□ 奈良県に滞在中!
昨日は愛媛県松山市より大阪の伊丹空港経由で奈良に入りリハーサル。私の愛用するJAL便は松山空港から関西に運行していなく泣く泣くANAを利用。この際、ANAも積極的に使用することを決意し、この日のためにANAのクレジットカードも申込み承認までされましたが地震の関係か手元に届かず…。又、飛行距離が近い関係か小さな小型の飛行機。バスよりも小さい感じのプロペラ機。ちょうどプロペラの近くの席になり“ブ〜ン”と蜂やハエのような音が絶えず鳴り仮眠を取れず伊丹へ到着。そこから、やまと郡山城ホールへ向かいました。ちょうどゲストでいらしていた大阪交響楽団トロンボーン奏者の矢巻正輝さんが【ヴォカリーズ】のリハーサルを。素晴らしい音色と音楽性に生徒さんもどんどん引き寄せられて行くのが目に見えて判り改めて矢巻さんの才能の豊かさを感じました。実は愛媛でお会いしたユーフォニァム奏者の阿部竜之介さんとも矢巻さんは親しい仲。世の中狭いですねぇ。夜は奈良県立磯城野高等学校吹奏楽部顧問の加藤義明先生とKII-HINTファミリー・ウィンドアンサンブルの皆さんと懇親会。ウインドアート出版の神長夫人も里帰りしていたこともあり参加、ウインドアンサンブル奏のクラリネット奏者の北川靖明さんも駆けつけてくださいました。しかしながら2次会以降は疲労もあり眠気にやられ大変でした…。休んでいるつもりでも休めていない。。。このままニューヨークまで持つか心配。。。
本日は奈良育英中学・高等学校吹奏楽部第28回定期演奏会。作曲家の福田洋介さんをはじめ多くのゲストが出演する豪華なイヴェントとなりました。大阪市立高津中学校吹奏楽部顧問の田中雅朗先生をはじめ多くの先生方が駆けつけてくださいました。創部50周年記念委嘱作品【「公慶の悲願」〜東大寺大仏殿、再建への道】の世界初演は現役の生徒さんと卒業生の合同によって素晴らしい演奏となりました。すっかり忘れていましたが明日、誕生日ということもありサプライズの歌まで贈って頂きました。さて、公慶は奈良の人にとって実はそんなに知られた名前ではないとのこと。私がこのテーマを選んだのは以前シンガポールから帰る飛行機の中で公慶の東大寺再建におけるエピソードの秘話を偶然見たことに始まります。雨の中で公慶は「私には傘があるのに、大仏様には傘どころか屋根も無い…」と深い疑問を持ち、周囲の理解を得られぬまま資金調達をし実現に向けて多くの人々の心を動かします。作品が完成したのが3月10日。大地震の前日ということもあり顧問である廣岡圭司先生は感慨深く想われ、このテーマを震災に重ね演奏会を急遽チャリティコンサートに変更し義援金を集めることを生徒さんと決意されました。関西でも電車の部品が支給されず電車の本数が今月より減るとのこと。関東だけではなく関西方面にも影響が出始めました。多くの心配を抱えながらニューヨークへ間もなく旅立つのが心苦しくも思えます。