やぎりん日記

やぎりん!こと、作曲家の八木澤教司の日記です! 日々の体験や感じたことを書いていきます!
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Archive for 12月, 2009

☆ シカゴ(第3日目)

12月 17, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 2nd day”

P1000800P1000780今日はミッドウエスト・クリニックの2日となります。昼、夜と物理的に恐ろしく量の多い食事を食べているし油もの中心のためか身体が重い。たぶん一日4000〜5000カロリーは食べているはず。三浦さんは持ち帰った料理を一人で全部食べていることから5000カロリー以上になっているはず。会場が広いため一日2万歩以上は軽く歩いていますが、それでも消費できるカロリーではありません。。。しかしながら今日のお昼もハンバーガー。とても大きいです…。会場の2Fで作曲家の戸田顕先生と三浦さんとで3人で食べました。私と一緒に写っているのは台湾娘のアイビィーさん。アメリカに留学中ということで台湾クリニックのブースを手伝っていました。とてもノリが良く私が英語が話せないにも関わらず、もの凄い勢いで話しかけてくれましたぁ。アイビィーさんのお陰でかなり英語に慣れることができました。ありがとうございます。

P1000789P1000774午後はデ・ハスケ社のブースで作曲家の皆さんの新譜のスコアを見たり、視聴したり勉強する時間としました。写真は左から【シダス】で有名なT.ドス氏、私、【ノストラダムス】で有名なオーストリアの超人気作曲家のO.シュヴァルツ氏。両氏よりそれぞれ最も推薦の作品を教えて頂き、CDまでプレゼントして頂きました。私も作品集CD【ペルセウス】をプレゼント!ドス氏の幻想的でドラマチックな作風、シュヴァルツ氏のストーリー性のある音楽創りに多くの刺激を受けました。

P1000795P1000794夜はテーヌ商会の波川さんご夫妻、伊東さん、そして何とヤン・ヴァンデルロースト氏とP.スパーク氏と私の6人でディナー。シーフードレストランでの夢のような貴重な時間を過ごさせて頂きました。ヴァンデルロースト氏は私の作品集CD【シンフォニック・エピソードI】【カンティレーナ】【シンフォニア】の指揮をしてくれていることもあり何度もお会いしています。来日も多いので日本語も上手に話されます。氏の推薦のワインと共に美味しい料理をたくさん食べましたぁ。写真は生カキとサーモンです。

P1000791ホテルに着くと22時過ぎ。三浦さんに連絡するとまだ食事をしていないとのこと(名刺を忘れてきた三浦さんは現地で名刺を作成していたようです)。ということでまたまた昨日と同じホテル近くのパブで神長さんご夫妻も誘って2次会。今回も気合いの入った量で食べきれず(私はビールのみのお付き合い)、三浦さんのお持ち帰り&朝食となりました。胃の様子が明らかにおかしい。。。

● 作曲家の肖像

12月 16, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic 

P1000802今回は1日ごとの日記とは違った番外編です。多くの作曲家にお会いしたり、いつもお世話になっている吹奏楽指導者の篠田雄一氏にご紹介、ご協力頂いた関係で写真がたくさん。ということで今回は3日間でお会いした作曲家の写真を一気に紹介したいと思います。まず私と一緒に写っている作曲家。私が中学一年生の時に吹奏楽部に入って一番最初に演奏した作品の作曲家。J.スウェアリンジェン氏です。感動ですね。吹奏楽をやっている人で演奏したことが無いということはありえないほど有名ですね。本当にお会いできるとは思っていませんでした。優しさに満ちたオーラが出ていました。

P1000804P1000801P1000797上記は左からD.ホルジンガー氏。高校生の時に【春になって、王たちが戦いに出るに及んで】を毎日のように聴いていました。中央はJ.バーンズ氏。【交響曲】もコンクールなどでお馴染みですが私にとっては中学の時に演奏した【アルヴァマー序曲】が最も印象的です。右がP.スパーク氏。5月以来の再会でしたが覚えていてくださいました。【ドラゴンの年】や【オリエント急行】は大好きです。

