やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

◎ シカゴへ出発!

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

P1000830遂にシカゴ出発の日となりました。初めてのアメリカへの旅。そして1人での旅の不安と期待を持ちながらも成田空港へ向かいます。昨年のイタリア取材旅行でも感じましたが、やはり成田空港は独特な雰囲気。日本全国の空港を頻繁に利用する私ですが、ここの独特な雰囲気にはなかなか慣れません。余裕を持って出発の3時間以上前に着いたので、スムーズにチェックインできると思いましたが、私の持っているチケットがペーパーチケットというタイプだったようで、自動チエックインができずカウンターの方はとても面倒な雰囲気でした。シカゴの空港でもこんなに大変な感じですか?と、英語の苦手な私はすぐに質問!すると、色々と聴かれると思うので恐らく時間がかかります、との対応。この場では帰りのことは解決できないようなので1つ課題を残したままの出発となってしまいました…。時間がまだ2時間あったので、空港のラウンジで休憩。他の日本の空港のラウンジと違ったことはビールも無料で呑めたこと。これは利用すべきですね!そんな時、ニューヨークのホテルにチエックインしたという名古屋ウィンドシンフォニーの三浦幸二さんよりメール到着。ホテルは現地で探したとのことでしたが無事に見つかったとのこと。さすが一流のサバイバル感覚を持ち合わせた三浦さん!明日、というか時間が戻るので本日シカゴのホテルで合流することになりました。ウインドアート出版の神長さんも同日の朝にシカゴに入っているので合流予定。

P1000829さて、セキュリティー、出国手続きを済ませ飛行機の搭乗口へ。ユナイテッド航空だからなのか日本人が周りに見当たりません…。とにかく満席の様子で混んでいました。既に外国にいるような不思議な感じでした。機内はエコノミークラスでしたが、そんなに狭い印象はなく基本的には快適。食事の質は全く期待していませんでしたが、以外と美味しくビールやワインのつまみに調度良かったです。入国審査もあるし、ちょっと英語の勉強をしようかなと電子辞書を開いた時、悲しくなりました。私の席のライトが壊れて点灯しないのです…。苦情を言うと“ソーリィ!”と笑顔で言われただけ…。勉強はするな!という運命と覚悟しビールやワインを呑みまくりましたぁ。

0123456しばらくして夜食として【きつねラーメン】というのが登場!うどん、じゃないんですねぇ。仙台で日本最後のラーメンを食べたはずなのに。機内でラーメン終止、しかもまだ呑んでいるので偽終止ができるとは思っていませんでした。意外に美味しく、すっかりご機嫌になって呑み続けました。結局、一睡もせずに飛行機を楽しみました。11時間はすぐに経ってしまいましたぁ。

△ 長期留守のお知らせ!

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日、12月15日(火)〜12月20日(日)はシカゴで開催されるミッドウエスト・クリニック参加のため長期留守にします。パソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

2009121501310000

仙台から昨日の夕方頃に戻り、それから急いでシカゴ行きの準備。大きいスーツケースしか持っていなかったので、身動きのとりやすい小さめのスーツケースを購入!インターネットで購入した変圧器もギリギリ到着。とりあえずは何とか揃いました。初のアメリカ一人旅だというのにいつものハードスケジュールのままで、良い意味で不安に感じる暇もない状況で本日を迎えました。本来ならば英語の苦手な私は入国審査対策やホールまでの経路など念入りにチェックをすべきところでしょうが、どうやってもそんな余裕がありませんでした…。どうやら飛行機に約11時間乗っているようなので徹夜で勉強するしか手段はなさそうです。クリニック開催地まで行ければウインドアート出版の神長一康さんや名古屋ウィンドシンフォニーの三浦幸二さんもいるので心配はありませんが、行き帰りの緊張感はやはり現実に本日を迎えるとありますね…。三浦さんは昨日既にニューヨーク経由でアメリカに出発。しかもニューヨークからシカゴへの行き方は現地に行って考えるというサバイバル感覚。携帯も現地で調達とのこと。この度胸は尊敬できますねぇ。神長さんも三浦さんも同じPalmer House Hilton Hotelに宿泊するので、現地で再会できることが始めの目標となります。どんな6日間になるのか、そしてどんな経験や発見があるのか、本当に無事に戻って来れるのか、何かとワクワクするところです。しかし、遅れている作品を帰ってからすぐに作曲再開しないといけないという心配も残しながら…。また帰還したらこのブログにて現地レポートをご報告します。

 

