やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 3月, 2010

▽ 鎌ヶ谷高校定演!

3月 30, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

朝起きると昨日よりは体調が良い。でも何かまだベストコンディションではない…。しかしながら本日も本番!気合いを入れなくてはなりません!今日は千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部の定期演奏会の客演指揮に招かれています。ここ数年は地元である千葉県の学校とあまり関わることはありませんが、顧問の小林武己先生にはデビュー当時に可愛がって頂いたことや武蔵野音大の先輩でもあることから今回は出演させて頂くことになりました。今回の楽しみは大学の同期でもあるサクソフォーンの浅利真くんもゲストで招かれ、私の【サクソフォーン小協奏曲】を演奏することから舞台上でソリスト、指揮者の関係で共演できることです。これまで何度も本番を一緒にしてきましたし、舞台上でトークもしてきましたが〈共演〉というのは今回が始めて。会場に到着すると他プログラムのリハーサル(写真)をされていたので様子を見ながらバランスの研究。私たちのリハーサルも無事に終えて楽屋で記念撮影。左からヴィーヴ!のテナーの鶴飼奈民さん、尚美の学生である藤井一弥くん、浅利くん。鶴飼さんは浅利くんに雇われソロと吹奏楽のバランスやタイミングを確認。藤井くんは一回目練習の時に浅利くんの代わりにソリストを務めてくれた経緯から、本番を見届けに駆けつけてくれました。お陰で本番は無事に終えることができました。本当に少ない時間の合わせしかできなかったのですが、生徒さんも卒業生の皆さんも集中して演奏してくれて嬉しかったです。本当に楽しい本番でした!皆さんありがとうございました!終了後は小林先生や卒業生の皆さんと懇親会!体調も完全ではなかったので早めに失礼して自宅へもどりました。ラーメンは見たくない感じだったので開始も終止も無し…。でも、楽しい一日だったので体調はだいぶ良いです。

東京・府中へ!

3月 29, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

名古屋のホテルで目を覚ます。熱は微熱程度。関節の痛みや頭痛はほとんど無い。薬の関係か胃が痛い感じもあり体調不良であることは間違いない。だるい感じは当然ありますが昨日に比べれば良い感じ。今日は東京の府中で開催される第3回春の合唱セミナー〈クラス合唱新曲発表会〉へ。来年開催される第4回の合唱セミナーにクラス合唱向けの作品を2曲委嘱頂いていること、そして講師をさせて頂くことになっていることもあり今回は見逃す訳にはいきません。全日本合唱教育研究会・東京支部長の渡瀬昌治先生の貴重なお話を伺える講座や合唱界で人気のある若松歓先生、栂野知子先生の講座も大変勉強になりました。そして私がいつも吹奏楽で意識している、音の方向性やイントネーションに関する考え方は合唱の世界でも全く同じなんだ、と少しホッとしました。また《マイバラード》で全国的に人気のある松井孝夫先生にもお会いできて色々なお話を伺えたのは感激でした。私も先生方に少しでも近づけるようハートフルな合唱曲を書きたいと気合いの入る1日となりました。

ようやく地元の駅に着いたのは20時頃。体調はだいぶ改善されていますが、まだ完全ではありません。昨日の食べきれなかったトラウマを解消すべく、とりあえずラーメンという気分では無かったので駅で蕎麦を。駅で蕎麦を食べるなんて何年ぶり、何十年ぶりだろう?なかなか無い機会なので記念に撮影!全部食べれました!これで明日は大丈夫か!な?