P1000786P10008132009121616160000上記は左から【アルプスの詩】【ブルー・ホライズン】でお馴染みのF.チェザリーニ氏、私の大好きな【指輪物語】のヨハン・デ=メイ氏、デ・ハスケを筆頭する誰もが知っているヤン・ヴァンデルロースト氏。

P1000790P1000812P1000799上記は左から【シダス】【アトランティス】でお馴染みのT.ドス氏、オーストリアの映画、放送界の人気作曲家であり【ノストラダムス】の作曲者であるO.シュヴァルツ氏、作曲家であり元デ・ハスケグループ社長であったヤン・デハーン氏。

P1000778P1000798P1000782上記は左からJ.カーナウ氏、ヤコブ・デハーン氏、T.マー氏。マー氏は来年は来日されるようです。

あまりにも写真が多いのでこの辺までのご紹介にしておきます。

☆ シカゴ(第2日目)

12月 16, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

The Midwest Clinic “The 1st day”

興奮と期待、そして本場はどんな雰囲気なのかを考えると胸が熱くなる。丸2日間ほとんど寝ていないにも関わらず現地時間の朝4時に目が覚める。幸い普段の生活習慣の睡眠時間が少ないためか時差ボケという感覚はまるでない。あと数時間でミッドウエスト・クリニックの会場へ行けることが楽しみで仕方が無い。どうやら三浦さんも早く起きたようで朝の散歩までしたようです。9時頃にホテルのロビーで待合せて専用バスにて現地へ向かいます。バスに乗るために並ぶ人の多さにまず圧倒されました。専用バスなので全ての人が吹奏楽関係者なのです。色々な国籍が混じり本当に世界中から集まっている様子が肌に伝わります。それにしても15分置きに出発するバスにこれだけ混むのだから会場はもっとスゴいのでしょう。幕張メッセの4倍の大きさとの情報。本当に壮大なのでしょう。

P1000819P1000787恐ろしく大きな会場に着くと早速入り口へ。出版社と楽器メーカーのブースが世界中から集まっています。浜松のバンドクリニックとは桁違いなブースの数々で圧倒されます。早速、デ・ハスケ社のブースを探そうとしたら上の方にハルレオナード社の輪が浮いていますデ・ハスケ社はハルレオナード社グループとなったので、間違いなくあの辺り。そう確信しながら向かうと作曲家の皆様がたくさん。。。

P1000815P1000788ヤン・ヴァンデルロースト氏、P.スパーク氏、B.アッペルモント氏を始め日本のコンクールで必ず聴くことのできる人気作曲家が10人近くも普通にいるのです。そして自分の作品をお客さんに説明しているのです。これはスゴイ光景です。そんな状況を目を疑いながらたたずんでいると、私にも声をかけてくださる方が。カメラを持っていたので、私にシャッターを押してほしいのかと思ったら、側にいた三浦さんの通訳によると私と一緒に写真を撮りたいとのこと。海外の指導者の方に写真を求められるとは光栄です。三浦さんの絶妙な通訳によると【マチュピチュ】を今年何度も演奏されたとのこと。嬉しいですねぇ。気持ちを直接お伝えできないのが申し訳ないです…。そして作曲家の皆さんに一通りご挨拶をさせて頂き、特に私が高校生の時に憧れていた【指輪物語】の作曲家、ヨハン・デ=メイ氏には一緒に写真をお願いしました。感動!

P1000817P1000816
しばらく会場を回っていると台湾クリニックのブースを発見。そこで責任者の黄健能さん(左)と初対面。実は私は来年のゴールデンウィークに開催される第4回台湾クリニックの審査員と客演指揮をするとになっています。近くに中華街があるとのことで昼食をご一緒させて頂くことに。この中華料理がまた美味しい。ビールも呑んでしまいましたぁ。会場からタクシーで移動する距離なので情報のない私では自力でここに来ようとは思わない。本当に良い店に連れてきてくださって嬉しく思います。