◎ 東北福祉大(第2日目)

12月 13, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

ホテルでちょっと2日酔いで目を覚ましたがコーヒーをたくさん飲むとベストコンデションに戻りました。親友の風間学くんはまだ2日酔いが続いている様子。今日の会場は多賀城市民会館のため移動が大変。しかしながら、いつも東北福祉大に訪れる時に現れる教育芸術社営業マン額賀さんと同僚である中山さんが一緒に演奏会を聴きに行ってくださることになり、中山さんの車にて会場へ移動。ちなみに額賀さんは今回二日間欠席となりましたが、宴会では額賀さんの話題で盛り上がるなどかなりの人気ぶりを見せていました。

2009121313380000本日の定期演奏会第2日目において4年生は引退となります。今年の4年生は【散歩、日傘をさす女性】【優位な曲線】【ヘリンクの朝】の3曲を通して、練習、コンクール、定期演奏会など3年間何度もお会いしたりしたので親しく話すようになっていました。ようやくほとんどの学生さんの名前を覚えたと思ったら引退…。私としても少し寂しいですね…。演奏会は昨日よりも第1部からクォリティが高く、学生さんの指揮も想いの伝わる演奏、コンチェルトも素晴らしい名演。そして本日のゲストである東北吹奏楽連盟理事長、三塚尚可先生の指揮による「タンホイザー」序曲では深い持続力のある新しい福祉大のカラーを垣間見ることのできる熱演となりました。

2009121314510000第2部の音楽監督の松崎先生の指揮による委嘱作品【ヘリングの朝】はコンクールメンバーだけではなく、全ての部員での演奏。全国大会の時とは違った新たなるアプローチの加わった渾身の音楽創り。過去最大級の松崎先生の熱い指揮は学生さんたちだけではなく聴衆も釘付けになりました。風間くんも“聴きに来て良かった”と、涙を浮かべながら聴いていました。 松崎先生とはこの3年間で人間関係が深まったことで、良い意味で遠慮なく音楽について話せるようになりました。松崎先生も私にはっきりご意見をおっしゃてくれますし、私も仙台フィルハーモニー管弦楽団といったプロの音楽家である松崎先生と知りながらも、失礼で生意気ながら、特に解釈や表現方法では、はっきり気持ちをお伝えできるような関係になりました。楽譜上のみのお付き合いに止まらず、私の気持ちをご理解頂いて音楽創りをされたからなのでしょうか。特に今回は楽譜に書ききれない、微妙なニュァンスまで読み取ってくださる熱演でした。私以上に作品を理解してくださっていると強く思いました。恐らく私が指揮をしても、ああいった演奏はできないでしょう。松崎先生、学生の皆さん、心温まる演奏をありがとうございました。

20091213211300002009121321180000200912132125000020091213234000002009121400580000終了後は松崎先生と引退する4年生のみの0次会。その後、100名近くのメンバーによる1次会。三塚先生や教育芸術社の中山さん、風間くんも出席。その後は3年生を中心としたメンバーで2次会が深夜12時過ぎまで続きました。 最後は昨日果たせなかったラーメン終止を無事に行いました。さすがにシカゴではこの終止はできないので、悔いの残らないラストとなりました。明日は帰ってシカゴ出発の準備をしなくては。

○ 東北福祉大(第1日目)

12月 12, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は現在私と最も深い関わりを持つ東北福祉大学吹奏楽部の第32回定期演奏会第1日目。同部は本年で委嘱作品での全日本吹奏楽コンクール三年連続出場を達成しました。しかしながら彼らはコンクールだけを目標としているのではなく、慰問演奏や本日の定期演奏会など全てに全力を尽くして活動しています。音楽監督兼指揮者である松崎泰賢先生とも同じく3年のお付き合いになりますがとても人間性の深い音楽家であることを年々痛感します。松崎先生に初めてお声をかけて頂いたのは東京芸術劇場大ホールで開催された3年前の21世紀の吹奏楽“響宴”の時。ロビーに展示されるウインドアート出版のブースで“毎年作品を演奏させて頂いています”とご挨拶を頂き、その一ヶ月後にお電話をがあって【散歩、日傘をさす女性】をご依頼頂きました。それから3年間とても早かったです。

