○ 謹賀新年!輝きの海へ[中編成改作版]
あけましておめでとうございます!今年もたくんさの年賀状を頂きました。私もシカゴより戻りすぐに投函しましたが、今回は宛名不明で戻ってきてしまったハガキが多く…。本日だけで31枚戻ってきてしまいました…。申し訳ありません!近年は電子メールなどでの新年の挨拶も当たり前の時代になってきていますが、この年賀ハガキによる新年のご挨拶はとても意味のあるものだと私は考えています。もちろんメールに比べると手間のかかるもの。ですが、だからこそ意味があるように感じます。そんな訳で今回もネオ・クリエイトの村田努さんにCD【ひと夏の恋】のジャケットを引用した【ひと冬の愛】を想像させるデザインをお願いしてみました。本年も宜しくお願いします!
さて元旦でも私には休みはありません。記念すべき2011年初日に完成したのは国内外から最も要望の多かった【輝きの海へ】(2002)の[中編成改作版](2011)です。[小編成改作版](2007)を制作したことにより多くの小編成バンド、特に20名程度の演奏が可能になり親しまれてきました。しかしこの版は金管が2管編成になったことや打楽器が原曲の6名から4名になったことで逆に「極端に小編成になり過ぎた」というご意見も近年寄せられてきました。結果として「小編成改作版のような明快なオーケストレーションで30名〜45名程度で取り組むのに良い中編成改作版があれば…」というご要望に応えるものが本日完成したものなのです。原曲は指揮者が時間をかけて声部の動きを理解し表現方法も試行錯誤しなくては形になりません。その関係でアメリカやシンガポールなど部活動ではない、週に数回の授業で吹奏楽を行っている国では演奏が難し過ぎました。日本においても近年は部活動に費やせる時間が少なくなりつつあるバンドも増えているのでで同じことが言えるかもしれません。「技術的な労力を軽減させ、音楽表現に力を注いで欲しい」というのが、この[中編成改作版](2011)の大きな意図となります。この版の初演は2月に私の指揮とウィンドアンサンブル奏の演奏で公開され、その直後にブレーンミュージックから全国一斉レンタル開始となります。また改めて楽譜に関する紹介させて頂きますが、今回も改めて田川伸一郎先生指揮、市川市立新浜小学校吹奏楽部の奇跡の演奏のYou Tubeを載せておきます。
佐藤正人先生指揮、川越奏和奏友会吹奏楽団の情熱的な演奏も発見しました!