P1000814会場に戻るとお世話になっているブレーンミュージックのフロリダ支社であるBRAVO MUSICのブースへご挨拶に。ブレーンの社長である村上さんご夫婦と久しぶりの再会。フロリダ支社のMark Humphreys氏をご紹介して頂きました。マークさんはアメリカで【マチュピチュ】は大人気だと熱く語ってくれました(村上さんの通訳による)が半信半疑。なぜならば日本ではあまり演奏されていないからです。ですが、しばらくすると想像もしていなかったことが。次から次へとアメリカ各地の指導者、特に大学の先生が私のネームカードを見て“マチュピチュ、マチュピチュ”と言いながら話しかけてくださったり、写真を求められたりと、マークさんのおっしゃることを肌で感じました。

P1000810通訳をしてくださったのは昼食のハンバーガーを食べ終わったブレーン社長令嬢の明希さん。とても英語が堪能で尊敬します。日本であまり演奏されない【マチュピチュ】【ナスカ】が何故アメリカでこんなにも反響があるのか。逆に近年私が書く小編成対応のものや、グレードの易しい曲にはご興味無さそうな雰囲気でした。易しい曲はアメリカにたくさんあるからかなぁ(謎)。世界遺産&古代遺跡シリーズの続編をこんなにも楽しみにしてくださっている様子を目にして嬉しくて涙が出る想いでした。会ったことも、話したことも無い人たちに音楽を通して気持ちを伝えることができることを実感する一時でした。ありがとうございます。

P1000807P1000805夜は神長さん夫婦と再び合流し、三浦さんと4人で昨日と同じパブへ。その後、三浦さんとどうしてもアメリカのマクドナルドに行ってみたかったのでハンバーガー終止を。噂通り本当に大きかったですねぇ。ただちょっと冷めていている感じが残念。内容の濃い充実した1日となりました。

★ シカゴ(第1日目)

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

シカゴのオヘア空港に到着したようです。東京を15日の18時に出発したのに11時間経ったにも関わらず、時間が戻って今は同じく15日の15時頃。機内のアナウンスも良く判らず、そして入国カードらしきものを2枚とパスポートを片手に入国審査へ。ちなみに入国カードは全て英語のため書き方が正しいのかも不明。とりあえず判らないものは判らない、という信念のもと混んでいる列に並ぶ。“信州のミヤサカ”こと音楽社の宮坂さんに言わせれば“遣隋使だとか昔の人たちの苦労に比べればシカゴ行きなんて大丈夫だよ!”とのこと。確かに昔の人々はスゴイですねぇ。しかも飛行機とか無かったですし…。そんなことを考えながら順番を待ち、入国審査へ。かなり多くの質問をされました。英語の本などに載っている聞き方は全くされず…。かなり困りました。やはり現場ですねぇ。“何故ここへ”と言うので、定番の“サイトシーィング!”と言うと、“シカゴ以外にもフランス、イタリアでも良いのでは?”というようなことを言って話題を発展されられます。なのでそれから先は全ての質問に“だって来たかったんだもん!”と日本語を連発。しばらくすると混んでいたからなのか、係員はお手上げのポーズをして、通してくれましたぁ。

無事に入国

P1000821P1000828P1000825荷物も無事に受取りタクシー乗り場へ。約30分でPalmer House Hilton Hotelへ到着。何とかチェックインをすると置き手紙を受け取りました。一つは神長さんからのルームナンバーの書いてあるもの、もう一つはデ・ハスケ社からのもの。又、三浦幸二さんの伝言も受け取りました。デ・ハスケ社からはミッドウエスト・クリニックへ参加するための参加証のようなものが届いていました。ミッドウエスト・クリニックは参加費が100ドル(何故か浜松のクリニックよりも安い)かかりますが、今回はデ・ハスケ社の関係者として無料で参加できるようです。最上階に位置する部屋に到着すると豪華な雰囲気に大満足!この大きなベットと部屋を1人で使用しても本当に良いのか!と思うほどの贅沢感のある創り。早速、三浦さんと、神長さんに電話し部屋に呼んで明日からについての緊急会議を行いました。三浦さんのニューヨークからシカゴへ向けての武勇伝を聴いていると夜の会合の時間。本日の夜は今回のシカゴに向けて多大なお世話を頂いたテーヌ商会の波川さんご夫妻、同じくテーヌ商会の伊東さんと共にドイツ料理を食べることになっています。作品集【ペルセウス】の件でデ・ハスケ社と関わりを持った名古屋ウィンドシンフォニーの代表でもある三浦さんをテーヌ商会の皆様とお引き合わせをしてディナーに同行することになりました。

