やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 3月 27th, 2010

○ 茅ヶ崎北陵高校定演→ダウン…。

3月 27, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

宿泊した愛知県小牧駅付近のホテルから神奈川県茅ヶ崎市へ大移動。しかも明日は再び名古屋に戻らなければならない。今日は北陵ウインドアンサンブルの第30回記念定期演奏会があり委嘱作品【パンドーラの箱】が世界初演されます。今日は基本的に客席で演奏を聴いてステージでインタビューに応えるという形式で指揮をする訳ではないのでリラックスして1日楽しめそうだ!しかも今日はCD【ペルセウス】でもお世話になったマリンバ奏者の高田亮さんもゲストで【マリンバ協奏曲】を演奏する!演奏も楽しみですが高田さんとは久しぶりの再会!夜の宴会まで楽しみが続きそうだ!そんな想いを込めて会場へ!写真は楽屋で高田さんが本番用のヘアをセットしている様子。セットを手伝っているのは高田さんの指揮をしている橘高校の生徒さん。かなり慣れていました(笑)。

演奏会がいよいよ開始!今日も昨日に続き満席の演奏会!と、ここまで順調でしたが急に寒気が、あれ?気が遠くなって行く…。さすがに疲れが出たかな?と思いながら演奏を聴いていたら、こりがまた迫力満点の演奏!顧問の丸山透先生と指導をされている土屋吉弘さんの指揮で演奏会がどんどん盛り上がって行きます。良い演奏を聴いていると寒気なんて意識しなくなるものなんですねぇ。とても流れの良い演奏ばかりで楽しめました!第1部が終わり感想を先生方に伝えに行こうとすると足下がフラフラ。あれ?ちょっとマズいかな?とりあえず楽屋に戻り長旅のため一応持って来ていた体温計で体温を計ってみると何と41度とのこと。喉もカラカラ。ちょっとかなり気合い入れないと舞台に上れないなぁ。しかも体調悪いのを先生や生徒さんに気づかれると良くない。生徒さんたちの演奏会。演奏に集中してもらわないと。そんなことを想いながら再び客席に。なるべく舞台に近い端寄りの席で待機。そんな状態でも演奏が魅力溢れるため音楽に引き込まれてしまう。音楽って素晴らしい、と改めて感じます。【マリンバ協奏曲】を暗譜で素晴らしいクォリティで聴かせてくれたのは高田さん。丸山先生と生徒さんはしっかりと高田さんに協奏していきます。これまでの何度もライヴで聴いた高田さんの演奏も素晴らしかったですが今回の演奏は更に気合いの入った感じと、既に自分の音楽として消化し語りかける雰囲気が強く新鮮で感動的でした。二楽章では想わず涙するような美しいハーモニーを奏でていました。続けて演奏された【パンドーラの箱】も熱く力のこもった熱演でした。新作の初演というのは参考になる演奏が全く無い。自分たちの演奏のみしか存在しない。楽譜からよくここまで感じ取ってくれたなぁと思うほど練られた演奏で作曲者として感激でした。演奏が終わりインタビューではそんなことを話した、気がします。写真は左から丸山先生、ゲストのアレクセイ・トカレフさん、土屋さん。

休憩時間に丸山先生に御礼と感動をお伝えし、何名かの生徒さんたちと写真を撮ったり。その後、高田さんと土屋さんのみに事情をお伝えし、演奏を引き続き聴かせて頂き限界値が来た段階でホテルで休むことを決意。丸山先生と生徒さんにきちんとご挨拶できないのは失礼と思いながらも…。しかも先生や生徒さんは茅ヶ崎の美味しいラーメン屋さんをわざわざ探してくれていたらしい…。食べれないなぁ。夜の打上も…。とりあえず一旦、休んで後で電話してみよう、と思いながらホテルに到着。あまりの寒気で毛布を借用。とりえず熱を下げなくてはと思い水を2リットル購入。フロントで薬ももらってすぐに寝ました。何度か目は覚めましたが身体中の関節に激痛が走り立つのもやっと。2メートル先のトイレに行くのもやっと。 電話をしようとしても声がガラガラ。電話を何度も開くが途中で意識を失う情けないコンディション。今日の連絡は諦めよう…。