やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

● 郡 尚恵さん

11月 29, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009112819320000今日は数年ぶりにクラリネット奏者の郡尚恵さんとご一緒させて頂きました。郡さんは本当に楽しい方で周りの雰囲気を和やかにします。郡さんとは静岡大学吹奏楽団指揮者である三田村健先生やお世話になっている広島交響楽団クラリネット奏者の橋本眞介氏といった共通の知り合いが多く、話題はいつも盛り上がります。郡さんは宴会でも大人気!楽しい時間を過ごさせて頂きました。それにしても今日は【トリプルあいす】をたくさん聴かせて頂きました。小学生がとても可愛らしく演奏してくれていたのが印象的でした。又、【輝きの海へ】を世界初演してくださった元市川市立新浜小学校吹奏楽部顧問(現在は私の母校、市川市立真間小学校吹奏楽部顧問)の田川伸一郎先生とも数年ぶりにお会いできて大満足の1日。 明日は朝から福井へ出発!今日もラーメン終止(連続4日目)。

★ FLASH

11月 27, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009112718420000本日はフルートアンサンブル「FLASH」の第16回コンサートで委嘱作品であるフルート5重奏【心に染みる5つの言葉】が日本基督教団・原宿教会で世界初演されました。FLASHの皆さんは武蔵野音大を卒業された先輩ばかりで組まれたアンサンブルで、親しくさせて頂いているフルート奏者の阿部麻耶さんのご紹介で作品を提供することになりました。阿部さんと言えば彼女が組んでいるフルートアンサンブル「フィオーレ」のことをご存知の方も多いでしょう。今年のフルートコンベンションでも優勝されていたし、何よりもフィオーレは【フィオリトゥーラ】【コロラトゥーラ】の委嘱団体であり、彼女らの演奏を目指して練習されている方も今の時期は多いでしょう。阿部さんとは久しぶりにお会いしましたが、既に来年のフィオーレのコンサートで新作が初演されることが決まっていることから、その打合せなど盛り上がりました。

さて、FLASHの皆さんはタイトル通り“心に染みる”演奏をしてくれました。前日のリハーサルと本番のテンションが全く違い、さすがプロ!と思わせる説得力のある演奏となりました。素敵な演奏を嬉しく思います。又、尚美を卒業生で結成されたフルートアンサンブル「MInKU」の皆さんが全員、会場に駆けつけてくれました。せっかくなので彼女たちを阿部さんと引き合わせたりして縁結びをしましたぁ。遠方からいらして頂いたMInKUの皆さんにはご褒美としてCD【ペルセウス】を贈呈!とても喜んでくれた様でメンバーの知穂さんはブログにCDと一緒の写真を載せてくれていましたぁ。演奏会終了後は打上げ。フレンチフードのお店で白ビールをたくさん呑んでしまいましたぁ。

☆ 白鴎大学!

11月 25, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009112519200001本日は白鴎大学ウィンドオーケストラの練習に伺いました。こちらは親しくさせて頂いているトランペット奏者の原進さんのご紹介で出会ったトロンボーン奏者である堂坂知之先生が指揮、指導するバンド。フルートパートを指導されているというブラジル音楽の演奏家、石井幸枝先生とも出会いました。

白鴎大学はこれまで【マチュピチュ】【カッパドキア】を演奏してくださっていた経緯から次回の定期演奏会では【はてしなき大空への讃歌】を演奏してくださるとのこと。本番は先約で伺えないため今回、演奏を聴かせて頂けて良かったです。堂坂先生は夏のコンクール以来、練習には伺っていなかったようで本日の演奏は学生さんたちだけで音楽創りをしたもの。もちろん指揮も学生さんがされていました。一度、通したものを聴かせて頂いただけでしたが、とても心に残る演奏でした。実は八木澤作品に精通する指導者の方々は私の吹奏楽曲で一番難しいのは【はてしなき大空への讃歌】と言います。私もそう思います。なぜなら音を並べただけでは全く音楽にならないからです。全体にコラールベースでできていることもあり、サラっと演奏してしまうと全く印象に残らずに終わってしまう…。当時【輝きの海へ】で奇跡的な名演を残された田川伸一郎先生と市川市立新浜小学校の子供たちてからこそ音楽性を信頼して書けた作品 で、本当に本当に表現が難しいです。ですが今回、何か心に響く演奏が聴けました。まだまだ3月の本番に向けての練習段階ではありましたが、1音1音を聴き手に伝えようとする姿勢があって音楽が生きていました。こういう演奏を聴くと作曲者として本当に嬉しいです。今後、楽しみなバンドです!