2009121312370000定期演奏会第1日目は福島県の吹奏楽指導者である二階堂卓さんと福島駅で待合せして彼の車で直接ホールへ向かいました。到着すると恒例の部員の手料理が待っていました。この料理はいつも美味しく沢山食べてしまいます。昼食が終わるとすぐに本番。第1部はクラシカルな作品と学生さんによるコンチェルトが演奏されます。学生指揮での演奏はいつもの松崎先生の演奏とは当然ながら雰囲気が異なりフレッシュな感じで新鮮に楽しめます。第2部では東北福祉大と昨年から交流を持ち始めた静岡大学吹奏楽部の委嘱作品【マヤの紋章】がメインとして演奏されました。練習に立ち会わず初めて聴かせて頂きましたが素晴らしい!八木澤作品を熟知した松崎先生と学生さんならではの解釈で、エキサイティングな場面から、感動的なコラールを楽しませて頂きました。 バンド全体のレベルも年々高くなっていると強く感じました。明日の【ヘリングの朝】も楽しみです。

20091212195300002009121218400000終了後は松崎先生と3年生の幹部との軽い打上!だったはずが、かなり遅くまで呑みました。親友である風間学くんも東京から明日の演奏会の応援に駆けつけてくれたり、武蔵野音大の同期である小野慎也くんもご多忙のところ仕事を終えて途中から宴会に顔を出してくれました。松崎先生と風間くんと3人で15分くらいで食べた牛タンとビールが効いたのか、かなり後半は酔って記憶が無いです。しかもシカゴの準備のため徹夜での参加だったので…。そんな私を学生さんは温かい笑顔で見守ってくれました。さすがは福祉の心です。深夜1時過ぎ頃より松崎先生と二階堂さんと風間くんと4人で3次会。私は既にほぼ寝ていたようですが、二階堂さんによると私は寝ながらも牛タンを食べていたそうです。皿の8割を1人で食べたようですが全く記憶が無いです…。眠気のためラーメン終止ならず…。

★ 尚美で!

12月 09, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

P1000035昨日と今日は2日連続で尚美へ。今日は通常の授業ですが、昨日は尚美の委嘱作品として手がけた【サクソフォーン小協奏曲】の練習。親しくさせて頂いているサクソフォーン奏者の中村均一先生(以前に別の仕事でご一緒した時の写真)と一年生バンドによって1月24日(日)に王子にある北とぴあ、で世界初演となります。このイヴェントは毎年恒例の【尚美ウインドフェスティバル】です。そして私も指揮者としてこの初演に関わることになっています。本番まで中村先生と私とバンドとの合わせができる機会はあと1回…と限られていますが、中村先生の感動的な演奏に学生さんたちが引っ張られていく様子がとても伝わって来たので、きっと良い演奏になるのではないかと期待しています。

Ii3VuXということで練習回数が限られているので本日は中村先生と昨日の録音を基に、より良い音楽創りの打合せ。気づくと1時間半も打合せしていました。前半がロマン派風の八木澤コラールで、後半が【マリンバ協奏曲】で試みたバロック風の作風で仕上げた約8分の作品です。私もしっかり勉強して良い本番になるよう頑張ります!

20091209184400002009121118360000又、来週はシカゴ滞在中のため年内の尚美への出勤は本日で最後。いつもお世話になっている企画広報課、入学相談課へご挨拶に行くと、不思議なパンのアクセサリーがあったので写真に納めました。ふわふわしていました。今度見つけたら買おうと思います。どこに売っているのでしょう???そして来年度の体験入学のパンフレットも頂いたのですが!何と私の担当日に村田努さんデザインの【やぎりんマスコット】が載っているではありませんか!早速、学生さんたちに見せると“似てる、似てる!”とウケてました(笑)。そんなことで2/28(日)の尚美体験入学では私の新譜を中心に合奏したいと思いますので、高校生の皆さんぜひご参加ください!

● シカゴ準備…

12月 07, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

いよいよシカゴに旅立つまで一週間となってしまいました…。ツアーだったら何の心配もありませんが、英語のほとんど話せない私が1人で現地まで行き、帰りも海外の空港を1人で乗切り帰還するのは至難の技。世界最大級と言われるミッドウエスト・クリニックの会場に着いてしまえばウインドアートの神長一康さんをはじめ知人も多々いるのでそこまでは心配はないと思いますが、やはり行き帰りはとても心細い。地域的に危険も何かと多いようで注意すべきアドバイスも多々頂いているので心の準備はできてきていますが、手荷物や変電圧器など小物の必需品を揃えるのは地方遠征ばかりな私にはなかなかまとめて用意できません。そんな準備や事務作業をしていると、落ち着いて作曲も出来ず少し焦り気味。初めてのアメリカ大陸進出がたった1人とは思ってもいませんでした…。これも試練。乗り越えなくては!

