やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for the ‘日記’

◆ 再びハワイへ!

2月 09, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

徹夜明けです。本日(2/9)から2/14までハワイに滞在しますので、しばらくメールの確認ができなくなります。又、帰国後、月末はロサンゼルス〜シアトルに出発します。ここ最近はご依頼を頂いていた「千葉市立おゆみ野南中学校」校歌の作曲の最終稿が完成したり「陸前高田市民歌」のオーケストラ版のアレンジが完成するなど、今、住んでいる千葉県と出身地である岩手県に縁のある仕事をしていました。又、本日、完成したのはこれまでご要望の多かった合唱曲「光を抱こう」《吹奏楽版》です。この作品は「あすという日が」でお馴染みの山本瓔子先生に書きおろしで詩を書いて2010年に作曲したもので「あすという日が」と関連付けられた内容になっている作品。今回の《吹奏楽版》はピアノを使用せず少人数で演奏できるようにするかつドラムセットを加えてポップに仕上げました。このヴァージョンの世界初演は3月4日(日)に仙台で開催される「第2回けやき楽曲研究会」で東北福祉大学吹奏楽部によって行われます。ちなみにこの「第2回けやき楽曲研究会」では2012年度吹奏楽コンクール課題曲のいち早い演奏、ポイント解説やミッドウエストクリニック(シカゴ)からの最新情報や新譜の紹介、邦人作品の紹介など盛り沢山の内容になっています。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください!詳細はイヴェント名をクリックしてくださいね!

★ 尚美ミュージックカレッジ体験入学!

1月 19, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

今年も尚美ミュージックカレッジ専門学校では体験入学【八木澤教司先生と尚美ウインドを体験しよう!】が1/29()に開催されます。高校生・高校生卒業生以上を対象として、在校生による尚美ウインドオーケストラに加わって演奏して頂くこともちろんですが、今回は私の指揮とククチャーと共にロングセラーとなっている【輝きの海へ(中編成改作版)】、NECグループの応援曲にもなっているファンファーレ【はやぶさ】、春に向けてCDの制作、楽譜のレンタルがスタートする新譜【「公慶の悲願」〜奈良大仏殿、再建への道】の3曲を練習していきます。しかも今回参加して頂いた皆さんには私のオリジナル・ポストカードもプレゼントします。その他、尚美のオリジナルグッズやイヴェントの招待状などの特典もあるようです。前日まで受付はしているそうなので、ぜひご参加ください。「まだ尚美のことを詳しく知らないので…」「入学するかどうか判らない…」という方でもお気軽に参加ください。もちろん「八木澤作品に興味を持っている」「これから演奏予定で…」「直接、質問をしたい!」という方も参加OKです。併せて指導者の皆様の見学も可能ですので生徒さんとご一緒にいらしてください。参加は無料ですが事前の申込は必要です。詳しくはこちらをご覧ください!皆さんにお会い出来るのを楽しみにしていますね!ちなみに当日は福岡から駆けつけますョ!

■「あすという日が」ポップス版!

1月 16, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

先週は岩手から帰ると大学時代の友人の結婚式のため静岡県に行き、翌日は愛知県、三重県で打合せと東海を周遊、その後は富山県に行き昨日自宅に戻りました(久しぶりにクラリネットの金井信之先生、サクソフォーンの小串俊寿先生と再会出来ました!)。出張中も毎日のように海外から英文メールが届き自宅に帰ると大変な状態が続きます。作品に関する問合せから客演の打診、楽譜の校正、CDに収録するための音源修正などを全て英語で行わなくてはならないのは母国語でないので大変です。第三者にお願いすることもできるのですが下手な英語でも自分自身の言葉で伝えないと気持ちや意気込みが伝わらないと思い頑張っているところです。

さて近年、吹奏楽のためのポップスアレンジで現場の人気を集めている出版社ウインズスコアより【あすという日が】のポップス版の楽譜が1/20(金)にリリースされるという連絡が入りました詳細はこちら)。編曲は社長である郷間幹男さんが自ら担当され「八木澤さんの原曲と夏川りみさんのポップス版を折衷した新アレンジで、合唱隊がいなくてもピアノが無くても演奏できるスコアになっています」とのこと。原曲の著作権を所有する教育芸術社への権利申請を正式に行った楽譜で、教育芸術社からも確認用のスコアが届きました。吹奏楽だけでも、ボーカルを加えても使用できるのでポップスステージにも最適だと思います。小編成、初級バンドでも無理なく演奏出来るオーケストレーションなので今後は親しまれていくのではないかと思います。私も客演の時に使用させて頂きたいと思います。尚、既にレコーディングも終えているようでYou Tubeでも公開されています。観賞用としても良いですね!