P1000827P1000826この会合には今回初めてお会いすることになる大阪市音楽団の三宅さん、高畑さんも加わり美味しい食事とお酒を楽しみながら明日に向けての情報などを伺うことができました。明日からの期待と不安が益々膨らみ、どんな世界が見えるのかワクワクします。

P1000823ホテルに向かうと神長さんご夫妻と再び合流し2次会ということでホテルの隣にあるパブ(こちらで言う居酒屋)に行きました。3品しか頼んでいないのに量の壮大さに圧倒されました。4人でも3割くらいしか食べられず(ちなみに隣のテーブルの方は普通に私たちが頼んだもの以上を食べていました…)残りは三浦さんがホテルに持ち帰り朝食としたようです。3次会は身の危険を感じたのでホテル内のバーで三浦さんと2人でワインを。神長さんは恐いから部屋に帰る、と言って戻って行きました。日付は変わらなくても実際は2日経っている不思議な状況を感じながらも長い1日を終えました。

◎ シカゴへ出発!

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

P1000830遂にシカゴ出発の日となりました。初めてのアメリカへの旅。そして1人での旅の不安と期待を持ちながらも成田空港へ向かいます。昨年のイタリア取材旅行でも感じましたが、やはり成田空港は独特な雰囲気。日本全国の空港を頻繁に利用する私ですが、ここの独特な雰囲気にはなかなか慣れません。余裕を持って出発の3時間以上前に着いたので、スムーズにチェックインできると思いましたが、私の持っているチケットがペーパーチケットというタイプだったようで、自動チエックインができずカウンターの方はとても面倒な雰囲気でした。シカゴの空港でもこんなに大変な感じですか?と、英語の苦手な私はすぐに質問!すると、色々と聴かれると思うので恐らく時間がかかります、との対応。この場では帰りのことは解決できないようなので1つ課題を残したままの出発となってしまいました…。時間がまだ2時間あったので、空港のラウンジで休憩。他の日本の空港のラウンジと違ったことはビールも無料で呑めたこと。これは利用すべきですね!そんな時、ニューヨークのホテルにチエックインしたという名古屋ウィンドシンフォニーの三浦幸二さんよりメール到着。ホテルは現地で探したとのことでしたが無事に見つかったとのこと。さすが一流のサバイバル感覚を持ち合わせた三浦さん!明日、というか時間が戻るので本日シカゴのホテルで合流することになりました。ウインドアート出版の神長さんも同日の朝にシカゴに入っているので合流予定。

P1000829さて、セキュリティー、出国手続きを済ませ飛行機の搭乗口へ。ユナイテッド航空だからなのか日本人が周りに見当たりません…。とにかく満席の様子で混んでいました。既に外国にいるような不思議な感じでした。機内はエコノミークラスでしたが、そんなに狭い印象はなく基本的には快適。食事の質は全く期待していませんでしたが、以外と美味しくビールやワインのつまみに調度良かったです。入国審査もあるし、ちょっと英語の勉強をしようかなと電子辞書を開いた時、悲しくなりました。私の席のライトが壊れて点灯しないのです…。苦情を言うと“ソーリィ!”と笑顔で言われただけ…。勉強はするな!という運命と覚悟しビールやワインを呑みまくりましたぁ。

0123456しばらくして夜食として【きつねラーメン】というのが登場!うどん、じゃないんですねぇ。仙台で日本最後のラーメンを食べたはずなのに。機内でラーメン終止、しかもまだ呑んでいるので偽終止ができるとは思っていませんでした。意外に美味しく、すっかりご機嫌になって呑み続けました。結局、一睡もせずに飛行機を楽しみました。11時間はすぐに経ってしまいましたぁ。

△ 長期留守のお知らせ!