waさて、ウインドアート出版はプロモーション用に新しいCDを制作(海外限定非売品)。画像のCDがその実物ですが、これは国内では入手不能ですが内容はかなり充実。【サグラダファミリアの鐘】の堀越高等学校吹奏楽団によるセッションレコーディング版の収録に加え、東海市吹奏楽団の初演版【太陽への讃歌—大地の鼓動】など興味深いものが収録されています。私も実物をまだ見ていませんがシカゴでのご対面を楽しみにしています。サンプルを入手できましたら関係者へのお土産にしたいと思います。

20091207213600002009120722010000そんなこんなで曲が上手く進まない時は軽くBARで呑んで、少し睡眠を取ってから作曲するようにしています。数年前まではカクテルが大好きでしたが、今はカクテルではなくワインかウイスキー系といった感じ。基本的にワインが多いですね。地元である本八幡駅付近にあるBAR PEATという店に行くことが多いですが、最近はチーズにもはまっています。とても静かで雰囲気のあるBARなので1人で軽く呑むのにも最適な環境です。夕食を食べずにBARで呑んだ時はラーメン終止も良いですね。今日は味噌ラーメン終止をしてしまいました。“無料で大盛りにできますょ”と言われたので、お願いすると恐ろしい量でした…。BARとラーメンの組み合わせ、客層も雰囲気も全然違うこの環境。それを同時に体感できるのは刺激になりますね。でも今日は食べ過ぎました…。

☆ 信州大学!

12月 05, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009120609550000本日は昨日宴会をご一緒して頂いたトロンボーン奏者の大内邦靖さんが私の【トロンボーン協奏曲】全曲を東海初演してくださる信州大学吹奏楽団第26回定期演奏会(松本公演)の日。開演が15時ということで、ゆっくりできるため普段行きたくても行けないドコモショップへ!ちなみに第2位で行きたい場所は床屋さん。自宅にいる時は集中して作曲しているし、地方滞在中は基本的に自由時間が無いため(どこに行っても音楽室、ホール、宴会場以外はほとんど行けないので…)、こんなチャンスは大変貴重。今回のドコモショップはかなり重要。12/15〜12/20にかけて行くシカゴ(ミッドウエスト・クリニック)の唯一の命綱。各種設定やメンテナンスで約1時間半かかりました(昼食の時間が無く駅でお弁当を買って食べましたぁ)。シカゴ行きの前日まで東北福祉大学の演奏会の関係で仙台にいるので、なかなかゆっくりと準備ができない状況が続いています。初のアメリカ。日本語がどこまで通じるのか!シカゴから帰ると年末年始はイタリア。シカゴでパスポートを紛失するとかなりマズい状況となります。スリが多いそうなので気をつけなくてはなりません。

2009120515460001さて、信州大学の定期演奏会はとても活気があって良かったです。学生指揮者中心での演奏が続き、トレーナーを務める荒井弘太先生が指揮をされたのはメインのみ。学生が全て企画運営をされているとは信じられないほどステージマナーも良く、演奏もどの曲も細かに練習されている様子が伺えました。明るく華やかで音色の良いサウンドでこれだけの曲をこのクォリティーで演奏できる。なぜこんなバンドが全国大会に出れないのか!と思えるほど素晴らしい演奏が続きました。良く考えると東海ブロックには三田村健先生率いる静岡大学吹奏楽団がいたのですね。実は今回の信州大学で【トロンボーン協奏曲】が演奏されることになったことを真っ先に教えてくださったのは三田村先生。 荒井先生も大内さんも三田村先生とはとても仲良しなのです。そういった意味で三田村先生もしばしば信州大学へ訪れ指導されるといった同じ部門、同じブロックにも関わらず良い関係が続いているようです。学生さんも良い意味で意識できるバンドがあり交流できることは幸せですね。ちなみに東北福祉大学の音楽監督である松崎賢泰先生と荒井先生とは同郷の先輩、後輩といった関係とのこと。今回も縁を感じる機会が多かったです。

最後になりましたが【トロンボーン協奏曲】の演奏ですが、学生指揮者での演奏とは思えぬほどの音楽性豊かなものでした。大内さんのソロは昨日触れた人柄そのもので深く優しさに満ちたアプローチでした。会場に駆けつけてくれた松本市吹メンバーもすっかり大内さんのファンになっていました。矢巻さんの素晴らしさとはまた違う、新たな解釈で新鮮に聴かせて頂きました。既に大内さんと矢巻さんはメールでの交流が始まっているようです。私の作品がきっかけでこういった人間関係が繋がっていくことは幸せです。既にデ・ハスケから出版されているので今後も新しいアプローチでの演奏を色々なところで聴けることでしょう!今からとても楽しみです!

