やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

▲幕別町交流演奏会

2月 13, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨夜は楽しさのあまり遅くまで盛り上がってしまいましたが、本日は幕別町交流演奏会にて客演指揮をする本番。お昼は先生方と十勝名物と言われる“中華ちらし”弁当(写真)を食べながら本番の流れなどを打合せ。この中華は美味しくてビックリしましたぁ。札内中学校吹奏楽部顧問である赤部順哉先生は武蔵野音大の先輩であることが昨夜判明。しかも現在、委嘱作品制作中の陸上自衛隊北部方面音楽隊の隊長である澤野展之さんとは偶然にも大学の同期とのこと。縁はあるものですねぇ。そんなことで盛り上がり本日の舞台上では赤部先生とのトークショーも設定されました。又、せっかくの機会なので楽器を演奏できる先生方にも合同バンドに一緒に参加したら生徒さんも刺激になって面白いのではないか、と提案しその方向で決定。更に本日は江陵高等学校吹奏楽部顧問の母校である東海大学札幌校舎吹奏楽部の皆さんも応援に参加されるとのこと。偶然にも同大学の指揮者である平井直輝先生は、あの田川伸一郎先生のもとで小学校時代にを過ごしたというキャリアのある方。市川市立新浜小学校吹奏楽部の定期演奏会にもいらっしゃっていたのでデビュー当時からのお付き合いがありました。そして12月の東海大学札幌校舎吹奏楽部の定期演奏会では【マチュピチュ】を演奏したばかりとのこと。平井先生と久しぶりの再会で盛り上がり、学生さんたちとも話が弾みました。

さて、本番直前の練習。先生方も大学生も混じっての合同バンド。昨日の練習では生徒さんたちは少し緊張気味でしたが、今日は昨日よりも慣れて来た感じ。昨日お伝えしたことや解釈のポイントはしっかり確認・練習してくれていることの判る成長ぶり。休憩がけてら行った“やぎりんゲーム”が良かったのか、生徒さんたちに笑顔と活気のある姿勢がしっかりと見えてきました。ほんの少しの練習時間での本番なので、ちょっと危ないかな、と安全な演奏を考えていた私が恥ずかしくなるくらい生徒さんはついて来てくれて驚きました。メインであった【輝きの海へ】では八木澤コラール全開のアゴーギグを要求しましたが見事に応えてくれています。練習終了後も生徒さんたちと仲良くおしゃべり。限られた時間しか共に過ごせませんが、少しでも触れ合うことが良い音楽に結びつくと私は信じています。

本番は予想を遥かに超えるほど生徒さんは情熱的な演奏をしてくれました。舞台上で指揮と演奏で会話が成り立つ音楽創りができて幸せな時間が過ごせました。今回、私を客演指揮としての企画を提案された幕別中学校吹奏楽部顧問の石丸揚一郎先生には心より感謝しています。〆切に追われ過酷な心境で向かった北海道ですが、熱い先生方や素直な生徒さんたちと出会えて、多くのエネルギーを頂いた気がします。明日は自宅に戻って頑張れそうです。ありがとうございました。宴会も、もちろん盛り上がりラーメン終止にてお開き。

☆ 幕別町へ!

2月 12, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日はかなり悩みを抱えての出発。悩みの種は3月6日に世界初演となる陸上自衛隊北部方面音楽隊創隊50周年記念委嘱作品【交響詩「母なる北方の大地—すべての生命を讃えて」】がまだ完成していないことです。北海道の四季をテーマにした約15分の大作になる予定ですが、なかなか自宅にいない生活が続き、進まない。隊長と音楽班長にお詫びをしながらの出発。でも、今回の目的地は幸いにも北海道!作品への最後のイメージを膨らませる最大のチャンスなのです。北海道と言っても広いです。今回は初めて訪れることになる幕別町。帯広空港から車で約30分くらいの距離でした。帯広に行くならば必ず!と思っていた私の夢がありました。それは“豚丼”を食べること!この地域では家庭でも普通に食べるようですが関東では想像もつかぬゴージャスな豚さん。吉野家、松屋の豚丼とは規模が違う、とういか別次元の内容なのです(写真)。厚みがあるにも関わらず柔らかく本当に美味しい。見た目から、食べてる途中で飽きるのでは?と一瞬思いましたが全く飽きず、次はいつ食べようと思うほどの美味。店によっても味が全く違うとのこと。奥が深いてす。