12月 15, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日、12月15日(火)〜12月20日(日)はシカゴで開催されるミッドウエスト・クリニック参加のため長期留守にします。パソコンメール及び、携帯電話&メールは確認できません(国内に戻ってから受信します)。よって返信が遅れご迷惑をおかけしますが予めご了承ください。

2009121501310000

仙台から昨日の夕方頃に戻り、それから急いでシカゴ行きの準備。大きいスーツケースしか持っていなかったので、身動きのとりやすい小さめのスーツケースを購入!インターネットで購入した変圧器もギリギリ到着。とりあえずは何とか揃いました。初のアメリカ一人旅だというのにいつものハードスケジュールのままで、良い意味で不安に感じる暇もない状況で本日を迎えました。本来ならば英語の苦手な私は入国審査対策やホールまでの経路など念入りにチェックをすべきところでしょうが、どうやってもそんな余裕がありませんでした…。どうやら飛行機に約11時間乗っているようなので徹夜で勉強するしか手段はなさそうです。クリニック開催地まで行ければウインドアート出版の神長一康さんや名古屋ウィンドシンフォニーの三浦幸二さんもいるので心配はありませんが、行き帰りの緊張感はやはり現実に本日を迎えるとありますね…。三浦さんは昨日既にニューヨーク経由でアメリカに出発。しかもニューヨークからシカゴへの行き方は現地に行って考えるというサバイバル感覚。携帯も現地で調達とのこと。この度胸は尊敬できますねぇ。神長さんも三浦さんも同じPalmer House Hilton Hotelに宿泊するので、現地で再会できることが始めの目標となります。どんな6日間になるのか、そしてどんな経験や発見があるのか、本当に無事に戻って来れるのか、何かとワクワクするところです。しかし、遅れている作品を帰ってからすぐに作曲再開しないといけないという心配も残しながら…。また帰還したらこのブログにて現地レポートをご報告します。

 

◎ 東北福祉大(第2日目)

12月 13, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

ホテルでちょっと2日酔いで目を覚ましたがコーヒーをたくさん飲むとベストコンデションに戻りました。親友の風間学くんはまだ2日酔いが続いている様子。今日の会場は多賀城市民会館のため移動が大変。しかしながら、いつも東北福祉大に訪れる時に現れる教育芸術社営業マン額賀さんと同僚である中山さんが一緒に演奏会を聴きに行ってくださることになり、中山さんの車にて会場へ移動。ちなみに額賀さんは今回二日間欠席となりましたが、宴会では額賀さんの話題で盛り上がるなどかなりの人気ぶりを見せていました。

2009121313380000本日の定期演奏会第2日目において4年生は引退となります。今年の4年生は【散歩、日傘をさす女性】【優位な曲線】【ヘリンクの朝】の3曲を通して、練習、コンクール、定期演奏会など3年間何度もお会いしたりしたので親しく話すようになっていました。ようやくほとんどの学生さんの名前を覚えたと思ったら引退…。私としても少し寂しいですね…。演奏会は昨日よりも第1部からクォリティが高く、学生さんの指揮も想いの伝わる演奏、コンチェルトも素晴らしい名演。そして本日のゲストである東北吹奏楽連盟理事長、三塚尚可先生の指揮による「タンホイザー」序曲では深い持続力のある新しい福祉大のカラーを垣間見ることのできる熱演となりました。

2009121314510000第2部の音楽監督の松崎先生の指揮による委嘱作品【ヘリングの朝】はコンクールメンバーだけではなく、全ての部員での演奏。全国大会の時とは違った新たなるアプローチの加わった渾身の音楽創り。過去最大級の松崎先生の熱い指揮は学生さんたちだけではなく聴衆も釘付けになりました。風間くんも“聴きに来て良かった”と、涙を浮かべながら聴いていました。 松崎先生とはこの3年間で人間関係が深まったことで、良い意味で遠慮なく音楽について話せるようになりました。松崎先生も私にはっきりご意見をおっしゃてくれますし、私も仙台フィルハーモニー管弦楽団といったプロの音楽家である松崎先生と知りながらも、失礼で生意気ながら、特に解釈や表現方法では、はっきり気持ちをお伝えできるような関係になりました。楽譜上のみのお付き合いに止まらず、私の気持ちをご理解頂いて音楽創りをされたからなのでしょうか。特に今回は楽譜に書ききれない、微妙なニュァンスまで読み取ってくださる熱演でした。私以上に作品を理解してくださっていると強く思いました。恐らく私が指揮をしても、ああいった演奏はできないでしょう。松崎先生、学生の皆さん、心温まる演奏をありがとうございました。