2009112420350000夜は懇親会!堂坂先生はとても学生さんに人気があるのが伝わる、楽しい宴会となりました。2次会、3次会は堂坂先生と石井先生と3人で。両先生も学生さんの成長ぶりが嬉しかったようで話題は尽きず深夜まで続きました。私もたくさん呑んでしまいました。ちなみに昼間に食べたラーメン(錦糸町)も写真を載せておきます。ここは美味しい!

◎ 霞ヶ浦

11月 21, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

20091121154800002009112123370000ホテルから30分ぐらいの場所には日本で2番目に大きいと言われる湖、霞ヶ浦がありました。とても夕日が美しかったので写真を。今日は久しぶりに武蔵野音楽大学講師の須山芳博先生(ホルン)とクラリネット奏者の谷尻忍先生にお会いして3人でホテル近くで宴会。ドイツ留学時代のお話など興味深いお話を聞かせて頂きました。意外なところで共通の知人がいたりで話は盛り上がり気づくと23時頃。18時過ぎから初めたのに…。そこで昨日はラーメン偽終止になってしまったこともあるので再びラーメン終止を試みました。3人で昨日とは別の店に。ところが今回の店も不思議な空間。カウンターからラーメンを注文すると“ウチはラーメン止めといた方が良いよ!”とマスターからアドバイス。“じゃあ何を?””ウチはタンメンだよ!”ここで須山先生と谷尻先生は“タンメン”に路線変更。ですが私は昨日の心残りがあるので“何とかラーメンを!”とお願いし、ようやくマスターに納得して頂けました。ラーメンを一口食べた際に“ダメでしょう?”とマスターに堂々と言われたのは記憶に新しい…。ですが、酔っていることもあり、そのやりとりが楽しく和やかな時を過ごしました。ちなみに世界一上手いという餃子を薦められ食べましたが…。とても楽しい空間に感謝!疲れが一気に取れました!

● 今日は

11月 20, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009112015470000本日の午後は母校である武蔵野音楽大学のウインドアンサンブルの練習を少しばかり見学させて頂きました。今回初めて同大学を指揮されることになるジェームズ・ランブレクト氏の練習で、氏はレイ・クレーマー氏の弟子にあたるということで期待が集められています。先日の武蔵野大学学園祭で恩師である佐藤正人先生が指揮するコンサートハンドが【太陽への讃歌—大地の鼓動】を演奏するのを聴きに行った時にランブレクト氏にお声をかけて頂いたのが今回のきっかけ。ランブレクト氏は話題の作曲家マスランカの交響曲を練習されていましたが、とても興味深い内容でした。

20091120211100002009112022550000練習は途中で失礼させて頂き、堀越学園バンドフェスタ2009のゲストのため急いで中野ZEROホールへ向かいました。委嘱作品である【サグラダファミリアの鐘】の渾身の演奏と共にジュニアバンドの【仰ぎ見ること〜泰山北斗の如し】を聴かせて頂き胸いっぱい。吉澤隆先生の熱い想いと生徒さんたちの対話が音楽と共に伝わり聴衆を魅了していました。明日の茨城県での仕事の関係で前日入りするために打上に参加するのは諦めて心残りのまま出発。。。移動のフレッシュひたちの中で一人寂しく乾杯(涙)。ホテルに着いたのは23時過ぎ。夕食を食べていなかったので近くのラーメン屋を探し写真のネギチャーシュー(特製塩豚骨)を注文。ですが大変後悔をしました…。ここ3年ぐらいでラーメンを残すといった経験は初…。恐るべし…。打上を出なかった罰として受け入れました。。。

☆ アンサンブル!