帯広のホテルにチェックインして、練習までまだ時間に余裕があったので普段忙しくて行くことの出来なかった床屋さんへ!いくつか探しましたが物価が安いのか、どこも千円ちょっと。安過ぎても心配だったのでちょうど中間くらいの1200円のところに入りましたぁ。作曲中、髪が目にかかり、うっとおしかったので助かりました。そして明日開催される「幕別町交流演奏会」の練習会場へ。中学生と高校生の合同バンドの客演指揮としてファンファーレ【若雉子は大空高く舞いて】【輝きの海へ】を演奏します。初めて会う先生方、生徒さんたちと1時間強ほどの練習で本番を迎えるのは不安が少しありましたが、先生方の事前の指導の素晴らしさのお陰もあり順調に練習を終えることができました。生徒さんも素直で要求に対して、すぐに応えてくれました。

終了後は十勝名物にて先生方と交流会。熱い先生方ばかりで初対面にも関わらず、すっかり溶け込んで遅くまで呑んでしまいました。もちろんラーメン終止までありました。それにしても北海道は寒い。シカゴより寒いです…。 明日は生徒さんに負けないよう私も全力で頑張りたいと思います。

◇ 奈良県バンドフェスティバル

2月 07, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日から奈良に来ています。が、徹夜続きで来ているので疲労が溜まっています。。。今はかなり過酷な〆切の真っ最中。自宅にいる時はどうしても徹夜での作業になるので、こういった旅の時の方が色々な人ともお会いできるし良い気分転換になります。昨日は大阪からご多忙にも関わらず大阪市立高津中学校吹奏楽部顧問の田中雅朗先生が泊まりがけで練習の見学、本番を聴きにいらして頂き久しぶりに語り合いました。宴会まで時間があったので田中先生と何と今回もクラリネット奏者の三浦幸二さんと共にマッサージへ。関西だけあってサービスが充実。お菓子やお茶が無限に出て来て、マッサージ終了後も宴会開始まで待合室を使わせて頂き本当にラッキーでした(記念撮影)。田中先生も三浦さんも初対面にも関わらず、お互い“いつも「やきりん日記」で写真とお名前を”とすぐに意気投合。大宴会の終了後も3人で遅くまで語り合いました。

そして本日は「奈良県バンドフェスティバル」という奈良県吹奏楽連盟の主催する大きなイヴェントのゲスト。デビュー当時からお世話になっている育英中学・高等学校吹奏楽部顧問の広岡圭司先生の推薦もあり高校生選抜バンドで【マヤの紋章】、ファンファーレ【若雉子は大空高く舞いて】が演奏されることになり、そして中学校選抜バンドでは【ザ・リング・オブ・ブロッガー】が演奏されることになりました。奈良県は私の作品をデビュー直後に真っ先に取り上げてくださった地域で先生方とも今でも交流が続いています。出会ってちょうど10年目。久しぶりにお会いする先生も多かったですが、当時の私を知っているからこそ海外でも作品が頻繁に演奏される今の現状を本当に喜んでくださっていました。

又、楽屋には4月に【トロンボーン協奏曲】のオーケストラ版を世界初演してくださる奈良女子大学管弦楽団の皆さんが尋ねてきてくれました。お洒落なチョコを頂いたのでCD【ペルセウス】を贈呈しましたぁ。そして三浦さんと記念撮影。

そして今回は【マヤの紋章】の指揮をしてくださった若林義人先生(龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部音楽監督)とも初めてお酒をご一緒させて頂き、東北福祉大学吹奏楽部音楽監督の松崎泰賢先生とお引き合わせをしたり楽しい話題で盛り上がりました。明日からはまた自宅で作曲。体調管理には気をつけなくてはなりません。

