やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 1月, 2011

◇ グランコラーレ!

1月 09, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は長野県飯田市を拠点に活動するフルートアンサンブル「グランコラーレ」の皆さんの練習に伺いました。以前から親しくしているアンサンブル・ファンファールのボスである遠山さんの紹介。自宅から約5時間の距離は台湾に行くよりも遠く感じます。なぜ飛行機が無いのか…。将来、リニアモーターカーが出来て数十分で行けるとの話もありますが一体いつになるのか。しかしながら電車の旅の良いところは駅弁が食べられるところ。茅野駅までアンサンブル・ファンファールのムードメーカー五味さんの車にて飯田に到着。ホテルにチェックインして練習会場へ。フルート六重奏曲【ディヴェルティメント】を聴かせて頂きましたが、とてもGood。指摘に対する反応も早く密な3時間を過ごしました。メンバーは皆んな明るくてとても雰囲気が良い、そんな彼女たちならではの素敵な演奏になっていきました。

22時頃よりアンサンブル・ファンファールの皆さんも合流して新年会。飯田はシカゴを想い出すくらい寒く風もありましたが、彼らの語りは常に熱い。2年ぶりの再会でガンガン呑み、2次会、3次会とかなり遅くまで続きました。もちろんラールン終止!数日後にはシンガポール。風邪には気をつけなくてはなりません!

★ 武蔵野音楽大学コンサートバンド!

1月 08, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は母校である武蔵野音楽大学の吹奏楽授業であるコンサートバンド(Bブラスと呼ばれる)の練習のレクチャーを頼まれ伺いました。指揮・指導するのは私の師匠でもあり吹奏楽指導者の佐藤正人先生。本日は【稜線の風】を聴かせて頂きましたが、演奏も素晴らしかったですが、何よりも学生の号令挨拶から入り挨拶で締めくくるスタイルが堅苦しい「授業」では無く、熱心な部活動のような楽しい「合奏」の場であったことが印象的でした。学園祭では【散歩、日傘をさす女性】を演奏して頂いたようですが、先約のため聴きに行くことができず今回が今年始めて授業を聴かせて頂く機会となりました。学生さんは佐藤先生の一言一言に頷きながら反応しているし、吸収する姿勢が出来ていて、とても効率の良い合奏スタイルが確立されていました。佐藤先生は私が伝えなくても絶妙な表現を全てして頂けるので私は曲のイメージを中心にお話させて頂きました。佐藤先生に「八木澤先生、指揮してくださいょ」と何度か言われていましたが、佐藤先生の前ではビビリ過ぎて指揮出来ません。。。(笑)何故そんなプレッシャーを?それにしても佐藤先生の指導は最先端ということもあり授業外の学生さんも見学に来るなどで本当に活気がありました。曲のイメージを伝えると一瞬で音が変わる学生さんの高い能力も素晴らしい。いつか彼らと現場で再会できることを楽しみにしています。ちなみに3枚の写真に全て佐藤先生が写っています!

▽ フィオーレCDレコーディング!

1月 06, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

アンサンブルコンテストのレパートリーとして定着しつつあるフルート四重奏曲【フィオリトゥーラ】【コロラトゥーラ】の委嘱団体であるフィオーレがCDレコーディングをすることになり、同2曲を含む様々な作品を昨日と本日で集中録音。やはり今回も腕もあり気心の知れているワコーレコードの西村和幸さんを紹介させて頂きました。録音ブースにはフィオーレの師匠にあたるフルート奏者の高久進先生、土方逸郎先生がディレクターとアドバイザーとしていらっしゃり私もとても勉強になる機会となりました。吹奏楽指導とはまた違う伝え方、とても参考になります。

午後からはフルート五重奏曲【心に染みる5つの言葉】のレコーディング。この曲の委嘱団体であるFLUTE ENSEMBLE FLASHのメンバーである中島恵さんを、もう1人目の奏者としてお迎えしての演奏。とても素晴らしいものになりました。そして尚美ミュージックカレッジ専門学校作曲学科長を務められる岩田学先生の作品も録音し本日のレコーディングを終了。フィオーレの委嘱作品の最新曲である【テルミニ】も録音したいというメンバーの強い要望で後日さらに日程を調整し3日目となるレコーディングをすることを検討。海外の現代曲からポップスまで選曲されたこのCDはとても発売が期待されます。また追ってご報告を!

CD「ひと夏の恋」プロモーション動画!

1月 04, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

最近、You Tubeが使えるようになって動画にハマっています。作曲の合間に気分転換に良い感じです。でも集中すると永遠に作業をしてしまうので程々にしなくてはと思っています。。。今回は東北福祉大学吹奏楽部・全日本吹奏楽コンクール3年連続出場記念CD【ひと夏の恋】のプロモーション動画を制作してみました。最近、海外からのお問い合わせも多かったので百聞は一見にしかず、ということでレコーディングの雰囲気から宴会の様子、仙台の名物料理なども知って頂こうと考えました。今後も動画に関しては色々と思考を凝らしていきますのでご期待ください!

