◎ 仕事を再開!
はじめの地震後しばらく自宅で待機していましたが一昨日から仕事を開始しています。今年で統合により学校名を失ってしまう千葉県立市川西高等学校吹奏楽部の最後の定期演奏会メインとして世界初演される委嘱作品の立ち会い練習。そして昨日は電車が心配であったため飛行機で関西へ向かい奈良育英中学・高等学校吹奏楽部の委嘱作品の立ち会い練習、その後は京都府立桃山高等学校吹奏楽部の定期演奏会の前日練習。
移動のため地震後はじめて地元の本八幡駅を利用しましたが節電の影響で暗い雰囲気が漂う駅や寒い電車の異様な光景に言葉を失うほとでした。通学、通勤の会社員や学生さんたちは毎日このような環境、場合によっては1年間続くであろう環境に気力を失わないか本当に心配になってしまいます。羽田空港の雰囲気も海外の空港よりも証明の関係で恐い雰囲気…。何かと心配を残しつつ、この環境から1人だけ逃げてしまうような罪悪感のもと伊丹空港へ到着。明るく華やかな雰囲気はまるで別世界。海外に来たような錯覚すら感じます。今までこれが当たり前であっただけに…。
本日は桃山高校の安原敏夫先生が「八木澤先生は精神的にお疲れでしょうから」と開演の夕方までスケジュールオフにしてくれました。そんな疲れているつもりはありませんでしたが地震の無い、停電の無い、不自由の無い環境で休めることがこんなに大切であるのか身をもって経験しました。今まで地震で起こされるだけでも負荷はかかっていたんだ…。でも関西に来てから地震の夢、津波の夢、停電でパソコンが壊れる夢…を見ます。私ですらこんな状態…東北方面の皆様の精神状態は想像を絶するものだと思います。
桃山高校の定期演奏会はチャリティの意味も兼ねて盛大に行われ、満席でこれ以上お客様が入れない状態となりました。【ドリーム・クルーズ】はクラリネット奏者の樋口崇さんの振付によって元気良く演奏。クラリネット奏者の三浦幸二さんの独奏による【インテルメッゾォ】は心に染みる演奏でした。安原先生、生徒さんたちの情熱のある演奏は希望のある未来を感じました。又、久しぶりの宴会はとても気分が紛れました。たくさんの元気を分けて頂きました!ありがとうございます!