やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 4月, 2010

○ 新宿区吹奏楽団定演!

4月 10, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は新宿区吹奏楽団が新宿文化センター開館30周年記念委嘱作品として作曲した【オルガンと吹奏楽のための祝典ファンファーレ】を再演してくださるということなので同団第21回定期演奏会に行きました。団長の大津司さん(右)と友人の風間学くんが知人という縁もあり一緒に会場を訪れました。新宿区長である中村弘子さんをお招きしての演奏会で子供から大人まで幅広く楽しめる内容でした。新宿区吹奏楽団の演奏もとても良かったですが、ゲストで出演されていた落合第二中学校吹奏楽部の演奏もフレッシュで良かったです。音楽監督・常任指揮者を務める石津成人先生は【サグラダファミリアの鐘】の委嘱団体でもある堀越高等学校吹奏楽団の吉澤隆先生や福島県の吹奏楽指導者である二階堂卓先生ともご縁がある方で何かと共通の話題も多いです。どんなところに行っても、必ずどこかで繋がっているものですね。写真は団長・大津さんと友人の風間くん。

演奏会終了後は新宿文化センター内のレストランでレセプション。写真は石津先生(右)と新宿文化センター専属オルガニストの高橋博子さん。それにしても【オルガンと吹奏楽のための祝典ファンファーレ】の演奏もとても素晴らしかったです。パイプオルガンが無いと演奏できない作品ですが今後も演奏され続けてほしい作品です。素敵な演奏をありがとうございました!

▽ 松本へ!

4月 06, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

名古屋のホテルで目が覚める。本日は松本へ移動し松本市民吹奏楽団の定期演奏会に向けての練習を行う日。午前中はNPO法人吹奏楽振興ネットワークの劉さんとの打合せを予定。5月5日に開催される岐阜県の羽島北高等学校吹奏楽部の客演指揮をNPO法人吹奏楽振興ネットワーク経由でご依頼頂き映像撮影についての打合せです。今回の演奏会では東海市吹奏楽団の委嘱作品である【太陽への讃歌—大地の鼓動】を指揮しますが、2010年改作版として世界初公開します。原曲はかなりの難易度とスタミナを必要とすることから、なかなか中学・高校生、もちろん一般団体にも容易に演奏することはできませんでした。が、それでも多くの団体が挑戦してくださったていることからNPO法人吹奏楽振興ネットワークとウインドアート出版が協議しその結果として【輝きの海へ】の小編成改作版で試みたオーケストレーションで【太陽への讃歌—大地の鼓動】を2010年版として制作することが決まったのです。最近は海外でも頻繁に演奏されているので原曲のテンションを下げずに新たな演奏しやすいヴァージョンとして改作し既に完成しました。そんな話題が尽きないということもあり、劉さんのご厚意で松本まで車で送迎してくださりながらのミーティング。ありがとうございました!

松本に到着するとまだお昼過ぎ。劉さんは仕事に戻るということだったので“信州のミヤサカ”で知られる音楽社のヤリ手営業マンの宮坂さんにお電話。ランチをお誘いすると既に奥様のお手製弁当を食べられたとのこと。しかしながら蕎麦ならまだ食べれるという頼もしいお言葉。よってランチをご一緒にすることになりました。写真は宮坂さんと蕎麦。私が食べたのは右側。ソースカツ丼と蕎麦セット。かなりのボリュームで一瞬気が遠くなりましたが美味しく全て食べましたぁ。その後は喫茶店にて情報交換。宮坂さんの情報は本当に貴重で毎回勉強になります。

夜は松本市民吹奏楽団の練習。写真は【サグラダファミリアの鐘】で使用する鐘。委嘱団体である堀越高校のように本物のサグラダファミリアの鐘を使用したいところですが、さすがに厳しくこちらの鐘を。定期演奏会まであと一ヶ月程度。来週は合宿にも伺うことになりました!終了後はいつもの如く山賊焼き、馬刺を黒ビールと共に食べまくり…。長い一日を終えました。

● 見学!

4月 05, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

名古屋に滞在中。午前、午後とメールの返信や電話など打合せなどを行うといった基本的にオフな日。東京に戻ろうとも思いましたが明日は松本へ行く日なので移動をするとかえって疲労が溜まると思い名古屋滞在を決意したのでした。さて夕方にクラリネット奏者の三浦幸二さんが指導をされている愛知県立幸田高等学校吹奏楽部のレッスンがあるとのこと。せっかくなので勉強になると思いレッスンを見学させて頂くことにしました。よって完全な休暇にはなりませんでした…。夕方に学校付近の喫茶店でコーヒーを、と思ったらハンバーガーも食べてしまいました…。またまた不健康な日となりそうです。