▽ 名古屋へ再び。

3月 28, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

茅ヶ崎のホテルで目を覚ます。物凄い頭痛…。関節も痛い。まだ熱もある。昨日の41度を見てから気合いがぬけそうで計っていませんが明らかに判ります…。しかも腹痛まで加わっている…。暴飲暴食が続いていたので自業自得かな…。そんな反省をしつつも名古屋へ行くため駅に向かいます。今日はナゴヤ・サックス・フェスタの最後の練習日。前回と今回の2回しか練習が無く、打楽器を加えての練習は今日のみ。絶対に弱音を吐く訳には行きません。新横浜駅の薬局で購入した薬が効いたのか名古屋に到着する頃にはだいぶ楽にはなってきました。ですがベストコンディションではありません。今日は3時間以内に委嘱作品【フェスティーヴォ!】サックス版【輝きの海へ】、そしてフォーレ=八木澤の【夢のあとに】の3曲を仕上げなくてはなりません。今回は体調不良を参加者の皆さんに気づかれないよう無事に練習を終えることを最優先したので写真が極端に少ないです…。余裕がありませんでした。唯一の写真は名古屋ウィンドシンフォニーバリトン奏者の真室香代さん(左)、サクソフォーン奏者の中山順次さん(右)、中山さんには打楽器に欠席がいたので臨時にバスドラムを手伝って頂きました。始めての経験とのことでしたが見事なタイミング。プロは何でもできるんですねぇ。練習はお陰様で無事に終えることが出来ました。

練習終了後は先日【パーテル・ノステル】をロンドン初演をして頂いたメンバーである田中典子さんが一時帰国ということで30分ほどミーティング。ロンドン初演の様子やロンドンの音楽事情などを教えて頂く貴重な時間となりました。その後、やはり懇親会は体調的に懇親会への参加は厳しいと思い2日連続で泣く泣く断念。もう夜なのに今日は何も食べていない…。栄養をと思いクラリネットの三浦幸二さんとよく食べに行くお店で味噌カツ&きしめんセットを注文。半分くらいしか食べれませんでした…。今までどんな体調が悪くても食欲が無くなったことは無かったので、かなりのショックでホテルへ向かいました…。明日は5日ぶりに自宅へ戻れる日。あと一息!

○ 茅ヶ崎北陵高校定演→ダウン…。

3月 27, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

宿泊した愛知県小牧駅付近のホテルから神奈川県茅ヶ崎市へ大移動。しかも明日は再び名古屋に戻らなければならない。今日は北陵ウインドアンサンブルの第30回記念定期演奏会があり委嘱作品【パンドーラの箱】が世界初演されます。今日は基本的に客席で演奏を聴いてステージでインタビューに応えるという形式で指揮をする訳ではないのでリラックスして1日楽しめそうだ!しかも今日はCD【ペルセウス】でもお世話になったマリンバ奏者の高田亮さんもゲストで【マリンバ協奏曲】を演奏する!演奏も楽しみですが高田さんとは久しぶりの再会!夜の宴会まで楽しみが続きそうだ!そんな想いを込めて会場へ!写真は楽屋で高田さんが本番用のヘアをセットしている様子。セットを手伝っているのは高田さんの指揮をしている橘高校の生徒さん。かなり慣れていました(笑)。

演奏会がいよいよ開始!今日も昨日に続き満席の演奏会!と、ここまで順調でしたが急に寒気が、あれ?気が遠くなって行く…。さすがに疲れが出たかな?と思いながら演奏を聴いていたら、こりがまた迫力満点の演奏!顧問の丸山透先生と指導をされている土屋吉弘さんの指揮で演奏会がどんどん盛り上がって行きます。良い演奏を聴いていると寒気なんて意識しなくなるものなんですねぇ。とても流れの良い演奏ばかりで楽しめました!第1部が終わり感想を先生方に伝えに行こうとすると足下がフラフラ。あれ?ちょっとマズいかな?とりあえず楽屋に戻り長旅のため一応持って来ていた体温計で体温を計ってみると何と41度とのこと。喉もカラカラ。ちょっとかなり気合い入れないと舞台に上れないなぁ。しかも体調悪いのを先生や生徒さんに気づかれると良くない。生徒さんたちの演奏会。演奏に集中してもらわないと。そんなことを想いながら再び客席に。なるべく舞台に近い端寄りの席で待機。そんな状態でも演奏が魅力溢れるため音楽に引き込まれてしまう。音楽って素晴らしい、と改めて感じます。【マリンバ協奏曲】を暗譜で素晴らしいクォリティで聴かせてくれたのは高田さん。丸山先生と生徒さんはしっかりと高田さんに協奏していきます。これまでの何度もライヴで聴いた高田さんの演奏も素晴らしかったですが今回の演奏は更に気合いの入った感じと、既に自分の音楽として消化し語りかける雰囲気が強く新鮮で感動的でした。二楽章では想わず涙するような美しいハーモニーを奏でていました。続けて演奏された【パンドーラの箱】も熱く力のこもった熱演でした。新作の初演というのは参考になる演奏が全く無い。自分たちの演奏のみしか存在しない。楽譜からよくここまで感じ取ってくれたなぁと思うほど練られた演奏で作曲者として感激でした。演奏が終わりインタビューではそんなことを話した、気がします。写真は左から丸山先生、ゲストのアレクセイ・トカレフさん、土屋さん。