■ 岩手での講習会にて!

1月 05, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

昨日より岩手県盛岡市に滞在しています。2012年初めの旅が出身地である岩手県であるという喜びもありますが、今回は合唱界の指導者として日本中を飛び回る渡瀬昌治先生と再会できることも楽しみの一つです。本日は岩手県の小・中学校の先生方を対象に渡瀬先生が一日クラス合唱のための講習をされます。私は「希望の歌—あすという日が」のコーナーでサプライズゲスト出演をすることになっています。渡瀬先生は何年も前から【あすという日が】を注目し真っ先に様々な講習で取上げてくださっていた方です。それも私と出会う前から。初めてお会いした札幌では合唱の世界で全くの無名であった私に対して腰低くお話をしてくださるばかりか「先生は、あすという日が、のような多くの人が親しむクラス合唱を書いていくべきだ」と力強く励ましてくださいました。それからは数度しかお会いする機会はありませんでしたが、その人柄に惚れ込み、いつしか渡瀬先生のご指導を見学したいと思っていました。しかし吹奏楽の仕事で国内外を旅する私にとって想っていながらもなかなか、きっかけを作る勇気がありませんでした。

そんな私の背中を押してくれたのが教育芸術社営業岩手担当であり、大学時代から深い繋がりのある友人・小野慎也くんでした。彼は「渡瀬先生が講師でいらっしゃって八木澤くんの曲も使用するから絶対ゲストで来るべきだ!」と昨年の初夏から言ってくれていました。吹奏楽の講習会にゲストならばともかく、合唱の講習会にゲスト出演の提案は私にとって半信半疑でしたが、渡瀬先生も快くお迎えしてくださり今日の日が実現できることになったのです。小野くんは大学時代から先の先を読むタイプでした。当時、行動力の無かった私に「いつ動くべきか」「どのタイミングで何をするか」というのを行動を持って教えてくれた人でもあります。今想えば【あすという日が】の件に関しても彼は5月の時点で“紅白歌合戦”を予期していましたし、今回の盛岡の講習会で私がゲスト出演することがクラス合唱を指導される現場の先生方にとっても“何よりの喜び”になることも判っていたのだと思います。結果として講習会は想像を遥かに超えて盛り上がりました。そして懇親会も多くの先生方から温かいお言葉を頂き、私にとっても新たな出発の日になりました。又、小野くんが営業マンとして先生方から信頼が厚いことも肌で感じることが出来て嬉しかったです。渡瀬先生とは3月末に再び東京でDVD撮影を兼ねた講習会を予定しています。今回の渡瀬先生のご指導から学んだことを基に研鑽を積み、3月は精一杯頑張りたいと思います。渡瀬先生と小野くんに出会えたこと、そして岩手県の温かい先生方に出会えたことに心より感謝します。

☆ 今年も宜しくお願いします!

1月 03, 2012 By: S.Yagisawa Category: 日記

2012年となりました。本年も宜しくお願いします。TBSの特番、紅白歌合戦その他の番組で「あすという日が」をご覧になられた皆様から多くのメールやお電話を頂きました。これからも音楽で多くの人々を勇気づけられるよう頑張って参ります。さて、昨日は世界的に活躍されているサクソフォーン奏者のジェローム・ララン氏がプライベートで来日されていたので大学時代の仲間たちと共に臨時に新年会が企画されました。ララン氏には昨年5月にフランスのトゥーロンで開催されたフェスティバルで【サクソフォーン小協奏曲(デ・ハスケよりリリース開始!)】を演奏して頂いたことでご縁が出来ました。鳥肌の立つ素晴らしい演奏にクラリネット奏者の三浦幸二さんと共に感動したことを今でも覚えています。せっかくなのでフランスでのその他の想い出もご紹介!