20091213211300002009121321180000200912132125000020091213234000002009121400580000終了後は松崎先生と引退する4年生のみの0次会。その後、100名近くのメンバーによる1次会。三塚先生や教育芸術社の中山さん、風間くんも出席。その後は3年生を中心としたメンバーで2次会が深夜12時過ぎまで続きました。 最後は昨日果たせなかったラーメン終止を無事に行いました。さすがにシカゴではこの終止はできないので、悔いの残らないラストとなりました。明日は帰ってシカゴ出発の準備をしなくては。

○ 東北福祉大(第1日目)

12月 12, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

本日は現在私と最も深い関わりを持つ東北福祉大学吹奏楽部の第32回定期演奏会第1日目。同部は本年で委嘱作品での全日本吹奏楽コンクール三年連続出場を達成しました。しかしながら彼らはコンクールだけを目標としているのではなく、慰問演奏や本日の定期演奏会など全てに全力を尽くして活動しています。音楽監督兼指揮者である松崎泰賢先生とも同じく3年のお付き合いになりますがとても人間性の深い音楽家であることを年々痛感します。松崎先生に初めてお声をかけて頂いたのは東京芸術劇場大ホールで開催された3年前の21世紀の吹奏楽“響宴”の時。ロビーに展示されるウインドアート出版のブースで“毎年作品を演奏させて頂いています”とご挨拶を頂き、その一ヶ月後にお電話をがあって【散歩、日傘をさす女性】をご依頼頂きました。それから3年間とても早かったです。

2009121312370000定期演奏会第1日目は福島県の吹奏楽指導者である二階堂卓さんと福島駅で待合せして彼の車で直接ホールへ向かいました。到着すると恒例の部員の手料理が待っていました。この料理はいつも美味しく沢山食べてしまいます。昼食が終わるとすぐに本番。第1部はクラシカルな作品と学生さんによるコンチェルトが演奏されます。学生指揮での演奏はいつもの松崎先生の演奏とは当然ながら雰囲気が異なりフレッシュな感じで新鮮に楽しめます。第2部では東北福祉大と昨年から交流を持ち始めた静岡大学吹奏楽部の委嘱作品【マヤの紋章】がメインとして演奏されました。練習に立ち会わず初めて聴かせて頂きましたが素晴らしい!八木澤作品を熟知した松崎先生と学生さんならではの解釈で、エキサイティングな場面から、感動的なコラールを楽しませて頂きました。 バンド全体のレベルも年々高くなっていると強く感じました。明日の【ヘリングの朝】も楽しみです。

20091212195300002009121218400000終了後は松崎先生と3年生の幹部との軽い打上!だったはずが、かなり遅くまで呑みました。親友である風間学くんも東京から明日の演奏会の応援に駆けつけてくれたり、武蔵野音大の同期である小野慎也くんもご多忙のところ仕事を終えて途中から宴会に顔を出してくれました。松崎先生と風間くんと3人で15分くらいで食べた牛タンとビールが効いたのか、かなり後半は酔って記憶が無いです。しかもシカゴの準備のため徹夜での参加だったので…。そんな私を学生さんは温かい笑顔で見守ってくれました。さすがは福祉の心です。深夜1時過ぎ頃より松崎先生と二階堂さんと風間くんと4人で3次会。私は既にほぼ寝ていたようですが、二階堂さんによると私は寝ながらも牛タンを食べていたそうです。皿の8割を1人で食べたようですが全く記憶が無いです…。眠気のためラーメン終止ならず…。

★ 尚美で!