休憩時間に丸山先生に御礼と感動をお伝えし、何名かの生徒さんたちと写真を撮ったり。その後、高田さんと土屋さんのみに事情をお伝えし、演奏を引き続き聴かせて頂き限界値が来た段階でホテルで休むことを決意。丸山先生と生徒さんにきちんとご挨拶できないのは失礼と思いながらも…。しかも先生や生徒さんは茅ヶ崎の美味しいラーメン屋さんをわざわざ探してくれていたらしい…。食べれないなぁ。夜の打上も…。とりあえず一旦、休んで後で電話してみよう、と思いながらホテルに到着。あまりの寒気で毛布を借用。とりえず熱を下げなくてはと思い水を2リットル購入。フロントで薬ももらってすぐに寝ました。何度か目は覚めましたが身体中の関節に激痛が走り立つのもやっと。2メートル先のトイレに行くのもやっと。 電話をしようとしても声がガラガラ。電話を何度も開くが途中で意識を失う情けないコンディション。今日の連絡は諦めよう…。

☆ 春日井西高校定演!

3月 26, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

名古屋のホテルで目を覚ます。まだお腹いっぱい…。当然か。。。あれだけ食べたのだから…。今日は愛知県立春日井西高等学校吹奏楽部の第20回記念定期演奏会。記念ステージの客演指揮として【モーセとラメセス】を演奏します。リハーサルからクラリネットの三浦幸二さんとご一緒。実は三浦さんには私が1回しか練習に行くことができなかったので、一度レッスンに行って頂いていました。三浦さんの指導は何度か見せて頂きましたが実に的確。八木澤作品のアプローチの仕方を熟知している上に、奏者側の視点も加えてのレッスンスタイルなので生徒さんも学ぶことは2倍だったはず。そんなこともあって、どんな雰囲気になっているか期待を込めて会場入り。到着後すぐに練習開始。顧問である橋本毅先生の指揮する【ペルセウス】を聴かせて頂くと良い雰囲気に響いている。しかも客席には名古屋ウィンドシンフォニー打楽器奏者の和泉麻里さんが!何とCD【ペルセウス】のレコーディングに関わったメンバーが三浦さんと私を含めて3人!和泉さんは打楽器パートを指導されているとのこと最強!すると卒業生でもあり同じく名古屋ウィンドシンフォニークラリネット奏者の深尾早苗さんも登場。午前のうちから凄いメンバーが揃って来た。私の指揮する【モーセとラメセス】も簡単な打合せのみで充分という感じ。橋本先生やもう1人の顧問である山口先生のご指導の元で生徒さんは本当に頑張ってくれたんだなぁと、しみじみ。ここまで生徒さんが頑張ってくれたのだから後は私が頑張らないと!写真は左から三浦さん、山口先生、橋本先生。

と、音楽面はここまで順調。ですがお昼は!三浦さんは味噌カツ丼、私はノーマルなカツ丼を普通に食べました、のはずが!次に差し入れとのことでサンドウィッチ&おにぎりセットが届きました。ちなみに写真は1人前。三浦さんは一瞬で全5種を食べました。私はさすがにこのペースはマズいと思い夜まで寝かせることに。そして夕方になり残りの私の分である5種(写真は同じですね)を三浦さんと分けて食べました。すると夕食は深尾さんの差し入れということで私の大好きな天むす、とフライなどが到着。これがまた美味しくて食べてしまう。“八木澤さんは指揮するからカロリー消費しますょ〜大丈夫ですょ〜”という三浦さんの誘惑に負けました…。9分指揮しただけで今日これまで食べた量のカロリーが消費されるならば皆んな指揮者になりたがるだろうなぁ、と思いながらも食べてしまう私。