幸田高校の顧問の谷川哲郎先生は偶然にもデビュー当時からのお知り合い。当時まだ日本バンドクリニックが合歓の郷で開催されていた時代、作曲家の福島弘和さん、ウインドアート出版の神長一康さんと3人で参加した時にエレベーターで谷川先生はお声をかけてくださったのです。福島さんも、神長さんも私も全く知り合いもない時代で心細く思っていた時に、たまたま【イントラーダ】を演奏しているということでご挨拶してくださったようです。当時の私の出版されている作品は【イントラーダ】【ディメレンタスII】ぐらい。まだ誰も私のことを知らないしウインドアートも開業前…。そんな私にお声をかけて頂いたことが嬉しく、今でもその記憶が残っています。そんな谷川先生は本年度より幸田高校を離れるとのこと。本日は最後の1日。このタイミングで幸田高校に訪れて良かったと思いました。それにしても谷川先生と三浦さんが繋がっているとは、、本当に縁を感じます。谷川先生のご指導、三浦さんのご指導を見学させて頂き“なるほど”と思うことが多く、とても刺激になりました。たまには他の人の指導を見学させて頂こうと改めて初心に返る時間となりました。

20時より三浦さんによって愛知県在住の作曲家・遠藤秀安氏との会食が企画されました。写真は三浦さんと遠藤氏。遠藤氏は幸田高校の卒業生が中心となって結成された幸田シンフォニックバンドに委嘱作品も書かれている作曲家で主にマンドリンオーケストラの作曲&編曲をされているようです。作品も見せて頂いたり聴かせて頂きましたが実に新鮮でキャッチーな冒頭は印象的でした。途中からウインドアート出版の昨年度のCDに収録させて頂いた作曲家の林愛子さん、そしてNPO法人吹奏楽振興ネットワークの劉さんも加わり楽しい時間となりました。

◎ 名古屋サックスフェスタ2010

4月 04, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は年に1度の東海地区最大のサックスの祭典と言われる名古屋サックスフェスタ2010が名古屋市青少年文化センターで開催されます。私は100人の小学生から社会人に渡るアマチュア参加者で結成されたフェスティバル・サクソフォーン・オーケストラの客演指揮、そして記念委嘱作品【フェスティーヴォ!】の作曲を担当。その他、このサックスオーケストラのために実行委員長の遠藤宏幸氏が編曲した【輝きの海へ】も演奏してしまうといった大掛かりな企画。又、プロステージのゲストとして雲井雅人氏、田中靖人氏といったベテランの先生から名古屋の若手プロ奏者、音大を卒業したばかりの新人など演奏からワークショップなどあらゆるコーナーが設置。本当に大きなイヴェントでした。この企画の素晴らしいところはプロとアマの境界線が無く、皆で音楽を楽しみサッスクという楽器のあらゆる可能性を模索して発展に繋げようとしているところ。一緒に参加していて本当に居心地の良い温かなイヴェントでした。写真(左)は左より遠藤氏、雲井氏、中山順次氏(実行委員)。写真(右)は田中靖人氏。

開演前にはロビーでコンサートなども!演奏しているのはCD【ペルセウス】で【陽炎の舞踏】を演奏してくれた名古屋ウィンドシンフォニーのサックスカルテット!右の写真はこの4人に同じく名古屋ウィンドシンフォニーの打楽器奏者の平林明美が加わったもの。左より藤原愛子さん、佐野功枝さん、平林さん、真室香代さん、柴田沙耶香さん。

演奏会の休憩の時にも絶えず音楽が流れている環境。写真(左)はバリトンサックスのみの4重奏といった貴重なライヴ。何と私のバリ・テューバ四重奏【オアシスの娘と3匹の狼たち】まで演奏してくれました!そして写真(右)はデ・ハスケよりリリースされている作品集CD【シンフォニック・エピソード】で同曲の中間部のソロを担当された渡辺志穂さん。レコーディング当時は名古屋芸術大学の学生さんでしたが今はプロとして活躍中!しかも彼女は先日、客演指揮でご一緒させて頂いた春日井西高等学校の出身とのこと。ご縁を感じますねぇ。

私の担当した100人オーケストラは本番は奏者の皆さんがとても集中していて練習の時よりも数段良い奇跡的な演奏になったと思います。また臨時に加わってくれたプロ奏者たちもアマと気持ちを一つにして演奏してくれていて温かい空間が舞台に広がったように思えました。昨年までこのオーケストラの指揮を務められていた雲井雅人先生も本当に喜んでくださっていて感動的な演奏会となりました。私自身も心から楽しめた本番でした!企画してくださった実行委員の皆さん、100人オケの皆さんありがとうございました!終了後はプロ、アマ、ゲスも含めた打上げ!全員参加のためアルコール無しでのパーティー。最近ようやく知られてきた“やぎりんゲーム”をしたり楽しい時間でした。終了後は大人のみで大宴会!ホテルのチエックイン門限がある関係で深夜12時頃に先に失礼させて頂きましたが、本番の興奮が冷めずに昨日に引き続きクラリネット奏者の三浦幸二さんとホテル付近で軽く宴会。居酒屋にラーメンがあったのでワインと共に食べてみましたが…。このラーメン、、、マズい。こんなの数年ぶりの体験。。。やはり良いこと、悪いことはバランス良く訪れるのですね。教訓となりました。。。

◎ 名古屋へ!