11月 09, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

 既にアンサンブルコンテストが開始され徐々に地区代表が選ばれているようですね。先日、私も神奈川県の相模原地区を聴かせて頂きました。このシーズンは何かと作曲家として実は大変!「演奏するための許可」というものがコンテストの申込みに必要なところが増えつつある関係もあり“8重奏を7人で演奏して良いですか?”とか“トランペット3rdをホルンで演奏して良いですか?”といった質問メールが多々届きます。このくらいならば教育現場の判断という観点で問題無く許可していますが、時々“クラリネット8重奏で演奏しても良いですか?”とか“フルート4重奏”を“クラリネット4重奏で演奏して良いですか?”といった丸ごと異なる編成での問合せもあります。こういった場合は出版社と協議の上、許可を出したりしています。ただ中には“フルート4重奏をバリ・テューバ6重奏で演奏して良いですか?”と編成どころか人数まで違う!というか増えている問合せもあります(笑)。ここまでくると出版社もさすがに…という展開に。そうまでして演奏したいというお気持ちは嬉しいですし、色々と事情もあると思うので基本的に不快な思いはしませんが、いずれにしても【演奏許諾書】は私自身では発行することは出来ず、いずれの場合も出版社が発行します。ので、ぜひ出版社へまずはお問い合わせ頂けると私も大変助かりますし、許諾書発行までの近道となります。

0lvlYYPb5izd そして次にお問合せが多いのが音源の有無について。最近は出版社が楽譜とほぼ同じタイミングでCDを出してくださるので問合せが少しずつ減っていはいますが、未出版音源に関してはやはり多いですね。なので今回は最も問合せの多いCD化されていない貴重音源を演奏団体の許可を頂いたので2曲紹介させて頂きます。1曲目は名古屋を拠点に幅広く活動しているアリオン・サクソフォーン・カルテットの委嘱作品【アリオンの琴歌】。この作品は今年の5月に初演されたばかりで現在、尚美のアンサンブルの授業でも練習しています。バロックとポップスを融合させたようなちょっと不思議な曲です。2曲目は小川佳津子先生の委嘱で書いた【マリンバカンス】。小川先生と門下である尚美大学の学生さんによって昨年12月に初演。2台のマリンバを4人で演奏する可愛らしい曲です。ぜひご拝聴ください!

●参考演奏【アリオンの琴歌】(mp3)

●参考演奏【マリンバカンス】(mp3)

● 関根剛二先生 音楽生活50周年祝賀会

11月 07, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009110718420000 本日はトランペットの恩師である関根剛二先生の『音楽生活50周年祝賀会』が開催されるため、発起人の1人として開宴の前に会場へ到着して来賓者の座席確認や花束の準備、二次会の手配確認など準備に専念。会場は関根先生のご自宅に比較的近いホテルグリーンタワー幕張「ロイヤルクレッセント」で行われ、門下生のみ限定スタイルで30名弱の来賓者と共に盛大に行われました。発起人代表であるビュッフェ・ククランポン株式会社代表取締役専務の千脇健治氏の挨拶と乾杯に始まり、武蔵野音楽大学演奏課の的場渉氏の祝辞や関根先生と門下生による「アメージング・グレイス」のアンサンブルなど豪華な3時間となりました。大学入学前にお世話になった門下の先輩方とも久しぶりに再会し懐かしい話で盛り上がりました。それにしても関根先生の門下は東京芸術大学、武蔵野音大、東京音大、尚美など出身校が多岐に渡っています。大学時代にはそういった意味で外部との情報交換が普通にできたことが良かったです。二次会にもほとんどのメンバーが参加し終電ギリギリまで盛り上がりました。関根先生は千葉県警察音楽隊隊長を退任され、今後は再び音楽家としての生活で意欲的に活躍されるご様子。関根先生をはじめ門下生たちの今後のご発展を心よりお祈りします。

◎ 千葉国体レコーディング!

10月 30, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日、本日と二日間に渡って2010年に開催される【ゆめ半島千葉国体】の式典音楽レコーディングがありました。昨日は千葉県警察音楽隊の演奏によるファンファーレのレコーディング。今年より隊長に就任された平林徹さんの指揮によって華やかなサウンドで収録。平林さんは武蔵野音楽大学の先輩。以前はよくコンクールの審査などでもご一緒していたので顔馴染みがあり、良い雰囲気で手際良く録音できました。

