビィーさんのお陰でかなり英語に慣れることができました。ありがとうございます。

P1000789P1000774午後はデ・ハスケ社のブースで作曲家の皆さんの新譜のスコアを見たり、視聴したり勉強する時間としました。写真は左から【シダス】で有名なT.ドス氏、私、【ノストラダムス】で有名なオーストリアの超人気作曲家のO.シュヴァルツ氏。両氏よりそれぞれ最も推薦の作品を教えて頂き、CDまでプレゼントして頂きました。私も作品集CD【ペルセウス】をプレゼント!ドス氏の幻想的でドラマチックな作風、シュヴァルツ氏のストーリー性のある音楽創りに多くの刺激を受けました。

P1000795P1000794夜はテーヌ商会の波川さんご夫妻、伊東さん、そして何とヤン・ヴァンデルロースト氏とP.スパーク氏と私の6人でディナー。シーフードレストランでの夢のような貴重な時間を過ごさせて頂きました。ヴァンデルロースト氏は私の作品集CD【シンフォニック・エピソードI】【カンティレーナ】【シンフォニア】の指揮をしてくれていることもあり何度もお会いしています。来日も多いので日本語も上手に話されます。氏の推薦のワインと共に美味しい料理をたくさん食べましたぁ。写真は生カキとサーモンです。

P1000791ホテルに着くと22時過ぎ。三浦さんに連絡するとまだ食事をしていないとのこと(名刺を忘れてきた三浦さんは現地で名刺を作成していたようです)。ということでまたまた昨日と同じホテル近くのパブで神長さんご夫妻も誘って2次会。今回も気合いの入った量で食べきれず(私はビールのみのお付き合い)、三浦さんのお持ち帰り&朝食となりました。胃の様子が明らかにおかしい。。。

● 作曲家の肖像

12月 16, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic 

P1000802今回は1日ごとの日記とは違った番外編です。多くの作曲家にお会いしたり、いつもお世話になっている吹奏楽指導者の篠田雄一氏にご紹介、ご協力頂いた関係で写真がたくさん。ということで今回は3日間でお会いした作曲家の写真を一気に紹介したいと思います。まず私と一緒に写っている作曲家。私が中学一年生の時に吹奏楽部に入って一番最初に演奏した作品の作曲家。J.スウェアリンジェン氏です。感動ですね。吹奏楽をやっている人で演奏したことが無いということはありえないほど有名ですね。本当にお会いできるとは思っていませんでした。優しさに満ちたオーラが出ていました。

P1000804P1000801P1000797上記は左からD.ホルジンガー氏。高校生の時に【春になって、王たちが戦いに出るに及んで】を毎日のように聴いていました。中央はJ.バーンズ氏。【交響曲】もコンクールなどでお馴染みですが私にとっては中学の時に演奏した【アルヴァマー序曲】が最も印象的です。右がP.スパーク氏。5月以来の再会でしたが覚えていてくださいました。【ドラゴンの年】や【オリエント急行】は大好きです。

P1000786P10008132009121616160000上記は左から【アルプスの詩】【ブルー・ホライズン】でお馴染みのF.チェザリーニ氏、私の大好きな【指輪物語】のヨハン・デ=メイ氏、デ・ハスケを筆頭する誰もが知っているヤン・ヴァンデルロースト氏。

P1000790P1000812P1000799上記は左から【シダス】【アトランティス】でお馴染みのT.ドス氏、オーストリアの映画、放送界の人気作曲家であり【ノストラダムス】の作曲者であるO.シュヴァルツ氏、作曲家であり元デ・ハスケグループ社長であったヤン・デハーン氏。

P1000778P1000798P1000782上記は左からJ.カーナウ氏、ヤコブ・デハーン氏、T.マー氏。マー氏は来年は来日されるようです。

あまりにも写真が多いのでこの辺までのご紹介にしておきます。

☆ シカゴ(第2日目)

12月 16, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 1st day”