☆ 吹奏楽指導法実習研究発表会

2月 03, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は朝一で福岡から尚美の授業へ!昨日は福岡県の精華女子高等学校吹奏楽部へクラリネット八重奏【ネーニエ〜嘆きの歌】の指導に行っていました。学校に到着し顧問である藤重佳久先生とお会いすると“まずはラーメンを食べに行きましょう!”と不意打ちのお言葉を頂き、ラーメン終止ではなく、ラーメン開始になるので、ちょっと焦りましたが…とても美味しく大満足!今回は名古屋ウィンドシンフォニー団長の三浦幸二さんも同席、練習にもお付き合い頂きました。藤重先生の熱い音楽創りは昨年の【パーテル・ノステル】でも感じましたが、今回も本当に刺激的で楽しい練習となりました。今回の曲は昨年よりも難曲。。。九州大会は2週間後とのこと。どんな演奏に仕上がるのか楽しみです。練習終了後は生徒さんと記念撮影。

夜はいつもお世話になっている九州女子高等学校吹奏楽部顧問の出口貴浩先生や同校のバリ・テューバアンサンブルを指導にいらしていた大分県のユーフォニアム奏者の野口薫さん、そしてネオクリエイトのデザイナーの村田努さんと合流し宴会!徹夜で福岡入りしたので途中で眠気に負けてしまいました…。

そして、本日は通常の尚美授業に加えて「吹奏楽指導法実習研究発表会」がありました。尚美の独特の授業で学生指揮者が尚美のバンドを直接、実習という形で指揮して発表するといった演奏会形式の内容。石内真木くん(音楽総合アカデミー学科 3年・写真右)の指揮で演奏された【稜線の風】は指導教官であった佐藤正人先生の熱い音楽創りを彷彿させるべき熱演。相川真範くん(音楽総合アカデミー学科 3年・写真左)の指揮で演奏された【天国と地獄】(オッフェンバック/八木澤教司編曲)も手堅い演奏で、難しい場面の展開を見事に表現していました。その他の学生指揮も1年間、佐藤先生のもとで吹奏楽指導法を学んだ集大成とも言える素晴らしい演奏をしていました。彼らの吹奏楽指導者としての未来を期待したいです。

☆ 尚美ウインドフェスティバル2010

1月 24, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は「尚美ウインドフェスティバル2010」で【サクソフォーン小協奏曲】が初演されるため、というか自分の指揮で初演するため王子にある北とぴあへ向かいました。開演は15時ですが10時からリハーサルのため早くにホールへ着く必要があります。今日も朝まで徹夜だったので眠気が来る前に余裕を持って出発!電車で仮眠を取りながら現地へ向かいます。到着するとソリストの中村圴一先生は既に到着されてコンディションの調整をされていました。リハーサルは時間の関係で20分弱要点を確認する程度しかできませんでしたが、佐藤正人先生がご自信のリハーサルの前にも関わらず立ち会ってくださり温かい激励を頂くなどで充実した時間となりました。私の担当する1年生バンドの次にリハーサルをするのは佐藤先生指揮の2年生バンド。こちらでも【未来への緑風】を演奏してくださりますが、ドラマティックな音楽創りで本番が楽しみな様子。写真は佐藤先生との打合せの様子(撮影:尚美企画広報室)。

会場には同じく新作の初演される作曲家の広瀬勇人さんもいらっしゃいました。広瀬さんとは十数年の付き合いになりとても仲良しですが、今年は尚美の出勤日がちょうど入れ替わりになっているため久しぶりの再会です。広瀬さんの作品は加養浩幸先生指揮するアカデミー学科(基本的に3,4年生中心)です。本番は私自身が出演者なのでバタバタしてゆっくり聴けないと思いリハーサルをじっくり聴かせて頂きました。作品も広瀬さんのカラー満載でしたし演奏も見事な仕上がりでした!写真はリハーサルを聴かれた佐藤先生が広瀬さんへスコアを基に確認している貴重なワンシーン。初めて聴いた曲を一瞬で理解して的確なお話をされている様子は、さすがでした。

