○ 仙台から松崎先生が、再会!
大震災の数日前に仙台で一緒に東北福祉大学吹奏楽部の学生さんと楽しくお酒を呑んだ音楽監督の松崎泰賢先生。一時は連絡が途絶え本当に心配をしました。一緒にニューヨークのホフストラ大学に向けて出発する予定もキャンセルし仙台に残られました。その松崎先生が仙台フィルハーモニー管弦楽団の東京公演のためトロンボーン奏者として東京にいらっしゃることになり、もちろんお会いすることにしました。当初は2人で打合せをする予定でしたがオーケストラの同僚でもあられる三上恭伸先生、そしてその教え子であり尚美の学科助手を務める関井うららさん、そして東北福祉大の全ての委嘱作品を扱っているウインドアート出版の神長一康さんご夫婦も参加することになり計6人で、仙台のお二人の無事と再会にドイツ料理、ドイツビールで祝杯。松崎先生の「生きて八木澤先生とこうして呑めるとは思えませんでした…」という言葉には本当に物凄い体験をされたのだと感じるようでした。また嬉しい話では「大学がまだ開始できないけど、学生と連絡を取り皆んな早く練習したい気持ちと再会したい気持ちで以前より絆が深まると思います」といったことも伺えました。「まだ楽器がどんな状態かも、練習室が使える状態かも判らない…」という不安はお持ちのようでしたが、以前にも増して生命力に溢れた明るい笑顔で熱く語られる先生に心より安心しました。一次会を終えた後、松崎先生と2人でワインを呑みに行きました。本当に学生想いの素晴らしい先生です。震災後、最も心配であった松崎先生にお会い出来て本当に良かったです。
■ 「ひと夏の恋」〜けやきの気に抱かれて…
指揮:松崎泰賢 演奏:東北福祉大学吹奏楽部