☆ 新年会 in 錦糸町!

1月 03, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

年賀状の整理もできぬまま仕事が続いています。気がかりなのは送った年賀状が本日で78枚も宛先不明で戻ってきていること。届かなかった方々には心よりお詫びを申し上げます。さて今日はサクソフォーン奏者の鶴飼奈民さんの指導する都立墨田川高等学校吹奏楽部の練習へ激励に行きがてら、武蔵野音楽大学時代の同期の仲間たちと新年会をすることに。本来ならばサクソフォンの浅利真くんと打合せをするだけでしたが、サクソフォンの山崎実企くん、ドイツから帰国したクラリネットの木幡亮仁くんも急展開で参加し、鶴飼さんも含め5人でかなり呑みました。後半は記憶がゼロ…。同期の仲間たちが各方面で大活躍していることはお互いに心強いこと。又、こういった仲間たちと未だに情報交換できる友情が続いていることも嬉しいですね。今年もお互い海外でのプロジェクトが多くなりそうです。私も、もっともっと頑張らないと!と、気が引き締まる新年会となりました!ちなみにウインドアート出版代表の神長一康さんも同期。誘いましたがご多忙のため参加できませんでした。よって神長さんの姿を動画にてご紹介します。シカゴで開催されたミッドウエストクリニックからの帰国前日に撮影。

【ミッドウエストクリニックを語る、神長一康さん!】

★ 台湾での想い出!ヘリングの朝!

1月 02, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

You Tubeで偶然、5月に開催された「第4回台湾クリニック」のメインコンサートの動画を発見しました!私の客演指揮と中華民國空軍樂隊による演奏で「八木澤教司作品特集」をやりました。【インテルメッゾォ】をクラリネット奏者の三浦幸二さんのソロで世界初演、メインには【ヘリングの朝】を委嘱元でもある東北福祉大学吹奏楽部の音楽監督である松崎泰賢先生のご臨席のもとで演奏させて頂きました。英語も通じず、いるはずの通訳もいなく苦労もありましたが、とても良い経験をさせて頂いた貴重な想い出です。

【インテルメッゾォ】クラリネット独奏:三浦幸二、八木澤教司指揮、中華民國空軍樂隊。

【ヘリングの朝】八木澤教司指揮、中華民國空軍樂隊。

秋山紀夫先生の指揮と中華民國空軍樂隊の演奏もありました!

○ 謹賀新年!輝きの海へ[中編成改作版]

1月 01, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

あけましておめでとうございます!今年もたくんさの年賀状を頂きました。私もシカゴより戻りすぐに投函しましたが、今回は宛名不明で戻ってきてしまったハガキが多く…。本日だけで31枚戻ってきてしまいました…。申し訳ありません!近年は電子メールなどでの新年の挨拶も当たり前の時代になってきていますが、この年賀ハガキによる新年のご挨拶はとても意味のあるものだと私は考えています。もちろんメールに比べると手間のかかるもの。ですが、だからこそ意味があるように感じます。そんな訳で今回もネオ・クリエイトの村田努さんにCD【ひと夏の恋】のジャケットを引用した【ひと冬の愛】を想像させるデザインをお願いしてみました。本年も宜しくお願いします!

さて元旦でも私には休みはありません。記念すべき2011年初日に完成したのは国内外から最も要望の多かった【輝きの海へ】(2002)の[中編成改作版](2011)です。[小編成改作版](2007)を制作したことにより多くの小編成バンド、特に20名程度の演奏が可能になり親しまれてきました。しかしこの版は金管が2管編成になったことや打楽器が原曲の6名から4名になったことで逆に「極端に小編成になり過ぎたというご意見も近年寄せられてきました。結果として「小編成改作版のような明快なオーケストレーションで30名〜45名程度で取り組むのに良い中編成改作版があれば…」というご要望に応えるものが本日完成したものなのです。原曲は指揮者が時間をかけて声部の動きを理解し表現方法も試行錯誤しなくては形になりません。その関係でアメリカやシンガポールなど部活動ではない、週に数回の授業で吹奏楽を行っている国では演奏が難し過ぎました。日本においても近年は部活動に費やせる時間が少なくなりつつあるバンドも増えているのでで同じことが言えるかもしれません。「技術的な労力を軽減させ、音楽表現に力を注いで欲しい」というのが、この[中編成改作版](2011)の大きな意図となります。この版の初演は2月に私の指揮とウィンドアンサンブル奏の演奏で公開され、その直後にブレーンミュージックから全国一斉レンタル開始となります。また改めて楽譜に関する紹介させて頂きますが、今回も改めて田川伸一郎先生指揮、市川市立新浜小学校吹奏楽部の奇跡の演奏のYou Tubeを載せておきます。

佐藤正人先生指揮、川越奏和奏友会吹奏楽団の情熱的な演奏も発見しました!