本番まで、当然ながらかなり時間が空きました。一年生バンドの指揮者に若くし就任されたバンドディレクター、高梨裕久先生と一緒にお弁当を食べながら打合せをしたり、学生さんとお話ししたり、会場に早くから着いていたお客さんである高校生と遊んだり、サインしたりして本番の時間を迎えました。【サクソフォーン小協奏曲】は中村先生のソロは素晴らしいのはもちろん、何よりも1年生バンドの演奏が集中力があって本当に良かったです。私も気合いを入れて本番を迎えましたが、学生さんの意気込みと努力がそれを上回るほどのもので良い緊張感のなか初演を無事に終えることができました。まだ高校を卒業して1年も経っていない学生さんが、参考音源の無い“世界初演”の作品を数回、数時間で本番を迎えることは本当に大変だったと思います。しかし、それを感じさせない演奏を本番でしてくれた彼らに心より感謝します。尚、【サクソフォーン小協奏曲】はその初演を聴かれたことがきっかけとなり、千葉県立鎌ヶ谷高等学校吹奏楽部の定期演奏会(3月30日)において再演されることになりました。サクソフォーンの独奏にはヴィーヴの浅利真さんをお迎えして、再び私の指揮での演奏となります。今回、惜しくも聴けなかった方はぜひご来場ください!開演まで浅利さん、私と遊びましょう!

☆ 尚美の授業

1月 20, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日と今日は東京ミュージック&メディアアーツ尚美(来年度より尚美ミュージックカレッジ専門学校へ校名変更)へ出勤。本日水曜日は毎週ある専攻音楽史とアンサンブル実技の授業ですが、昨日は1月24日(日)に開催される「尚美ウインドフェスティバル2010」という尚美の4つのバンドの合同演奏会で世界初演される【サクソフォーン小協奏曲】の最後の練習日。“最後”というと“仕上げ!”という感じに聴こえますが、練習に使用で来た時間は3回で、しかもそれぞれが1時間弱といった感じ。当然ながら限られた時間なのでソリストを務めてくださるサクサフォーン奏者の中村圴一先生との打合せやバンドとのバランスに関することを最優先しなければならないので、バンド自体を細かく練習する時間はなかなか手が届きません。 しかも今回の作品は【マリンバ協奏曲】と関連させて書いていることもありバロックのスタイルをとった楽想となっています。その場面は吹奏楽ではあまり出て来ない、どちらかというと古典的なオーケストラで登場するようなフレーズが多いためシンプルなメロディーとリズムであるがゆえに本当に難しい。中村先生も演奏する学生(1年生バンドが担当)も熱意を持って演奏してくださっているので私も客演指揮としての自作自演を誠意を持って務めたいと思っています。写真はカデンツァを考案中の中村先生。今回は普段サックスでは聴くことのできないプロならではの高音域や技術が存分に楽しめます。又、尚美誇る吹奏楽指導者の加養浩幸先生、佐藤正人先生の指揮による演奏やマーチングバンドなど盛りだくさんのプログラム。お時間のありますかたはぜひ聴きにいらしてください。

そして本日は通常授業。まずはこのワンチャンの写真。何に見えますか?これは1年生の女の子が持っていたフルートのケースなんです。私が学生の頃はこういったデザインは見ることができませんでしたが最近は色々と進化しているものですね。どう考えてもフルートが入っているようには見えません。面白いですね。

授業の合間に同じく「尚美ウインドフェスティバル2010」で演奏する佐藤正人先生のバンド(2年生)の練習に少し遊びに行きました。佐藤先生は今回【未来への緑風】を演奏してくださるのですが、やはりさすがです。ほんの3分くらいの前奏曲ですが、佐藤先生ならではの壮大なドラマチックな表現になっていて驚きました。そして私の大好きなシャミナーデのフルート協奏曲も演奏するというのでこちらも聴かせ頂きましたが、本当に絶妙な演奏!2年生バンドは私の出演する1年生バンドのすぐ直後の演奏。私もすぐに客席に行って聴かないといけません!再び教室に戻り授業。何と終わる時間は20時30分。帰ろうとすると学生さんたちがアンサンブルの練習をしているというので、ちょっと遊びに立ち寄ると昨年教えていたメンバーばかり。ヴィヴラフォンとハープで名曲を聴かせて頂きました。さて、帰って作品の続きを書かなくては!