興奮と期待、そして本場はどんな雰囲気なのかを考えると胸が熱くなる。丸2日間ほとんど寝ていないにも関わらず現地時間の朝4時に目が覚める。幸い普段の生活習慣の睡眠時間が少ないためか時差ボケという感覚はまるでない。あと数時間でミッドウエスト・クリニックの会場へ行けることが楽しみで仕方が無い。どうやら三浦さんも早く起きたようで朝の散歩までしたようです。9時頃にホテルのロビーで待合せて専用バスにて現地へ向かいます。バスに乗るために並ぶ人の多さにまず圧倒されました。専用バスなので全ての人が吹奏楽関係者なのです。色々な国籍が混じり本当に世界中から集まっている様子が肌に伝わります。それにしても15分置きに出発するバスにこれだけ混むのだから会場はもっとスゴいのでしょう。幕張メッセの4倍の大きさとの情報。本当に壮大なのでしょう。

P1000819P1000787恐ろしく大きな会場に着くと早速入り口へ。出版社と楽器メーカーのブースが世界中から集まっています。浜松のバンドクリニックとは桁違いなブースの数々で圧倒されます。早速、デ・ハスケ社のブースを探そうとしたら上の方にハルレオナード社の輪が浮いていますデ・ハスケ社はハルレオナード社グループとなったので、間違いなくあの辺り。そう確信しながら向かうと作曲家の皆様がたくさん。。。

P1000815P1000788ヤン・ヴァンデルロースト氏、P.スパーク氏、B.アッペルモント氏を始め日本のコンクールで必ず聴くことのできる人気作曲家が10人近くも普通にいるのです。そして自分の作品をお客さんに説明しているのです。これはスゴイ光景です。そんな状況を目を疑いながらたたずんでいると、私にも声をかけてくださる方が。カメラを持っていたので、私にシャッターを押してほしいのかと思ったら、側にいた三浦さんの通訳によると私と一緒に写真を撮りたいとのこと。海外の指導者の方に写真を求められるとは光栄です。三浦さんの絶妙な通訳によると【マチュピチュ】を今年何度も演奏されたとのこと。嬉しいですねぇ。気持ちを直接お伝えできないのが申し訳ないです…。そして作曲家の皆さんに一通りご挨拶をさせて頂き、特に私が高校生の時に憧れていた【指輪物語】の作曲家、ヨハン・デ=メイ氏には一緒に写真をお願いしました。感動!

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しばらく会場を回っていると台湾クリニックのブースを発見。そこで責任者の黄健能さん(左)と初対面。実は私は来年のゴールデンウィークに開催される第4回台湾クリニックの審査員と客演指揮をするとになっています。近くに中華街があるとのことで昼食をご一緒させて頂くことに。この中華料理がまた美味しい。ビールも呑んでしまいましたぁ。会場からタクシーで移動する距離なので情報のない私では自力でここに来ようとは思わない。本当に良い店に連れてきてくださって嬉しく思います。

P1000814会場に戻るとお世話になっているブレーンミュージックのフロリダ支社であるBRAVO MUSICのブースへご挨拶に。ブレーンの社長である村上さんご夫婦と久しぶりの再会。フロリダ支社のMark Humphreys氏をご紹介して頂きました。マークさんはアメリカで【マチュピチュ】は大人気だと熱く語ってくれました(村上さんの通訳による)が半信半疑。なぜならば日本ではあまり演奏されていないからです。ですが、しばらくすると想像もしていなかったことが。次から次へとアメリカ各地の指導者、特に大学の先生が私のネームカードを見て“マチュピチュ、マチュピチュ”と言いながら話しかけてくださったり、写真を求められたりと、マークさんのおっしゃることを肌で感じました。

P1000810通訳をしてくださったのは昼食のハンバーガーを食べ終わったブレーン社長令嬢の明希さん。とても英語が堪能で尊敬します。日本であまり演奏されない【マチュピチュ】【ナスカ】が何故アメリカでこんなにも反響があるのか。逆に近年私が書く小編成対応のものや、グレードの易しい曲にはご興味無さそうな雰囲気でした。易しい曲はアメリカにたくさんあるからかなぁ(謎)。世界遺産&古代遺跡シリーズの続編をこんなにも楽しみにしてくださっている様子を目にして嬉しくて涙が出る想いでした。会ったことも、話したことも無い人たちに音楽を通して気持ちを伝えることができることを実感する一時でした。ありがとうございます。