そんな楽屋生活も終わり本番。橋本先生の指揮する【ペルセウス】はとても感動的!迫力のある音楽創り!ゲネプロとはまた一味違うアプローチに生徒さんはしっかりと着いて行く。集中力の高い演奏で三浦さんも大絶賛の演奏でした!【モーセとラメセス】も生徒さんの意気込みが指揮棒に響く感じで、私も全力で彼らの期待に応えるハートを届けました。ゲネプロの時に楽譜にかじりついていた生徒さんも本番はしっかり私を見てくれていて、舞台上で会話が上手く成り立っていたように思えます。1年生から3年生までの気持ちが一つになった演奏だったと思います。生徒さんにとって私が想い出の一部になれていれば嬉しいです。本当に楽しい本番でした!マーチングステージやポップスステージも楽しい演出で会場を盛り上げていました。今年も含め毎年満席になるのが判る濃い内容でした!写真は山口先生の指揮するポップスステージ。演奏会終了後は先生方と卒業生たちと共に打上げ。写真は卒業生でもあり同じく名古屋ウィンドシンフォニーサクソフォーン奏者である藤原愛子さんとライオン。こう考えると卒業生にたくさんプロがいて凄い高校ですね。今回出会った生徒さんもプロとは言いませんが音楽を続け、再びどこかでお会いできたら嬉しいですね!素晴らしい機会を与えて頂いた橋本先生、山口先生に心より感謝します!

■ 中華料理…

3月 25, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は明日の愛知県立春日井西高等学校吹奏楽部の定期演奏会のための前日名古屋入り、移動日です。疲れを少しでも緩和するために新幹線グリーン車を利用。何しろシンガポールから戻ってまだ1日も休んでいない。身体もお腹も本当ならば休めなくてはなりません…。でも、今日は夜に会食&打合せがあるのみ。休みみたいなものか!

今回お会いしたのはNPO法人吹奏楽振興ネットワークの劉さん、クラリネット奏者の三浦幸二さん、三重県の若手サクソフォーン奏者の伊藤海津音さんの3人。劉さんのお薦めの中華料理へ!三浦さんとの無事帰国祝いも兼ねているのでシンガポールの中華料理との食べ比べには好都合!このお店は静岡大学吹奏楽団の指揮者である三田村健先生も劉さんと共にいらしたことがあるお店。劉さんの話では日本有数の美味のお店とのこと。私は今回で3回目となります。

そして、たまたま食べ放題の日であったため…。劉さんは恐ろしい量を注文。正に食べ地獄!ちなみに写真はほんの一部。これがまた美味しいから食べてしまう。三浦さんも、伊藤さんも、私もビールをガンガン呑みます。明日、本番だというのに…。制限時間と共にお開き。もう、食べれない…。ホテル付近に戻り三浦さんとワインが呑みたくなり2次会、そして閉店となり別のお店で3次会。またまた良いBARを見つけてしまいました。しかもスペイン料理専門であったために、お酒の勢いでまたまたフードを注文…。本当にもう、食べれない…。。。。

▲ 鎌ヶ谷高校

3月 24, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日も休みではありません!今日は千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部の客演指揮の練習のため学校へ!14:30〜16:30の2時間で【ヘリングの朝】【サクソフォーン小協奏曲】の2曲を終え、あとは本番当日の簡単な確認のみといった厳しいスケジュールですが、、、、独奏はヴィーヴ!の浅利真さん。武蔵野音大の同期ということもあり以外にもスムーズに練習を終えることができました。実を言うと浅利さんとは現場ではよく一緒になりますが、こういった“共演”というのは初めて。卒業して10年目の節目の年にこういった形でご一緒できるのは楽しみでしたし、どんなアプローチにするのかお互い全く相談無しでの合わせでしたが。無駄な会話をしなくても、お互いの気持ちが判り自然に形になって行く不思議な体験をしました。生徒さんもしっかりと練習されていて、浅利さんの吹き方にすぐにニュアンスを揃えるなど見事な反応。あとは当日、ホールでバランスの確認だけという感じです。最初に練習した【ヘリングの朝】も難曲ではありますが、とても良い雰囲気になっていたのでラストスパートに期待したい!