◇ 武蔵野音大コンサートバンド!

1月 16, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

今日も徹夜で朝まで頑張り、いつから今日なのか判らない感じでスタート。JALの株主であった私は経済的にも大打撃を受け問題解決に無駄な時間も使ってしまいました…。又、なかなか落ち着いて自宅にいれないので作品の進みが芳しくありません…。常に追われている感じです。作品の〆切に追われている精神状況は自分との戦い。井戸の底に閉じ込められているような密閉した息苦しさがあり本当に辛いです。もう駄目だ!といつも諦めかける自分もいますが、作品を心を込めて演奏してくれる現場を普段から見ているからこそ、逃げることはできません。頑張っただけ良いことが必ずありますから。でも眠い…。

さて、今日は母校である武蔵野音楽大学コンサートバンド(通称Bブラス)の公開授業(ベートーヴェンホール)のゲスト出演。本年より恩師でもある佐藤正人先生がコンサートバンドの講師として就任されたことから、早速秋の本番では感動的な【太陽への讃歌—大地の鼓動】を聴かせて頂き、本日はファンファーレ【若雉子は大空高く舞いて】【ホワイト・パスポート】の2曲を演奏してくださいました。本年度最後の授業ということもあり公開の形式をとって現役の学生さんに作曲者から直接メッセージを届けてもらいたいという佐藤先生の教育的な配慮からなる特別企画でした。本日まで作品を練習する時間はたったの3回だけということでしたが、学生さんは佐藤先生の指揮にピッタリと呼吸を合わせ、とてもクォリティの高い音楽創りをしていました。そしてそれは先生が学生さんからとても慕われていることが判るような光景でもありました。佐藤先生の指揮だからでしょうか。いつもながらの情熱の込められた感動的な【ホワイト・パスポート】を今日も聴くことができました。デビュー当時、毎週のように佐藤先生の吹奏楽指導のレッスンを見学させて頂き、たくさんのことを質問し教えて頂いたことを改めて想い出す一日となりました。朝まで追詰められていた心境でしたが温かい時間と将来ある学生さんたちと出会えて新鮮な気持ちで再び作曲ができそうです。それにしても武蔵野音大のコンサートバンドは今後が楽しみです!現役時代に佐藤先生に出会える学生さんたちが羨ましい!打上げは残念でしたが途中で中座させて頂き、再び作曲に集中です。本日も眠れません!でも、その前に地元でラーメン終止を!

◎ 名古屋での講習会!

1月 11, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は名古屋地区の先生方の企画する講習会がウインドアート出版の協賛のもと開催されます。“2010吹奏楽の新レパートリーを探る”という名の如く、新譜の公開レッスン、新譜紹介コンサート、楽譜やCDの展示など一挙に行われました。午前中はモデルバンドを務める名古屋市立東港中学校吹奏楽部へ訪れ簡単な打合せをさせて頂きましたが、顧問の三浦聖司先生はとてもユニークな方で生徒さんも明るく楽しい時間を過ごさせて頂きました。同バンドは【眩い星座になるために…】をとても良く歌い込んでくれていました。お昼は先生方と“王府めん”というのを食べました。ラーメンの仲間です。これもとても美味しいですが、お腹いっぱい。ホテルの朝食もたくさん食べ過ぎていたし、何よりも昨日のラーメンもまだ消化されていない感じ。午後は指揮をするので食べるのを控えるつもりでしたが、先生方の薦めもありチャーハンやシューマイまで食べてしまいました。。。