4月 03, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は明日の名古屋サックスフェスタ2010の客演指揮本番の前日入りとして自宅より名古屋へ出発!またまた今日から長い旅が始まります。また本日は誕生日だったこともあり多くの“お誕生日メール”というのを頂きました。何と今日で35歳になってしまいました。生誕35周年記念という言い方もありますね。年を重ねるごとに身体に負担がかかっていくのを感じます。ということで名古屋まではグリーン車を利用。普通車両より照明も落ち着いているし毛布などもあってリラックス!何よりもガラガラで快適!ぐっすり眠りながらの移動だったので気づくと到着!現在、20時過ぎ。

せっかく名古屋に来ていることもあり大学の先輩でもあるクラリネット奏者の三浦幸二さんとシンガポール無事帰還祝いを行うことに。今回のホテルは駅前ではなかったこともあり三浦さんのお薦めの店で宴会!と、写真のメニューを注文した時、サックスフェスタの実行委員長の遠藤宏幸氏より電話があり、近くでプロのメンバーで呑んでいるとのこと。明日ゲスト出演される雲井雅人先生、田中靖人先生もいらっしゃるとのことだったので少しばかりご挨拶に伺うことに。とりあえず注文したものが5〜6品あったのでビール4杯と共にペロっと食べて出発!合流し一時間くらいした段階で明日のこともあるということでお開き!再び三浦さんと共に3次会〜となり朝4時頃まで呑んでしまいました…。

◇ 尚美の会議!

4月 02, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は本年度も引き続き講師を務めることになった尚美ミュージックカレッジ専門学校(元・東京ミュージック&メディアアーツ尚美)の会議に出席。本年度より学校名を新たにしたスタート。本年度の私の任務は例年通り音楽史の講義やアンサンブル指導、体験入学などでの吹奏楽講座となりますが、管弦打楽器学科の業務に加えて作曲学科のレッスンも担当することになっています。今年はどんな学生さんが入学してくるのか楽しみなところです。

会議終了後はいつもおせわになっているサクソフォーン奏者の中村均一先生、そして本年度から尚美にの講師に就任されたサクソフォーン奏者の波多江史朗さんと共にランチ!波多江さんとは以前にコンクールの審査やレコーディングを通して何度もお会いしていましたが久しぶりの再会でした。3人とも“チキンランチ”を食べましたので記念撮影!

☆ 音源公開!母なる北方の大地!

4月 01, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日より新年度を迎えました。今年より私の勤務する東京ミュージック&メディアアーツ尚美が尚美ミュージックカレッジ専門学校と校名を改めるなど何かと気持ちが新たになる一年が始まりそうです。シンガポールに引き続き今度は4月下旬に台北で開催される第4回台湾クリニックへ空軍音楽隊の客演指揮、レクチャー、コンクール審査に招かれるなど、またまた英語の苦手な私にとって緊張感のあるイヴェントもあり気が引き締まるところです。

さて、初演後にとてもお問合わせの多かった陸上自衛隊北部方面音楽隊の創隊50周年記念委嘱作品【交響詩「母なる北方の大地 — すべての生命を讃えて」】の音源公開の許可がでましたのでここでmp3にてご紹介します。北海道の夏から春に向ける四季をドラマチックに描く作品。あえて最近使用していなかった【輝きの海へ】はてしなき大空への讃歌】【稜線の風】といった初期の作風を基にした楽曲。それは単に音を並べるだけでは全く音楽にならない、指揮者の“こうしたい”という意志がダイレクトに出る作風で以前、【マチュピチュ】でエネルギッシュな指揮で感動的な演奏に導いてくださった隊長である澤野展之さんとの信頼関係で作曲しています。澤野さん、音楽班長である山下顕さん、隊員さんたち、そして私の想いの込められた約15分の作品となります。人と人との繋がり、縁あって生まれた作品をご拝聴ください!

●音源mp3はこちら

尚、楽譜に関するお問合わせも頂いていますが、自衛隊側のご厚意により制限無くどの団体でも演奏することができるようになりました。まだ出版、レンタルなどの具体的なことは決まっていませんのでご興味のある団体は直接、八木澤までお問い合わせください。