12月 09, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

P1000035昨日と今日は2日連続で尚美へ。今日は通常の授業ですが、昨日は尚美の委嘱作品として手がけた【サクソフォーン小協奏曲】の練習。親しくさせて頂いているサクソフォーン奏者の中村均一先生(以前に別の仕事でご一緒した時の写真)と一年生バンドによって1月24日(日)に王子にある北とぴあ、で世界初演となります。このイヴェントは毎年恒例の【尚美ウインドフェスティバル】です。そして私も指揮者としてこの初演に関わることになっています。本番まで中村先生と私とバンドとの合わせができる機会はあと1回…と限られていますが、中村先生の感動的な演奏に学生さんたちが引っ張られていく様子がとても伝わって来たので、きっと良い演奏になるのではないかと期待しています。

Ii3VuXということで練習回数が限られているので本日は中村先生と昨日の録音を基に、より良い音楽創りの打合せ。気づくと1時間半も打合せしていました。前半がロマン派風の八木澤コラールで、後半が【マリンバ協奏曲】で試みたバロック風の作風で仕上げた約8分の作品です。私もしっかり勉強して良い本番になるよう頑張ります!

20091209184400002009121118360000又、来週はシカゴ滞在中のため年内の尚美への出勤は本日で最後。いつもお世話になっている企画広報課、入学相談課へご挨拶に行くと、不思議なパンのアクセサリーがあったので写真に納めました。ふわふわしていました。今度見つけたら買おうと思います。どこに売っているのでしょう???そして来年度の体験入学のパンフレットも頂いたのですが!何と私の担当日に村田努さんデザインの【やぎりんマスコット】が載っているではありませんか!早速、学生さんたちに見せると“似てる、似てる!”とウケてました(笑)。そんなことで2/28(日)の尚美体験入学では私の新譜を中心に合奏したいと思いますので、高校生の皆さんぜひご参加ください!

● シカゴ準備…

12月 07, 2009 By: S.Yagisawa Category: 日記

いよいよシカゴに旅立つまで一週間となってしまいました…。ツアーだったら何の心配もありませんが、英語のほとんど話せない私が1人で現地まで行き、帰りも海外の空港を1人で乗切り帰還するのは至難の技。世界最大級と言われるミッドウエスト・クリニックの会場に着いてしまえばウインドアートの神長一康さんをはじめ知人も多々いるのでそこまでは心配はないと思いますが、やはり行き帰りはとても心細い。地域的に危険も何かと多いようで注意すべきアドバイスも多々頂いているので心の準備はできてきていますが、手荷物や変電圧器など小物の必需品を揃えるのは地方遠征ばかりな私にはなかなかまとめて用意できません。そんな準備や事務作業をしていると、落ち着いて作曲も出来ず少し焦り気味。初めてのアメリカ大陸進出がたった1人とは思ってもいませんでした…。これも試練。乗り越えなくては!

waさて、ウインドアート出版はプロモーション用に新しいCDを制作(海外限定非売品)。画像のCDがその実物ですが、これは国内では入手不能ですが内容はかなり充実。【サグラダファミリアの鐘】の堀越高等学校吹奏楽団によるセッションレコーディング版の収録に加え、東海市吹奏楽団の初演版【太陽への讃歌—大地の鼓動】など興味深いものが収録されています。私も実物をまだ見ていませんがシカゴでのご対面を楽しみにしています。サンプルを入手できましたら関係者へのお土産にしたいと思います。

20091207213600002009120722010000そんなこんなで曲が上手く進まない時は軽くBARで呑んで、少し睡眠を取ってから作曲するようにしています。数年前まではカクテルが大好きでしたが、今はカクテルではなくワインかウイスキー系といった感じ。基本的にワインが多いですね。地元である本八幡駅付近にあるBAR PEATという店に行くことが多いですが、最近はチーズにもはまっています。とても静かで雰囲気のあるBARなので1人で軽く呑むのにも最適な環境です。夕食を食べずにBARで呑んだ時はラーメン終止も良いですね。今日は味噌ラーメン終止をしてしまいました。“無料で大盛りにできますょ”と言われたので、お願いすると恐ろしい量でした…。BARとラーメンの組み合わせ、客層も雰囲気も全然違うこの環境。それを同時に体感できるのは刺激になりますね。でも今日は食べ過ぎました…。