2009103015470001本日は前回の10月5日に市立習志野高等学校吹奏楽部と市立柏高等学校吹奏楽部のスペシャル合同バンドが録音した演奏に、先日の合唱コンクールで全国大会金賞を受賞されたという県立幕張総合高等学校合唱団の生徒さんによる合唱パートのレコーディング。素晴らしい歌声で感動的なのですが、既に録音されている吹奏楽伴奏にカラオケのようなスタイルで重ね録音をするので既にアゴーギグの加えられている伴奏に合わせるのは至難の技。しかしながら指揮者の山宮篤子先生の素晴らしい指導、千葉県合唱連盟理事長である粕谷宏美先生のアドバイスが加わり、奇跡的な絶妙なタイミングで吹奏楽と合唱がブレンドされていきました。制作を務めるワコーレコードの西村和幸さんの耳もさすが!幕張総合高の生徒さんはとても明るく素直で本当に心から音楽を楽しんでいる様子が歌声から伝わってきました。普段より山宮先生が素晴らしいご指導をされているのが合唱畑にいない私にも良く判りました。今回の千葉国体のCDはかなり技術的にも音楽的にもハイレベルな録音を残せたと思います。音楽監督としてこのような素晴らしいプロジェクトに関われたことを誇りに思います。関係者の皆様、レコーディングお疲れさまでした。

● 大変なことが…。。。

10月 28, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

何かと英語で苦労する私ですが今回は本当にピンチ!12月にシカゴで開催されるミッドウェスト・クリニックに行くことに一年前より決定していましたが、英語ペラペラである作曲家の広瀬勇人さんと行き帰りの飛行機からホテル、様々なイヴェントやミーティングを全て一緒に過ごす計画で進んでいました。しかしながら広瀬さんが事情により今年はシカゴに行かないことに。。。結果的に私一人での命懸けでの旅となりました…。“どうしよう…”と本気で考えましたが、これも運命だと思い頑張らねば、と。基本的に英語が全く話せなくても当然ですが成田空港までは100%行けます。飛行機にも乗れるでしょう。問題は降りて上手く入国できるか。そして無事にホテルまで行けるか。ちなみにホテルまで到着すれば他にもクリニックに参加する日本人もたくさんいるので大丈夫、なはず。帰りも飛行機にきちんとチェックインできるのかなぁ、と不安は多い。航空会社もUnited Airlinesなので、日本語が通じるかも不明…。機内ではひたすらお酒を呑むしかないですね…。無事に日本に戻れたら究極のサバイバル日記を皆さんにお届けできるでしょう。

2009102117080000image0001写真は東京ミュージック&メディアアーツ尚美・管弦打楽器学科専任講師の坂本浩志先生。いつも優しく丁寧なご指導は学生にとても人気があります。先日、ニューヨークに行かれたということで、お土産のチョコ群を抱えています。一方、べんべこ太郎の墓と共に写っているのはバンドディレクターの秋裕一郎さん。東日本大会で指揮する横浜南陵高等学校吹奏楽部が【「天童風犬伝」〜民話“べんべこ太郎”に寄せて】を演奏したこともあり、無事に演奏を終えたので山形県天童市までお墓参りに行ったとのこと。かなりの気合いぶりですね!

■ シンガポールから

10月 25, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009102413170000本日は渋谷に滞在しお昼は“男メシ”という肉丼のようなものを食べました。かなりボリュームありましたねぇ…。夜になると品川プリンスホテルに向かいました。シンガポールよりバンドディレクターのSteven Phuaさん、Faizal Bin Othmanさんが全日本吹奏楽コンクールの視察にいらっしゃっていて、ぜひお会いしたいとのことでウインドアートの神長さんと共に4人でディナーとなりました。Stevenさんは5月に浜松で開催された日本指導者クリニックで一度お会いしたことがあったので懐かしい再会となりました。お二人とも特に【輝きの海へ】をとても気に入ってくださっていて、最後のコラールではシンガポールの生徒さんたちも感動して泣きながら演奏していると熱く語ってくれました。会ったことも話したこともない私の作品を、楽譜のみから感じてハートフルな演奏をしてくれていると思うと胸が熱くなりました。その他、シンガポールでは【太陽への讃歌—大地の鼓動】【はてしなき大空への讃歌】【マチュピチュ】がよく演奏されているようです。Stevenさんは5月の時に私があまりにも英語が話せなかったこともあり、日本語を勉強してくださり、伝えたい言葉を日本語で一生懸命語ってくれました。

2009102521460000ホテルでのビュッフェスタイルだったので、かなり食べてしまいました。お二人はもう食べれない…と私の食べっぷりにも驚いていました…。更には私たちがシンガポールに行った時はドリアンを食べさせたいとのこと。噂に聞くドリアン。一体どんなものなのでしょうか!そして約3時間ほどのミーティングは一瞬で過ぎて、名残惜しくもお別れの時間。明日、シンガポールに帰るそうです。お気をつけてお帰りください。