P1000807P1000805夜は神長さん夫婦と再び合流し、三浦さんと4人で昨日と同じパブへ。その後、三浦さんとどうしてもアメリカのマクドナルドに行ってみたかったのでハンバーガー終止を。噂通り本当に大きかったですねぇ。ただちょっと冷めていている感じが残念。内容の濃い充実した1日となりました。

★ シカゴ(第1日目)

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴのオヘア空港に到着したようです。東京を15日の18時に出発したのに11時間経ったにも関わらず、時間が戻って今は同じく15日の15時頃。機内のアナウンスも良く判らず、そして入国カードらしきものを2枚とパスポートを片手に入国審査へ。ちなみに入国カードは全て英語のため書き方が正しいのかも不明。とりあえず判らないものは判らない、という信念のもと混んでいる列に並ぶ。“信州のミヤサカ”こと音楽社の宮坂さんに言わせれば“遣隋使だとか昔の人たちの苦労に比べればシカゴ行きなんて大丈夫だよ!”とのこと。確かに昔の人々はスゴイですねぇ。しかも飛行機とか無かったですし…。そんなことを考えながら順番を待ち、入国審査へ。かなり多くの質問をされました。英語の本などに載っている聞き方は全くされず…。かなり困りました。やはり現場ですねぇ。“何故ここへ”と言うので、定番の“サイトシーィング!”と言うと、“シカゴ以外にもフランス、イタリアでも良いのでは?”というようなことを言って話題を発展されられます。なのでそれから先は全ての質問に“だって来たかったんだもん!”と日本語を連発。しばらくすると混んでいたからなのか、係員はお手上げのポーズをして、通してくれましたぁ。

無事に入国

P1000821P1000828P1000825荷物も無事に受取りタクシー乗り場へ。約30分でPalmer House Hilton Hotelへ到着。何とかチェックインをすると置き手紙を受け取りました。一つは神長さんからのルームナンバーの書いてあるもの、もう一つはデ・ハスケ社からのもの。又、三浦幸二さんの伝言も受け取りました。デ・ハスケ社からはミッドウエスト・クリニックへ参加するための参加証のようなものが届いていました。ミッドウエスト・クリニックは参加費が100ドル(何故か浜松のクリニックよりも安い)かかりますが、今回はデ・ハスケ社の関係者として無料で参加できるようです。最上階に位置する部屋に到着すると豪華な雰囲気に大満足!この大きなベットと部屋を1人で使用しても本当に良いのか!と思うほどの贅沢感のある創り。早速、三浦さんと、神長さんに電話し部屋に呼んで明日からについての緊急会議を行いました。三浦さんのニューヨークからシカゴへ向けての武勇伝を聴いていると夜の会合の時間。本日の夜は今回のシカゴに向けて多大なお世話を頂いたテーヌ商会の波川さんご夫妻、同じくテーヌ商会の伊東さんと共にドイツ料理を食べることになっています。作品集【ペルセウス】の件でデ・ハスケ社と関わりを持った名古屋ウィンドシンフォニーの代表でもある三浦さんをテーヌ商会の皆様とお引き合わせをしてディナーに同行することになりました。

P1000827P1000826この会合には今回初めてお会いすることになる大阪市音楽団の三宅さん、高畑さんも加わり美味しい食事とお酒を楽しみながら明日に向けての情報などを伺うことができました。明日からの期待と不安が益々膨らみ、どんな世界が見えるのかワクワクします。

P1000823ホテルに向かうと神長さんご夫妻と再び合流し2次会ということでホテルの隣にあるパブ(こちらで言う居酒屋)に行きました。3品しか頼んでいないのに量の壮大さに圧倒されました。4人でも3割くらいしか食べられず(ちなみに隣のテーブルの方は普通に私たちが頼んだもの以上を食べていました…)残りは三浦さんがホテルに持ち帰り朝食としたようです。3次会は身の危険を感じたのでホテル内のバーで三浦さんと2人でワインを。神長さんは恐いから部屋に帰る、と言って戻って行きました。日付は変わらなくても実際は2日経っている不思議な状況を感じながらも長い1日を終えました。