終了後は浅利さんと2人で鎌ヶ谷駅で打合せを兼ねた前祝い。その後、船橋経由で帰るとのことだったので何と本八幡で途中下車してラーメンを。写真はラーメンを食べる前の浅利さん、そしてあまりの量の多さにダウンした浅利さん。ラーメンで終止した感がよく伝わります。写真のみで気持ちを確実に表現するとは、さすがプロ!

◇ 東京理科大学

3月 23, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

池袋のホテルで目を覚ます。報告が遅れましたが実は昨日はラーメン終止をしていました。帰国後どうしても食べたくて…。ですが胃がもたれて…。お酒とラーメンは次の日に後悔することが多いですが何故か止められないですねぇ。今日は池袋付近で一日仕事。お昼は教育芸術社営業マンであり武蔵野音大同期の小野慎也くんと久しぶりの再会。そしてランチのため椎名町のとあるお店へ。大学時代に作曲を習っていた田中均先生のご自宅がすぐ付近ということもあり大学時代から時々伺ったお店。ここの量がまた多い。まずは小野くんとマグロ&納豆定食を撮影!続いて私が食べたカロリーの高そうな生姜焼き定食。なかなかの味で椎名町に行った時は必ずここに行くことにしています。

仕事を終えるとすぐに東京理科大学吹奏楽部の練習会場である野田キャンパスへ。現在、同大学より12月の定期演奏会に向けての委嘱を頂いていることもあり、どんなバンドなのか実際に練習にお邪魔させて頂き指揮者と演奏者の雰囲気を肌で味あわせて頂きました。指揮者はデビュー当時よりお世話になっているユーフォニァム奏者の金田耕一先生。金田先生とはコンクールの審査は何度もご一緒させて頂いたことはありますが、こういった現場でお会いするのは初めて。ちょうど【プリマヴェーラ】を練習されているとのこと。どんな指揮なのか?どんなアプローチなのか!そして学生さんの反応は?全てを楽しみに伺いました。シンガポールから戻り全く休む間も無かったので正直疲れを伴っての会場入りでしたが、、、、演奏を聴いて元気100%!以上!!!ハートフルフルな演奏で感激でした。何よりも指揮者と演奏者が会話をするように自然に音楽を創っていくタイプのバンドというのに驚き、更には八木澤作品で最も重要とされる音の方向性や密度、イントネートョンが的確に指示されている形跡があり大満足!正直、一つの方向性、表現として確立されていたので特に私が注意すべくことは無かったのですが、一応、作曲時のエピソードや私ならば、という視点でのコメントをさせて頂きました。そこからがまた驚き。学生さんたちはお互いに他のパートの動きをスコアで確認したり自分が指摘されていないことでも吸収、理解しようという意欲。そしてさすがは金田先生。私が一度指摘したことは二度を言わせない。“このフレーズはさっき八木澤先生が言われたのと同じでしょ。ここもそう直して”と先手を打ってきます。しかも更に例え話などを加えてよりバンドにとって良い解釈として指示を出されます。また金田先生と学生さんの雰囲気が笑顔の絶えることの無い温かな雰囲気。指導者として着任し数年でここまで出来るものなんですね、恐れ入りました!最後に“演奏を聴いて安心しました!思い切り書かせて頂きます!”とお伝えし 練習終了。終了後は金田先生のお薦めの焼肉屋さんへ!あっ!昼も肉だった…。けど、いいゃ!金田先生と幹部の学生さんたちと委嘱作品に関する打合せを兼ねた宴会。今日も心もお腹も大満足!!!