フェスティバルが開催されるトゥーロンに行く前にJAL便にてパリに滞在。初めてのパリということもあり定番の観光名所も訪れました。美術館は有名どころが多くこの数日では周りきれませんでしたが、補足として再度昨年8月にイタリアのヴェネツィアに行った帰りにパリに滞在しほとんどの美術館は堪能しました。壮大な芸術作品の集まる素晴らしい都市ではありましたが残念なことに意外にもイメージとは違ってパリの街は汚い…。道路には絶えず大小のゴミが落ちているのです…。ですが噂とは異なり英語も通じましたし、人々も優しく親切だったので非常に住みやすい環境に思えました。さて中でも印象深かったのはマイナーではありますがギャスターヴ・モローの美術館でした。モローの住んでいた家が、そのまま美術館になっていることもあり規模は大きくありませんが素晴らしかったです。以前、ヤマハ吹奏楽団浜松の委嘱で【「神秘の花」—ギャスターヴ・モローに寄せて 】という作品を書いたこともあり想い入れのある絵画がたくさんあって感動でした。

フェスティバルのあるトゥーロンに行く前にララン氏と会いリハーサルを行うため、パリからエールフランス航空国内線を使用して南に位置するニースに立ち寄りました。ここでは本当に風景に感動しました。美しい海に美味しい料理。治安も悪いと聞いていましたが危険は全く感じませんでした。若干、英語が通じなかったので“ヤギ語(=やぎりん語)”を使用する場面もありましたがシャガール美術館なども訪れるなど楽しめました。カルボナーラも美味しかったですし写真のムール貝は一人前のしかも前菜。とても驚くことばかりでした。

日本のディズニーランドは電車ですぐのところに住んでいるのに何年も行く機会がありませんでしたが、パリのディズニーランドはせっかくの機会、シャルルドゴール空港から電車で20分くらいの距離だったので立ち寄ってみました。基本的に日本のアトラクションに似ているという印象でしたがステーキハウスなどがありお酒も呑めるしにぎやかな雰囲気。お土産品はパリをモティーフにしたものが多いのでショッピングも楽しめる感じでした。今のところ3月に再びパリに行く予定なので更に見聞を広めたいと思っています。

さて明日から盛岡に出発です!

★ 新譜音源UP!

12月 30, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

いよいよ本年も僅か…。色々なことがあった一年ですが何とか新年を迎えられそうです。さて東北福祉大学吹奏楽部(指揮:松崎泰賢)が録音した最新の音源が入手できましたのでご紹介します。

■ 「ニルマル・ヒルダイ」〜 マザーの微笑みに包まれて…【ノーカット版】〈未出版・作曲者より楽譜提供〉

本年の全日本吹奏楽コンクールで披露された東北福祉大学吹奏楽部の委嘱シリーズ第5作。コンクールではカット版が演奏されましたが、こちらは全曲版となっています。

■ メモリーズ・オブ・フレンドシップ(出版:ブレーンミュージック)

シンガポール吹奏楽コンクール2011年度課題曲。主に中学生によって演奏されたマーチです。

■ ザ・シンガポール・フライヤー(出版:ブレーンミュージック)

シンガポール吹奏楽コンクール2011年度課題曲。主に高校生によって演奏された序曲です。

東北福祉大学吹奏楽部は既にシンガポールでも八木澤作品のエキスパートとして知られる仙台に位置するバンド。本年は多くの困難のあった年ではありましたが音楽的には益々深みが増したように感じます。来年は益々のご発展をお祈りしています。

○ 東京やぎりん会&忘年会!

12月 27, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

休み無く26日は堀越高等学校吹奏楽団で委嘱作品【もののふ】のレコーディングを府中の森芸術劇場で行いました。色々と機材のトラブル(何故か電子ノイズが入ってしまう…)で大変な面もありましたが何とか解決!吉澤隆先生の熱い指揮と生徒さんたちのエネルギッシュな演奏がCD化されるのが楽しみです!