講習会は私の担当のコーナーではご要望が多かった「大編成の作品を少人数で演奏するためにどうすれば良いか」「コラールの表現方法に関して」という内容を中心に行いました。会場のお客さんに直接尋ねてみた結果、20名以下の部員で頑張っている生徒さんも多数いたようなので名古屋市立東港中学校吹奏楽部の生徒さんには【眩い星座になるために…】を16人で演奏して頂くといった実験も行い、優秀な生徒さんたちは見事な演奏をしてくれました。又、普段、少人数バンドを指導されていて大編成バンドの指揮をされる機会の無い先生に、舞台にいらして頂きコラールを指揮して頂くなど参加型の講座にも発展。名古屋南高等学校吹奏楽部は作品の成り立ちや裏話をするための断片的な演奏にご協力頂きましたが、とても熱い演奏をで八木澤作品の特徴をしっかりと客席に届けてくれました。そして客席に駆けつけてくださった名古屋ウィンドシンフォニーの三浦幸二さんにも臨時に舞台上にいらして頂き、演奏家サイドならではのワンポイント・アドバイスをして頂きました。客席には200人ぐらいの受講生がいらしていたようですが、本当に熱心に聴いてくださっていて嬉しかったです。講習会終了後も多くの受講生が質問をしに尋ねてくださり、やりがいのある充実した時間を過ごさせて頂きました。今回の講習会と新譜紹介クリニックはNPO法人吹奏楽振興ネットワーク“Bild Net”が映像として収録していますので、数ヶ月後にはインターネット配信が予定されています。ご興味のある方はぜひご覧くたさい。

終了後は撮影をしてくださったBild Net”の皆さん、そして講習会にいらして頂いた先生方と臨時の懇親会。名古屋ウィンドシンフォニーの丹治清貴さん、CD【ペルセウス】に収録された【散歩、日傘をさす女性】のピアノを弾いてくださった長井美香さんも駆けつけてくださりCD発売記念の打上げがようやくできました。もちろんウインドアート出版の神長さんご夫婦も一緒です。名古屋名物をたくさん食べましたぁ。

写真は三浦さんと暁中学校吹奏楽部の佐藤先生。私は21時過ぎの新幹線で千葉に帰って作品の続きを書く予定でしたが、気づくともう新幹線の時間まであと少し、身体も痛いし疲労もあり風邪気味…。わざわざ私のためにいらして頂いた皆さんともまだきちんとお話できていないし、しかも三浦さんとの打合せもまだ終わっていない、、、そんな現状から臨時にホテルをとって身体を休め明日帰ることを決断。作品をお待ちの皆様お許しください…。2次会は三浦さんと打合せがてら2人で行い、その後、お互い疲労があるということで再びホテルの隣に偶然あったマッサージへ。三浦さんは昨日に引き続き寝てしまい20分ほど受付で待ちようやくホテルへ。明日は早く帰って作品の続きを書かなくては。。。精神的には休むことのできない状況です。。。

★ 名古屋へ!

1月 10, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

イタリアから戻り新年初の長距離移動となる地は、名古屋。そう、あの名古屋ウィンドシンフォニーの本拠地であり、団長の三浦幸二さんの拠点として活躍する地域です。遅れている作品を朝まで徹夜で書き続けましたが仕上がらぬまま出発の時間。若干、風邪気味が続いています。声の調子も良くない…。ですが、明日の“2010吹奏楽の新レパートリーを探る”という講習会を成功させるべく任務のもと新幹線で譜読みをしながら移動。新幹線に乗ると時々コーヒーを飲みます。紙コップで300円というのは何となく損した気分ですが、なかなか美味しいのです。