● 響宴

3月 22, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日は東京芸術劇場大ホールにて21世紀の吹奏楽“響宴”の開催日。今回は絵画シリーズである【優位な曲線】が演奏されます。委嘱団体でもある東北福祉大学吹奏楽部は昨日、埼玉で本番があった関係で音楽監督の松崎泰賢先生と共に響宴も聴きにいらっしゃるとのこと。私もどんな演奏になのか楽しみです。さて【優位な曲線】を本日演奏してくださるのは川口市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団。ゲネプロの開始時間に合わせて会場に到着。写真はゲネプロの様子。

本番はゲネプロ以上にスケール感のある音楽創りでとても感動しました。福本信太郎先生の的確なタクトと緻密なアプローチ、そしてコラールでは雄大な表現で聴かせるといった本当に素晴らしい演奏でした。福本先生と団員の皆様に心より感謝します。また今回演奏された他の作曲家の作品もとても興味深いものばかりでした。新しく出演された若手作曲家の皆さんともお話できましたし、久しぶりにたくさんの作曲家にお会いできて刺激を頂いた一日となりました。写真は松崎先生(右)と龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督の指揮者である若林義人先生(レセプションにて)。松崎先生もリベルテの演奏に大満足なご様子!

レセプション終了後は打上げ会場にて色々な方々と1年ぶりに再会。写真(左)は左から作曲家の清水大輔くん、酒井格さん、やぎりん、写真(右)は左から東京正人吹奏楽団常任指揮者の鈴木正人氏、ヴィーヴ!のバリトンの浅利真氏、バンドディレクターの甘粕宏和氏。そして下の写真は私の大好きな作曲家である阿部勇一先生のご夫人(左)、ハセジュン(神長夫人・中央)、松崎先生(右)となります。さすがにシンガポールの疲れがあり打上は早めに失礼し、明日も池袋で仕事のためホテルを取り身体を休めることに。今日もハードな一日でした!

▼ 帰国!

3月 21, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

ほとんど寝ずに出発の朝5:45を迎えました。ホテルロビーに行くと既にユーフォニァムの三浦徹先生、ウインドアート出版の神長一康さんはお待ちかね。3人でタクシーに乗り空港へ三浦先生はANAなのでターミナルが違い、私は株で大損したにも関わらず懲りずにJALを使用。神長さんもその結果JALとなりました。三浦先生と一時お別れのご挨拶。“一時”というのは三浦先生は明日、日本で開催される21世紀の吹奏楽“響宴”にもいらっしゃるとのことだからです。ちなみにクラリネットの三浦幸二さんはサバイバルを楽しむためにもう1泊シンガポールに残るという決断。彼にどんな運命が待っているのか!写真は空港内。

お土産売り場を覗くと、すっごく大きなものばかりレインスティックやマラカスに出来そう。何とかお店の方に写真を撮らせて頂く許可を取り撮影。もちろん英語の苦手な私は“ピクチャ〜ピクチャ〜”とニコニコ言いながら、更に“マル?サークル?OK?”とヤギ語にての交渉。無事に目的を果たせました。

飛行機の中ではさすがに疲れが出てぐったり。運良く隣の席が空席だったので、ゆったりでしたぁ。今日は日本では東広島ウインドアンサンブルが広島交響楽団のクラリネット奏者である橋本眞介氏を招いての【クラリネット協奏曲】の世界初演、東北福祉大学吹奏楽部が【ザ・ウエスト・シンフォニー】を埼玉公演で演奏してくださっている日。聴けず残念な気持ちの中ご成功をお祈りしながらの帰国。

成田空港から疲れがあったのでタクシーで自宅まで。東北福祉大より埼玉での打上げにお声がかかっていましたが、宴会終了時刻に明らかに間に合わないことが発覚。諦めて親友の風間学くんと地元で先日クラリネットの三浦さんが絶賛した沖縄料理店で両バンドへの祝杯をこっそりあげました。体力を付けるためハブ酒を呑み、タコライスも食べましたぁ。ちなみにシンガポールで5キロ太って帰ってきました…。ラーメン終止をしていないのに!なぜ?