△ 松本へ!

12月 04, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009120422310000今日は松本市民吹奏楽団の練習に向かうため7ヶ月ぶりに松本へ訪れました。すなわち松本名物、山賊焼を食べるのも7ヶ月ぶりということになります。練習後には必ず松本駅前のお決まりのお店で宴会となりますが、今回は明日の信州大学吹奏楽団の定期演奏会のゲストとして松本に前日入りされているトロンボーン奏者の大内邦靖さんをせっかくなので、この松本市吹の宴会に臨時にお招きすることにしました。といっても私は大内さんとは初対面!では何故?ということなりますが、実は明日の信州大学のゲスト演奏では私の【トロンボーン協奏曲】全曲を東海初演してくださいるのです。

2009120423200000松本市吹の前回の定期演奏会では【トロンボーン協奏曲】の第2楽章にあたる【ヴォカリーズ】を取り上げていたこともあり、松本市吹の皆さんにとっても明日はどんな演奏をされるか興味津々。特にこの宴会でトロンボーンメンバーは大内さんを取り囲み独占してお話を聴いていました。大内さんのお話は本当に深いものがあり人柄共に一瞬で誰もが虜になっていました。“初演をされた矢巻さんには追いつきませんが”と何度も謙虚にお話をされる姿勢に益々明日の演奏が楽しみになりました。

2009120423190000二次会が深夜12時頃から開始されましたが、大内さんをはじめ明日を考える皆様は参加されずに帰宅。ちなみに“信州のミヤサカ!”こと音楽社のヤリ手営業マンの宮坂さんも珍しくここで帰られました(宮坂さんの隣の女性は松本市吹クラリネットメンバーのレナさん)。ちなみに私は明日は特別ゲストとして演奏会に招かれているのではなく、一般のお客さんとして聴きに行くため遠慮なく本気モードで2次会に参加。というか幹事とも呼べる存在。2次会にも約10名ほどが残り2時には3時会としてラーメン終止。明日は久しぶりにゆっくりホテルで休みながら簡単な雑務をしようと考えています。久しぶりに食べた山賊焼や馬刺、そして生姜焼きなどの想い出をラーメンで締め、長い1日が終わりました。

★ ドイツ料理!

12月 03, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009120210250000明後日、松本市民吹奏楽団の練習へ伺うので今日は切符を買わないと!使っていないグリーン券を使って、あずさのグリーン車を満喫しようとしたら!なんと!グリーン券の期限が11月29日と過ぎています…(涙)しかも2回分あったので往復を満喫できるはずだったのに…。かなり悔しいですねぇ。。。そんな不快な思いから始まった1日。

2009120221050000ですが今日は久しぶりにタケダ、バスーン(ドッペルロワ)の竹田雄彦先生とお会いできる日。竹田先生とご夫人と共に昨年はヴェネツィアへ一週間ほど行って参りましたが、この日記でご紹介したように私は多くの経験と刺激を受けて帰ってきました。そういった意味で竹田先生ご夫妻は心強い存在です。そしてまた今回は私が1人でシカゴへ旅立つことになったこともあり、アドバイザーとして海外旅行に精通されている武林信吾さんをご紹介してくださるというのです。

image_shop03top竹田先生がドイツによく行かれることもあり今回は新宿のドイツ料理店での会食。まずはドイツビールの手ほどきから始まり、ドイツワインと共にたくさんの美味しい料理を頂きました。噂に聞くドイツビールは本当に美味しく1リットルジョッキに圧倒されながらもゴクゴク。ソーセージもポテトも本当に美味しかったです。竹田先生ご夫妻が先にお帰りになり、その後、武林さんと2人でお話していましたが気づくと23時過ぎ。あまり寝ていないのに、かなり呑み過ぎました…。武林さんが本当に良い方で話も豊富だったので、すっかり時間を忘れての会話。

food46何となく予想していましたが、新宿から東京行きの電車に乗ったものの…、寝過ごしてしまい東京から戻った後の国立駅で目が覚める…。当然、新宿まで戻る電車もありません…。千葉方面にはもちろん戻れません。しかし、ホテルを探すのも大変だったし、身の危険も感じたのですぐにタクシーへ。なんと自宅まで3万円弱…。過去最大のタクシー出費。朝のクリーン券といい、今日は交通機関に運の無い日でした。ですが、竹田先生ご夫妻、武林さんから貴重なお話をたくさん頂けたので授業料ということで 、納得!最近、歳をとったせいかお酒が弱くなったのでしょうか?吞み過ぎなのでしょうか?疲れなのでしょうか?気をつけなくてはなりません!