そして終了後は吉澤先生、レコーディングに駆けつけてくださったクラリネット奏者の三浦幸二さん、サクソフォーン奏者の浅利真さん、なんと!吹奏楽団の指揮者でありトランペット奏者の湯浅幸嗣さんと共に新宿に向かいました。夜は「東京やぎりん会2011」が開催されました。会員はプロの音楽家から指導者、教育者、楽器業者、出版社など多岐に渡るため通例の6月開催が日程が合わず断念し本年は今回の1回のみ。【輝きの海へ】【はてしなき大空への讃歌】の委嘱者でありスクールバンドサポーターとして全国各地でご指導をされている田川伸一郎先生、【コロポックルの棲む渓谷「神居古潭」】の委嘱団体である陸上自衛隊第2音楽隊(旭川)の元隊長を務められていた加藤良幸氏といった新しい方々に加え、遠方からは富山、新潟からも特別参加があり多くの交流が生まれました。二次会にも20名以上の参加があるといった大盛況!幹事はウインドアート出版代表の神長一康さん、浅利さん、そして当日の大人数をまとめる特別幹事は教育芸術社営業マンである小野慎也さんが 務め、細かな気配りのある対応に参加者は大絶賛!素晴らしい大学の仲間たちが素晴らしい「交流の場」を演出してくれました!心より御礼申し上げます!終電の無くなりかけた三次会は三浦さん、浅利さん、湯浅さん(写真)でワインを呑み、最後は三浦さん、湯浅さんの2人が残り結末を知らぬままタクシーに乗りました。

本日、27日は【あすという日が】でお世話になっている教育芸術社に伺いました。ブレーンミュージックのオンラインショップでも当作品がスコア&パート譜のセット販売が開始された(ブレーンHP参照)こともあり広島から大江賢一さんが来社され偶然にもお会いすることが出来ました。ランチは小野さんと一緒に1月の盛岡での講習会の打合せをしながら定食を!かなりのボリュームです!この講習会では合唱指導者として著名な渡瀬昌治先生が講師を務められ【あすという日が】の原曲である混声3部版(中学生向け)に加え、同声2部版(小学生向け)が取上げられます(この2つの版は小学生と中学生が同時に歌うとキモるよう工夫して制作しています)。又、同じく山本瓔子先生の詩で作曲した混声3部合唱曲(中学生向け)【光を抱こう】も取上げられるため私も講習会のゲスト出演が決まっています。よって年始は4日より遠征がはじまり年末年始の自宅にいる数日間で多くの仕事をしなくてはなりません!

さて夜は合唱界の関係者の皆様と懇親会を兼ねた忘年会に参加して参りました。【あすという日が】の作曲した時にお世話になった教育芸術社編集部の呉羽弘人さんともようやくお酒をご一緒できた他、約1年ぶりくらいに合唱曲【マイバラード】の作詞・作曲家として有名な松井孝夫先生にお会いすることができました。とても気さくで温かいお人柄がにじみ出た作風は教育現場に大変人気があり、貴重にお話もたくさん伺うことができました。多くの素晴らしい方々にお会い出来たかつ、吹奏楽界とはまた違った雰囲気が新鮮で楽しい時間を過ごさせて頂きました。二次会は松井先生を中心に6名ほどで。今回も電車で寝過ごし終電を無くし、、、タクシーで帰り多額の出費はありましたが良き授業料を払ったと思い来年につなげていきたいと思います!

 

◆ 仙台〜市川へ!

12月 25, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴから帰国し休む間も無く尚美の授業を行い翌日から仙台入り。東北福祉大学吹奏楽部の定期演奏会でゲスト出演がありました。卒業生から音楽監督である松崎泰賢先生に想い出になるような作品のプレゼントを贈りたいということで協力し作曲した【けやきの杜で…】は仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーン奏者でもある松崎先生のトロンボーン独奏と卒業生約20名の小編成で演奏できる4分程度の小品。私の指揮でアンコールとして演奏させて頂きました。又、第2日目には客演指揮として恩師でもある佐藤正人先生が福祉大のサウンドに新しい風を吹き込みました。客席の空気が変わるあの緊張感のある音楽創りはいつもながら恐れ入ります。2公演とも例年以上の集客もあり大盛況でした!

もちろん宴会も毎日続き仙台っ子ラーメンの「こってりひき肉入り」も2回食べる機会に恵まれました!(仙台に行ったら私が必ず行く店です!)松崎先生はもちろん今回は佐藤先生もラーメン終止に加わり「美味しい!」とお褒めの言葉を頂きました。決して私がラーメンを作った訳ではありませんが、合格を頂けたようでホッとしました。年度始めに体調を崩された佐藤先生ですが完全復帰、いやそれ以上のエネルギーに満ちた姿で嬉しく思います!

25日には仙台から地元市川市に直行して近郊の高校生たちが合同で演奏するジョイントコンサートへ。毎年私の作品を取上げてくださっていますが今回は【桜桃の実る季節】【トリーム・クルーズ(昨年の委嘱作品)】【あすという日が】と3曲も演奏されました。久しぶりに地元の先生方ともお会い出来ましたし高校生たちにもクリスマスプレゼントとして特製のポストカードも贈呈!とても盛り上がったコンサートでした!

