◇ 船橋西高等学校訪問!
松本のホテルで目が覚める。さすがに疲れが溜まっていることが身体から判る。ですが、毎回、宴会は盛り上がり翌日のことを忘れてしまいます。。。ホテルのロビーでクラリネット奏者の三浦幸二さんと待合せ特急の発車時刻まで打合せ。三浦さんは昨日はかなり呑んだようで「松本の皆さんが良い人ばかりで楽しさのあまり大学時代のように呑んでしまった」と2日酔いの表情。私も松本市吹の皆さんと本当に楽しい時間を過ごさせて頂いたと改めて想い感謝の気持ちでいっぱいです。
三浦さんと別れ特急で新宿に向かう。特急の中では本日伺う千葉県立船橋西高等学校吹奏楽部の委嘱作品【シンフォニックバンドのための「ラルゴ」】のスコアをチェック。顧問の平川忠一郎先生とはデビュー当時からのお付き合いで、5〜7年前より今回の委嘱の話を頂いていました。コラールの短い作品をということで久しぶりに純粋なコラールのみの作品を書きました。一般に「八木澤コラール」と言われるものの、純粋にコラールのみをベースにした作品は多くはない。言い換えればコラールのみをベースにしたオリジナルの作品は【シンフォニア】ぐらいです。【セレナーデ】【ヴォカリーズ】【インテルメッゾォ】はもともとの曲よりコラール楽章を取り出したものなので。静かに始まり静かに終わるこの【ラルゴ】は現在小編成として活動している同校にとって無理のないようなオーケストレーションで仕上げています。
船橋駅よりタクシーで学校へ向かい16時半に到着。まだ楽譜をお渡ししてまもないのに、とても良い雰囲気で演奏してくれていました。コラールのみの作品なので音色が何よりの命。そしてリズム練習を基に拍の中で時間をかけながら歌う 「八木澤コラール」のポイントをお伝えしていくと、とても反応が良く音楽が美しく流れていきました。本番までまだ時間があるので、もっともっと素敵な演奏になると思います。定期演奏会では【輝きの海へ】も演奏してくださるとのこと。ご成功を心よりお祈りします!