☆ 福井大学!

11月 29, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

2009112916320001今日は福井大学吹奏楽部の第30回記念定期演奏会委嘱作品【行進曲「故郷の想い出」(仮題)】の練習に伺うため朝早く起きて出発。この曲は同大学OBであり、デビュー当時からお世話になっている長崎充博先生(坂井ウィンドファミリー代表)を通じて書くことになったもの。第30回を迎える定期演奏会のためにOB会が現役の学生のために何か形に残るものをプレゼントしたいという経緯で実現し生まれた作品です。そんな経緯で卒業生にとっての想い、現役の学生にとっての想いを重ね合わせた作品に仕上げています。“仮題”というのは私が名付けているものですが、できればOB会と学生さんで最終決定してもらいたいという気持ちもあり現段階ではタイトルが保留になっています。ですがイメージや意図を練習でお伝えすると、現タイトルが有効になりつつある様子でした。
20091129131500002009112913360000さて話は福井到着時に戻りますが今回もお馴染みの名古屋ウィンドシンフォニー代表であり大学の先輩である三浦幸二さんが同行。長崎先生と共に噂の福井名物ソースカツ丼を食べに老舗ヨーロッパ軒へ!行列ができていて並びましたので、お2人を記念撮影。ようやく店に入り食べることができました!私は2回目の挑戦ですが本当に美味しい。今回は海老やメンチカツも混合されているミックススペシャルというもの。三浦さんも感激していました。三浦さんは今回の目的をここで60%終えることに。食べた後は練習会場へ。

今回の委嘱作品は初演指揮を長崎先生が務めます。4月の【トロンボーン協奏曲】北陸初演をしたこともあり八木澤作品の解釈はとても慣れてらっしゃる!学生さんとの練習は今日で2回目ということでしたが、楽しい雰囲気で学生さんたちも先生をとても慕っていて良い音楽創りができていました。それにしても福井大学の学生さんの反応はとても早い!私の指摘に1回ですぐ対応し何度も言わなくてもどんどん音楽が形になっていきます。三浦さんも“ここまで一瞬で音楽が変わって行くと聴いている方も面白い”と大絶賛。又、学生さんたちは他県の高校や中学を卒業した人たちもいて過去にお会いしたという方も何人もいました。特に【ペルセウス】の委嘱団体である京都府立桃山高等学校吹奏楽部を卒業した学生さんも偶然いて安原敏夫先生の話題で盛り上がったりもしました。こういった昔出会った生徒さんたちが吹奏楽を続けてくれている姿を見ると嬉しいですね。

2009112919430000練習終了後は懇親会。懇親会には仕事を終えたOB会長の中島貴也さんも駆けつけてくださり、長崎先生と共にタイトルを吟味(写真)。現役もOBも仲良くてとても温かい雰囲気で、イメージ通りのバンドでした。初演される日はシカゴのミッドウエストクリニックの関係で日本にいなく残念ながら聴けないのですが、その分たくさん学生さんたちと話しました。2次会はOBの皆さんと三浦さんとでお寿司屋さんへ!なんとここに富山より高岡南高等学校吹奏楽部の指揮者である湯浅幸嗣さんが、せっかく八木澤さんが北陸にいらしているならば!と駆けつけてくれました。

2009113012330001そして、3次会としてたまたま見つけた外国人の経営している中華系の店に。ここがまた面白い。ラーメン(連続5日目)はもちろん頼みましたが、それ以外に“餃子を海老と野菜を1つずつ”と中島さんが注文すると、海老餃子が何故か人数分の7皿(野菜は1皿のみ来ました)。ちなみに1皿に5つ餃子が乗っていて今から食べれる量ではありません…。皆んなで慌てて“1つずつと頼んだのですが…1人ずつでは無いです…”“野菜の方は数が合っているのですが…”と言うと、店員は急に日本語が理解できないフリを。。。今までペラペラ話していたはずなのに。。。酔っていたこともあり笑い話となり更に盛り上がりました。ちなみに会計時は再び店員は日本語ペラペラに。なかなか良い作戦です。これは使えますね。ちなみに翌日は空港で蕎麦(写真)を食べて東京へ!