◇ 第62回紅白歌合戦「あすという日が」

12月 20, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日多くの皆様方からご連絡を頂きました。大晦日の第62回紅白歌合戦において【あすという日が】を夏川りみさん、秋川雅史さんによって歌われることをNHKが正式に公表しました。今年のテーマは「あしたを歌おう。」でありNHKは「2011年は東日本大震災をはじめ、台風による被害など悲しい出来事が記憶に残る年でした。そんな中、被災した皆さんが自ら歌った歌、復興の歩みにエールを送った歌など、あらためて歌の力を感じさせられました。また、サッカーで男子がアジア・チャンピオンに輝き、女子がワールドカップで優勝するなど、大きな励ましをもらった年でもありました。そして来年2012年はロンドンオリンピックの年。多くの選手たちの活躍が私たちに感動・希望・勇気を届けてくれるに違いありません。2011年を締めくくる第62回NHK紅白歌合戦は、そんな明るいあしたへの一歩を踏み出す前向きな紅白にしたいと考えています。すばらしい歌手のみなさんの歌唱で歌をしっかりとお届けし、きたる2012年に向け視聴者のみなさんと一緒に明るいあしたの歌を歌える番組とします。」と発表しています。吹奏楽の世界を中心に活動を続けていた私にとっては、こちらの世界の情報には疎いですが、今後も音楽の力で多くの皆様を勇気づけていけるよう精進したいと思います。

■ 第62回紅白歌合戦公式ホームページ

◆ 帰国→武蔵野音大ウィンド!

12月 19, 2011 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴからの帰国には最大の難関がありました。シカゴを12/18(日)10:15に出発し飛行時間13時間+時差を換算すると成田には12/19(月)14:30に到着することになります。そして同日の東京オペラシティコンサートホールで開催される武蔵野音楽大学ウィンドアンサンブル演奏会に間に合うためには絶対に遅れることはできません。この演奏会では【ペルセウス】がジェームズ・ランブレクト氏の指揮によって演奏され母校ということもあり私は何があっても駆けつけたい一心。成田に14:30到着し初台に18:00なので一見、確実に間に合いそうな雰囲気ですがそうではありません。毎年、シカゴはマイナスの恐ろしく寒い世界。どんなに防寒しても耳や唇に激しい痛みを伴うことも…。そんな状況なので、吹雪などでしばしば飛行機が欠航になるのです…。昨年も作曲家のフィリップ・スパークが飛行機が飛ばずロンドンに帰国するたいみんぐを逃していましたし、我が国の秋山紀夫先生も帰国出来なかったという経緯もあります。仮に飛行機が動いても出発が何時間も遅れることも予想出来ます。現地を数時間遅れればスムーズな飛行計画は難しい。そんな心配を加味したシカゴ生活でしたが今年はなんと、、、日本よりも温かかったのです!コートも入らないという珍しい気候。少し肌寒い日々が続き最終日にパラリとようやく雪が降った程度。もちろん飛行機も通常通り運行。それどころかチェックインカウンターで「八木澤様はよくご利用頂いているので一つ上のランクの座席に変更しておきました」と事後報告で自動的に無償グレードUPまでして頂きラッキーな13時間を過ごしました。 お陰で武蔵野の演奏会には何とか間に合いました、入国手続きなどもあり17:45分到着。

武蔵野音大の演奏会はとても充実したプログラムでした。指揮者であるランブレクト氏はシカゴのミッドウエスト・クリニックでも話題に挙がっていたほどの実力者。実際の音楽だけでなく曲間の呼吸も大切にされる姿勢は全体のプログラムに一貫性を持たせるパフォーマンスに仕上げていました。【ペルセウス】は今回、ハープなどのオプションパートを加えての改訂版の初公開。委嘱校である京都府立桃山高等学校吹奏楽部顧問である安原敏夫先生もご来場くださった他、大学の同期生たち、関係者の皆様もご多忙のなか多数ご来場頂きました。とても素晴らしい音楽を聴かせて頂きとても充実した一日となりました。母校の学生さんの情熱的な演奏を聴けて心より嬉しく思っています。終演後は関係者でオペラシティ53階で忘年会?とても長い一日となりました。