名古屋駅に到着するとお迎え担当の先生方と味噌ヒレカツ定食を食べた後に明日のモデルバンドを務める愛知県立名古屋南高等学校吹奏楽部を訪れました。ちなみに味噌ヒレカツはとても美味しかったです。今日は同バンドと【「ヘリングの朝」〜そして暗闇は光に満ちた…】の練習。3年生が引退した新体制のバンドではありましたが、顧問の加藤眞先生の指導のもと温かく優しいサウンドが得られていて今後の可能性を垣間見ることができました。いくつかのポイントやイメージなどをお伝えしつつ打合せを兼ねた1時間半を終え、その後、三浦さんも来られていたこともあり東海地区では初公開となる「やぎりんゲーム」を行い、優勝者にはCD【ペルセウス】を贈呈しました。かなり盛り上がり生徒さんの表情が明るくなり明日への準備はバッチリ!

終了後は金山駅付近で名古屋地区の吹奏楽部顧問の先生方と懇親会兼新年会。初対面の先生ばかりでしたが既に吹奏楽やアンサンフルで八木澤作品を演奏されている先生も多く楽しい時間を過ごさせて頂きました。写真は名古屋南高等学校吹奏楽部副顧問の佐藤由華先生(ゆかっち先生)と三浦さん。間に写っているのは心霊写真ではなく、ウインドアート出版の神長一康さん。ウインドアートは明日の講習会の協賛をしています。

先生方は明日の準備もあるので一次会で解散しましたが、神長さんご夫婦と三浦さんと4人で別件の問題を解決すべく打合せと称し2次会。その後は三浦さんとラーメン終止!つけ麺の専門店だったらしく量も多い。食べきれず半分、三浦さんに贈呈。その後、身体中が痛いので2人でマッサージに行きましたが閉店間際、20分1000円といったコースで背中と腰を中心にお願いしました。三浦さんはそのまま寝てしまい、なかなか起きず店の方を困らせていました…。さすが。。。20分でしたが、少しはリフレッシュできました!これで明日は頑張れます!

▼ 年賀状!

1月 08, 2010 By: S.Yagisawa Category: 日記

イタリアから帰国して自宅に帰ると年賀状がたくさん届いていました。ありがとうございます。これよりしっかりと読ませて頂きます。又、残念なことに私の送った年賀状も50枚ほど宛先不明で戻ってきてしまっていました…。届かなかった皆様には心よりお詫び申し上げます…。また明日より国内ですが旅が続く関係で、きちんとご挨拶できない方も出て来てしまう可能性もあります(住所録を保存するソフトを新しくした関係でトラブルも発生し…)。今年も宜しくお願いします。

ちなみに私はシカゴから帰りイタリアに行くまでの間に年賀状の準備をしポストへ投函しました(画像)。今回のデザインもネオ・クリエイトの村田努さん。福岡県の、くるめシテイブラスの団長、指揮者を務める村田さんは吹奏楽はもちろん、八木澤作品は全てご存知ですし何よりも私の求めているものを確実に描いてくれます。作品集CD【ペルセウス】【死者の支配する国】のジャケットデザインも、ウインドアート関係のCDジャケットも全て村田さんなのです。そうそうウインドアートの金賞祈願の団扇も村田さんの代表作です。本日は更に村田さんへ新アイテムを委嘱しました。完成は春頃なので完成しましたらご紹介しますね!

さて、今日は喉が痛かったので念のために病院へ。1/11には名古屋でウインドアート出版の新譜講習会があるので声が出なくなったら大変…。幸い大丈夫だったようですし、昨年末に行った血液検査の結果も大きな問題ありませんでした。前日にお酒とラーメン終止をしたにも関わらず問題が無いとは不思議でなりません。ただ血小板数がちょっと増加しているようですが…。帰りには久しぶり米と味噌汁、キャベツがたくさん食べたくなったので和幸のカキフライ、エビ、ヒレカツのセットを食べましたぁ。もちろんご飯も、味噌汁も、キャベツも御代わりしましたぁ。ウエイトレスのお姉さんが“御代わりセットですね!”と、とても笑顔だったので美味しく食べれましたぁ。イタリア人も日本人も笑顔は素敵ですね!もちろん今回はチップは必要ありません!